2014 年 11 月 10 日 各 位 会 社 名 GCAサヴィアン株式会社 代表者名 代表取締役 渡辺 章博 (コード番号: 2174 東証1部) 問合せ先 IR室リーダー 加藤 雅也 (TEL. 03-6212-7100) TC Capital との戦略的業務提携およびシンガポール現地法人設立に関するお知らせ 当社は、クライアントのアジア地域における成長戦略を積極的且つスピーディーにサポートするため、 インドおよび中国に現地法人を設立し事業展開を行ってまいりました。この度、東南アジアでの更なる 体制強化のため、シンガポールの独立系投資銀行である TC Capital Pte. Ltd. (以下”TCC”)との間で、 東南アジア企業と日本企業によるクロスボーダーM&A(企業の合併・買収)に対するアドバイザリー 業務を協働する(以下「本提携」)ための戦略的業務提携契約(以下「本提携契約」)を締結いたしまし たので、お知らせいたします。 また、同時にシンガポールに現地法人(100%子会社)を設立いたしますので併せてお知らせいたしま す。 記 1. 本提携の概要 東南アジアにおいては、2015 年末の東南アジア諸国連合(ASEAN)の経済統合を控え、域内 のM&Aがますます活発になってきております(注)。 多くの日本企業はかかる成長市場たる東南アジアにおける戦略的M&Aの機会を積極的に模索 しており、東南アジアにおけるM&Aの推進役として信頼できる「独立系M&Aアドバイザリー」 を求める声がますます高まっています。 一方、東南アジアにおいてM&Aを成功に導く為には、現地ビジネスに精通し、海外企業へのア ドバイスの経験が豊富な専門家との協働が不可欠です。 本提携は、当社の経営理念である“Trusted Advisor For Client’s Best Interest”を実践する ために、当社の経営理念を共有できるパートナーと協働してクライアントを適切に支援する体制の 確立を目的としております。 本提携契約の締結により、TCC と当社は戦略的提携パートナーとして協働し、両社が有するM& Aの専門知識やノウハウ、現地での様々な業界の事情、また長年にわたる取引先との緊密な関係を 結集し、日本と東南アジアのクライアントに対して新たなクロスボーダーM&Aの機会を提供する ことが可能となります。 (注) 2014 年上半期の東南アジア企業による自国、域内他国の企業を対象にしたM&A(資本参加も含む) は 227 億ドル(約 2.4 兆円)と増加傾向(トムソンロイター調べ) 。 2. 現地法人の設立の目的 上記、本提携を積極的に推進するため、シンガポールに現地法人(当社 100%子会社)を設立いた します。当社の現地法人と TCC との間で適切な情報交換を行うことにより、これまで以上に、優良 な案件の発掘、案件を確実に成功に導く実務執行体制を整えます。 当社が既に進出しているインド及び中国に、シンガポールを加えることでアジア域内におけるク ライアントサポート体制をより一層強化することが可能となります。 3. 子会社の概要 (1) 商 号 : GCA Savvian Singapore Pte. Ltd.(仮称) (2) 本店所在地 : シンガポール (3) 設立時期 : 2014 年 12 月(予定) (4) 資本金及び追加払込資本金 : 120,000 S ドル(1,000 万円相当)(予定) (5) 当社との資本関係 : 当社 100%出資 (6) 事業内容 : M&Aアドバイザリー業務、コンサルティング業務 (7) 決算期 : 12 月末日 4. TCC について TCC はシンガポールを本拠地とする独立系投資銀行であり、Tommy Tan 氏及び Ravi Chidambaram 氏により 2002 年に設立されました。東南アジア、インドを含むアジア全域において、M&A及び プライベートキャピタルマーケットに関わるアドバイザリーサービスを提供しています。 日本企業が関係する主なアドバイザリー実績としては、住友生命によるベトナム Bao Viet Holdings への資本参加、カヤバ工業によるインド Conmat Systems の買収、みずほコーポレート銀 行と Viet Comm Bank(ベトナム最大級の国営商業銀行)との資本・業務提携、HSBC Private Equity が保有するシンガポール Modern Asia Environmental Holdings の DOWA グループへの売却等があり ます。 ホームページ: http://www.tccapital.com/ 5. 業績に与える影響 本件による当期業績への影響につきましては軽微であります。 以上
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