PX10 トランスポインタ: 商品構成 本体 PUA 91 粘着パテ PUA 92 両面テープ PX 10T トランスミッタ PDA 60 ストラップ PX 10R レシーバ PUA 70 マーカー www.hilti.co.jp PX10 3 PX10 トランスポインタの説明(トランスミッタ): 小さい方の器具 状態表示LED ON/OFF キー マーキング用切欠 粘着パテ貼り付け箇所 保護ラバー バッテリー収納部 www.hilti.co.jp PX10 4 PX10 トランスポインタの説明(レシーバ):大きい方の器具 ON / OFF キー バッテリー収納部 方向指示LED 保護ラバー 表示部 Indication of: 信号強度 単位(cm/inch) バッテリ 残量 マーキング用切欠 壁厚の範囲 www.hilti.co.jp PX10 5 用途(1):貫通孔の施工で出口位置の把握、始点の確認 ダイアモンドコアリング、ドリルの貫通穿孔 貫通孔の出口位置の決定 PX10 作業時間・正確性を一気に向上させる 今までは… ①入口側に作業者が廻り、入り口、 出口側双方でコンベックスなどで 左右上下からの位置決め ②特にお互いの床上高さが違う時 (または高さの違いが把握していな い時)は、位置決めをしてもあまり 意味がない www.hilti.co.jp PX10 6 用途(2): 壁厚、床厚の測定 ドリル、コアビット長さを決める PX10 作業時間の大幅短縮、試し孔あけ不要 今までは… ①必要なコアビット長がわからない ②ドリルでとりあえずためし穴を開け てみる ③とりあえず貫通作業をはじめ、 寸止めするため、下向きなど養生 や作業中に神経を使う www.hilti.co.jp PX10 7 用途(3): 斜め穿孔の到達点を推測 穿孔角度を読み取る(推定) PX10 作業時間の短縮、試し孔あけ不要 今までは… 精度:±2° ①斜め穿孔の到達点がわからない ②両側の基準になる点が分からない ので、推測で位置を決めている ③ドリルでとりあえずためし穴を開け てみる 注:スロープアダプターの目盛で角度を読み取る。ディスプレー上の数字はツール間距離を示す (壁厚ではない) www.hilti.co.jp PX10 8 基本の使用方法 壁に貫通孔を施工する際に、出口側位置が決まっていて入り口側の位置を 素早く見つけたい 1. 壁で、穴を開ける必要のある場所に印をつけます。通常は壁のドリ レシーバー トランスミッタ ル穴が貫通する側の面の穴の出口に印を付けます。 2. 付属の粘着パテ(黒いガムのようなもの)を使い、トランスミッタ(小さ い方の器具)を壁に貼り付けます。この時に、1で付けた印がトラン スミッタの穴の中央に来るようにします。 3. レシーバーを使って壁の反対面からレシーバーの位置を探査しま す。レシーバーは、壁の表面をなぞるようにして、方向指示LEDが 点灯する方向へ動かして行きます。方向指示LED が4つとも点灯 する位置がレシーバーの穴の位置となります。 4. たくさん配管があり穴の出口が決っている レシーバーの中央の穴に鉛筆で印をします。そこがドリルで穴をあける位置になります。またこの時、液晶デ ィスプレーに壁の厚みが表示されますので、必要なビット長さが分かります。 5. 床で施工する場合も使い方は同じです。トランスミッタを床スラブ下面に貼り付け、床上からレシーバーを使い 位置を探知します。 www.hilti.co.jp PX10 9 PX10 トランスポインタ: 精度を売りにするツールではなく、 標準測定範囲 50mm – 1.35m (測定する壁または床の厚さ) 精度 ( 21°Cで) ・ 平面位置 標準 最小 200mm につき± 8mm(1mまで) 200mm につき± 2mm(1mまで、金属の影響が無い場合) ・ 厚さ 標準 1mまで厚さの± 5% ・ スロープアダプター ± 2° *精度は条件によっては上記より悪化する可能性があります。 自動シャットオフ トランスミッタ:17分、レシーバ 8分、又はシグナルが無い場合3分 電池寿命( 21°Cで) 17時間 作動温度範囲 PX 10T, PX 10R, PUA 91 PUA 92 -20°C ~ 55℃ +10°C ~ 40℃ 耐候性 (電池収納部を除く) www.hilti.co.jp IP 56(防塵防水仕様) PX10 10 Q&A Q1: 鉄筋や電気のケーブル位置を探査できますか? A : 鉄筋探査機でもコンクリート探査機でもないのでそのような探査はできません。 Q2: これはPS20の後継機ですか? A : 全く違う用途のための機器ですので、PS20の後継機ではありません。 Q3: 穴の位置を探査する時の誤差はどの程度ですか? A : コンクリートの場合は、内部配筋状態により製品仕様の標準誤差よりかなり大きくなることがあります。 Q4: 誤差が大きいことが分かっているのにどんな用途に使うのですか? A : 図面が無い改装工事や、数センチの精度は許容範囲だが、とにかく早く穿孔位置を決めたい場合です。 Q5: その他、想定している業種は何ですか? A :他国での販売例は、給排水衛生工事業、エアコン設置業などM&E業種が数多く報告されております。さ らにCCでも改装工事では、店舗改装、ビル改装時の穴あけ作業のスピード・アップに最適と言われており ます。 さらに特殊な所ではX線を使いコンクリート検査を行なう会社のフィルム位置決めが想定されており ます。 Q5: 競合品はありますか? A : 壁面の反対側位置を探り当てる機能を持つ機器はありますが、工事現場での作業性の良さ、コードレス の機器で一人作業により位置決めができる装置はヒルティのPX10しかありません。 Q6: デッキプレート・合成スラブでも計測できますか? A : 一面に鋼板がある場合は磁力線が透過できないため探査できません。同様の理由でSRC構造の梁・柱 も計測できません www.hilti.co.jp PX10 11
© Copyright 2024 ExpyDoc