第8回公開セミナー

応用生命化学研究センター
Biochemistry
第8回公開セミナー
Chemical Biology
触媒領域
H2N
COOH
2型糖尿病
サブドメイン
I
II
III
IV
V
VIA VIB VII VIII IX
X
XI
エピジェネティクス
Ser / Thr
kinases
Dual
Specificity
kinases
マルチPK抗体 (M8C, M1C)
日時
場所
題目
講師
Tyr
kinases
概日時計
マルチPK抗体 (YK34)
平成26年7月11日(金)16:30~17:30
香川大学農学部 DS-304
「タンパク質リン酸化を介した細胞内情報伝達機構」
農学部 ・ 助教 杉山 康憲 先生
要旨
生物は環境の変化に対応するため、外界からの刺激に応答して細胞内へ
と情報を伝達する仕組みを持っている。これらの中でもタンパク質リン酸化
を介した細胞内情報機構は細胞の分化、増殖、アポトーシスといった様々な
生命現象や癌をはじめとする多くの疾病に深く関与している。
哺乳動物にはタンパク質リン酸化を担うプロテインキナーゼが約500種類
存在しており、その活性、発現量、細胞内局在、発現組織は刻々と変化して
いる。そのため、これらプロテインキナーゼの全体像を解析できれば生命現
象の解明や疾病の原因究明において非常に重要な意味を持つ。このような
背景の中、プロテインキナーゼ間で高度に保存された領域を認識すること
によりプロテインキナーゼを幅広く検出できるモノクローナル抗体(マルチ
PK抗体)を作製した。今回の発表では、マルチPK抗体の紹介および、この
抗体を利用した応用研究として2型糖尿病、エピジェネティクス、概日時計の
分子メカニズムに関わるプロテインキナーゼの解析について報告する。
主催:香川大学農学部 応用生命化学研究センター
問い合わせ先 香川大学農学部 川浪康弘
TEL 087-891-3088 E-mail: [email protected]