パイプロック TK-4K~17K 施工手順 空調配管専用 適合銅管サイズ 12.70~53.98 mm 1セット(パイプサポート+固定バンド) 最上階 熱伸縮 支持 (1)取付位置の決定 1/2 L 縦引配管の配管長に対して中央部になるように 『パイプロック』の取付位置を決定してください。 『パイプロック』を配管長の中央部に取り付け、 取付位置を支点に熱伸縮を上下両方向に逃がすこと により、銅管の熱伸縮による負荷を半減させます。 ※『パイプロック』を取り付けする縦引配管長は、 50m以下として下さい。 (50mを超える縦引配管長 の場合は、当社営業所へお問い合わせ下さい。) 熱伸縮 支持 全長 L 熱伸縮 取り付け位置 熱伸縮 支持 1/2 L 熱伸縮 (2)取り付け準備 パイプサポートを銅管にロウ付けできるように、取 付位置付近の保温材を剥いで下さい。 支持 熱伸縮 最下階 ベース金具 銅管 (3)ベース金具の取り付け 別売のベース金具を架台に取り付けて下さい。 (M10 ボルト・ナット使用のこと。 ) ベース金具を取り付けるための架台は、縦引配管の 重量を十分考慮して設計して下さい。 (4)パイプサポートの取り付け(仮止め) パイプサポートを銅管に仮固定して下さい。 パイプサポートを銅管に取り付ける際は、パイプサ ポートの開口部を広げ過ぎないように最大開口寸法 以下として下さい。(最大開口径:銅管外径+3mm) 開口部を広げ過ぎますと、パイプサポートの接続帯 に負荷がかかりますので、パイプサポートの開口部 が閉まらなくなり、銅管への取り付けができなくな ります。 (5)パイプサポートの位置決め 架台 M10ボルト・ナット 銅管 最大開口径 接続帯 パイプサポート 注)開口部を広げ過ぎないこと。 (最大開口寸法:銅管外径+3mm) 固定バンドとベース金具 の穴位置が合うかどうか 確認すること! 取り付け位置に 仮固定する。 仮固定したパイプサポートの上から固定バンドを あてがい、パイプサポートの取り付け位置を決定 して下さい。固定バンドとベース金具の穴位置が 合うかどうか必ず確認して下さい。 架台 パイプサポート ベース金具 固定バンド 20141107 (6)パイプサポートの取り付け(ロウ付け) 上 全周にロウ付け 固定バンドをはずした後、銅管に仮固定した パイプサポートを硬ロウを用いてロウ付けして ください。 (弊社型番 BP-0-24,5-24,2-24) パイプサポート内側全面にロウ材が行きわたる ように、必ず上下全周、鍵型カン合部、半割れ 部にロウ付けし、隙間を塞いでください。 パイプサポートの 内側全面にロウ材 が行きわたるように、 全周にロウ付けする。 鍵型カン合部 にロウ付け (接続帯裏面も) パイプサポート 半割れ部 にロウ付け ロウ材 (注意) 反対側 点付けにてロウ付けすると、接合強度不足により、 下 全周にロウ付け パイプサポートが脱落する恐れがあります。 また、パイプサポート内部に水分(結露水等)が 侵入し凍結した場合、銅管を変形させガスリークの原因となる恐れがあります。 銅管 断面図 ※鍵型カン合部をロウ付けする際、加熱により接続帯が溶断されることがありますが、強度上問題ありません。 ロウ付け後、銅管サポートが 十分に冷めたことを確認! (7)固定バンドの取り付け ロウ付けしたパイプサポートが十分に冷めた ことを確認した後、固定バンドを取り付けて ください。ロウ付けの余熱で固定バンドの塗 装が溶ける恐れがありますので、必ずパイプ サポートが十分に冷めたことを確認してから、 固定バンドを取り付けて下さい。 付属のM6ボルト・ナット で固定する。 固定バンドを取り付けする。 (8)保温カバーの取り付け(保温材の補修) 『パイプロック』の取付部分は、保温カバー(TK-SH,TK-DH)を取り付けて防露処理を行って下さい。 保温カバーと縦引配管の保温材との突合せ部は、表面のホコリ・汚れ等をきれいに拭き取り、突合わせ部に対し て、保温材接続テープ(弊社型番 : JTA-100-I)のガラスクロス部が来るように円周方向に 10mm 以上オーバー ラップするように巻き付けて下さい。その際、保温材接続テープが、固定バンドに被さる部分の保温材と干渉 する箇所は、テープを保温材に押しつけながら巻き付け、その後にテープに生じたシワも手で押さえながらテ ープ全体をよくなじませて下さい。 次に、ベース金具に被さる箇所の保温材合わせ部に対して、開き防止のために粘着テープ(弊社型番 : HF-50) を巻き付けて下さい。 保温カバーの端部は、隙間からの空気の流入を防ぐ為に、必ずシリコ-ンコーキング等で隙間を塞いで下さい。 保温材 銅管 注)保温材の突合せ部は、 保温材接続テープJTA を巻き、処理すること。 JTA JTA HF 固定バンド ベース金具 ベース金具 架台 ベース金具 HF 空気の流入を防ぐ為、 隙間にシリコンコーキ ングすること。 JTA 保温カバーの取り付け JTA 突合せ部・端末部の処理 保温カバー 【施工上の注意】 ・ 『パイプロック』は空調配管専用です。冷蔵・冷凍配管には使用しないで下さい。 ・各階層には、配管支持が必要です。配管自在バンド(弊社型番:HBR)を用いて配管支持して下さい。 ・ 『パイプロック』取り付けの際は、必ずベース金具を用いて取り付けて下さい。羽子板ボルト等は、 強度不足のため絶対に使用しないで下さい。 ・ 『パイプロック』取り付け後に、上下の銅管をロウ付け接続する際は、ロウ付けの余熱で、固定バンドの 塗装が溶けないように、必ず濡れタオル等を銅管に巻き付け断熱処理して下さい。 ・縦引配管の立上がり部・立下り部について、エルボの損傷が考えられる場合は、銅管の熱伸縮を考慮して 伸縮曲管(エキスパンションループ,エキスパンションオフセット)等を用いて施工して下さい。 その他製品仕様等の詳細につきましては、 「パイプロック」技術資料を参照下さい。
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