幕別町いじめ防止基本方針【概要】(平成26年10月30日策定)

幕別町いじめ防止基本方針【概要】(平成26年10月30日策定)
~ 学校・家庭・地域・関係機関の連携と共通認識によるいじめの根絶に向けた取組の推進 ~
いじめの防止等の対策に関する基本理念
⑴ いじめが全ての児童生徒に関係する問題であることに鑑み、児童生徒が安心して学習その他の活動に取り組むことができるよう、学校の内外を問わずいじめが行われなくなるようにすることを旨として行わなければならない
⑵ 全ての児童生徒がいじめを行わず及び他の児童生徒に対して行われるいじめを認識しながらこれを放置することがないようにするため、いじめが児童生徒の心身に及ぼす影響その他のいじめの問題に関する児童生徒の理解を深めることを旨として行わなければならない
⑶ いじめを受けた児童生徒の生命及び心身を保護することが特に重要であることを認識しつつ、町、学校、地域住民、家庭その他の関係者の連携の下、いじめの問題を克服することを目指して行わなければならない
幕別町が実施する主な施策
学校が実施すべき主な施策
いじめの防止等
・「いじめは決して許されない行為である」という認識を児童生徒に定着させるとともに社会全体で共有する
ため、いじめ防止等に関する事業の実施や「いじめ防止啓発標語」の募集等の啓発活動を展開する
・スクールカウンセラーや心の相談員等を配置・派遣し、いじめの防止に努める
・学校生活における意欲や満足度を調査する「ハイパーQU検査」の活用を図る
・スクールガードによる登下校中の児童等を見守る
いじめを防止するための具体的取組
・児童等の道徳性を育むため、道徳教育の要となる道徳の授業をはじめ、各教科等における自然体験や社会体
験の充実を図る
・「わたしたちの道徳」を積極的に活用する
・挨拶や言葉遣いなどの規範意識を育むとともに、自己有用感や充実感が感じられる環境をつくる
・学級担任や養護教諭等による定期的な教育相談を実施するとともに、スクールカウンセラーや心の教室相談
員等を積極的に活用する
・「ハイパーQU検査」の活用により、児童生徒一人一人の実態を把握し、よりよい学級集団づくりを進める
いじめの早期発見
・スクールカウンセラーや心の相談員等を配置・派遣し、いじめの早期発見に努める
・インターネットを通じて行われるいじめへの対策として、道教委が実施するネットパトロールの情報を活用
する
・電話相談窓口「まっく・ざ・まっく心の相談室」の周知を図る
いじめへの対処
・いじめが明らかになった場合は、直ちに必要な調査を実施する
・児童生徒や保護者からいじめに係る相談・報告等を受けたときは、学校に対し、いじめの解消に向けた迅速
な対応を指示・指導する
・スクールカウンセラーや心の教室相談員を配置・派遣し、学校の対応を支援する
・いじめが起こった場合の対応方法や各種相談窓口等について、保護者への情報提供に努める
いじめへの防止等の対策のための組織の設置等
・いじめ問題対策連絡協議会
いじめの防止等に関係する機関及び団体の連携を図るため、条例の定めにより置くことができる
(仮称)いじめ防止対策推進委員会
いじめの防止等のための対策を実効的に行うため、教育委員会に附属機関を設置する
重大事態が発生した場合、事実確認を調査する組織を兼ねる
委員は、専門的な知識及び経験を有する第三者を委嘱する
重大事態への対処
①
②
③
④
⑤
報
告
調査の組織
調査の実施
調 査 結 果
等の取扱い
町長による
調
査
学校→町教育委員会→町長
(仮称)いじめ防止対策推進委員会
重大事態に至った経緯等の事実関係を可能な限り明確にする
いじめを受けた児童等及びその保護者に説明する。町長へ報告する
必要に応じ、町長部局の附属機関による再調査→町議会へ報告
いじめを早期に発見するための具体的取組
・道教委によるいじめアンケート調査を全児童等に実施するほか、適宜、各学校独自の調査を実施する
・定期的な教育相談とともに、必要に応じたスクールカウンセラーや心の相談員等による教育相談を実施する
・インターネットを通じて行われるいじめ対策として、道教委が実施するネットパトロールを活用し、不適切
な書き込み等を発見した際は、削除の依頼等、関係機関との連携・協力し適切な対応を図る
いじめに対処するための具体的取組
・被害児童生徒やいじめを知らせてきた児童生徒の安全・安心を第一に考え、学校として組織的に対応する
・いじめが明らかになった場合は、直ちに当該家庭を訪問し、事実関係を説明するとともに、被害児童等を徹
底して守り通すことや問題を解決するための具体策を示して、当該保護者等の不安を取り除く
・いじめが解消したと思われる場合でも、再発防止に向けた取組とともに被害児童等の心のケアについても組
織的に継続する
・加害児童等に対しては、「いじめは決して許されない行為である」ことを毅然として指導し、当該児童等が
抱える問題にも目を向け、当該児童等の人格を根底から否定するような指導とならぬよう留意するとともに、
個人情報の取扱い等プライバシーの保護に十分配慮する
いじめの防止等の対策のための組織の設置
・いじめの防止等のための対策を実効的に行う
・重大事態発生時の調査を行うとした場合、事実確認を調査する組織を兼ねる
(校長、教頭、主幹教諭、学年主任及び生徒指導主事等の学校職員と外部有識者等)
「いじめ」とは
具体的ないじめの態様
「いじめ」とは、児童等に対して、当該児童等が
在籍する学校に在籍している等当該児童等と一定
の人的関係にある他の児童等が行う心理的又は物
理的な影響を与える行為(インターネットを通じ
て行われるものを含む。)であって、当該行為の
対象となった児童等が心身の苦痛を感じているも
のをいう。
・冷やかしやからかい、悪口や脅し文句、嫌なことを言われる
・仲間はずれ、集団による無視をされる
・軽くぶつかられたり、遊ぶふりをして叩かれたり、蹴られたりする
・ひどくぶつかられたり、叩かれたり、蹴られたりする
・金品をたかられる
・金品を隠されたり、盗まれたり、壊されたり、捨てられたりする
・嫌なことや恥ずかしいこと、危険なことをされたり、させられたりする
・パソコンや携帯電話等で、誹謗中傷等の嫌なことをされる など