1.事業の趣旨 横浜市では待機児童解消に向けて、保育所の整備を行っています。需要の多い地域及び 利便性の高い地域での認可保育所整備を推進するために、物件と保育所運営法人(以下、 「運営法人」という)の「マッチング」を行う目的で物件の公募を実施します。 ご応募いただいた物件については、横浜市の方で保育施設に適した物件かどうかを事前 に判断し、適している場合に限り、横浜市のパスワード付ホームページ(PW付HP)上 に随時、掲載していきます。 (掲載期間は、1か月~2か月の間で調整して決めます。) 並行して、マッチング事業へ参加意向のある運営法人は、横浜市に申請していただき、 運営法人の選定基準を満たしている場合には、本市のホームページの閲覧に必要なパスワ ード(PW)を付与します。 PWを付与された運営法人は、物件が掲載されているPW付HPを随時閲覧し、保育所 整備に向けて交渉したい物件があった場合には、横浜市に連絡していただきます。 横浜市は、交渉したい運営法人がいることを物件所有者へ連絡し、その運営法人との交 渉を希望されるかを確認します。希望される場合は、運営法人と物件所有者の双方で交渉 をしていただきます。 交渉が成立した段階でマッチングが成立したことになります。運営法人から「マッチン グ成立報告書」を横浜市へご提出いただき、物件情報をホームページ上から削除します。 マッチング成立後、物件所有者と運営法人の間で物件の賃貸借契約を締結し、保育所整 備に向けて、調整していくことになります。 (運営法人は、保育所整備にあたって「内装整備費補助事業」等の各種整備補助事業に応 募いただくことができます。) 【事業の流れ(イメージ)】 物件所有者 ① ② ③ 物件選定 PW付HP上に 物件掲載 A 案件応募 B ※随時、物件選定 ができ次第、掲載 していきます。 ※1物件の掲載期 間は、1~2か月 市 PW付 HPを閲覧 イ 法人が物件を 閲覧した結 果、交渉を希 望した場合 は、 市を経由して 物件所有者へ 連絡 A ロ B ロ ハ 法人申請 A イ B ハ ハ マッチング 成立報告書 応募希望法人 イ 物件所有者と PW付与法人 とで随時、 調整 法人選定 し、適当 と認めた 場合は、 PW付与 PWを付与された 法人 イ ロ ハ 市 市 ★これまでとの変更点★ 1 物件所有者の皆様からの情報は、随時、受け付けます! 2 物件情報は横浜市のホームページ上にPW付で掲載しますので、事前にご登録いただいた 運営法人の方が、随時、閲覧できます! 1 2.募集内容、選定方法 「認可保育所向き」と「小規模保育事業向き」の両タイプの物件を公募します。 (1)認可保育所向き物件募集 (ア)募集物件 募集物件 ①土地のみ ②土地に保育所用 ③新築ビルテナント 建物を新築 (今後、新築するもののみ) (今後、新築するもののみ) イメージ 大きさの目安 500 ㎡以上 土地は 500 ㎡以上 新築する建物は 300 ㎡以上 300 ㎡以上の床 (園庭部分も必要) 運営法人に貸付 けする部分 土地 土地付建物(新築) テナント部分と園庭部分 保育所建物の 所有者 運営法人 物件所有者 物件所有者 保育所の内装 対象となる 補助事業 運営法人(建物の内装部分は、運営法人が保育所に改修します。 ) 建物整備工事 (社会福祉法人に限る) または内装整備 内装整備 内装整備 ※「内装整備」の範囲(工事区分)や外構工事の実施主体は、物件ごとに地権者と法人のあいだで協議に より決定していただきます。 【物件の諸条件について】 ア 原則として、市街化区域であること。 イ 敷地が、建築基準法第 42 条による道路に接していること。(不明な場合は、ご応募いた だいた後にこども青少年局で調査します。 ) ウ ②や③のような新築物件の場合は、平成 27 年度中に竣工するものであること。 (新築物件であっても、関係法令(建築基準法、バリアフリー法、福祉のまちづくり条例等) を満たせることが必要です。そのため、特に2階以上の場合には、2方向避難ができる階段 や専用のエレベーターが必要になります。 ) エ 原則として、平成 28 年 4 月に保育所開所が可能なスケジュールで物件の貸付け、または 整備が可能であること。 オ 共有者など、当該土地に関する関係権利者の了解が得られること。 カ 保育所整備について、近隣の同意が得られること。 (イ)募集の対象地域 原則、「整備が望ましい地域」として指定した地域(別添1参照) 2 (2)小規模保育事業(※)向き物件募集 (※)小規模保育事業とは・・・ 認可保育所は、主に0歳~就学前の児童を対象としているのに対し、小規模保育事業は、0歳 ~3歳未満の児童を対象とする6人~19 人までの施設です。そのため、認可保育所よりも小さな スペースで事業を行うことができます。 また、近隣に公園等があれば敷地内に園庭を確保する必要がないことや「児童福祉施設」では なく「事業所」扱いとなっていることから、認可保育所と比べて設置しやすくなっています。 (ア)募集物件 ①土地 ②土地に建物を 新築 ③ビルのテナント (新築・既存) ④建物付き土地 (空き家活用) イメージ 大きさの目安 200 ㎡以上 土地は 200 ㎡以上 新築する建物は 70~150 ㎡程度 運営法人に貸 付けする部分 土地 土地付建物(新築) テナント 土地付空き家 建物の所有者 運営法人 又は横浜市 ≪検討中≫ 物件所有者 物件所有者 物件所有者 保育施設の 内装 対象となる 補助事業 70~150 ㎡程度 空き家は 70~150 ㎡ 園庭部分は不 程度 (保育室は原則1階) 要( 保 育 室 は 原 則 1 階 ) 運営法人(建物の内装部分は、運営法人が改修します。) ≪検討中≫ 小規模保育事業改修整備補助 ※「内装整備」の範囲(工事区分)や外構工事の実施主体は、物件ごとに地権者と法人のあいだで協議に より決定していただきます。 【物件の諸条件について】 ア 原則として、市街化区域であること。 イ 敷地が、建築基準法第 42 条による道路に接していること。(不明な場合は、ご応募いた だいた後にこども青少年局で調査します。 ) ウ ②と③で、新築していただく物件の場合は、平成 27 年度中に竣工するものであること。 エ ③で、既存ビル活用の場合には、次の条件を満たすほか、活用するにあたって関係法令(建 築基準法、バリアフリー法 等)を満たせること。 ・1階だけで保育に必要な面積(約 30 ㎡~70 ㎡程度(受入人数による))を確保できること。 ・建築確認済証及び検査済証の交付が確認できること。 ・新耐震基準を満たし、耐震上問題がないこと。 (S56.5.31 以前に建築確認済が交付され着工した建物の場合は、耐震調査を実施し問題が ないもの又は耐震補強済のもの) オ ④の空き家活用の場合には、次の条件を満たすほか、活用するにあたって関係法令(建築 基準法、バリアフリー法、用途によっては福祉のまちづくり条例 等)を満たせること。 ・構造が木造の場合は、防火地域以外であること。 ・1階だけで保育に必要な面積(約 30 ㎡~70 ㎡程度(受入人数による))を確保できること。 ・建築確認済証及び検査済証の交付が確認できること。 ・新耐震基準を満たし、耐震上問題がないこと。 (S56.5.31 以前に建築確認済が交付され着工した建物の場合は、耐震調査を実施し問題が ないもの又は耐震補強済のもの) 3 カ 共有者など、当該土地に関する関係権利者の了解が得られること。 キ 小規模保育事業について、近隣の同意が得られること。 (イ)募集の対象地域 原則、「整備が望ましい地域」として指定した地域(別添2参照) (3)物件所有者の条件について ア 横浜市税を滞納していないこと。(選定にあたり、納税証明等をご提出いただきます。) イ 事業者と、10 年以上の賃貸借契約を締結していただけること。 (ただし、保育施設の整備や内装改修に各種整備費補助を入れる場合は、財産の処分 制限期間(平成 20 年厚生労働省告示第 384 号)が定められていますので、10 年以上 も引き続き、賃貸借させていただくことについて、御協力をお願いいたします。) ウ 横浜市暴力団排除条例(平成 23 年 12 月横浜市条例第 51 号)第2条第2号に規定す る暴力団、同条第4号に規定する暴力団員等、同条第5号に規定する暴力団経営支配 法人等又は同条例第7条に規定する暴力団員等と密接な関係を有すると認められる者 (法人その他の団体にあっては、その役員(業務を執行する社員、取締役、執行役又 はこれらに準ずる者をいう。 )が暴力団員等と密接な関係を有すると認められるものを いう。 )でないこと。 エ 神奈川県暴力団排除条例(平成 22 年神奈川県条例第 75 号)第 23 条第1項又は第2 項に違反している事実がない者。 オ アからエに定めるほか、不適当と認められる者でないこと。 (4)募集期間 平成 26 年 10 月 20 日~ 随時受け付けます。 ※ただし、運営法人が各種整備費補助の交付を受けて 28 年4月に開所するためには、 認可保育所にあっては、①土地の場合は、26 年 12 月頃から募集する「建設費補助事業」、 ②③の場合は、27 年4月頃から募集する「内装整備費補助事業」の募集時期までに、 マッチングが成立していることが必要です。 小規模保育事業にあっては、それぞれ整備費補助の期限までに、マッチングが成立し ていることが必要です。 (5)選定方法 待機児童の状況、立地(利便性)、建築法令(接道条件、建ぺい率、容積率、周辺環境、 保育所施設基準) 、地形等により総合的に判断します。 (6) 結果通知 ご応募いただいた物件は、前「 (5)選定方法」により選考し、その結果を、書面にて通 知します。 (概ね、10 日前後でご通知します。遅れる場合には、ご連絡します。) ※通知させていただいた後、横浜市のパスワード付ホームページ上に随時掲載していきま す。 3.応募方法 (1)提出書類 ・エントリーシート(巻末・添付)、納税証明書等 (添付書類) ①土地、②土地に建物新築の場合 ③ビルテナント、④建物付き土地の場合 ・現地案内図 ・現地案内図 ・公図 ・平面図 ・登記簿謄本 ・建築検査済証 ・写真 ・写真 ※ご応募の際、エントリーシートに記載していただいた(希望賃料)については、運 営法人にお伝えしていくことになりますので、実際のものと相当な相違がないよう お願いします。 ※希望賃料ほか、ご提出いただいたエントリーシートの内容に変更が生じた場合には、 必ず、連絡してください。 4 (2)提出方法 ・状況やご意向の確認などを合わせて行いますので、お手数ですが原則として直接担 当課までお持ちください。( 「6.担当課」欄参照) ・ご提出に先立ち、必ず事前にお電話にて時間の予約を入れてください。 ・直接おいでいただくことができない場合は、お電話にてご相談ください。 4.スケジュール 随時募集しています。 ※認可保育所で整備補助事業を活用して 28 年4月に開所する場合の目安のスケジュール ①土地 締切の目安 選定結果通知、HP上に掲載 保育所運営事業者とのマッチング成立 (保育所運営事業者による補助金申請) 賃貸借契約合意 ※建設費補助活用 11 月中旬 11 月下旬頃~ 12 月末頃 (1月頃) 2月末 ②土地に建物新築 ③ビルの床の一部」 ※内装整備費補助活用 3月中旬 3月下旬頃~ 4月末頃 (5月頃) 4月頃 (保育所運営事業者への補助金交付決定) 整備開始 (3月頃) 4月~ (7月頃) 7月~ 開園 平成 28 年4月 平成 28 年4月 5.その他 ・本事業の実施にあたっては、横浜市議会において27 年度予算の成立が条件となります。 ・横浜市が運営法人をご紹介しますが、賃貸借契約の内容協議や契約締結については、物 件所有者と運営法人の責任において実施していただくこととなります。 本件に関して両者間でトラブルが発生したとしても、横浜市はその一切の責を負いかねま すので、ご留意ください。 ・ご応募いただいた書類は保育所整備等以外の目的で利用することはありません。また、募 集終了後担当課において処分します。原則として返却はいたしかねます。 6.担当課 横浜市こども青少年局 保育対策課 (JR 根岸線・市営地下鉄、関内駅徒歩2分。関内新井ビル5階(下記案内図)) 電話 045-671-4468(担当:田中(タナカ) 、石岡(イシオカ) ) FAX 045-663-1925 Email:[email protected] ※お越しになる場合、必ず事前にお電話にてお時間をご予約くださいますようお願いします。 5 5
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