平成 26 年度「IEA PVPS プログラム タスク 8 の活動に関する検討」 仕様書 1.件名 「IEA PVPS プログラム タスク8の活動に関する検討」 2.目的 国際エネルギー機関・太陽光発電システム研究協力実施協定(IEA PVPS)プログラ ムタスク 8 の集大成となる第5期(2012~2014)の活動として、 “砂漠等の未利用地・ 発展途上国等における大規模太陽光発電システム(VLS-PV)プロジェクトを実現する ため国際協力機関・国際金融機関に提案する事を念頭に置いたプロジェクトの指針” を策定することを目的とする。 3.実施内容 IEA PVPS プログラムの「タスク 8:大規模太陽光発電システムに関する調査研 究」は執行委員会議(ExCo)での承認を得て、第 5 期のタスク活動を推進している ところである。日本は本タスクの運営責任 OA(Operating Agent)を担っており、タ スク活動の運営管理、タスク活動の情報発信及び成果報告書のまとめ等海外の専門 家・有識者をとりまとめ活動成果創出に向けたリーダーシップが求められる。 特に今年度は第 5 期タスク活動の最終年度であり、その活動成果の取りまとめと成果 報告書を作成する重要な年度である。 タスク 8 の成果の第 5 期における実施内容は次の通りである。 ① VLS-PV の技術的要件の課題検討 基幹産業としての発電電力の貯蔵・輸送、他の再生エネルギー技術との連携、 技術的開発要素等 タスク 14 との協働・協力によるグリッドへの系統連系 ② VLS-PV による環境影響評価 生物多様性を加味した環境影響評価、途上国への技術移転等のケーススタディ タスク 12 との協働・協力によるライフサイクル既存分析結果の更新 ③ VLS-PV を中心としたプロジェクトの提案 これまでの活動成果の発信・普及を展開し、大規模発電の可能性を様々なステ ークホルダーとの意見交換を通じて技術的、非技術的な課題把握をして、その 克服に向けた方策をまとめる。 タスク 9 を通じた、途上国・新興国へのタスク 8 活動の情報発信 ④ プロジェクト指針の作成 大規模発電の実現に向けた実用的なプロジェクト提案 1 具体的には OA として下記(1)~(6)に対応する。 (1)OA として専門家会議を適宜開催し、各国専門家との役割分担の明確化、進捗管 理の徹底を行うと共にVLS-PVに係わる情報交換及び情報収集を行う。専門 会議の開催に際しては会議議題に関わる説明資料(活動計画、議事案等)を作成 し、会議に臨む。専門家会議の内容は速やかに NEDO へ報告する。専門家会議 の日程は、平成 26 年 4 月にモロッコ、平成 26 年 11 月に第 6 回世界太陽光発電 国際会議(WCPEC-6)に併せ京都で開催が予定されている。 また成果報告書の進捗によっては 8 月に中国でアドホックの専門家開催し、第 5 期成果報告書を年度内に完成する。 (2)専門家会議開催にあたってはホスト国と連携し会議開催・会場手配・専門家への 案内等を準備する。専門家会議の日程は、平成 26 年 4 月モロッコ、平成 26 年 11 月日本での開催が予定されている。 (3)ExCo 会議および OA 会議に OA として出席し、タスク 8 の進捗の報告、および 今後の進め方についての協議を行う。また、ExCo 会議の際に報告を行う活動状 況報告書(Status Report)およびプレゼン資料の作成を行う。 ExCo 会議は春に 4 月ドイツ、秋は 11 月日本・京都での開催が予定されている。 特に京都開催にあたってはホスト国のタスク 8 OA として、OA 会議および ExCo 会議の開催準備を NEDO、他のタスク OA との間で連絡・打ち合わせを充 分に行い、ホスト国としての開催運営に努める。 (4)本年度はタスク 8 活動に関心のある主要なステークホルダーへ積極的にその成果 発信と第 5 期活動の充実を図るための情報交換に努める。 今年度は効果的な発表の場として、下記の場所でのポスター及びプレゼンテーシ ョンを予定している。 ・Solar Power International 6 月米国 ・ 第 29 回欧州太陽光発電国際会議(EUPVSEC2014)9 月オランダ ・第 6 回世界太陽光発電国際会議(WCPEC-6)11 月 日本・京都 (5)PVPS の ExCo 事務局から要請される諸事項・課題に対する適切な対応、年次報 告の原稿の作成などを行う。 (6)第 5 期成果報告書の完成 ・タスク 8 の集大成として「VLS-PV の実現に向けた指針」を策定 (7)本事業の遂行に あたっては 、NEDO 及び関係省庁(必要な場合とする)との間 で報告・連絡・打ち合わせを充分に行い、タスク 8 の活動推進に努める。 4.実施期間 2 NEDO が指定する日から平成 27 年 2 月 27 日まで 5.予算額 1,800万円未満 6.報告書 提出期限:平成 27 年 2 月 27 日 提出部数:電子媒体 CD-R(PDF ファイル形式) 2部 7.報告会等の開催 委託期間中あるいは委託期間終了後に、活動の成果報告をお願いすることがある。 3
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