仕様書

日付：2014.10.28
測域センサ
Scanning laser range sensor
UXM-30LN-PW
仕様書
×１
×１０
仕様項目追記・訂正、概要・免責事項追記
×１
仕様項目追記、誤記訂正
訂正符号
認
山本(智)
RS-00492
2012.06.01
瀬戸口
RS-0076
2,3
2011.11.25
環
RS-0004
4
2011.3.18
宇津木
PR-6080
訂正頁
訂正年月日
訂正
図修番号
性能見直しによる仕様変更・追記、品質参考値削除、誤記訂正 2,3.4.5.6
×８
承
2014.10.28
2
免責事項の訂正
確
上
宇
谷
木
津
認
訂
正
作
成
山
本
理
由
設
計
山
本
名称
図番
UXM-30LN-PW 仕様書
Ｃ－４２－３７９１
1／6
１．概要
動作原理

・レーザ（λ＝905ｎｍ）光線により半円状のフィールドをスキャンし、対象物との距離計測と
そのステップ角度により座標を計算し、専用のアプリケーションソフトウェアにより設定された
検出範囲内に設定された以上の大きさの検出物を検出すると共に、通信により角度ごとの距離デ
ータを出力するセンサです。(距離データは専用アプリケーションでのみ利用できます。)
・レーザの安全はクラス１です。
２．構成（光線スキャンイメージ）
760
判定エリア
760 ステップで
スキャン角度
190 度
ステップ角 0.25 度

380
UXM-30LN-PW
30m
計測エリア
0
３．免責事項
・本センサは安全認証を受けた製品ではありません。
・本センサは機械指令に基づく人体検知センサとしてはご利用頂けません。
・本センサはレーザ光を用いて計測を行なっているため、強い外乱光が入った場合や対象物か
らの反射光が得られない場合、動作が不安定になる可能性があります。
・本センサは環境条件(雨・雪・霧など)や光学カバーの汚れが原因で、動作が不安定になる可
能性があります。
・本センサを取り付けるシステム製造者は、安全に関する全ての規則及び規制を遵守する責任
があります。
・本センサが大量破壊兵器、人類を殺傷する目的を持つ武器・装置、またそれに関連する技術
等へ使用の恐れがある場合、もしくは使用が判明した場合は、日本国法の外国為替および外
国貿易法／輸出貿易管理令に準拠し販売を差し止めることがあります。また、製品の輸出に
関しては、国際的な平和や安全を維持するために、司法／輸出貿易管理令に準拠した手続き
を行います。
・ご使用前には、本仕様書を熟読して下さい。
名称
UXM-30LN-PW
仕様書
図番
Ｃ－４２－３７９１
2／6
４．定格仕様
品名
形式
光源
電源電圧
測域センサ
ＵＸＭ－３０ＬＮ－ＰW
半導体レーザー λ= 905nm 、FDAレーザー安全クラス1
DC10～30V
定常時電流　DC10V、DC12V時　600mA以下、DC24V時　250mA以下　
電源電流
起動時電流　DC10V　2A以下、DC12V　1.5A以下、DC24V　0.75A以下
消費電力
6W以下(定常時)
*2
検出保証値 0.1～30m （黒10%反射物　500mm×500mm） 
検出距離及び検出体最大検出距離：100m (出力限界値) 
最小検出物 65mm（5m）、130mm（10m）、400mm（30m） 
周囲照度 3000lx以下　：±50mm*1 (黒10% 10m、白ケント紙 30m）
距離精度
*1
周囲照度 100000lx以下　：±100mm (黒10% 10m、白ケント紙 30m）
1mm
測定分解能
周囲照度 3000lx以下　：σ<50mm （黒10%　10mまで、白ケント紙　30mまで）
及び繰返し精度
周囲照度 100000lx以下　：σ<100mm （黒10%　10mまで、白ケント紙　30mまで）
走査角度
190度
角度分解能
約0.25度（360°/1440分割）
検出エリア設定
ポインタまたは数値入力にて光軸方向に0.1～30mまで自由に作成可能
通信仕様
専用コマンド
走査時間
50ms（モーター回転数　1200rpm）
インタフェース
USB：Ver2.0　Full　Speed（12Mbps）　エリア設定用
出力
OUTPUT　4点：故障出力、出力１、２、３
入力
INPUT　4点：エリア切替入力１、２、３、４（全１６パターン）
出力応答時間
100ms以下。但し設定により、変化します。
電源投入から30秒以内で動作。状態により30秒を超える可能性があります。
起動時間
表示灯
電源表示（緑）、動作／故障表示（橙）：動作時-点灯、故障時－点滅
電源・入出力：ケーブル引出し式、USB：コネクタ（Binder　09-0431-87-04）
接続
使用周囲温度、湿度 -10～+50℃　85%RH　（但し、結露、凍結が無いこと）
耐候性
雨や雪や太陽光により検出距離が短くなります*2
10～55Hz　複振幅1.5mm　X、Y、Z方向　各2時間
耐振動
55～200Hz　19.6m/s2 スイープ2分　X、Y、Z方向　各1時間　
2
耐衝撃
196m/s X、Y、Z方向　各10回
保護構造
IP67
絶縁抵抗
10MΩ
質量
800g
ケース前面部、光学面：ポリカーボネート
材質
ケース背面部：アルミ
外形寸法(W×D×H) 124mm×126mm×150mm（コネクタ含まず）　
注）
名称




*1 外光の直射時は検出が保証できません（西日など）
*2 環境の影響は実機での確認をお願いします。
UXM-30LN-PW
仕様書
図番
Ｃ－４２－３７９１
3／6
５．接続
５．１
電源ケーブル仕様
電源ケーブル１６芯２ｍ
線色
機能
茶
+V（10～30V）
青
-V(0V)
緑
エリア入力１
黄
エリア入力２
紫
エリア入力３
白／黄
エリア入力４
橙
故障出力
黒
出力１
白
出力２
白／青
出力３
赤
入出力用+COM
灰
出力用-COM
黄／赤
NC
黄／緑
NC
黄／黒
NC
白／紫
NC
５．２
使用しない入力線は、オープンもしくは入出力用+COM[赤]に接続し
て下さい。
使用しない出力線は、オープンもしくは出力用-COM[灰]に接続して
下さい。
コネクタ仕様
2
1
3
4
メーカー：Binder
形式：09-0431-87-04
USB 接続コネクタ(Binder, 99-0430-10-04)
PIN番号
機能
配線色
1
VBUS
赤
2
-D
白
3
+D
緑
4
SG
黒

５．３ USB ケーブル
注１）通信用 SG と内部 GND はセンサ内部で短絡されています。（入力-VIN とは分離）
このため、USB ケーブルを接続したままで運用する場合、動力線などの外乱ノイズの
発生する配線とは極力離して下さい。
Binder,99-0430-10-04
USB TYPE A コネクタ
2m
名称
UXM-30LN-PW
仕様書
図番
Ｃ－４２－３７９１
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５．４入出力回路
入力：フォトカプラ入力（アノードコモン、各入力ＯＮ電流 2ｍＡ）
出力：Ｎｃｈオープンドレイン出力
最大出力電流
100mA
最大印加電圧
30V
出力残留電圧
1V以下
+COM電源範囲
10～30V

接続例
1KΩ
６．制御信号
６．１故障検出出力
（１）レーザ故障
（２）モータ故障
4.7KΩ
レーザが発光しないとき及びレーザ安全クラス 1 を超えたとき
モータの回転が 1200rpm にならないとき
故障時は出力を OFF にしてレーザ発光及びモータ回転を停止します。
原因解析は通信で確認してください。
名称
UXM-30LN-PW
仕様書
図番
Ｃ－４２－３７９１
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６．２
入力と選択エリアセット
１つのエリアセットには３つのエリアが設定でき、それぞれ出力１、出力２、出力３に対応
しています。エリア切替入力 IN１～４でエリアセットナンバーを設定します。
ＯＦＦ：Ｈレベル、ＯＮ：Ｌレベル
入力応答時間：２スキャン時間（100ms）
入力1
入力2
入力3
入力4
エリアセット
OFF
OFF
OFF
OFF
エリア１
ON
OFF
OFF
OFF
エリア２
OFF
ON
OFF
OFF
エリア３
ON
ON
OFF
OFF
エリア４
OFF
OFF
ON
OFF
エリア５
ON
OFF
ON
OFF
エリア６
OFF
ON
ON
OFF
エリア７
ON
ON
ON
OFF
エリア８
OFF
OFF
OFF
ON
エリア９
ON
OFF
OFF
ON
エリア１０
OFF
ON
OFF
ON
エリア１１
ON
ON
OFF
ON
エリア１２
OFF
OFF
ON
ON
エリア１３
ON
OFF
ON
ON
エリア１４
OFF
ON
ON
ON
エリア１５
ON
ON
ON
ON
エリア１６
６．３出力例
下記エリア設定時の検出物位置Ａ、Ｂ、Ｃでの出力例
検出物位置出力１出力２出力３
Ａ
OFF ON
ON
Ｂ
ON OFF OFF
C
OFF OFF OFF
出力１
A
C
UXM-30LN-PW
30m
B

出力２
出力３
名称
UXM-30LN-PW
仕様書
図番
Ｃ－４２－３７９１
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