(3)地域の絆プロジェクト

重点プロジェクト(地域の絆プロジェクト)
(3)地域の絆プロジェクト
【目 的(めざす姿)
】
地域コミュニティを中心に快適で暮らしやすいまちをつくります。
【戦略的視点と目標】
市民協働によるまちづくりの基盤である地域コミュニティの活性化を図るとともに、NPOや地域
リーダーなどのまちづくりの担い手を地域全体で育みながら、高齢者福祉や子育て支援など、暮らし
の様々な分野における協働によるまちづくりを進めます。
【プロジェクトの狙いと今後の展開方針(関連事業)】
プロジェク
ト の 狙 い
(柱)
①自治会や町内会などの地域コミュニティ活動の支援・活性化支援
・自治会などの地域コミュニティ活動の支援・活性化支援
・行政サービスの提供のあり方検討
(平成26年度の取組み)
・平成24年度に策定した「地域コミュニティ推進指針」に基づき、住民が主体となって行
動できるよう、地域コミュニティ活性化の仕組みを再構築するため、モデル事業を継続し
ます。
そのモデル事業では、
「地区自治協議会」の検証作業や評価を行い、市内全域での実施に
向けた制度設計を行います。
併せて、町内会の規模や部会・班構成などの基本的な組織構成や町内会運営のための「活
動の手引き」などを、
「町内会活性化ガイドライン」としてまとめ、4モデル地区での検討
を行った後、各町内会に提案します。
・地域コミュニティの活動の拠点となる地区公民館において、生涯学習を通じ担い手となる
地域の人材育成を行うために、計画的な職員研修を図るとともに、職員が積極的に地域へ
出向き地域住民と一緒に考える場を設けるなどして、新たな講座開設を図り、機能を強化
します。
今後の
展開方針
・人口減少が著しい離島については、地域コミュニティを支え存続させる地域の核となるよ
うな人材の育成を行います。
UIターンや二地域居住等の促進に向けた取組として、宇久島内の空き家情報を集約し、
市ホームページで情報発信を行うとともに、長崎県が主催して開催される首都圏在住者向
けUIターン相談会「ながさき田舎暮らしキャラバン(東京)
」に参加するなど、UIター
ン等の対策を積極的に推進します。また、平成25年度から発行されている「しまとく通
貨」の販売(消費)拡大に努め、宇久島への交流人口の拡大と島内での消費促進を図りま
す。
・補助金の統合、地域福祉計画やその他行政計画とのすみ分け、組織の統合なども含めて、
全庁内横断的に整理・検討します。
補助金については、申請から交付まで一括して行う包括的な補助金の導入に向けて、検
討します。
(中長期的取組み)
・単一町内会等をコミュニティの核としつつも、地区自治協議会とも相まって住民が主体と
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重点プロジェクト(地域の絆プロジェクト)
なって行動できるような、地域それぞれの活性化の仕組みを構築し、複雑・多様化する地
域課題の解決を図るための支援を行います。
また、身近な地域における高齢者支援、子育て、防犯、防災、生涯学習などの活動を行
っている町内会等の地域コミュニティとの連携を図り、必要な支援を行います。
・地区公民館の役割として、地域の課題解決につながるような講座を開設し、将来的には地
域の核となるリーダーを養成するような講座の開設を目指します。
・離島においては、改正離島振興法(平成25~34年度)に基づき新設された、離島活性
化交付金を活用した取組み等を検討するとともに、人材育成や各種事業による地域コミュ
ニティの活性化を推進します。
・UIターンについては、空き家情報の発信を継続しながら最新の情報とするため、自治会
等とも連携を密にし、情報を共有します。
・移住者が地域住民と交流し、快適に住めるよう、サポート体制の充実を図ります。
・補助金の統合、地域福祉計画やその他行政計画とのすみ分け、組織の統合なども含めて、
全庁内横断的に整理・検討します。
○コミュニティ活動等支援事業(市民生活課)
関連する
事務事業
計画期間中
の事業費
○地区公民館活性化事業(公民館政策課)
○離島半島振興対策事業(地域政策課)
○生涯学習支援事業(社会教育課)
平成25年度
241,694 千円
平成26年度
平成27年度
240,126 千円
296,693 千円
平成28年度
264,418 千円
3か年合計
(26~28)
801,237 千円
②協働によるまちづくりの基盤整備及びその実践
プロジェク
ト の 狙 い
(柱)
・協働によるまちづくり事業の展開
(地域福祉計画及び市民協働推進計画の推進など)
・交通不便地区対策(新交通システム導入支援など)
(平成26年度の取組み)
・平成25年度に実施した「市民協働推進計画(第二次計画)
」の中間見直しに基づき、より
現状に則した「市民協働によるまちづくり」を推進します。
・市民と市職員がともに市民協働について理解し、共通認識のもと、まちづくりを推進する
ため、引き続き「職員研修」や「市民協働交流月間」を開催し、市民協働に関する意識啓
今後の
展開方針
発を図ります。
・人口減少及び少子化対策に資する取組みのひとつとして、
「させぼdeまちコン」を開催し、
人と人との出会いや交流を通じて、多様な人とのつながり・絆を深めることができる場を
創出します。
・市民協働によるまちづくりをより幅広く展開していくため、市民と行政が“協働”に取組
み、その実践を通して互いのつながり・絆を深めていく「提案公募型協働事業」を実施し
ます。
・住民主導の地域福祉の実現に向けて、地域コミュニティの再構築への取組を整理しながら、
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重点プロジェクト(地域の絆プロジェクト)
平成26年3月に策定した「第二期地域福祉計画」をもとに、市と社会福祉協議会が一体
となり、着実に地域課題の解決に取組み、このことにより、地域の絆の再構築を図ります。
・交通不便地区及び交通空白地区の解消を図るため、三川内地区など3地域で、予約型の乗
合タクシーによる社会実験に向けた準備に取組むとともに、優先度が高い新たな地域の対
策に着手するため、地域との協議を推進していきます。
(中長期的取組み)
・平成27年度に「市民協働推進計画(第三次計画)
」の策定を行い、協働によるまちづくり
の更なる推進を図ります。
・市と社会福祉協議会が一体となり、民生委員など地域のキーパーソンと連携しながら個人
を支えていく仕組みづくりの検討を行い、地域における(組織化された)福祉社会の構築
を目指します。
・平成29年度までに交通不便地区の解消に向けて、新たな交通手段の導入を図るため、累
計13地区について取組みを行うこととともに、導入にあたっては、市民協働の視点で効
率的なダイヤや運行方法を検討するなど、持続可能な仕組みの構築を目指します。
○市民協働基盤整備事業(市民協働推進室)
関連する
事務事業
計画期間中
○市民公益活動支援事業(市民協働推進室)
○地域福祉推進事業(保健福祉政策課)
○交通不便地区対策事業(公共交通推進室)
平成25年度
平成26年度
平成27年度
平成28年度
3か年合計
(26~28)
の事業費
123,184 千円
97,977 千円
144,821 千円
136,033 千円
378,831 千円
③NPOや地域のリーダーなど新しいまちづくりの担い手を育む・生業の創出
プロジェク
トの狙い
(柱)
・NPOやボランティア組織の育成と活動支援
・各種団体・人材のネットワーク化
・中間支援組織などの設立支援や育成
・ソーシャル・ビジネスの育成支援
(平成26年度の取組み)
・させぼ市民活動交流プラザについては、単なる活動の場の提供から、人づくり・交流の場
としてのソフト面での充実を図ります。
そのためNPOやボランティア団体の担い手を育成し、ネットワーク化を図るために、
今後の
展開方針
本施設を活用した相談機能の充実や「市民活動支援講座」を「定例プログラム」として開
催します。
併せて、平成25年度に立ち上げた「させぼ市民活動交流プラザ運営協議会」において、
本施設に多様な人が集うことができるような定例プログラムの展開や、交流できる場の仕
組み作りなどについて、具体的な検討を継続します。
・市民協働によるまちづくりをより広く展開していくため、市民と行政が“協働”に取組み、
その実践を通して互いのつながり・絆を深めていく「提案公募型協働事業」を実施します。
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重点プロジェクト(地域の絆プロジェクト)
・地域課題を解決する担い手となり得るNPOなどの自立化のための支援(市民活動団体自
立化支援補助金)を行い、市民が活動しやすい環境づくりを推進します。
(中長期的取組み)
・させぼ市民活動交流プラザの指定管理者制度導入について「市民協働推進計画(第二次計
画)
」の最終年度である平成27年度までに、現状のインキュベーションとしての事務所の
役割などを含めその是非を検討し、市民公益活動団体の活動拠点として機能強化を図りま
す。
・市民活動団体への運営に関する支援や市民活動の拠点を整備することにより、市民が活動
しやすい環境づくりを推進します。
また、NPOの立ち上げや活動の支援などを行う中間支援組織の設立支援や育成に努め
ます。
・地域の課題をビジネスにつなげる「ソーシャル・ビジネス」への展開と育成を支援します。
関連する
○市民公益活動支援事業(市民協働推進室)※再掲
事務事業
計画期間中
の事業費
平成25年度
10,575 千円
平成26年度
平成27年度
10,974 千円
21
9,886 千円
平成28年度
10,716 千円
3か年合計
(26~28)
31,576 千円