TM Series 多チャンネル(2/4チャンネル) モジュール型 温度調節器 特長 Line-up 製品1台でマルチチャンネル(4チャンネル/2チャンネル)の入.出力制御が可能 高速サンプリング制御が可能(4チャンネル:l00ms / 2チャンネル:50ms) モジュールを接続コネクタで拡張することで、 モジュール間の通信及び電源配線が不要 :最大 31台(124チャンネル/62チャンネル)まで拡張可能 入力チャンネル間の絶縁構造設計(耐電圧 1,000VAC) 加熱/冷却の同時制御機能搭載 パソコンによるパラメータ設定可能(USB及びRS485通信) :デバイス総合管理プログラム(DAQMaster)無償提供 ※通信コンバータ別売:SCM-US(USB/Serialコンバータ)、SCM-38I(RS232C/RS485コンバータ)、 SCM-US48I(USB/RS485コンバータ) 電源供給/結線なしにSCM-USを使用することでパラメータ設定可能 コネクタ結線方式によりメンテナンスが容易:センサ入力コネクタ、制御出力コネクタ、電源/通信コネクタ マルチ入力/ マルチレンジ ヒータ断線警報(CT入力)機能 ※CT別売:CSTC-E80LN、CSTC-E200LN ご使用の前に製品同梱MANUALの「Caution for your safety」 を必ずお読みの上、正しくご使用ください。 マニュアル 本温度調節器の詳細及び使い方は、弊社ホームページ(www.autonics.jp)よりユーザーマニュアル及び通信マニュアルをダウンロ ードしてご参照ください。 ユーザーマニュアルには製品仕様及び機能説明等が記載されており、通信マニュアルにはRS485通信(プロトコル Modbus RTU) 関連の情報やパラメータのアドレスマップデータが記載されています。 デバイス総合管理プログラム(DAQMaster) DAQMasterとは弊社専用のデバイス総合管理プログラムとして、パラメータ設定やモニタリングデータを管理するプログラムです。 このソフトウェアの詳細及び使い方は、弊社ホームページ(www.autonics.jp)よりユーザーマニュアルとソフトウェアをダウンロードして ご参照ください。 <システム要件> 項目 システム OS メモリ ハードディスク VGA その他 <DAQMaster 実行画面> 最小仕様 Pentium Ⅲ以上のIBM PC互換コンピュータ Microsoft Windows 98/NT/XP/Vista/7 256MB以上 1GB以上の空き容量 解像度1024×768以上のディスプレイ RS232Cシリアルポート(9ピン)、USB ポート モデル構成 TM 4 N 2 R B 構造 制御出力 B E 2チャンネル 4チャンネル 電源電圧 オプション入/出力 チャンネル 機種 2 基本モジュール(Basic Module) 拡張モジュール(Expansion Module)※1 R C R S リレー出力 電流またはSSR駆動電圧選択 出力 リレー出力 SSR駆動電圧出力 24VDC 4チャンネル 2 4 N 2 4 2 チャンネル 4 チャンネル TM Multi-Channel Modular Temperature Controller 2チャンネル Alarm1+Alarm2 リレー出力 Alarm1+Alarm2+Alarm3+Alarm4 リレー出力 None(※補助入出力なし) ※1:拡張モジュール((Expansion Module)の場合、電源/通信接続端子がありませんので、必ず基本モジュール(Basic Module)と同時にご購入下さい。 10 多チャンネル モジュール型 温度調節器 定格/性能 シリーズ名 チャンネル数 TM TM2TM2TM2TM2TM222RB 42RB 22RE 42RE 22CB 2チャンネル (チャンネル間の絶縁·耐電圧 1,000VAC) TM242CB TM222CE TM242CE 電源電圧 24VDC 許容電圧変動範囲 電源電圧の90%~110% 消費電力 5W以下 表示方式 無表示。外部の接続機器(PC、PLC等)にてパラメータ設定及びモニタリング 入力 仕様 測定 精度 温度 影響※2 制御 出力 DPt100Ω、JPt100Ω 3線式(許容線路抵抗:線当たり5Ω以下) K、J、E、T、L、N、U、R、S、B、C、G、PLⅡ(13種) 測温抵抗体 熱電対※1 (PVの±0.5%または±1℃の中で大きい方)±1digit以下 CT入力 ±5% F.S.±1digit以下 - 電流出力 ±1.5% F.S.±1digit以下 - 測温抵抗体 熱電対 (PVの±0 5%または±2℃の中で大きい方)±1digit以下 (ただし、熱電対入力で-100℃以下は±5℃以内) 熱電対 L、U、C、G、R、S、Bは(PVの±0.5%または±5℃の中で大きい方)±1digit以下 リレー 250VAC 3A 1a - 250VAC 3A 1a - SSR - 12VDC±3V 30mA以下 - 22VDC±3V 30mA 以下 電流 - DC 4-20mAまたはDC 0-20mA 選択 (負荷抵抗500Ω以下) - オプション 入力 デジタル入力 加熱、冷却 加熱&冷却 TA 250VAC 3A 1a 有接点入力:ONのとき1kΩ以下、OFFのとき100kΩ以上 無接点入力:ONのとき残留電圧1.5V以下、OFFのとき漏れ電圧0.1mA以下 ソース電流:入力当たり約0.5mA 0~9999秒 微分時間(D) 0~9999秒 制御周期(T) 0.1~120.0秒(リレー出力、SSR駆動電圧出力型に限る) 手動リセット値 0.0~100.0% TOS, TOM, TOL TB42 サンプリング周期 50ms(2チャンネルの同時サンプリング) 1,000VAC 50/60Hzにて1分間(入力端子と電源端子間) 絶縁形態 - 1~100digit 耐電圧 付属品 T3NI, T4YI, T4WI, T3SI, T3HI, T4MI, T4LI T3YF 0.1~999.9℃/˚F 耐環境性 T4LP ON/OFF制御、P、PI、PD、PID制御 積分時間(I) 耐ノイズ T3HS, T3HA, T4MA, T4LA - 0.0-50.0A(1次側の電流値の測定範囲) ※CT比は1/1000 比例帯幅(P) 絶縁抵抗 T3S, T3H, T4M, T4L RS485通信出力(Modbus RTU方式) 1~100℃/˚F(0.1~100℃/˚F)可変 耐振動 TZN/TZ - 調節感度 リレー 寿命 TC 測温抵抗体 CT入力 TK TCN 熱電対 オプション リレー 出力 通信 制御 方式 TM4TM4TM4TM4N2RB N2RE N2SB N2SE 4チャンネル (チャンネル間の絶縁·耐電圧1,000VAC) THD 100ms(4チャンネルの同時サンプリング) 5~55Hz(周期1分間)複振幅 0.75mm X、Y、Z 各方向 2時間 技術解説 機械的 1,000万回以上 電気的 10万回以上(250VAC 3A 抵抗負荷) 100MΩ(500VDCメガ) ノイズシミュレータによる方形波ノイズ(パルス幅1㎲)±0.5kV 使用周囲温度 -10~50℃、保存時:-20~60℃ 使用周囲湿度 35~85%RH、保存時:35~85%RH 拡張用の接続コネクタ 電源/通信コネクタ[※基本モジュール(Basic Module)にのみ含まれる] 二重絶縁または強化絶縁(記号: 、測定入力部と電源部間の耐電圧:1kV) 獲得規格 重量 T4WM 約144g 約152g 約135g 約143g 約139g 約148g 約130g 約139g 約174g 約166g 約160g 約152g ※1:熱電対 K、T、N、J、Eの-100℃以下とL、U、Platinel Ⅱは±2℃±1digit以下です。熱電対 Bの400℃以下は精度が保証されません。 熱電対 R、Sの200℃以下とC、Gは3℃±1digit以下です。 ※2:常温(23±5℃)外で使用時に適用されます。 ※耐環境性の使用条件は氷結または結露しない状態です。 ※重量は梱包を含めていません。 11 TM Series 接続図及び絶縁ブロックダイアグラム TM2シリーズ 1 CT1 CURRENT 0.0A-50.0A 2 CT2 3 DI-1 DIGITAL INPUT ADC 13 ADC 14 4 DI-2 OUTPUT CIRCUIT CONTROL CIRCUIT 5 + - V 30mA Max. 15 CURRENT OUT1 DC0/4-20mA Load 500Ω Max. RELAY OUT1 250VAC 3A 1a CURRENT OUT2 DC0/4-20mA Load 500Ω Max. RELAY OUT2 250VAC 3A 1a RELAY AL1 OUT 250VAC 3A 1a 16 RELAY AL2 OUT 250VAC 3A 1a 17 6 + ㎃ SSR OUT1 12VDC±3V - A CH1 IN B 7 8 + TC B' RTD A CH2 IN B + TC B' RTD 18 ADC 19 9 OUTPUT CIRCUIT 10 20 21 11 ADC 22 12 + - V + ㎃ SSR OUT2 12VDC±3V 30mA Max. RELAY AL3 250VAC 3A 1a RELAY AL4 250VAC 3A 1a ※RELAY AL3/4 OUTはTM2-42□□モデルのみ該当します。 RS485 CIRCUIT 1 2 POWER CIRCUIT 3 4 5 A B N.C - + RS485 SOURCE 24VDC TM4シリーズ A CH1 IN B + TC B' RTD CH2 IN A B + TC B' RTD A CH3 IN B + TC B' RTD CH4 IN + TC A 1 2 13 ADC 3 5 16 CONTROL CIRCUIT ADC 6 OUTPUT CIRCUIT 7 8 + V SSR OUT1 22VDC±3V 30mA Max. RELAY OUT1 250VAC 3A 1a + V SSR OUT2 22VDC±3V 30mA Max. RELAY OUT2 250VAC 3A 1a SSR OUT3 + V 22VDC±3V 30mA Max. RELAY OUT3 250VAC 3A 1a SSR OUT4 + V 22VDC±3V 30mA Max. RELAY OUT4 250VAC 3A 1a 15 4 ADC 17 18 19 9 20 10 B 11 ADC B' 12 RTD 14 21 22 RS485 CIRCUIT 1 2 A B RS485 Serial POWER CIRCUIT 3 4 5 N.C - + SOURCE 24VDC SCM-US(USB/Serialコンバータ) ※ポート A 単一モジュール のみ使用可能 SCM-38I (RS232C/RS485コンバータ) RS232C SCM-US48I (USB/RS485コンバータ) 1 2 3 N.C RS485 B(-) 12 RS485 A(+) ※ポート B 単一/マルチ モジュール 使用可能 4 5 - + SOURCE 24VDC 5W ※このコネクタは 基本モデル (TM□-□□□B) にのみ付いています。 PC <RS485通信サポート外部デバイス> PLC GP-S070 GP-S057 GP-S044 多チャンネル モジュール型 温度調節器 外形寸法図 TM (単位:mm) 31.2 TK 100 36.6 122.3 TC 32.2 110 TCN 17.3 TA TZN/TZ 84.8 18.6 2.9 30 103.4 T3S, T3H, T4M, T4L T3HS, T3HA, T4MA, T4LA 製品の取り付け方 コネクタの接続 モジュール間の接続 T4LP ④ 制御出力コネクタ センサ入力コネクタ T3NI, T4YI, T4WI, T3SI, T3HI, T4MI, T4LI ③ ③ ③ TOS, TOM, TOL ⑤ ① T3YF ② TB42 B TM (基本モジュール) 電源/通信コネクタ(ポートB) ※TM□-□□□B モデルのみ該当します。 TM E (拡張モジュール) TM E (拡張モジュール) THD ※① 基本モジュールと拡張モジュールのエンドカバーを外してください。 ② 拡張用の接続コネクタを付けてください。 ③ 拡張モジュールを密着して取り付けてください。 ④ ロックスイッチをロック方向へ押してください。 ⑤ エンドカバーを両側面のモジュールに付けてください。 ※1台のTM□-□□□B モジュールに最大30台まで接続可能です。 電源入力仕様と全体容量に適した電源供給装置を使用してください。 (モジュール 31台の接続時、最大必要電力=31台×5W=155W) ボルトの取り付け M4 Bolt ② T4WM 技術解説 M4 Bolt 110 ① ① ① 上部と下部のレールロックを上下に押し出してください。 ② ② レールロックの穴にボルトを差し込んで固定してください。 (締め付けトルクは0.5N.m~0.9N.mです。) 13 TM Series DINレールへの取り付け [取り付け] ① モジュール背面のレールロックの 上部をDINレールに掛けてくださ い。 ② モジュールを下に押しながら付け てください。 [取り外し] ① ① モジュールを下へ押してください。 ② 押したままモジュールを引き上げて 取り出します。 ② ② エンドプレート(別売、他社製品)を使用し、 完全密着してください。 各部の名称 TM2シリーズ TM4シリーズ 7 7 6 6 1 2 3 4 5 3 4 8 8 9 9 1. TM2シリーズの表示 LED 状態 初期電源投入時※1 制御出力時 緑色点灯 2400bps 設定時点滅 4800bps 設定時点滅 9600bps 設定時点滅 19200bps 設定時点滅 38400bps 設定時点滅 - 緑色点灯 ON:赤色点灯 ON:赤色点灯 ON:黄色点灯※4 ON:黄色点灯※5 - 表示 LED PWR LED※3 CH1 LED CH2 LED AL1 LED AL2 LED AL3 LED AL4 LED ※製品の取り付けは必ず垂直方向で行い、使用してください。 14 垂直取り付け 水平取り付け (O) (X) 3. PC 設定専用ポート(ポートA) PCを使ってパラメータを設定する場合、USB/シリアルコンバータ(SCM-US、 別売)を用いてデバイス総合管理プログラム(DAQMaster、弊社ホームページよ り無償ダウンロード)に接続し、使用します。 4. 通信局番指定スイッチ(SW1) 通信局番を指定します。 5. 通信局番グループ変更スイッチ(SW2) 通信局番が16以上の場合+16を選択します。 例)20局番設定時、通信局番グループ変更スイッチ(SW2)を+16に選択し、通信 局番指定スイッチ(SW1)を4に設定します。 6. ロックスイッチ モジュール間接続時、モジュールとモジュールを固定させるスイッチであり、 上下2箇所にあります。 7. レールロック DINレールへの取り付け、ボルトによる取り付け時に使用します。 8. エンドカバー:モジュール間接続時に取り外してください。 9. 電源/通信 接続 端子(ポートB) 基本モジュール TM□-□2□Bにのみ適用されます。 警報出力 N.O. 警報発生 OFF(オープン) 消灯 消灯 消灯 消灯 N.C. 警報発生 ON(クローズ) OFF(クローズ) 点灯 消灯 点灯 消灯 点灯 消灯 点灯 消灯 2. TM4シリーズ 表示 LED 状態 表示 LED PWR LED※3 CH1 LED CH2 LED CH3 LED CH4 LED ① 初期電源投入時※1 制御出力時 オートチューニング時※2 緑色点灯 2400bps 設定時点滅 4800bps 設定時点滅 9600bps 設定時点滅 19200bps 設定時点滅 38400bps 設定時点滅 緑色点灯 ON-赤色点灯 ON-赤色点灯 ON-赤色点灯 ON-赤色点灯 - 緑色点灯 点滅 点滅 点滅 点滅 - オートチューニング時※2 ON(オープン) 点灯 点灯 点灯 点灯 緑色点灯 点滅 点滅 消灯 消灯 消灯 消灯 ※1:初期電源投入時、従来設定されていた通信速度に該当 するLEDが5秒間、1秒周期で点滅します。 ※2:オートチューニング時には該当のCH□ LEDが1秒周期で 点滅します。 ※3:外部機器との通信時にはPWR LEDが1秒周期で点滅します。 ※4:CH1の制御方式が加熱&冷却制御でありながら冷却出力 が発生するときに点灯します。(AL1の警報設定不可) ※5:CH2の制御方式が加熱&冷却制御でありながら冷却出力 が発生するときに点灯します。(AL2の警報設定不可) 多チャンネル モジュール型 温度調節器 入力センサ及び使用範囲 入力センサ No. K(CA) J(IC) E(CR) T(CC) 熱電対 (Thermocouple) 表示方法 使用範囲(℃) 使用範囲(˚F) 0 1 K(CA).H -200~1350 -328~2462 1 0.1 K(CA).L -200.0~1350.0 -328.0~2462.0 -328~1472 2 1 J(IC).H -200~800 3 0.1 J(IC).L -200.0~800.0 -328.0~1472.0 4 1 E(CR).H -200~800 -328.0~1472 5 0.1 E(CR).L -200.0~800.0 -328.0~1472.0 6 1 T(CC).H -200~400 -328~752 7 0.1 T(CC).L -200.0~400.0 -328.0~752.0 B(PR) 8 1 B(PR) 0~1800 32~3272 R(PR) 9 1 R(PR) 0~1750 32~3182 S(PR) 10 1 S(PR) 0~1750 32~3182 N(NN) 11 1 N(NN) -200~1300 -328~2372 C(TT) 0~2300 32~4172 ※1 C(TT) 12 1 G(TT)※2 13 1 G(TT) 0~2300 32~4172 14 1 L(IC).H -200~900 -328~1652 15 0.1 L(IC).L -200.0~900.0 -328.0~1652.0 16 1 U(CC).H -200~400 -328~752 17 0.1 U(CC).L -200.0~400.0 -328.0~752.0 18 1 PLII 0~1400 32~2552 19 1 JPt100.H -200~600 -328~1112 20 0.1 JPt100.L -200.0~600.0 -328.0~1112.0 21 1 DPt100.H -200~600 -328~1112 22 0.1 DPt100.L -200.0~600.0 -328.0~1112.0 L(IC) U(CC) Platinel II 測温抵抗体 (RTD) TM 小数点 JPt 100Ω DPt 100Ω ※1:C(TT):従来のW5(TT)と同じ温度センサです。 ※出荷仕様:K(CA).H TK TCN TC TA TZN/TZ T3S, T3H, T4M, T4L T3HS, T3HA, T4MA, T4LA T4LP T3NI, T4YI, T4WI, T3SI, T3HI, T4MI, T4LI ※2:G(TT):従来のW(TT)と同じ温度センサです。 TOS, TOM, TOL エラー表示 T3YF 入力センサ断線時 赤色点灯 赤色点滅 (0.5秒周期) 赤色点滅 (0.5秒周期) 赤色点滅 (0.5秒周期) 赤色点滅 (0.5秒周期) 「31000」出力 「OPEN」表示 PWR LED CH1 LED CH2 LED CH3 LED※1 CH4 LED※1 通信出力(10進数) 専用プログラム 使用範囲超過時 TB42 THD 「30000(上限)」出力、「-30000(下限)」出力 「HHHH(上限)」表示、「LLLL(下限)」表示 T4WM ※1:TM4シリーズ(4チャンネル)のみ該当します。 技術解説 通信設定 外部接続機器(PC、PLC等)にてパラメータ設定及びモニタリングを行うための機能です。 インターフェース 適用規格 最大接続台数 通信方法 通信同期方式 通信有効距離 EIA RS485 準拠 31台(通信局番設定:01~31) 2線式半二重式(Half Duplex) 非同期式(Asynchronous) 最大 800m以内 通信速度(bps) 2400、4800、9600(出荷仕様)、19200、38400 通信応答待機時間 スタートビット ストップビット パリティビット データビット プロトコル 5~99ms 1bit(固定) 1bit、2bit(出荷仕様) None(出荷仕様)、Odd、Even 8bit(固定) Modbus RTU ※同一通信線路で通信局番の重複設定はできません。通信ケーブルは RS485通信に適したツイストペア線を使用してください。 通信速度表示 初期電源投入時、現在設定されている通信速 度に該当する表示LEDが5秒間点滅(1秒周期)し ます。 ※PC設定専用ポート(ポートA)を通じては1台の モジュールと通信ができます。通 信 速 度 は 9600bpsで固定されています。 ※電源/通信接続端子(ポートB)を通じては複数のモジュールとの 通信ができます。通信速度を変更した後は電源をリセット(パ ワーオフ→パワーオン)してください。 ※ポートAはパラメータ設定専用ですのでポートBと同時にモニ タリングすることができません。 ※ポートAを通じて通信を接続する場合、ポートBは自動に通信 が遮断されます。 15 TM Series 通信番地指定 SW1とSW2を組み合わせて設定します。 設定範囲は01~31局番までです。 (※通信局番を00に指定した場合、通信を行うことができません。) SW1 SW2 +0 +16 +0 +16 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 A ※ 出荷仕様はSW1:1、SW2:+0 です。 B C D E F 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 別売品 通信コンバータ SCM-US48I SCM-38I (RS232C/RS485コンバータ) SCM-US (USB/Serialコンバータ) (USB/RS485コンバータ) 電流検出器(CT) CSTC-E80LN 3 7 3.8 K(黒) L(白) 150 10.5 26.5 OUTPUT IN VOLTS RMS(V) 10 Ø23.3 Ø7 F=50Hz Ta=25℃ 100Ω 1 10Ω 0.1 最大負荷電流:80A(50/60Hz) ※TMシリーズに使用可能な 最大負荷電流は50Aです。 電流比:1/1000 巻線抵抗:31Ω±10% 0.01 (単位:mm) 0.001 0.1 1 10 100 1000 SENSED CURRENT IN AMPS RMS(Io) CSTC-E200LN F=50Hz 10 Ø13 3 10 4.5 K(黒) L(白) 13.5 40.8 150 (単位:mm) OUTPUT IN VOLTS RMS(V) Ø37.1 100Ω Ta=25℃ 10Ω 1 0.1 最大負荷電流:200A(50/60Hz) ※TMシリーズに使用可能な 最大負荷電流は50A です。 電流比:1/1000 巻線抵抗:20Ω±10% 0.01 0.001 0.1 1 10 100 1000 SENSED CURRENT IN AMPS RMS(Io) ※CT使用時、CT出力をオープンした状態で1次側電流を印加しないでください。 CT出力側に高電圧が発生します。 ※上記CTの使用電流は50Aで同じですが、内部のホールサイズが異なりますので使用環境に合わせてご使用ください。 16 多チャンネル モジュール型 温度調節器 正しい使い方 温度調節器の簡単点検方法 製品使用中、表示LEDが0.5秒周期で点滅または外部接続機 器にてエラーを表示する場合 外部に付いているセンサがオープンされた警告です。調節 器の電源を遮断しセンサの接続状態を確認してください。 もしセンサが接続状態であれば、調節器からセンサ線路を 分離した後、入力+端子とー端子をショートさせ、調節器に 電源を印加して室温付近を表示しているかを確認してくだ さい。 室温を表示していれば正常状態ですが、外部接続機器の 受信データに「HHHH」または「LLLL」が表示されたら調節 器に不具合がある場合ですので、弊社までお問い合わせく ださい。(ただし、室温表示可否は熱電対の場合のみ可能 です。) 入力センサの種類が正しく選択されているかを確認してく ださい。 製品使用中、出力が動作しない場合 まず製品前面の出力表示LEDが動作しているかを確認し てください。出力表示LEDが動作していない場合、各設定 パラメータを確認してください。出力表示が動作している場 合、調節器の出力端子から配線を取り外した後、出力(リレ ー接点、SSR駆動電圧、電流)を確認してください。 製品使用中、外部接続機器に応答がない、 または異常データ が受信された場合 通信コンバータに異常がないかを確認してください。 通信コンバータ線路とAC電源線路を重ねて設置しないでく ださい。 できるだけ通信コンバータと本体は別途の電源(24VDC)を 使用してください。 外部からの強力なノイズにより内部回路が影響されたり、 破損された場合です。弊社までお問い合わせください。 なお強力なノイズ発生源を分析して対策を施してください。 本調節器は外部ノイズに対して補完対策が整っています が、仕様で制限しているノイズ以上継続的に流入される と、内部が破損することがあります。 本体と外部接続機器との通信ができない場合 通信コンバータに電源が入っているか、結線は正しいかを 確認してください。 通信設定が正しくできているかを確認してください。 本体と外部接続機器が正しく接続しているかを確認してく ださい。 TM 取扱い時の注意事項 必ずDC電源を使用してください。 TK 調節器の周囲温度を-l0℃~50℃内に調節してください。 電源を印加し入力センサを接続した後、20分後に調節器を使用 してください。 測定精度が低い場合、Input Bias機能が正しく設定されてい るかを確認してください。 本製品の電源を供給、遮断するため電源スイッチや遮断器 を設置してください。 TCN TC TA スイッチや遮断器はユーザの操作が用意にできるよう、近所 に設置してください。 本製品は温度調節用ですので、電圧計または電流計などで 使用しないでください。 熱電対と調節器を接続する延長線路は必ず規定の補償導線 を使用してください。一般導線を使用すると、熱電対と一般線 の接続部に温度偏差が発生します。 RTDセンサを使用する場合、必ず3線式で結線してください。 線路を延長する場合は線の材質、太さ、長さが同じ3個の配 線を使用してください。線路抵抗が異なると温度差を誘発し ます。 誘導性ノイズを防止するため本製品の配線は高圧線、電力 線等と分離してください。 やむを得ず電源線路と入力信号線路を近くする場合、調節 器の電源ラインにラインフィルタを使用し、入力信号線路はシ ールド線を使用してください。 TZN/TZ T3S, T3H, T4M, T4L T3HS, T3HA, T4MA, T4LA T4LP T3NI, T4YI, T4WI, T3SI, T3HI, T4MI, T4LI TOS, TOM, TOL 強い高周波ノイズを発生させるは機器(高周波溶接機、高周 波ミシン機、大容量SCRコントローラ、大容量モータ)近所で の使用を避けてください。 T3YF 不要な高周波干渉を起こすラジオ、テレビ、無線機器近所で の使用を避けてください。 TB42 使用入力センサを変更する場合、まず機器の電源を遮断し てください。仕様によってセンサを接続し電源を再印加した 後、デバイス総合管理プログラム(DAQMaster)を用いてパラ メータを変更またはダウンロードしてください。 前面部の通信局番指定スイッチを変更する場合、サイズ (2mm)に合った「-」ドライバまたはプラスチックドライバを使用 してください。サイズが合ってない場合は破損することがあり ます。 通信ケーブルは必ずツイストペア線を使用してください。線路 両端に丸型フェライトビーズを接続すると、外部ノイズの影響 を減らすことができます。 通信線路とAC電源ラインを重ねないでください。 風通しの良い所に設置してください。密閉スペースに設置する 場合、風通し対策を施してください。 本製品は下記の環境条件で使用することができます。 屋内 高度2000m以下 汚染等級 2(Pollution Degree 2) 設置カテゴリ Ⅱ(Installation Category Ⅱ) 17 THD T4WM 技術解説
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