ANA セールス(ANA SKY WEB TOUR)が初の顧客満足度1位 IKEA が

2014年10月21日
サービス産業生産性協議会
~2014年度JCSI(日本版顧客満足度指数)第3回調査結果発表~
ANA セールス(ANA SKY WEB TOUR)が初の顧客満足度1位
IKEA が3年連続で全指標1位を獲得
サービス産業生産性協議会(代表幹事:秋草直之 富士通(株)顧問)では、この度2014年度第
3回「JCSI(日本版顧客満足度指数:Japanese Customer Satisfaction Index)」調査として、7
業種[衣料品店/各種専門店/旅行/エンタテインメント/国際航空/国内長距離交通/生活関連サ
ービス]における71企業もしくはブランド(以下企業・ブランド)の満足度等を発表しました。
■各業種の顧客満足度(CS)1位企業・ブランド(詳細は3頁以降をご覧下さい)
・ユニクロ(衣料品店)
~3指標をおさえて5年ぶりCS1位~
・IKEA(各種専門店)
~3年連続で全指標1位(CS は4年連続1位)~
・ANA セールス(ANA SKY WEB TOUR)
(旅行)~初調査でCS1位~
・劇団四季(エンタテインメント)
~2年ぶり4回目のCS1位~
・シンガポール航空(国際航空)
~6年連続でCS1位~
・スターフライヤー(国内長距離交通)
~5年連続でCS1位~
・ミュゼプラチナム(生活関連サービス) ~2年連続CS1位~
3頁
4頁
5頁
6頁
7頁
8頁
9頁
この調査は、統計的な収集方法による総計12万人以上の利用者からの回答をもとに調査する日本
最大級の顧客満足度調査で、業種・業態(以下業種)横断での比較・分析ができ、かつ、6つの指標
で顧客満足度構造とポジショニングがチェック可能です。
本年度は年5回に分け、
年間約30の業種、
約400の企業・ブランドの調査を実施する計画です。
「顧客の評価を起点とした業種を超えた競争」
を促すことで、より高い付加価値や顧客満足を高める経営が日本全体に広がり、日本企業の成長と国
際競争力の強化に役立つことを狙いとし、2009年度から発表を行っています。JCSI(日本版
顧客満足度指数)の詳細・特徴については、10頁「参考資料1」をご参照ください。
お願い:
(1)本紙は報道用資料です。許可なく、広告または販売活動に転用することを禁止します。
(2)本発表内容の引用について、
「出典:サービス産業生産性協議会 2014年度 JCSI(日本版顧客
満足度指数) 第3回調査結果 」もしくは「2014年度サービス産業生産性協議会調べ」と明記
下さい(必要に応じて業種も明記下さい)
。
(3)掲載資料の1部ご送付、または取扱いメディア媒体名の情報を、下記にお知らせください。
【お問合せ先】 サービス産業生産性協議会事務局(担当:長田・浅野・加茂)
〒150-8307 東京都渋谷区渋谷 3-1-1((公財)日本生産性本部内)
tel:03(3409)1189 fax:03(3409)1187 mail:[email protected]
1
JCSI
検索
JCSI 業種・業態別の顧客満足度分布(2014年度)
Ⅰ.調査結果
今回発表の業種
2014年度調査済の業種
2013調査
中央値
100点
80
70
60
50
百 ス コ 家
貨 ー ン 電
店 パ ビ 量
ー ニ 販
マ エ 店
ー ン
ケ ス
ッ ス
ト ト
ア
生
活
関
連
用
品
店
ド
ラ
ッ
グ
ス
ト
ア
衣
料
品
店
各
種
専
門
店
自
動
車
販
売
店
通
信
販
売
サ
ー
ビ
ス
ス
テ
ー
シ
ョ
ン
シ
テ
ィ
ホ
テ
ル
ビ 飲 カ 旅 エ 国 国
ジ 食 フ 行 ン 際 内
ェ
ネ
タ 航 長
ス
テ 空 距
ホ
離
イ
テ
交
ン
ル
通
メ
ン
ト
近
郊
鉄
道
0点
小売系
観光・飲食・交通系
携 宅 生 フ 教 銀 生 損 証 ク 事
帯 配 活 ィ 育 行 命 害 券 レ 務
電 便 関 ッ サ
保 保
ジ 機
話
険 険
ッ 器
連 ト ー
ト
サ ネ ビ
カ
ー ス ス
イ
ー
ビ ク
ン
タ
ド
ス ラ
サー
ブ
住
設
機
器
サ
ー
ビ
ス
ーネ
ビッ
スト
通信・ 生活支援系
物流系
金融系
法人 その他
向け
◎棒グラフの上端にその業種において最も顧客満足度が高い企業・ブランド、下端に最も低い企業・ブランドが位置します。
◎矢印
は、各業種の調査対象企業・ブランドを順番に並べた際、ちょうど中間に位置づけられる業種中央値です(業種内の企業
数が7社であれば4番目、8社であれば4番目と5番目の中間が中央値)
。
■今回調査(2014年度 第3回)の概要
1.今回調査の対象業種/企業・ブランド(2014年度第3回、通算第27回調査)
:
下記7業種の売上等上位企業・ブランド(1業種につき5~14、計71企業・ブランド)
回
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
調査時期
2014 年 4 月
対象業種(予定)
コンビニエンスストア、シティホテル、ビジネスホテル、飲食業、カフェ、携帯電話、
(6月11日発表)
宅配便、事務機器
2014 年 6 月
自動車販売店、通信販売、サービスステーション、銀行、証券、
(8月20日発表)
インターネットサービス
2014 年 8 月~ 10 月
衣料品店、各種専門店、旅行、エンタテインメント、国際航空、国内長距離交通、
(今回発表)
生活関連サービス
2014 年 10 月
スーパーマーケット、家電量販店、生活関連用品店、生命保険、損害保険(自動車・火災)
、
(12 月発表予定)
クレジットカード
2015 年 1 月
百貨店、ドラッグストア、近郊鉄道、フィットネスクラブ、教育サービス
(3 月発表予定)
2.調査期間: 2014年8月19日~10月2日
3.調査方法:インターネット・モニターを用いた調査 (2段階にて回答者を抽出)
(1)第1次抽出: 調査会社のモニターを用いて、性別、年代別、地域別の人口構成に配慮した形で、今回は約
16万人より利用経験の有無についての回答を得ています。
(2)第2次抽出:上記の第1次抽出の回答が、選定条件(
「参考資料3」参照)に当てはまる方から無作為に抽出
した各対象400~900人程度に、サービスに対する具体的な評価について回答を依頼しました。回答依頼は
1人につき1企業・ブランドのみとしています。
4.総回答者数(75企業・ブランド)
:21,697人
5.質問項目:約110問(
「参考資料2」参照)
6.指数化の方法: 顧客満足度をはじめとした6つの指数(
「参考資料1」参照)は、質問回答から計算し、100
点満点で指数化しています。各指数はそれぞれ7~10点満点の複数設問で構成され、
「すべてを満点とした」
場合に100点、
「すべてを1点とした」場合に0点としています。
2
Ⅱ.調査結果(業種別)
今年度より各業種とも、業種中央値となった企業もしくはブランドまでの順位を公開しています。
■衣料品店
~3 指標おさえて「ユニクロ」が 5 年ぶり CS1位~
衣料品店は、
「ユニクロ」が 5 年ぶりに顧客満足度1位となりました。知覚価値とロイヤルティも1位、顧客
期待と知覚品質で2位と全体的に高い順位です。昨年度顧客満足度1位の「earth music&ecology」は顧客満足
度2位となり、
「アカチャンホンポ」が顧客期待、知覚品質、推奨意向で1位、顧客満足度で3位となりました。
衣料品店は、各企業で特徴があるものの結果的に顧客満足度の評価の差は小さくなっています。
順位
1
顧客期待
68.1
5
6
7
顧客満足度
71.4
アカチャンホンポ アカチャンホンポ ユニクロ
AOKI
4
知覚価値
68.5
2
3
知覚品質
ユニクロ
(同点2位)
はるやま
70.6
ユニクロ
69.8
earth music&
ユニクロ
ハニーズ
ecology
earth music& 68.9
アカチャンホンポ
AOKI
ecology
earth music&
68.5
ecology
しまむら
西松屋
earth music&
はるやま
ecology
洋服の青山
ローリーズ
ファーム
(同点6位)
西松屋
(同点4位)
ローリーズ
ファーム
はるやま
GAP
ローリーズ
ファーム
68.4
ハニーズ
67.7
しまむら
67.5
ローリーズ
ファーム
推奨意向
ロイヤルティ
62.7
61.2
アカチャンホンポ ユニクロ
earth music&
はるやま
ecology
ハニーズ
earth music&
ecology
AOKI
しまむら
ユニクロ
アカチャンホンポ
GAP
ZARA
洋服の青山
AOKI
85.0
衣料品店 評価の幅
[評価の幅に含まれる調査・指数化対象:計13企業・ブランド(50音順)]
80.0
ユニクロ
AOKI、earth music&ecology、アカチャンホンポ、H&M、GAP、ZARA、
衣料品店 中央値
しまむら、西松屋、ハニーズ、はるやま、ユニクロ、洋服の青山、ローリーズファーム
75.0
71.4
70.6
70.0
66.6
65.2
65.0
67.5
66.5
61.2
63.2
63.1
59.1
60.0
58.9
58.2
55.0
50.0
白抜きの数値は
ユニクロが業種1位となった項目
45.0
顧客期待
知覚品質
知覚価値
顧客満足度
推奨意向
※「コナカ」は選定条件(P.12 参照)を満たさず、順位、評価の幅に含まない参考値としての調査となっています。
3
ロイヤルティ
■各種専門店
~「IKEA」が3年連続で全指標1位(CS は4年連続)を獲得~
各種専門店は家具専門店の「IKEA」が3年連続で全指標1位(顧客満足度は4年連続1位)となりました。
顧客満足度2位は同じく家具専門店の「ニトリ」で、知覚価値でも「IKEA」に次ぐ評価となっています。顧客
満足度の順位は続いてスポーツ用品専門店の「アルペン」と自動車用品専門店の「オートバックス」が同点3
位となっています。
「アルペン」は推奨意向を除く5指標で3位、
「オートバックス」は顧客期待、知覚品質、
推奨意向、ロイヤルティの4指標で2位と、いずれも高い評価を得ています。
順位
1
2
3
顧客期待
69.9
IKEA
知覚品質
68.5
IKEA
知覚価値
顧客満足度
71.4
IKEA
推奨意向
ロイヤルティ
73.6
IKEA
63.2
IKEA
オートバックス オートバックス ニトリ
68.5
ニトリ
オートバックス オートバックス
アルペン
68.3
アルペン
ニトリ
アルペン
ゼビオ
イエローハット
アルペン
アルペン
67.3
IKEA
68.3
4
オートバックス
ゼビオ
ゼビオ
イエローハット
(同点3位)
85.0
各種専門店 評価の幅
80.0
IKEA
[評価の幅に含まれる調査・指数化対象:計8企業・ブランド(50音順)]
アルペン、イエローハット、IKEA、オートバックス、GEO、ゼビオ、TSUTAYA、ニトリ
各種専門店 中央値
73.6
75.0
71.4
69.9
68.5
70.0
67.3
67.1
65.0
64.5
64.5
63.2
65.1
63.0
60.0
59.1
55.0
50.0
白抜きの数値は
IKEAが業種1位となった項目
45.0
顧客期待
知覚品質
知覚価値
顧客満足度
4
推奨意向
ロイヤルティ
■旅行
~初調査の「ANA セールス(ANA SKY WEB TOUR)」が CS1 位~
旅行業種では、初調査の「ANA セールス(ANA SKY WEB TOUR)
」が顧客満足度1位となりました。
「ANA セール
ス(ANA SKY WEB TOUR)
」は知覚品質、知覚価値、ロイヤルティでも1位となっています。顧客満足度2位は僅
差で「一休.com」となり、3位の「ジャルパック」とは知覚品質、知覚価値、ロイヤルティでも競りあってい
ます。
「一休.com」は推奨意向で1位、
「ジャルパック」は顧客期待で1位となっています。
順位
顧客期待
知覚品質
知覚価値
顧客満足度
推奨意向
ロイヤルティ
74.3
74.8
74.0
77.2
65.8
73.2
ジャルパック
ANA セールス
ANA セールス
ANA セールス
一休.com
ANA セールス
ANA セールス
一休.com
1
76.4
2
3
4
5
6
JTB
一休.com
一休.com
ジャルパック
(同点2位)
ジャルパック
ジャルパック
ジャルパック
(同点2位)
ジャルパック
JTB
阪急交通社
74.9
JTB
じゃらん net
じゃらん net
JTB
クラブ
ツーリズム
ANA セールス
近畿日本
ツーリスト
一休.com
一休.com
76.3
74.8
じゃらん net
じゃらん net
じゃらん net
73.7
じゃらん net
楽天トラベル
楽天トラベル
楽天トラベル
73.5
7
日本旅行
日本旅行
近畿日本
ツーリスト
JTB
クラブ
ツーリズム
近畿日本
ツーリスト
読売旅行
(同点6位)
楽天トラベル
JTB
85.0
旅行 評価の幅
ANAセールス(ANA SKY WEB TOUR)
80.0
74.8
75.0
旅行 中央値
77.2
73.5
74.0
73.2
73.5
70.0
70.3
71.0
72.1
70.5
65.0
65.0
63.9
60.0
55.0
50.0
[評価の幅に含まれる調査・指数化対象:計13企業・ブランド(50音順)]
一休.com、ANA セールス(ANA SKY WEB TOUR)
、H.I.S、クラブツーリズム、近畿日本ツーリスト、JTB、
じゃらん net、ジャルパック(JAL e トラベルプラザ)
、日本旅行(旅ぷらざ・赤い風船)
、
阪急交通社(トラピックス)
、楽天トラベル、るるぶトラベル、読売旅行
白抜きの数値は
ANAセールス(ANA SKY WEB TOUR)
が業種1位となった項目
45.0
顧客期待
知覚品質
知覚価値
顧客満足度
推奨意向
*第一次抽出の条件の1つとして、料金に関して「見聞きしたことがある」を今年度から設定しています。
*「ANA セールス(ANA SKY WEB TOUR)
」を調査・指数化対象に追加し、順位、評価の幅に含んでいます。
5
ロイヤルティ
■エンタテインメント
~「劇団四季」が2年ぶり4回目の CS1位~
顧客満足度は「劇団四季」が昨年度1位の「東京ディズニーリゾート」を上回り1位に返り咲きました。
「劇
団四季」は2009年度調査開始以来4回目の顧客満足度1位となります。また、顧客期待と知覚価値でも1
位となったほか、知覚品質でも1位に迫っています。顧客満足度2位となった「東京ディズニーリゾート」は
知覚品質、推奨意向、ロイヤルティで1位となっています。続く顧客満足度3位の「宝塚歌劇団」までの3社
が、6指標の上位を占める結果となりました。
順位
顧客期待
83.3
知覚品質
83.7
1
知覚価値
顧客満足度
80.9
84.6
74.8
東京ディズニー
劇団四季
リゾート
推奨意向
ロイヤルティ
77.8
東京ディズニー 東京ディズニー
劇団四季
劇団四季
リゾート
リゾート
劇団四季
宝塚歌劇団
82.7
2
東京ディズニー
リゾート
東京ディズニー
劇団四季
宝塚歌劇団
リゾート
82.1
3
東京ディズニー
宝塚歌劇団
85.0
83.3
宝塚歌劇団
リゾート
宝塚歌劇団
宝塚歌劇団
84.6
82.7
エンタテインメント 評価の幅
80.9
劇団四季
80.0
75.0
劇団四季
エンタテインメント 中央値
76.1
77.2
75.9
72.8
73.0
70.0
69.4
69.7
68.7
65.0
60.0
55.0
50.0
[評価の幅に含まれる調査・指数化対象:計6企業・ブランド(50音順)]
劇団四季、宝塚歌劇団、東京ディズニーリゾート、東京ドームシティ、
ナガシマリゾート、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン
白抜きの数値は
劇団四季が業種1位となった項目
45.0
顧客期待
知覚品質
知覚価値
顧客満足度
推奨意向
ロイヤルティ
*第一次抽出の料金に関する条件を、前年度の「チケット料を支払った」から「料金を見聞きした事がある」に緩和しています。
(ライトユーザーの回答者層を抽出する事を目的とし、2014 年度第1回のシティホテル業種から同様の条件緩和を実施しています。
)
*「ハウステンボス」
「吉本興業(よしもと新喜劇など)
」は選定条件(P.12 参照)を満たさず、順位、評価の幅に含まない参考値としての調
査となっています。
6
■国際航空
~「シンガポール航空」が6年連続CS1位~
顧客満足度1位は6年連続で「シンガポール航空」となっています。
「シンガポール航空」は知覚価値でも
1位となったほか、顧客期待、知覚品質、推奨意向で1位に迫るスコアとなっています。顧客満足度2位は
前年に引き続き「JAL」で、推奨意向、ロイヤルティで1位となっています。
順位
1
2
3
4
顧客期待
75.8
ANA
知覚品質
75.9
ANA
知覚価値
顧客満足度
72.9
65.2
シンガポール航空 シンガポール航空 JAL
JAL
タイ国際航空
ロイヤルティ
75.9
75.5
JAL
シンガポール航空 シンガポール航空 ANA
JAL
推奨意向
タイ国際航空
73.5
JAL
ANA
JAL
74.8
ANA
大韓航空
69.5
タイ国際航空
ANA
シンガポール航空
(同点2位)
タイ国際航空
シンガポール航空
タイ国際航空
85.0
80.0
[評価の幅に含まれる調査・指数化対象:計8企業・ブランド(50音順)]
アシアナ航空、ANA、JAL、シンガポール航空、タイ国際航空、大韓航空、デルタ航空、
ユナイテッド航空
75.7
シンガポール航空
国際航空 中央値
75.9
75.5
75.0
国際航空 評価の幅
72.9
70.0
68.2
68.2
65.0
65.8
65.1
65.8
64.2
60.0
60.2
57.4
55.0
50.0
白抜きの数値は
シンガポール航空が業種1位となった項目
45.0
顧客期待
知覚品質
知覚価値
顧客満足度
推奨意向
ロイヤルティ
*第一次抽出の料金に関する条件を、前年度の「チケット価格を知っている」から「料金を見聞きした事がある」に緩和しています。
(ライトユーザーの回答者層を抽出する事を目的とし、2014年度第1回のシティホテル業種から同様の条件緩和を実施しています。
)
*「キャセイパシフィック航空」
「ルフトハンザドイツ航空」は選定条件(P.12 参照)を満たさず、順位、評価の幅に含まない参考値として
の調査となっています。
7
■国内長距離交通
~「スターフライヤー」が 5 年連続CS1位。各指標で異なる企業が1位に~
国内長距離交通は、
「スターフライヤー」が5年連続の顧客満足度1位となりました。
「スターフライヤー」
は知覚価値、推奨意向でも2位と高い評価を受けています。顧客満足度2位の「ANA」は1位に迫る評価とな
っているほか、顧客期待で1位となっています。その他の各指標の1位を見ると、知覚品質は「JR 東海の新
幹線」
、知覚価値は「ジェットスター・ジャパン」
、推奨意向は「JR 九州の新幹線」
、ロイヤルティは「JR 東
日本の新幹線」と、すべて異なる企業となっています。
顧客期待
順位
知覚品質
74.1
75.7
ANA
JR 東海
1
2
3
知覚価値
顧客満足度
64.3
74.9
75.8
ジェットスター・
ジャパン
スターフライヤー JR 九州
ロイヤルティ
70.2
JR 東日本
75.5
JR 九州
JR 九州
スターフライヤー ANA
スターフライヤー JR 東海
74.8
JAL
ANA
ピーチ
JR 九州
ANA
73.7
ジェットスター・
JAL
ジャパン
4
JR 東海
5
推奨意向
JR 東日本
ANA
ANA
スターフライヤー
73.4
JR 東日本
JAL
エア・ドゥ
JR 東海
エア・ドゥ
JR 九州
73.1
6
AIR DO
JR 西日本
スターフライヤー ソラシド・エア
JAL(同点 6 位) JR 東日本
JAL
85.0
80.0
[評価の幅に含まれる調査・指数化対象:計12企業・ブランド(50音順)]
国内航空:エア・ドゥ、ANA、JAL、ジェットスター・ジャパン、
スカイマーク、スターフライヤー、ソラシド・エア、ピーチ、
新幹線:JR九州、JR東海、JR西日本、JR東日本
国内長距離交通 評価の幅
スターフライヤー
国内長距離交通 中央値
75.8
75.0
72.2
73.3
73.1
70.0
67.9
68.6
71.4
69.4
65.0
63.8
67.6
67.5
60.0
58.1
55.0
50.0
白抜きの数値は
スターフライヤーが業種1位となった項目
45.0
顧客期待
知覚品質
知覚価値
顧客満足度
推奨意向
ロイヤルティ
*第一次抽出の料金に関する条件を、前年度の「チケット価格を知っている」から「料金を見聞きした事がある」に緩和しています。
(ライトユーザーの回答者層を抽出する事を目的とし、2014年度第1回のシティホテル業種から同様の抽出方法を実施しています。
)
8
■生活関連サービス
~「ミュゼプラチナム」が2年連続 CS1位~
生活関連サービスは、昨年度に引き続き「ミュゼプラチナム」が顧客満足度1位となり、生活関連サービ
ス業種としては、2年連続1位となりました。また、知覚品質、推奨意向も昨年度に引き続き1位となって
います。特に推奨意向において中央値を大きく上回っています。顧客満足度2位は昨年度に引き続き「QB ハ
ウス」で、知覚価値が1位となっています。
順位
顧客期待
70.9
3
知覚価値
77.0
白洋舎
72.1
ミュゼ
プラチナム
ミュゼ
プラチナム
白洋舎
QB ハウス
1
2
知覚品質
ホワイト急便
顧客満足度
推奨意向
ロイヤルティ
68.0
ミュゼ
プラチナム
67.8
プラージュ
75.3
ミュゼ
プラチナム
74.8
QB ハウス
QB ハウス
QB ハウス
ミュゼ
プラチナム
73.4
プラージュ
白洋舎
(同点2位)
ミュゼ
プラチナム
QB ハウス
プラージュ
85.0
80.0
[評価の幅に含まれる調査・指数化対象:計5企業・ブランド(50音順)]
理美容:QBハウス、プラージュ、ミュゼプラチナム
クリーニング:白洋舎、ホワイト急便
生活関連サービス 評価の幅
ミュゼプラチナム
生活関連サービス 中央値
75.3
75.1
75.0
72.1
70.0
75.1
73.4
69.1
68.0
67.9
63.7
65.0
64.9
63.7
60.0
58.7
55.0
50.0
白抜きの数値は
ミュゼプラチナムが業種1位となった項目
45.0
顧客期待
知覚品質
知覚価値
顧客満足度
推奨意向
ロイヤルティ
*第一次抽出の条件の1つとして、料金に関する条件で「見聞きしたことがある」を今年度から追加しています。
*「エステティックTBC」は選定条件(P.12 参照)を満たさず、順位、評価の幅に含まない参考値としての調査となっています。
9
参考資料1
■JCSI(日本版顧客満足度指数)の特徴
1.6つの指標で満足度構造とポジショニングをチェック
サービスを多面的に評価するために、顧客満足度指数だけでなく、その原因・結果を含む6つの指標につ
いて調査し、指数化しています。6つの指標の評価とともに、指標間の因果関係を比較・分析することで、
満足度を上下させている理由や、利用者のその後の行動について、分析が可能になります。
2.業種を超えて比較
各企業・ブランドの提供するサービスを、利用者に「全業種共通の質問」で評価してもらい、指数化している
ため、業種横断的な比較・分析を可能にしています。
3.経営改善に活用
これらの顧客満足に関する多面的な評価データを提供できるので、個別の業種や企業の具体的な経営改
善への活用が期待できます。
4.日本最大級の顧客満足度調査
統計的な収集方法による統計は12万人以上の利用者の回答をもとに、顧客満足度などの指標を算出して
います。
【JCSIの因果モデル(因果関係のイメージ図)
】
満足/不満足の原因
満足/不満足の結果
知覚品質
(全体的な
品質評価)
推奨意向
(他者への
推奨意向)
知覚価値
(コスト・
パフォーマンス)
顧客満足
ロイヤルティ
(将来への
再利用意向)
顧客期待
(企業・ブランド
への期待)
影響がとても強い
影響が強い
影響がある
影響が少ない
矢印は、「心理的な動き」を示す。(黒い部分は、業種固有の関係性が特に強いことを示す)
【JCSIで指数化する6つの指標】
(設問詳細は次頁を参照)
顧客期待:
サービスを利用する際に、利用者が事前に持っている企業・ブランドの印象や期待・予想を
示します。
知覚品質:
実際にサービスを利用した際に感じる、品質への評価を示します。
知覚価値:
受けたサービスの品質と価格とを対比して、利用者が感じる納得感、コストパフォーマンス
を示します。
顧客満足:
利用して感じた満足の度合いを示します。
推奨意向※: 利用したサービスの内容について、肯定的に人に伝えるかどうかを示します。
ロイヤルティ: 今後もそのサービスを使い続けたいか、もっと頻繁に使いたいかなどの再利用意向を示します。
※名称が 2013 年度より「クチコミ」から「推奨意向」へと変わりました。設問等に変更はありません。
10
参考資料2
■基本設問(6つの指標の指数算出に用いている21設問)
[顧客期待]
1.全体期待:×××などの様々な点から見て、●●●の総合的な質について、以前はどれくらい期待していました
か
2.ニーズへの期待:あなたの個人的な要望に対して、●●●はどの程度、応えてくれると思っていましたか
3.信頼性:×××など様々な点から見て、▲▲として不可欠なものがなかったり、サービスが利用できなかったり
することが、●●●でどの程度起きると思っていましたか
[知覚品質]
1.全体評価:過去 1 年間にあなたが利用した経験から判断して、●●●はどの程度優れていると思いますか
2.バラツキ:過去 1 年の利用経験を振り返って、●●●の商品、サービスは、いつも問題なく安心して利用できま
したか
3.ニーズへの合致:●●●はあなたの個人的な要望にどの程度応えていますか
4.信頼性:×××など様々な点から見て、▲▲として不可欠なものがなかったり、サービスが利用できなかったり
したことが●●●でどれくらいありましたか
[知覚価値]
1.品質対価格:あなたが●●●で支払った金額を考えた場合、×××など様々な点から見た●●●の総合的な質を
どのように評価しますか
2.価格対品質:●●●の総合的な質を考えた場合、あなたがかけた金額や手間ひまに見合っていましたか
3.お得感:他の▲▲と比べて、●●●の方がお得感がありましたか
[顧客満足]
1.全体満足:過去 1 年間の利用経験を踏まえて、●●●にどの程度満足していますか
2.選択満足:過去 1 年を振り返って、●●●を利用したことは、あなたにとって良い選択だったと思いますか
3.生活満足:●●●を利用することは、あなたの生活を豊かにすることに、どの程度役立っていると思いますか
[推奨意向]
あなたが●●●について友人や知人と話すことを仮定した場合、以下の点を好ましい話題としますか、それとも好ま
しくない話題として話そうと思いますか。
1.商品の魅力/2.会社としてのサービス/3.適切な情報提供/4.従業員・窓口対応
[ロイヤルティ]
1.関連購買:今後 1 年間で、これまでよりも幅広い目的で●●●を利用したい
2.第一候補:次回、▲▲を利用する場合、●●●を第一候補にすると思う
3.頻度拡大:これから1年間に今までより頻繁に利用したい
4.持続期間:これからも●●●を利用し続けたい
*
上記の設問で、
「×××」は当該業種の質を示す代表的な内容を挿入。
「▲▲」が該当する業種名を挿入。
「●●●」は指標化対象の
企業・ブランド名を挿入する。 個々の調査対象業種により、若干の表現の変更は行っていく。
■その他設問(約90設問)
・回答者属性および利用実績に関わる項目 約15設問
・業種個別の調査項目 約70設問
・自由回答項目(悪い点・悪くなった点、良い点・良くなった点、利用理由等)
11
参考資料3
■調査対象(指数化対象企業・ブランド)の選定条件
調査対象の選定手順は以下の通り:
1) 国内に一定数以上の利用者がいると思われる企業・ブランドを業種単位でピックアップ(主なベースは売上
高)
。
2) ピックアップした候補を一覧化し「選定条件(下表右側の条件)
」に従って一次抽出時に利用経験を確認。
3) 業種単位で指標化対象を決定(原則として利用経験のある人が多い企業・ブランドから順に、前年調査実績
などを考慮に含めた上で決定)
4) 当該企業・ブランドのサービス利用経験の具体的内容について本調査を実施。原則として1企業・ブランド
あたり300人以上を確保
5) 上記1)~4)の条件に満たない企業・ブランドは順位に含まれない参考値として調査
■指数化対象企業・ブランド
*企業・ブランド名は、一般的な呼称、短縮名称等を使用しています。
業種名
指数化対象企業・ブランド名
回答者の選定条件
衣 料 品 店
(13)
(参考(1))
AOKI、earth music&ecology、アカチャンホンポ、H&M、GAP、
最近1年間で2回以上買い物
ZARA、しまむら、西松屋、ハニーズ、はるやま、ユニクロ、洋服の青山、
ローリーズファーム
(*参考:コナカ)
各 種 専門 店
(8)
アルペン、イエローハット、IKEA、オートバックス、GEO、
ゼビオ、TSUTAYA、ニトリ
最近1年間で2回以上買い物
旅行(13)
一休.com、ANA セールス(ANA SKY WEB TOUR)
、H.I.S、クラブツーリズム、
近畿日本ツーリスト、JTB、じゃらん net、
ジャルパック(JAL e トラベルプラザ)
、日本旅行(旅ぷらざ・赤い風船)
、
阪急交通社(トラピックス)
、楽天トラベル、るるぶトラベル、読売旅行
最近1年間で2回以上利用、かつ、
利用料金を見聞きした
エ ン タテ イ
ンメント(6)
(参考(2))
劇団四季、宝塚歌劇団、東京ディズニーリゾート、
東京ドームシティ(アトラクションズ、ラクーア)
、
ナガシマリゾート、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン
(*参考:ハウステンボス、吉本興業)
最近1年間で2回以上入場、かつ、
利用料金を見聞きした
国際航空(8)
(参考(2))
アシアナ航空、ANA、JAL、シンガポール航空、タイ国際航空、
大韓航空、デルタ航空、ユナイテッド航空
(*参考:キャセイパシフィック航空、ルフトハンザドイツ航空)
最近1年間で2回以上利用、かつ、
利用料金を見聞きした
国 内 長距 離
交通(12)
国内航空:エア・ドゥ、ANA、JAL、ジェットスター・ジャパン、
最近1年間で2回以上利用、かつ、
スカイマーク、スターフライヤー、ソラシド・エア、ピーチ、 利用料金を見聞きした
新幹線:JR九州、JR東海、JR西日本、JR東日本
生活関連
サービス(5)
(参考(1))
QB ハウス、白洋舎、プラージュ、ホワイト急便、ミュゼプラチナム
(*参考:エステティック TBC)
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最近半年間で2回以上利用、かつ、
利用料金を見聞きした
サービス産業生産性協議会とは
「サービス産業生産性協議会(Service Productivity & Innovation for Growth :SPRING)」
は、サービス産業の生産性向上を実現する、産学官のプラットフォームです。 サービス産業は
多様であり、抱える課題も様々です。当協議会は、生産性向上に役立つ経営革新ツールなどの
情報提供、知識共有のための「場づくり」や業界・企業の自主的な取組の支援などを通じて、
サービス産業のイノベーションと生産性の向上を通じたダイナミックな成長を支援することを
目指します。
特に、サービス産業の優れた取組「ベストプラクティス」の収集と普及を通じて、サービス
産業の発展を支援することに力を入れています。
設立の経緯
2006年7月の「経済成長戦略」で「サービス産業生産性協議会の発足が決定されました。
これを受けて経済産業省に設置された「サービス産業のイノベーションと生産性に関する研
究会」が、協議会の基本構想を取りまとめ、同年5月、サービス産業をはじめ製造業、大学関係
者、関係省庁など幅広い関係者の参加のもと、社会経済生産性本部(現:日本生産性本部)に「サ
ービス産業生産性協議会」が設立されました。
2010年度以降は、民間に完全移管され、自主財源による活動を続けています。
活動のご紹介
●提言「サービスイノベーションへの取組みの新たな展開に向けて」(2013年4月)
有識者による幹事会の議論を基に、これからのサービス産業の課題と取組みの方向を提言にま
とめました。
●「ハイ・サービス日本 300 選」(2007~2009年度)
イノベーションや生産性向上に役立つ先進的な取り組み(ベストプラクティス)を行っている
企業・団体を表彰し、優良事例を広く普及・共有しています。
●各種フォーラム・シンポジウム(2007年度~)
CS、業務革新、グローバル展開、人材育成、製造業のサービス化、ビジネスモデル、震災から
の復興など、様々なテーマでセミナーを開催し、参加者の交流をはかっています。また、全国
でのSPRINGシンポジウムの開催を予定しております。
*10 月 27 日(月) 13:30~17:10「SPRING シンポジウム 2014 in 盛岡」
*10 月 30 日(木) 13:00~17:00「SPRING シンポジウム 2014 in 京都」
●日本版顧客満足度指数:JCSI(2009年度~)
年間約30業種・約400社の顧客満足度を調査し、上位企業の結果を公表しています。
また、調査対象となっていない企業についても、JCSIの手法を用いた個別の顧客満足度の
調査や分析を受け付けています。
JCSI調査結果、ランキング情報、JCSIロゴ、1 位マークの広告等
へのご利用は、別途個別に契約等が必要です。
<ご入会・お問い合わせ等>
サービス産業生産性協議会 事務局
〒150-8307 東京都渋谷区渋谷 3-1-1
公益財団法人 日本生産性本部
電話 03-3409-1189 Fax 03-3409-1187
http://www.service-js.jp/
JCSI
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