トルコ共和国に新規進出 ~「Garanti Koza 社」と合弁 同形態での新規進出は日系ゼネコン初~ 平成26年5月 前田建設工業株式会社 <概要> 前田建設工業株式会社(本社:東京都千代田区、社長:小原好一)は、平成 26 年 4 月 4 日、トルコ共和国 イスタンブール市において、当社とトルコ大手建設・不動産会社の Garanti Koza İnşaat Sanayi ve Ticaret A.Ş.社(本社:イスタンブール市、/会長:Mehmet Şükrü İlke 氏。以下、 「Garanti Koza 社」 。日本語読み、 「ガランティコザ・インシャート社」 )との間で、建設工事及びコンサルタントの合弁会社を設立しました。 日系ゼネコンとしては、初の合弁形態での新規進出となります。 新会社は日系企業の生産施設、そして同国内および周辺国の免震・制震技術のコンサルティング受注を目 指します。また合弁会社による事業のみならず、当社単独もしくは合弁相手先との JV など、柔軟な協力形態 により事業案件に取り組みます。 <経緯> 年 11 月:当社と Garanti Koza 社との間で「業務提携契約」を締結。超高層ビル、住宅、病院、エ ネルギー・インフラ関連工事もしくは、PPP 関連も含めた広範な事業協力を合意。協力地域としては、 トルコ国内及び周辺の中東、バルカンなどを含む 年 3 月―11 月:当社が Garanti Koza 社のイスタンブール市内の大規模住宅開発案件に対して免震・ 耐震技術アドバイスを提供 ・2014 年 3 月:両社間で合弁契約締結 ・2014 年 4 月:合弁会社設立完了 <新会社概要> ・名 称: GKMC İnşaat ve Danışmanlık A.Ş (GKMC Construction and Consultancy Inc.) ・登録地:イスタンブール市内 ・事業内容:建設工事及びコンサルティング業務 ・出資: 50% Garanti Koza İnşaat Sanayi ve Ticaret A.Ş.社(本社:イスタンブール市) 50% 前田建設工業株式会社(本社:東京都千代田区) ・取締役:2 人(各社 1 名) ・社 長:Ergul Hacim 氏(Garanti Koza 社 社長) 、当社は副社長を任命予定 <トルコの建設市場> ・2012 年トルコ国内建設市場:約 300 億米ドル(海外での売上規模も同程度の約 290 億米ドル)内訳とし ては、インフラ 20%、住宅関連 60%、その他商業施設など 20% ・2020 年までには 880 億米ドル(1760 億 TL)に建設市場規模が拡大する予測あり ≪2013 年≫ ≪2023 年≫ 高速道路: 2,236 km ⇒ 7,500km 高速鉄道: ⇒ 10,000km 888 km 空港乗客数: 1.7 億人 ⇒ 4 億人 <Garanti Koza 社について> トンネルやダムなど大型土木工事で成長するも 現在は不動産開発事業が中心 (沿革) 年:Garanti Bankasi の子会社 Garanti Insaat としてアンカラに設立、52 年にはイスタンブール に本社を移転し政府発注案件を手掛ける 年:Koc グループが Garanti Insaat の株式80%を取得しグループ傘下に入る 年:株式会社化し、工業インフラや住宅プロジェクトに国内外で取り組み始める 年:ドイツ Hochtief が Garanti Insaat の株式40%を取得、 90 年に Koza 社と合併し社名を Garanti Koza に変更 年:英国 Balfour Beaty が 49%の株式を取得し Garanti Balfour Beatty 年:Garanti Balfour Beatty の株式 98%を Mehmet Şükrü İlke 氏(現会長)が取得、社名を GARANTİ KOZA İnşaat Sanayi ve Ticaret A.Ş に変更 <今後の展開> ・トルコに進出する日系企業の生産施設関連建設工事 ・トルコ国内及び周辺国の建築案件における免震・制震技術のコンサルティング ・トルコ国内における PPP 案件への取組 ・合弁会社だけでなく、当社単独もしくは合弁相手先との JV など、柔軟な協力形態により各事業に取組 ・トルコ国内地下鉄などインフラ案件、トルコ周辺国での日本政府 ODA 案件も視野 <問い合わせ先> 〒179-8914 東京都千代田区猿楽町 2-8-8 猿楽町ビル 前田建設工業株式会社 総合企画部 広報グループ 電話03-5217-9514
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