自主国際 海外研修報告書

自主国際 海外研修報告書
生命科学コース 2 年 大野 礼奈
【活動名称】
University of Queensland Morton Bay Research Station での海洋実習およびに
Environmental science society(UQ)の生徒と共同イベント企画
【活動場所】
・University of Queensland Morton Bay Research Station
・University of Queensland
・Tamborine Mountain
【企画内容】
1, University of Queensland Morton Bay Research Station での海洋実習
8/15
ゴールドコースト着
8/16
David Fleay Wildlife Park の見学、英語講座の参加
8/18~23
University of Queensland Morton Bay Research Station での海洋実習および他
大学生徒との individual project の取り組み(別紙参照)
2, Environmental science society(UQ)の生徒と共同イベント企画
8/24
前日打ち合わせ
8/25
Bush walking
予定:Tamborine Mountain
8/26
UQ Marine Biology 施設・研究室訪問
放課後に食事をしながら自主企画“Beautiful environment of Japan”の開催
17:30~18:00 Lecture room でのプレゼンテーション
18:00~19:30 Café で学生達と夕食、交流
8/27
UQ Health Science 施設・研究室訪問
Brisbane 海洋博物館訪問
8/29
帰国
【海洋実習】
今回 8/16~8/23 まで参加していた海洋実習では、主に North Stradbroke Island にあ
る University of Queensland Morton Bay Research Station で活動を行った。日本か
らは獣医学部・生物系の大学生が参加し、3 人ずつ共同で研究施設の寮に泊まった。実
習は毎日 3 つずつ行い、individual project では 3 人ずつの班+外国人教師で基本活動
した。講義・実習は以下のとおりである。
講義内容
1. Origin and ecology of Moreton bay and North Stradbroke Island
2. Manta Rays
3. Whales, dolphins and dugongs covering local history and research
4. Poisonous and venomous animals
5. Management of Marine parks
6. Basicl English Conversation
実習
1. Rocky vs sandy shores - transect of rocky shores (zonation and adaptations)
2. Seine netting - catch fish
3. Fish identification and examine their adaptations
4. Effect of marine rubbish - transects examining rubbish deposited on the beaches
5. Point Lookout gorge walk - marine mammal activity (manta rays, turtles etc,) )
6. Plankton workshop - usually at night, this activity uses microscopes to examine
plankton
7. Dolphin Spotting - Marine mammals activity
8. Seagrass - transect of seagrass
9. Individual projects
Individual projects では、Plankton の種数と量の昼と夜での違いをテーマに潮の満
ち引きの強い桟橋で活動を行った。講義・実習自体は英語で基本的に行われるものであ
ったが、日本人学生同士は英語が多かったので英語の面としてはリスニングからの理解
力に一番影響したのではないか。また、最終日での Individual projects の発表は英語
で行ったので自分から英語で発信する力を鍛えることが出来たと考える。
North Stradbroke Island には数少ない野生のコアラを観察することが出来、日本でしか
見たことのない動物園のコアラとは違い、コアラの生態を野生のコアラから学ぶことが出
来た。しかし、そこにいたコアラも何年後かにはこのままでは絶滅されると言われている。
オーストラリアには海洋生物だけでなく、コアラやカンガルーなど野生の陸上動物も多い
のでどうやって絶滅から救うことが出来るかを考えることが出来た。(この島ではないが、
オーストラリアの高速道路の横にはユーカリがたくさん生えており、だいたいのユーカリ
にコアラがいた形跡を発見することが出来た。ここ最近コアラの死亡原因として高速道路
でひかれることが多いので人間の土地開発といった面でも考え直す必要があるのではない
か。
)
<上:University of Queensland Morton Bay Research Station>
<下:Plankton 実習>
<左上: Point Lookout gorge walk>
<右上:研究施設付近で見られたペリカン>
<下:Bris,GC でよく見られる Lorikeet>
【Tamborine Mountain】
海洋実習が終わった後に、Brisbane に移動し 6 月頃から連絡を取っていた UQ の生徒 3 人
と Tamborine Mountain に Bush walking に行った。現地学生 3 人は三年生であった。(オ
ーストラリアでは卒業年なので、卒研を行っていた。) この 3 人は自分たちの専攻にと
ても興味を持っており、意欲的であることが Bush walking の最中に感じられた。彼ら
は、分厚い植物図鑑を持ち、特にオーストラリアにしか見られない植物を淡々と説明し
てくれた。また、私が質問することにも全て丁寧に答えてくれた。これは、正直日本の
学生とは大きく違う面であると思った。実際に、私は同じことが日本であったとしたら
図鑑があろうと説明をスムーズに行うことは出来であろうし、学部 4 年生でも難しいの
ではないだろうか。日本では、現在大学にそれとなく進学することが当たり前のように
なっているが、オーストラリアでは大半の学生が高校卒業後に働いてお金を貯めてから
自分の力で大学に通っているので、感じている重みが違うのだろうと思った。
【プレゼンテーション】
同 コ ー ス の 久 次 と 共 に 、 UQ で 生 物 を 専 攻 し て い る 生 徒 を 対 象 に Beautiful
environment of Japan という 30 分程度のプレゼンテーションを行った。内容は主に首
都大学東京のことと日本の絶滅危惧種や環境問題を取り上げた。さらに事前に UQ の生
徒に意見を求めたところ、東日本大震災について知りたいといった声があったので、原
発事故による環境への影響、津波による人々・環境への影響を取り上げた。どのセクシ
ョンもとても真剣に聞いてくれたが、やはり手ごたえとして東日本大震災の部分が一番
熱心に聞いてくれていたと感じた。講義教室を予約して行ったものであり、首都大学で
いう 1 号館 120 教室をもっと小さくした 30 人程度が聴講できる部屋であった。もちろ
ん英語での発表であったのでプレゼンテーションを行うのに緊張したが、普通の短期留
学なんかでは得られない大変貴重な経験であった。
【研修を終えて】
Brisbane には滞在経験があったので生活面で困ることはなかったが、大学に一歩踏み入
れると町の様子とは全く違い英語がいかに使えないのかを実感した。UQ は留学生も多く、
キャンパスではアジア系もよく見られたが、それは流暢に英語を使う姿であり、日本人学
生のようなおどおどしたような英語に自信のない態度をした学生はいなかった。
(もちろん
UQ には英語を流暢に使う日本人学生は大勢いる。
)彼らは英語圏の大学で授業を受け・研究
をしているのでもちろん母国語並みに英語を使える必要があるが、首都大学での英語教育
のレベルの低さを実感した。これは、大学の問題として考え直すべきである。
今回の研修を行うにあたって、UQ の教員・UQ の生徒には約 2 か月前からコンタクトを取
り続けてもらった。また、英語のつたない私を快く受け入れてもらった。これは本当に感
謝すべきものであり、ここで得た気持ち・経験を必ず次に繋げようと決心した。理工学部
では英語が苦手な生徒も多く、私もその1人であるがより多くの人が海外に興味を持ち、
発信していけるような人間になれるにはどうしたらいいのかを次のステップとし考えてい
く必要がある。