あおもり方式住宅の基本方針(案)一覧表 226KB

あおもり方式住宅の基本方針(案)一覧表
基本方針1 県産材を活用し青森県の風土に対応した住宅づくり
項目
県産材の活用
1 県産材の活
用
長期優良住宅
認定基準
つくり方
・住宅に使われる木材の1/2以上に、県内で伐採され、県内で製材・加工された無垢材を使用します。
・柱、梁・桁を含めた内装、外装にも県産材を積極的にあらわしで使います。
・柱、梁・桁は検査により品質の確保された木材を使用します。
以下の1以上に取り組みます
地域の技術・資材の
a 地域の住宅や庭園の意匠・工法・技術を採用
活用
b 地域の庭園等の保全、住文化の建物保存・復元
架 構 の モ ジ ュ ー ル ・2間×2間の整形を基本としたメインフレームにより安定した構造体を形成します。
・架構モデルに対応した寸法の規格化により、建設コストの軽減や工期短縮につなげます。
化
2 自由でシン
プルな間取り
豊かな室内空間
・広間や土間、収納空間など、屋内生活を楽しむ工夫をします。
△
共同住宅のみ
可変性のある間取り ・ライフステージに合わせた暮らし方ができるよう、間取りの変更が可能な造りにします。
3 雪への対策
雪 を 考 慮 し た 配 置 ・敷地内の除雪量を少なくする配置計画にします。
計画
雪 を 考 慮 し た 屋 根 ・降雪に応じた屋根の形状と、屋根の積雪処理にします。
・雪だけでなく、日射、通風にも配慮し、軒、庇を出します。
形状
4 街並みとの調和
・外観の色調や素材感、樹木や植裁など、周囲の街並みを参考に調和を図ります。
○
基本方針2 寒さに強く、維持管理のしやすい、人にやさしい住宅づくり
付加基準
共通基準
性能項目
ベーシックタイプ
省エネタイプ
長期優良認定タイプ
長期優良住宅
認定基準
省エネルギー対策等級4
断熱性能
・住宅の熱損失係数Q値を1.9W/㎡K以下(但し、Ⅰ地域は1.6
以下。)
・住宅の外皮平均熱貫流率UA値0.56W/㎡K以下。(平成27年4
月以降)
・省エネ講習受講者による設計・施工。
・住宅の相当すき間面積C値を2.0c
㎡/㎡以下とする。
気密性能
1 寒さに強い
住まい(省エネ
ルギー性)
日射通風の利用
○
・住宅の熱損失係数(Q)を1.4(W/㎡
K)以下
・ 住 宅 の 外 皮 平 均 熱 貫 流 率 UA 値
0.46W/㎡K以下。
・気密測定の実施、又はBIS認定技術
者による設計・施工
・真南±30°の窓で日射を取り込む
日射を取り込む窓は延床面積の10%
以上
○
・自然風を室内に取り込む
暖房設備
・機器効率が良い暖房設備
・熱交換型換気システム
冷房設備
・機器効率が三つ星以上
・機器効率が四つ星以上
給湯設備
・燃料系瞬間式給湯設備以上
・高効率給湯器
節湯型水栓・省エネ
配管・高断熱浴槽の ・節湯型水栓機器、小口径配管、高断熱浴槽の何れかを導入
導入
劣化対策等級2相当
・二世代にわたり住宅の構造躯体が使用できること。
劣化対策等級3相当
・三世代にわたり住宅の構造躯体が
使用できること。
・床下空間、点検口の設置
維持管理等級3
・配管点検口の設置
維持管理等級3
2 劣化に強い
住まい(劣化対
策、維持管理)
適切な維持管理
・給排水・ガス配管・電気配線の維持管理を容易にするための
措置が講じられている。
○
・更に以下の何れかの措置を満たす
[配管の増設・交換容易性]
a 給水または給湯ヘッダーの採用
○
b 床下集合配管システム(排水ヘッ
ダー方式、集中排水マス方式等)の
[電気幹線容量計画]
負荷以上の想定で電気幹線容量を
設計
耐震等級2
3 地震に強い住まい(耐震性)
化学汚染物質
・建築基準法の耐震基準の1.25倍
○
・内装仕上げ及び内装下地にホルムアルデヒドの発散量がきわ
めて少ない建材を採用。
・汚れた空気を換気により処理し、以下のいずれかで確認可能
a 竣工後の実測
b 個別計算
c 居室単位で換気量を確保できる設計
高齢者対策等級3
ユニバーサルデザイ ・出入り口や通路は車いすが通れる幅員を確保する。段差のな
ン
い床や手摺の設置、もしくは将来的に設置が可能な措置(下地
の補強や空間確保)が講じられている。
4 人にやさしい
適切な換気計画
住まい(室内環
境対策、バリア
フリー性)
○
基本方針3 地元事業者による安心できる住宅づくり
項目
つくり方
1 地元事業者による供給体制
・県内の素材生産者、木材加工業者、流通業者、建築士、工務店等で構成された建設チームがつくります。
2 価格の透明性の確保
・項目の統一化された見積書、建築士による見積書の精査により、価格の透明性を図ります。
3 安心できる維持管理体制
・30年以上の点検・維持保全計画の策定
・建設チームによる定期点検・維持管理の巡回サポート体制や相談窓口等の仕組み
・住宅の基本情報、維持管理履歴の作成・保存
※長期優良住宅の認定を受けるためには、75㎡以上(1階40㎡)の住戸規模が必要です。
長期優良住宅
認定基準
○