北陸経済研究 2014.8 定例調査 1 概 要 北陸の四半期経済速報(北陸のQE推計) 1.平成 26 年 1-3 月期における北陸の経済状況 【ポイント整理】 ・北陸 3 県の平成 26 年 1-3 月期における季節調整済域内総生産は実質+0.7%、名目+0.6%の経済成長 となり、全国平均(実質 1.6%、名目 1.4%)を下回る伸びとなったが、24 年 10-12 月期以降6四半期 連続でプラスと着実に回復している。 ○需要サイド ・民間需要が経済全体を押し上げるも、消費税増税前の駆け込みは全国よりも落ち着いた動き ☞消費税増税前の駆け込み需要もあり、民間による投資・消費活動が在庫を除いて大きく増加(実質対 前期比+2.1%)しており、域内総生産の押し上げ効果は実質で+1.5%と民間需要が 26 年 1‐3 月の 北陸経済をけん引。民間需要による回復の度合いが強まった。 ☞民間最終消費支出は 25 年 10‐12 月期と比較して(以下「対前期比」と表記)実質で 1.7%増加し、 北陸の域内総生産を 1.0%押し上げたが、全国(対前期比+2.2%、成長寄与度+1.4%)よりもやや低 い伸びとなり、消費税増税前の駆け込み需要の動向は全国と比較して落ち着いた動きとなった。 ☞民間住宅投資は、25 年度に入ってから着工が大幅に増加した新設住宅が完成局面を迎えたとみられ、 対前期比で全国(実質+3.1%)を上回る実質 5.8%の増加となった。 ☞民間企業設備投資も対前期比で実質 5.2%の増加となり、全国平均(実質+7.6%)を下回ったものの、 当期における北陸経済を 0.7%押し上げた。 ・公共事業は減速し、対前期比▲2.2%のマイナスとなった ☞25 年度前半において北陸の経済回復を下支えした公的総固定資本形成は、25 年 2 月以降の公共事業に 対する大型の予算配分の効果が薄れ、ここへきて大きく減速、26 年 1‐3 月期は対前期比▲2.2%に減 少し、北陸の経済成長に対する寄与は▲0.1%となった。 ・域外への供給超過(移輸出-移輸入)幅も縮小 ☞製造業の生産増加などを背景に 25 年度前半に大きく拡大し、北陸経済の急回復を主導した域外への供 給超過幅は、製造業の伸び率が鈍化したほか、域内需要の拡大による移輸入の増加もあって縮小し、 四半期の域内総生産を 0.6%引き下げる方向に寄与した。 ○生産サイド ・民間消費の拡大により商業、サービス業が伸長 ☞消費税増税前の駆け込み需要を背景として民間の消費が増加したことにより、卸・小売業が対前期比 で名目+2.1%の増加。域内総生産の押し上げ効果は+0.2%と、生産部門中最大の寄与となった。 ☞また、民間消費の増加に伴い、運輸業、サービス業などの第 3 次産業部門で対前期比増加がみられた。 ・製造業が引き続き経済回復に貢献するも、伸びは鈍化 ☞25 年度当初から北陸経済の回復を主導、けん引してきた製造業は、電気機械(電子部品・デバイスを 含む)の減少もあり、対前期比増加率が名目で+0.8%に鈍化し、域内総生産の押し上げ効果は+0.2% となるなど地域経済全体を押し上げる力が若干弱まっている。 ・建設業はマイナスに転じる ☞民間住宅は増加したものの、公共事業が減少したことにより、建設業は対前期比▲1.0%のマイナスと なり、域内総生産を▲0.1%減少させる方向に作用した。 (注)今回、各県の平成 23 年度県民経済計算の公表を受け、 「北陸経済研究 2014.5 月号」における推計 から年度数値および推計方法の全面的な改定を行った。このため、全ての項目において前回までとは異 なる推計結果となっており、これに伴って解釈方法についても前回から変更を加えることとなった。 ご注意とご理解をお願いしたい。 ‐1‐ 表1 北陸・域内総生産の四半期別実質成長率(支出側、季節調整系列) 平成25年 平成26年 (%) 4~6月期 7~9月期 10~12月期 1~3月期 1~3月期 年率換算 平成25年度 0.7 0.3 0.1 1.6 6.7 2.3 北陸域内総生産(実質) 2.2 0.4 0.5 0.7 2.9 4.3 民間最終消費支出 -0.3 0.7 1.5 1.7 全国GDP(実質) (成長寄与度) 民間住宅 -0.2 0.8 (成長寄与度) 民間企業設備投資 3.0 民間需要 *** (成長寄与度) 公的需要 (成長寄与度) 30.2 0.5 1.7 0.1 石川県(実質) 3.0 福井県(実質) 1.9 -0.3 -11.6 -0.8 富山県(実質) -0.1 0.2 -13.0 1.5 -2.2 0.9 1.5 0.1 0.2 1.9 0.6 (成長寄与度) 0.0 0.4 8.5 1.5 0.4 3.2 0.5 *** 2.1 0.2 0.1 22.5 -0.3 1.0 6.9 2.4 移輸出-移輸入 0.8 25.4 *** 1.3 0.1 0.7 -0.3 0.4 9.3 5.2 *** 0.4 1.2 0.5 0.1 0.3 *** 0.1 (成長寄与度) 0.2 0.0 7.0 1.0 5.8 2.0 -0.1 (成長寄与度) 公的総固定資本形成 -0.0 0.3 0.2 政府最終消費支出 7.8 0.4 (成長寄与度) 0.8 -1.7 0.0 (成長寄与度) 民間在庫品増加 0.4 -0.1 -13.5 -0.6 -0.6 -8.5 -1.0 -43.9 1.8 1.1 8.4 0.2 6.0 0.8 *** 0.1 2.8 2.1 1.8 0.3 9.2 0.5 3.5 0.9 39.1 1.5 1.8 1.2 4.9 3.5 1.0 0.7 0.7 2.7 6.4 0.1 -1.4 0.1 0.5 2.8 (注)統計上の不突合があるため、各項目の寄与度の合計が一致しない 表2 北陸・域内総生産の四半期別名目成長率(生産側、季節調整系列) 平成25年 平成26年 (%) 4~6月期 7~9月期 10~12月期 1~3月期 1~3月期 年率換算 全国GDP(名目) 0.6 0.2 0.2 1.4 5.7 1.9 北陸域内総生産(名目) 2.3 0.5 0.5 0.6 2.2 4.1 農林水産 0.5 (成長寄与度) 鉱業 -1.7 0.0 6.1 (成長寄与度) 製造業 9.3 0.0 8.1 (成長寄与度) 建設 電気・ガス・水道 -0.8 卸・小売 -1.4 (成長寄与度) 金融・保険 1.5 (成長寄与度) 不動産 -0.4 (成長寄与度) 運輸 2.1 (成長寄与度) 通信 2.4 (成長寄与度) サービス 1.3 (成長寄与度) 1.2 -0.5 0.3 -0.0 0.1 0.0 0.2 -0.2 1.8 0.8 -0.1 -0.1 -0.0 0.0 -3.0 -0.7 -0.6 0.2 -0.0 -0.1 0.1 2.1 -0.8 -0.4 0.0 0.1 -0.2 -0.1 0.9 0.9 -4.4 -0.1 -0.4 -0.1 0.1 -1.0 -10.6 -0.6 0.2 0.2 -0.2 -0.2 0.8 2.9 -6.2 -0.0 0.6 0.4 -0.0 -1.8 2.8 6.6 0.0 0.0 0.6 0.4 (成長寄与度) 1.4 2.6 7.2 1.9 0.0 0.0 1.7 (成長寄与度) 0.6 -0.0 0.0 1.2 -0.0 -0.5 0.0 0.0 0.7 -0.1 0.1 7.8 -7.1 3.0 -3.8 3.8 8.5 -11.6 -0.9 5.0 4.9 2.9 平成25年度 2.8 0.0 12.0 0.0 12.2 2.6 17.7 1.1 -5.8 -0.2 -2.0 -0.2 3.9 0.2 -1.0 -0.1 4.2 0.2 2.7 0.0 1.5 0.3 富山県(名目) 1.7 0.2 1.7 1.1 4.3 3.2 石川県(名目) 3.1 1.1 0.6 0.5 2.1 6.1 福井県(名目) 2.0 0.2 -1.4 -0.1 -0.4 2.5 ‐2‐ 25年 26 年 23年 24年 25年 Ⅰ期 Ⅳ期 Ⅲ期 Ⅱ期 Ⅰ期 Ⅰ期 Ⅲ期 Ⅰ期 Ⅲ期 24年 Ⅳ期 -3.0 国内総生産 Ⅲ期 -3.0 Ⅱ期 -2.0 Ⅰ期 -2.0 Ⅰ期 -1.0 Ⅳ期 -1.0 Ⅱ期 0.0 Ⅰ期 0.0 Ⅳ期 1.0 Ⅲ期 1.0 Ⅱ期 2.0 Ⅳ期 2.0 Ⅱ期 3.0 Ⅰ期 3.0 23年 北陸域内総生産 (%) 4.0 Ⅳ期 国内総生産 Ⅱ期 北陸域内総生産 (%) 4.0 図2 北陸、全国の四半期成長率(名目・季節調整済) Ⅲ期 図1 北陸、全国の四半期成長率(実質・季節調整済) 26 年 全国:内閣府「四半期別GDP速報」(平成26年6月9日公表値) 北陸:北陸経済研究所推計値 図3 平成24年Ⅱ期~26年Ⅰ期における北陸の需要項目別動向(実質・季節調整済前期比) 民間最終消費支出 (%) 2 1.5 1.5 1.7 民間住宅 (%) 10 7.8 5.8 0.7 1 5 2.8 0 -1 -0.1 -0.5 2.2 2.4 0.8 -1.5 -1.0 24年 25年 0.6 0.6 0.5 0.5 0.4 0.2 0.4 -1.7 24年 25年 9.3 6.9 -2 10 -2.2 -2.4 -6.5 Ⅱ期 Ⅲ期 Ⅳ期 Ⅰ期 Ⅱ期 Ⅲ期 Ⅳ期 Ⅰ期 24年 25年 26年 36.0 30.2 10.0 2.6 -10 -13.0 -11.6 -13.5 Ⅱ期 Ⅲ期 Ⅳ期 Ⅰ期 Ⅱ期 Ⅲ期 Ⅳ期 Ⅰ期 24年 25年 26年 Ⅱ期 Ⅲ期 Ⅳ期 Ⅰ期 Ⅱ期 Ⅲ期 Ⅳ期 Ⅰ期 24年 25年 図4 平成25年Ⅳ期における北陸の需要項目別寄与度(実質・季節調整済前期比) 1.5 1.0 (%) 1.0 0.7 0.5 0.1 0.1 0.0 -0.5 -0.1 -0.3 -0.6 -1.0 民間最終 消費支出 民間住宅 民間企業 設備 26年 移輸出-移輸入 -30 -12 -3 25年 30 -0.6 -8 -2.1 24年 50 0.2 0 -4 -0.1 Ⅱ期 Ⅲ期 Ⅳ期 Ⅰ期 Ⅱ期 Ⅲ期 Ⅳ期 Ⅰ期 (%) 70 61.3 3.2 4 -1 -0.9 26年 公的総固定資本形成 (%) 12 8 0 0.3 -4 26年 政府最終消費支出 (%) 1 2.0 0.6 0 Ⅱ期 Ⅲ期 Ⅳ期 Ⅰ期 Ⅱ期 Ⅲ期 Ⅳ期 Ⅰ期 Ⅱ期 Ⅲ期 Ⅳ期 Ⅰ期 Ⅱ期 Ⅲ期 Ⅳ期 Ⅰ期 3.0 2.0 -2 -5 -2 5.2 4 2 0 -0.3 民間企業設備 (%) 6 民間企業 在庫品増加 ‐3‐ 政府最終 消費支出 公的総固定 資本形成 移輸出-移輸入 26年 図5 平成25年Ⅱ~26年Ⅰ期における北陸の産業部門別動向(名目・季節調整済対前期比) 25年Ⅱ期 (%) 10 8.1 8 6 25年Ⅳ期 7.2 6.6 0.5 1.9 0.6 2.9 2.8 2.1 0.9 0.8 0.9 2.1 1.5 0 -2 -4 26年Ⅰ期 2.6 4 2 25年Ⅲ期 -1.0 -0.8 -1.7 -1.4 -0.6 -3.0 -4.4 -6 -0.6 2.4 0.8 1.2 -0.5 1.3 0.3 0.7 -0.5 -0.8 -6.2 -8 -0.2 -0.4 -0.7 -0.4 1.8 1.2 -10 -10.6 -12 農林水産 製造業 建設 電気・ガス 卸・小売 金融・保険 不動産 運輸 通信 サービス 図6 平成25年Ⅰ期における北陸の産業部門別寄与度(名目・季節調整済対前期比) (%) 0.3 0.2 0.2 0.2 0.1 0.1 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 -0.0 -0.1 -0.1 -0.1 -0.2 農林水産 製造業 建設 電気・ガス 卸・小売 金融・保険 ‐4‐ 不動産 運輸 通信 サービス 2.平成 25 年度おける北陸経済の動き 【ポイント整理】 ・北陸 3 県の平成 25 年度の域内総生産は全国平均(実質 2.3%、名目 1.9%)を上回る成長率(実 質 4.3%、名目 4.1%)となり、24 年度のマイナス成長から回復した。 ○需要サイド ・年度前半は域外供給と公共事業が回復を主導 ☞製造業の急回復などにより、域外への供給超過(移輸出-移輸入)幅が大幅に拡大。以後供給 超過幅は次第に縮小したが、年度のトータルでは実質で+39.1%増加し、実質域内総生産を 1.5%押し上げた。 ☞アベノミクス第2の矢により、公的総固定資本形成は対前年度比で実質 9.2%増加。年度終盤 にやや失速したものの、25 年度の実質域内総生産を 0.5%押し上げた。 ・年度後半は民間需要が北陸経済の持続的回復に寄与 ☞全国(実質増加率+2.6%)と比較すれば伸び率は小さいものの、民間最終消費支出は着実に 回復。対前年度比で+1.8%増加し、25 年度の北陸経済を 1.1%押し上げるなど、年度通算で みれば域外供給に次ぐ成長寄与となった。 ☞消費税増税前の駆け込み需要による増加という特殊要因もあるが、民間住宅投資、民間企業設 備投資も対前年度比でそれぞれ+8.4%、+6.0%の増加となり、民間需要全体では北陸の域内 総生産を実質で 2.1%押し上げるなど、年度を通じて民間需要が回復を見せた。 ○生産サイド ・製造業および建設業が回復をけん引 ☞一般機械、電気機械、化学工業をはじめとする製造業が大幅に回復し、名目で対前年度比+ 12.2%増加。年度後半には鈍化傾向がみられるものの、域内総生産を名目で 2.6%押し上げる など年間の経済成長を主導した。 ☞年度前半における公共事業の増加、後半における民間住宅投資、民間企業設備投資の増加によ り、建設業が対前年度比名目で+17.7%増加し、25 年度の域内総生産を 1.1%押し上げるなど、 製造業と建設業の2部門で年度経済成長の約9割に貢献した。 ・地域経済の回復が域内の第3次産業に波及 ☞地域経済が回復したことにより、運輸、通信、サービス業といった第3次産業部門が着実に回 復した。 ☞一方で、年度後半まで回復が遅れた卸・小売業は年度を通じてはマイナスとなった。 図7 実質GDP成長率 北陸 (%) 全国 6.0 4.0 2.0 0.0 -2.0 -4.0 -6.0 21年度 22年度 23年度 24年度 25年度 全国:内閣府「四半期別GDP速報」(平成26年6月9日公表値) 北陸:23年度までは各県公表値、24年度以降は北陸経済研究所推計値 (注)全国は連鎖方式、北陸は固定基準年方式により実質化 ‐5‐ 図8 平成25年度 北陸の需要項目別増減(実質) 45 (%) 39.1 40 35 30 25 20 15 8.4 10 5 9.2 6.0 4.3 1.8 1.8 0 民間最終 民間住宅 民間企業 政府最終 公的総固定 移輸出 北陸年度 消費支出 設備 消費支出 資本形成 -移輸入 成長率 図9 平成25年度 北陸の需要項目別寄与度(実質) 2 (%) 1.5 1.1 1 0.8 0.5 0.3 0.2 0.0 0 民間最終 民間住宅 民間企業 民間在庫 政府最終 公的総固定 移輸出 消費支出 設備 品増加 消費支出 資本形成 -移輸入 図10 平成25年度 北陸の産業部門別増減(名目) 20 17.7 (%) 15 12.2 10 5 4.2 3.9 2.8 4.7 2.7 1.5 0.5 運輸 通信 サービス 政府サービ ス生産者 対家計民 間非営利 0.2 0.0 0.0 0.1 運輸 通信 政府サービ ス生産者 対家計民 間非営利 0 -5 -5.8 -1.0 -2.0 -10 農林水産 製造業 建設 電気・ガス 卸・小売 金融・保険 不動産 図11 平成25年度 北陸の産業部門別寄与度(名目) 3.0 2.5 2.0 1.5 1.0 0.5 0.0 -0.5 -1.0 (%) 2.6 1.1 0.2 0.0 農林水産 製造業 建設 -0.2 -0.2 電気・ガス 卸・小売 0.3 -0.1 金融・保険 ‐6‐ 不動産 サービス 3.各県の動き ●富山県の動き ・平成 26 年 1-3 月期における季節調整済県内総生産は、製造業が引き続き県経済をけん引し、対前 期比で実質 1.2%、名目 1.1%の増加となったが、四半期の成長率は全国平均(実質 1.6%、名目 1.4%)をやや下回った。 ・平成 25 年度の県内総生産は、 24 年度と比較して実質3.5%、 名目 3.2%増加と全国平均 (実質 2.3%、 名目 1.9%)を上回る伸びとなり、24 年度のマイナス成長(実質▲2.4%、名目▲2.1%)からの回 復をみた。 ●石川県の動き ・平成 26 年 1-3 月期における季節調整済県内総生産は、水準としては依然高いものの製造業の生産 額が 25 年Ⅳ期から減少に転じたことから、対前期比で実質 0.7%、名目 0.5%の増加にとどまり、 四半期成長率は全国平均(実質 1.6%、名目 1.4%)を下回った。 ・平成 25 年度の県内総生産は、 24 年度と比較して実質6.4%、 名目 6.1%増加と全国平均 (実質 2.3%、 名目 1.9%)を大幅に上回る伸びとなった。 ●福井県の動き ・平成 26 年 1-3 月期における季節調整済県内総生産は、製造業、建設業がともに減少に転じたこと から、対前期比では実質で 0.1%の増加、名目では▲0.1%の減少となった。 ・平成 25 年度の県内総生産は、 24 年度と比較して実質2.8%、 名目 2.5%増加と全国平均 (実質 2.3%、 名目 1.9%)を上回る伸びとなり、24 年度のマイナス成長(実質▲0.9%、名目▲0.7%)からの回 復をみた。 図12 富山県の四半期成長率(実質・季節調整済) 図14 福井県の四半期成長率(実質・季節調整済) (%) 4.0 3.0 2.0 1.0 0.0 -1.0 -2.0 -3.0 4.0 3.0 2.0 1.0 0.0 -1.0 -2.0 -3.0 -4.0 23年 25年 26 年 石川県実質 全国実質 24年 25年 Ⅰ期 Ⅳ期 Ⅲ期 Ⅱ期 Ⅰ期 Ⅳ期 Ⅲ期 Ⅱ期 Ⅰ期 Ⅳ期 Ⅲ期 Ⅱ期 Ⅰ期 4.0 3.0 2.0 1.0 0.0 -1.0 -2.0 -3.0 23年 24年 25年 Ⅰ期 Ⅳ期 Ⅲ期 Ⅱ期 Ⅳ期 Ⅲ期 Ⅱ期 Ⅰ期 Ⅳ期 Ⅲ期 Ⅱ期 23年 全国実質 26 年 全国:内閣府「四半期別GDP速報」(平成26年6月9日公表値) 北陸各県:北陸経済研究所推計値 (注)全国は連鎖方式、北陸各県は固定基準年方式により実質化 図13 石川県の四半期成長率(実質・季節調整済) (%) Ⅰ期 Ⅰ期 Ⅳ期 Ⅲ期 Ⅱ期 Ⅰ期 Ⅳ期 24年 福井県実質 Ⅰ期 (%) 全国実質 Ⅲ期 Ⅱ期 Ⅰ期 Ⅳ期 Ⅲ期 Ⅱ期 Ⅰ期 富山県実質 26 年 ‐7‐
© Copyright 2024 ExpyDoc