4 章 ダイオキシン類 1節 概 要 1. 環境基準等 (1) 環境基準・測定方法 媒 体 基 準 値 測 定 方 法 ポリウレタンフォームを装着した採取筒をろ紙 大 気 0.6pg-TEQ/m3以下 後段に取り付けたエアサンプラーにより採取し た試料を高分解能ガスクロマトグラフ質量分析 計により測定する方法。 水 質 (水底の底質を除く。) 1pg-TEQ/L以下 日本工業規格K0312に定める方法。 水底の底質中に含まれるダイオキシン類をソッ 水底の底質 150pg-TEQ/g以下 クスレー抽出し、高分解能ガスクロマトグラフ 質量分析計により測定する方法。 土壌中に含まれるダイオキシン類をソックスレ 土 壌 1,000pg-TEQ/g以下 ー抽出し、高分解能ガスクロマトグラフ質量分 析計により測定する方法。 備考 1.基準値は、2,3,7,8−四塩化ジベンゾ−パラ−ジオキシンの毒性に換算した値とする。 2.大気及び水質(水底の底質を除く。)の基準値は、年間平均値とする。 3.土壌にあっては、環境基準が達成されている場合であって、土壌中のダイオキシン類の 量が250pg-TEQ/g以上の場合には、必要な調査を実施することとする。 −127− 2.ダイオキシン類調査地点 ◆ 戸塚榎戸公園 戸塚東4丁目◎ 戸塚環境センター ● 芝測定局 ◆ 芝中田南公園 青木地区 朝日環境センター ▲ 南平測定局 領家第5公園 ◎ ◆ ▼ 山王橋 ● 大気:一般環境調査地点 ◎ 大気:発生源周辺調査地点 ▼ 河川水・河川底質調査地点 ▲ 地下水調査地点 ◆ 土壌調査地点 −128− 2節 ダイオキシン類測定結果 1. 大気 (単位:pg-TEQ/m3) 測定結果 平成21年度 調査地点 平均 環境基準 春期 夏期 秋期 冬期 南平測定局 0.052 0.026 0.050 0.078 0.052 ○ 戸塚東4丁目 0.042 0.022 0.058 0.11 0.058 ○ 芝測定局 0.029 0.013 0.044 0.076 0.041 ○ 環境基準 との比較 0.6 (単位:pg-TEQ/m3) 経年変化 調査地点 調査区分 用途地域 H17 H18 H19 H20 H21 南平測定局 発生源周辺 準工 0.090 0.072 0.090 0.072 0.052 戸塚東4丁目 発生源周辺 二中高 0.075 0.076 0.077 0.090 0.058 川口市職員会館 一般環境 準工 0.064 − − − − 芝測定局 一般環境 二住 0.053 0.053 0.056 0.061 0.041 ※ 川口市職員会館は平成17年度まで測定を実施 pg-TEQ/m3 測定結果 pg-TEQ/m3 0.2 経年変化 0.2 南平測定局 南平測定局 戸塚東4丁目 戸塚東4丁目 川口市職員会館 芝測定局 芝測定局 0.1 0.1 0.0 0.0 春 夏 秋 冬 時期 −129− H17 H18 H19 H20 H21 年度 2. 河川水 測定結果 調査地点 山王橋 (単位:pg-TEQ/L) 測定結果 環境基準 第1回 第2回 平均 との比較 0.76 0.51 0.64 ○ 環境基準 1 3. 河川底質 測定結果 (単位:pg-TEQ/g) 調査地点 測定結果 環境基準との比較 環境基準 山王橋 4.7 ○ 150 4. 地下水 測定結果 (単位:pg-TEQ/L) 調査地点 測定結果 環境基準との比較 環境基準 青木地区 0.016 ○ 1 5. 土壌 測定結果 (単位:pg-TEQ/g) 調査地点 測定結果 環境基準との比較 戸塚榎戸公園 0.066 ○ 芝中田南公園 0.038 ○ 領家第5公園 0.42 ○ 環境基準 1,000 ※ 環境基準との比較で「○」は環境基準達成を表す。 ※ 大気・河川・底質・地下水 … 定量下限値以上及び定量下限値未満・検出下限値 以上の値はそのまま用い、検出下限値未満の値は検出下限値の1/2の値を用いて各 異性体の毒性等量を算出した。 土壌については、定量下限値未満の値は0として各異性体の毒性等量を算出した。 −130−
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