2014 年 5 月 27 日 発行 第 5534 号 三菱 UE エンジンの次世代機 UEC50LSH-Eco の初号機を受注 低燃費で減速運航ニーズに応える 三菱重工グループの三菱重工舶用機械エンジン株式会社(社長:相馬和夫、本社:長崎市)が 開発する舶用低速ディーゼルエンジン(三菱 UE エンジン)の次世代機種である 「UEC50LSH-Eco」の初号機を、ライセンシーである神戸発動機株式会社(社長:藤澤利喜太郎 氏、本社:兵庫県明石市)が受注しました。低燃費で減速運航時でも高効率運転が可能な最新鋭 のエンジンで、株式会社新来島どっく(社長:門田尚氏、本社:東京都千代田区)が建造する 35 型 ケミカル船に搭載されます。初号機の完成は 2015 年 3 月、搭載船舶の竣工は 2015 年 10 月 の予定です。 UEC50LSH-Eco は、三菱重工舶用機械エンジンが LSE シリーズに続いて開発する新たな舶 用低速ディーゼルエンジンシリーズの先陣を切る製品です。低燃費、減速運転対応、低回転化、 排ガス規制対応など最新の市場ニーズに多彩なソリューションで応えているのが特徴です。 徹底した市場調査に基づき、バルクキャリア(Handymax BC、Supramax BC、Ultramax BC など)、中型タンカー、ケミカルタンカーなどに最適な出力・回転数を実現、燃費消費率の圧倒 的な優位性を確保するとともに、ロングストローク/低回転化によりプロペラ推進効率の向上をは かって、燃料消費率の更なる低減を実現しています。 三菱重工舶用機械エンジンは、2 ストローク低速エンジン、MET 過給機、プロペラ、舶用ボイラ ー/タービン、デッキクレーン、甲板機械、フィンスタビライザー、舵取機など、世界でも類を見ない ほどの幅広い舶用機械・エンジンのラインナップを有し、高い信頼性と性能を両立した製品を提供 しています。 三菱重工舶用機械エンジンは UEC50LSH-Eco 初号機の受注を弾みとして、この新エンジンの 優れたコンセプトを他エンジンに順次展開していくとともに、今後も、ライセンシー各社と協力しつ つ、船舶のエネルギー効率を高める多様かつ独創的な省エネ・新環境ソリューションを提案して、 船舶の効率的な運航と地球環境保全に貢献していきます。 担当窓口:三菱重工舶用機械エンジン株式会社 以 上
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