広報たいわ 平成_k年oh月号 Po1

特
集 評価の考え方①(安全面での支障の有無)
評価の考え方①(安全面での支障の有無)
指
定
廃
棄
物
最
終
処
分
場
主な確認事項および調査項目
(1)自然災害に対する安全性
地すべり、斜面崩壊、土石流、浸水、陥没、火山噴火、雪崩、活断層の活動による被害のおそれがな
− 詳細調査の内容 −
いことの確認
【文献調査、地表地質踏査、ボーリング調査、弾性波探査、地下水位観測、空中写真判読】
(2)地盤の安定性
「候補地の地盤は軟弱である」との指摘も踏まえ、施設を支える良好な地盤が存在していることの確認
【地表地質踏査、ボーリング調査、弾性波探査、地下水位観測】
(3)放射能濃度
周辺公衆への追加被ばく線量が管理目標値を満足するのかの確認
【放射線濃度・空間線量率(バックグラウンド値)の測定】
評価の考え方②(事業実施の観点)
評価の考え方②(事業実施の観点)
(1)
施設の配置
「埋蔵文化財が存在する」との指摘も踏まえ、候補地内で施設の配置が可能であることの確認
【埋蔵文化財包蔵地の確認、土地の権利調査】
(2)
主要施設の安全性の確認
吉田下原地区が不適地であることを小里環境副
大臣
(左)
に説明する浅野町長
(右)
町
並
行
し
て
進
め
る
と
の
報
告
が
あ
り
ま
し
た
。
シミュレーションに基づき、必要な強度を有する構造物の建設が可能であることの確認
環
境
省
か
ら
は
、
現
地
調
査
に
つ
い
て
は
3
市
を
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う
よ
う
申
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入
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確
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や
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細
調
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環
境
省
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た
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た
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け
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。
い
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と
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、
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め
て
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終
処
分
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習
場
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地
に
近
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し
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い
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こ
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、
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源
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近
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て
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認
し
て
は
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市
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明
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、
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録
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文
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9
月 17
日
︵
水
︶
内
閣
改
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に
よ
り
新
た
に
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【ボーリング調査、弾性波探査、地下水位観測、構造計算、地震応答解析】
環
境省における詳細調査
環境省における詳細調査
(3)
施設までの道路の確保
建設時や施設稼動時に、施設への行き来が可能であることの確認
【既存道路の確認、土地の権利調査、交通量調査】
(4)
水、
電力、通信回線の確保
目的
目的
処分場の稼動に必要な水、電力、通信回線が確保できることの確認
詳細調査の候補地は、全国的に整備された既存の資料で、一律に評価できるものを使用して、決められ
【表流水量測定、井戸試掘、電力会社・通信会社への確認】
た選定手法に基づき選定されました。
このため、候補地の地盤の状況など、実際に候補地で詳細な調査を行っているものではなく、ボーリン
(5)
その他
施設の建設時や稼動時に、演習の影響により安全性に問題が生じないことの確認
グ調査などによる科学的・技術的観点からの情報把握のため、必要な調査が行われるものです。
【演習時の振動の測定、気象(風雪、風向、風速)観測、宮城県レッドリスト(オオベヤナギ)の生育
詳細調査は、それぞれの候補地で必要な対策の検討や安全面に支障がないことを確認するために実施
されます。
調査】
また、地元からの意見・懸念事項などに応えるためにも、さまざまな情報の入手が必要となるため、
詳細調査が実施されるものです。
調査項目の例
調査項目の例
●ボーリング調査
地中の試料(地盤)を採取することで、候補地の地質・地盤性状を把握するほか、ボーリング孔を利
内容
内容
最終処分場などの用地として、安全面と事業実施面から問題のない土地かを確認されます。
1.安全面での支障の有無に関する調査内容
2.事業実施の観点からの調査内容
●演習時の振動の測定
(1)自然災害に対する安全性
(1)施設の配置
演習に伴う振動が、施設(建設時・稼動時)に与える影響の確認
(2)地盤の安定性
(2)主要施設の安全性の確認
●構造計算、地震応答解析
(3)放射能濃度
(3)施設までの道路の確保
用して試験の実施
シミュレーションに基づき、必要な強度を有する構造物の建設が可能であることの確認
(4)水、電力、通信回線の確保
(5)その他
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26 年10月号
2014. October Taiwa 638
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