本プログラムは、 VectorCAST 専用のツールプログラムです。 VectorCAST とは、ソフトウェア・単体テスト等の自動化ソリューションプログラムです。(詳細は省略) VectorCAST を使用して単体テストを行う際に、テストケースにユーザコード(テスト条件を個別に設定するコード) を設定するこ とができますが、テスト条件を変更してテストケースを再作成すると、せっかく設定したユーザコードは無くなってしまいます。 テストパターン テストパターン テストケース A-1 テストパターン テストケース A-1 テスト条件 α テスト条件を変 更しテストケー スを再作成する とユーザコード が無くなる テスト条件α ユーザコード を設定 ユーザコードα ・ ・ ・ ・ ・ ・ テストケース A-1 テスト条件α’ ユーザコードα ・ ・ ・ VectorCAST では「テスト」→「スクリプト」→「スクリプトをエクスポート」メニューにより、現在の設定内容を -テストスクリプ トファイル (.tst)として作成することができます。 また、「テスト」→「スクリプト」→「スクリプトをインポート」メニューにより、作成したテストスクリプトファイル (.tst)を入力 して設定内容を回復することができます。 テストスクリプトファイル (.tst) VectorCAST エクスポート ※ スクリプトをエクスポート/インポートする場合、目的の テストケース群だけを選択した状態で行ってください。 テスト項目を含めてエクスポート/インポートすると、テ スト項目順が狂ってしまう場合があります。 これは、VectotCAST の不具合?と思われますが、新たな バージョンでは修正されている可能性もありますが・・・ テストケス A-1 テスト条件α インポート ユーザコードα ・ ・ ・ このメカニズムを利用して、 VectorCAST が作成したテストスクリプトファイルを編集することにより、ユーザコードの退避/回復 や挿入といった操作を行うことができます。 例えば、テスト条件を変更したテストケースを再生成し、(消滅した) ユーザコードを復元するには、次のような手順となります。 テストスクリプトファイル (.tst) テストケス A-1 テスト条件α VectorCAST ① エクスポート ユーザコードα ・ ・ ・ ③ テスト条件を 変更しテスト ケースを再生成 ② 本ツールで ユーザコードを エクスポート (退避) ユーザコード退避ファイル (.uc) テストスクリプトファイル (.tst) [テストケス A-1] テストケス A-1 ④ エクスポート テスト条件α’ ユーザコードなし ・ ・ ・ ユーザコードα ⑤ 本ツールで ユーザコードを インポート (回復) ・ ・ ・ テストスクリプトファイル (.tst) テストケス A-1 ⑥ インポート テスト条件α’ ユーザコードα ・ ・ ・ 1 ①ユーザコード退避の為 一旦、エクスポート ②本ツールで、ユーザコードを退避 ③VectorCAST のテスト条件を変更しテスト ケースを再生成 ④条件を変更したテストケースをエクスポート ⑤本ツールで、ユーザコードを回復 ⑥ 変更 され たテ スト 条件 上で ユー ザコ ード を復 元 した内容を VectorCAST にインポート 本プログラムを起動すると、以下のようなメイン画面が表示されます。 ① ここで、①のボタンを押して、 VectorCAST でエクスポートしたテストスクリプトファイルを選択します。 次に、「ユーザコード操作機能」内の4つのボタンを押して、機能を選択します。 2 ユーザコードの挿入 (コピー) テストスクリプトファイルの任意の(複数の)テストケースにユーザコードを挿入します。 既に、挿入先にに同一タグのユーザコードが存在する場合は、当該ユーザコードを置換します。 また、挿入するユーザコードを特定のテストケースから読みだすこともできます。 例えば、テストケース A-1 からユーザコードを読みだし、他の複数のテストケース (例えば、テストケース A-2~A-10)へ挿入する ことができます。(つまり、テストケース A-1 のユーザコードを A-2~A-10 へコピーする) クリップボード内の テキストを貼り付ける A-2~A-10 へユーザ コードを挿入(コピー) ダブルクリックするとテキストエデ ィタを起動しテキストを編集できます。 編集内容を有効にするには、エディタ を「上書き保存」で終了して下さい。 初期状態では「メモ帳」が起動するよ うになっていますが、「設定」→「テキ ストエディタのパス設定」メニューで変 更できます。 「Case A-1」からユーザコード部分を読み出す ユーザコード挿入の実行 クリップボード内の テキストを貼り付ける 3 ユーザコードの エクスポート(退避) テストスクリプトファイル中のユーザコード部分を、ファイルへコピーし退避します。 退避ファイルのパス名は、テストスクリプトファイルの拡張子 (.tst)を、「.uc」に変更したものとなります。 このチェックボックスをチェックした場合は、ユーザコード退避フ ァイル (.uc)を新たに作成します。 チェックを外した場合は、既存のユーザコード退避ファイル (.uc) へ追加して退避します。 ユーザコードエクスポートの実行 ユーザコードの インポート(回復) 「ユーザコードのエクスポート」で作成した「 .uc」ファイルを入力して、ユーザコードを回復します。 テスト条件を変更しテストケースを再作成してユーザコードが消滅した場合、この操作でユーザコードを回復することができます。 ユーザコードインポートの実行 4 ユーザコードの 削除 テストスクリプトファイル中の全ユーザコード部分を消去します。 ユーザコード削除の実行 設定内容記録フォルダの変更 本ツールで設定した内容は、デフォルトの一時フォルダに 記録されるように 設定されています。 このフォルダは、「設定」「設定値記録フォルダ」メニューから変更できます。 現在設定されている、設定内容記録先フォルダ 新たな設定内容記録先フォルダを選択し 「OK」ボタンを押します お問い合わせ 本プログラムに関する問い合わせは、以下の URL から「お問い合わせ」を参照してください。 http://www.ne.jp/asahi/ajara/kojara/ 5
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