H26 年度中期標準化戦略 ジャンル名 活 動 名 重点的取組活動と達成目標 情報通信 部門 次世代ホームネットワークシステム SWG 名 インタオペラビリティSWG 物理・リンク層SWG サービスプラットフォーム SWG 次世代ホームネットワークシステムの相互接続に関すること ① ② ③ 他標準化団体の動向 担当専門委員会 HNW アーキテクチャに関しては、H23 年度に ITU に upstream して承認された HTIP(G.9973)と、BBF の TR-069 の連携を行うため、TR-069 で使用するデ ータモデルについて検討を継続する。 物理リンクに関しては、H25 年度に進展した JJ-300.10/11/20/21(ECHONET Lite 向け通信インタフェース)の改定や、新 TR 文書(HEMS 下位層対応の「ガ イドライン」と「セキュリティ機構」)に関する補充を引き続き進める。 サービスプラットフォームに関しては、H25.3 に策定した TR-1046(ホームネットワークを実現するサービスプラットフォーム)をベースに ITU-T SG13 で技術 要件とアーキテクチャを策定中(Y.HEMS-arch)。また、このプラットフォームを利用する基本ユースケースとしてカスタマサポートに着目し、必要な既存技 術調査を行い、技術要件をまとめて TR 化する予定。検討にあたっては oneM2M との整合性と、電気自動車など家電以外のサポートも考慮する。 ITU-T SG15、16 等、にてホームNW(以下HNW)関連の動きが盛んになった。また NGN を利用するホームNWに関わる、伝送方式、GW 制御機能等、相互 接続の実現に向けた標準化活動が必要である。H23.12 には、ITU-T にて FG Smart 活動が終了し、スマートグリッド分野における通信インタフェースの課題が 明確になった。また、H23.3 に発生した東日本大震災による電力不足に対応するため省エネへの関心が高まっており、HEMS から HNW が注目されている。 フォーラム: HGI, BB-FORUM, DLNA, IPTV,UPnP フォーラムなどで関連標準化が進められており、これらの業界標準を調査する必要がある。H23.12 には、 BB-FORUM で策定した TR-069(宅内網装置の遠隔管理プロトコル)を参照する ITU-T 標準 G.9980 が勧告化された。また各国民間標準化団体(ETSI,ATIS 等) で HNW 関係の活動が活発化している。 物理・リンク関連: 有線系は ITU-T G.hn での活動が、無線系は IEEE 802.11 等での活動が活発で、高速化 スマートグリッド対応等が注目されている。 HNW の高度化とその普及には、魅力的なサービスの実現を支える技術の標準化とそのインタオペラビリティの実現が有効であるが、現状は業界団体、メーカ 日本における状況 (技術動向、市場動向、 標準化の必要性) グループによる標準化が先行している。これら多様化する世界のホーム NW 標準化の流れを踏まえ、将来においてHNW内の機器の相互接続に不都合が生じ ないように、国内/国際標準化を促進するニーズが高まっている。またスマートグリッド関係の動きが急となり、ECHONET Lite に係る下位レイヤの標準化が求 められており、関係団体と連携すると同時に新世代ネットワーク推進フォーラム内の Residential ICT SWG との連携等、業界横断的な議論が求められている。 また、ECHONET Lite 機器をクラウドから参照・制御することによりサービスを実現したり、遠隔から HWN の運用を支援する必要性が高まり、HNW サービスの クラウド化/Web 化に向けたサービスプラットフォームへの期待がある。 HNWのシステムアーキテクチャに関しては、新世代ネットワーク推進フォーラム内の Residential ICT SWG と連携しながら活動し、SG13、SG15,、SG16 等の勧 告化の動きとの整合を図り、さらに各種標準化団体の状況を踏まえて、日本における必要事項を詳細化する標準制定を目標として検討を強化する。各 SWG に 関しては、各種団体の活動・メンバ要望を鑑み、 (1) HNW アーキテクチャに関しては、H23 年度に ITU-T に upstream して承認された HTIP(G.9973)と、BBF の TR-069 の連携を行うため、TR-069 で使用する データモデルの変更について検討を継続する。 TTC の標準化方針 (2) 物理リンクに関しては、H25 年度に進展した JJ-300.10/11/20/21(ECHONET Lite 向け通信インタフェース)の改定や、新 TR 文書(HEMS 下位層対応の「ガ イドライン」と「セキュリティ機構」)の補充を引き続き進める。 (3) サービスプラットフォームに関しては、H25.3 に策定した TR-1046(ホームネットワークを実現するサービスプラットフォーム)をベースに ITU-T SG13 で技術 要件とアーキテクチャを策定中(Y.HEMS-arch)。また、このプラットフォームを利用する基本ユースケースとしてカスタマサポートに着目し、必要な既存技術調 査を行い、技術要件をまとめて TR 化する予定。検討にあたっては oneM2M との整合性と、電気自動車など家電以外のサポートも考慮する。 活 動 計 画 H26 H27 H28 以降 ドキュメント 区分 記事 J/TR Residential ICT SWG と連携し、 ・HTIP と TR-069 の連携検討、 ・サービスプラットフォーム要件・アーキテクチャ検討 および ITU-T SG13 勧告化 ・JJ300.10/11/20/21 の更新 ・TR-1043 の更新 ・TR-1052(HEMS-スマートメーター(Bルート)通信イ ンタフェース実装詳細ガイドライン)の更新 ・TR-1051(HEMS 下位層プロトコルに対応するセキ ュリティ機構)の更新 ●標準化活動 ・ アーキテクチャ、 ホーム NW マネジメント ・ 物理リンク ・ サービスプラットフォーム ● アップストリーム 上記活動に関するアップストリーム ・ホーム NW マネジメント ・物理リンク ・サービスプラットフォーム ● 調査・研究 ・ 標準化・技術動向調査 TR/SR ・サービスプラットフォームの技術要件 ・ カスタマサポート向けリソース管理システム要件と アーキテクチャ検討 凡例:▼ドキュメント制定(標準:J、仕様書:TS、技術レポート:TR、調査報告書:SR)
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