平成 26 年度 社会福祉法人白老町社会福祉協議会 事 業 計 画 書 基本方針 現在、地域社会を取り巻く環境は、景気の低迷、地域社会の都市化、少子 高齢化の進行や人口の減少等々の要因が複雑に絡み合いながら、コミュニテ ィの希薄化を招き、地域の多様な課題を生じさせています。 白老町社会福祉協議会は、昭和 27 年の創立以来 62 年を迎え、この間先進的 に関係諸団体の協力を得ながら地域福祉の推進に努めてきました。また平成 24 年度に平成 28 年度までの 5 カ年間の地域福祉事業の実践を計画的にすすめ るため「第 4 期地域福祉実践計画」策定しております。本計画 3 年目を迎え、 更に地域の人々が、住み慣れたまちで安心して生活することができる福祉のま ちづくりの実現を目指します。 本年度の重点目標は、この計画の基本理念である「ともに支えあう安心・安 全・福祉のまちづくり」の具体を図るため次のとおりとし、地域住民、ボラン ティア・福祉関係団体、白老町と連携協力のもと取り組んでまいります。 1. 一人暮し等の高齢者や障がい者の人々が、住み慣れた地域で安心して生活 できる仕組みとしての小地域ネットワーク事業活動や気軽に集える「ふれあい ひと ひと サロン」の推進と支援をすすめます。また男と女が出会う機会となる結婚相談 事業を平成 25 年度に引き続き取り組みます。 2. 地域を支える各種福祉サービス事業や介護サービス事業を推進します。 また介護保険事業については、来年度から介護予防訪問介護、介護予防通所 介護のサービスが、介護保険事業から外され地域支援事業に移される等大幅 な改定が予想されること、また新たなディサービスセンターの開設が 10 月に 予定されていること等、経営にかなりの影響を与えると考えられます。この ため常にこれらの状況を把握し、運営状況を見直し、経営の安定化と利用者 のサービス向上に努めてまいります。 3. 「地域づくりは、人づくりから」と言われているようにボランティアセ ンターにおいて、ボランティア出前講座や児童の夏休み、冬休み時の事業等 の人づくり事業をすすめます。また昨年度よりホームヘルパー養成研修 2 級 課程、3 級課程の制度廃止に伴い、介護職員初任者研修を行いましたが、本年 度についても事業を実施し、介護職員の人材創出をすすめます。 4. まちの人口減少は、当協議会の会員や賛助会員の減少と自主財源の減額 をもたらしています。協議会の安定的運営のためには、財源確保は避けては 通れない問題であり、一層の経費削減と共に財源確保の検討をすすめます。 また新社会福祉法人会計基準の適用が、来年度平成 27 年度会計となることか ら、経理に支障をきたさないように移行準備をすすめます。
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