第1章 対象事業の計画内容等 1.1 対象事業の名称等 対象事業の名称等は、以下に示すとおりです。 事 業 者 の 名 称 : 横浜市 代 表 者 の 氏 名 : 横浜市長 林 文子 事業者の 氏名及び住所 主たる事業所の所在地 : 神奈川県横浜市中区港町一丁目1番 事 業 者 の 名 称 : 首都高速道路株式会社 代 表 者 の 氏 名 : 代表取締役社長 菅原 秀夫 主たる事業所の所在地 : 東京都千代田区霞が関一丁目4番1号 対象事業の名称 高速横浜環状北西線 【対象事業の種類】 対象事業の 種類、規模 首都高速道路の新設 【対象事業の規模】 道路延長:約 7.1km 【対象事業の所在地】 起点:横浜市青葉区下谷本町 対象事業実施区域 終点:横浜市都筑区川向町 【対象事業実施区域】 対象事業実施区域は、図 1-1-1 に示すとおりです。 【工事中】 事後調査の実施者 事 業 者 の 名 称 : 横浜市 代 表 者 の 氏 名 : 横浜市長 林 文子 主たる事業所の所在地 : 神奈川県横浜市中区港町一丁目1番 事 業 者 の 名 称 : 首都高速道路株式会社 代 表 者 の 氏 名 : 代表取締役社長 菅原 秀夫 主たる事業所の所在地 : 東京都千代田区霞が関一丁目4番1号 【工事中、存在・供用時】 事後調査の実施区分は、図 1-1-2 に示すとおりです。 1-1 1-1-1(1) 1-2 1-1-1(2) 1-3 1-1-2 1-4 1.2 対象事業の概要 1.2.1 道路構造の概要 計画路線については、主にトンネル構造及び高架構造を採用しています。計画路線の道路延長 約 7.1km のうち、トンネル部の延長は約 4.1km、 高架部の延長は約 2.3km、 土工部の延長は約 0.7km を計画しています。 計画路線の構造の概要は図 1-1-1(2)に、断面構成は図 1-2-1 (1)∼(6)に示すとおりです。 換気所は、両坑口付近に 1 箇所ずつ設置する計画です。 図 1-2-1(1) 断面図(A) 図 1-2-1(2) 断面図(B) 1-5 図 1-2-1(3) 断面図(C) 図 1-2-1(4) 断面図(DEF) 1-6 図 1-2-1(5) 断面図(G) 図 1-2-1(6) 断面図(H) 1-7 (1)本線部 本線は、延長約 7.1km のうちトンネル部が約 4.1km、高架部が約 2.3km、土工部が約 0.7km と 計画しています。 トンネル部では、地表面からトンネル躯体上部までの深さは最深位置で約 67m となります。ト ンネルは円形の双設シールドトンネルを計画しています。 (2)ジャンクション部 計画路線の横浜青葉インターチェンジ・ジャンクション、港北ジャンクションは、高架構造と なっています。 (3)換気所部 計画路線はトンネルを主体に計画しています。このため、外から取り込んだ空気をトンネル内 に給気し、トンネル内を運転に適した環境にするための施設として、北八朔換気所、東方換気所 を設置する計画です。トンネル内の排気ガスは、ジェットファンの設置や換気機による集中排気 を行うことにより強制的に排気します。換気所の高さは、表 1-2-1 に示すとおりです。 なお、換気所は極力地下化するなど、日影及び景観等への影響にも配慮します。 換気の概念は、図 1-2-2 に示すとおりです。 表 1-2-1 換気所の高さ 換気所名 北八朔換気所 東方換気所 高さ 10m 15m 図 1-2-2 換気の概念図 1-8 1.2.2 主要道路等との接続の概要 起点側の横浜青葉インターチェンジ・ジャンクションは東名高速道路及び一般国道 246 号と接 続します。終点側の港北ジャンクションは第三京浜道路及び高速横浜環状北線(事業中)と接続 します。途中で出入できるインターチェンジは計画されていません。ジャンクションの計画と位 置は表 1-2-2 及び図 1-2-1(2)に、各ジャンクションのイメージは図 1-2-3(1)∼(2)に示すとおり です。 表 1-2-2 主要道路との接続の概要 ジャンクション・出入口名 接 横浜青葉インターチェンジ・ジャンクション 続 道 路 東名高速道路 一般国道 246 号 第三京浜道路 港北ジャンクション 高速横浜環状北線(事業中) 港北出入口 都市計画道路川向線(事業中) 図 1-2-3(1) 横浜青葉インターチェンジ・ジャンクションのイメージ図 図 1-2-3(2) 港北ジャンクションのイメージ図 1-9 1.2.3 計画交通量 計画交通量は「平成 11 年度道路交通センサス(全国道路交通情勢調査)」(国土交通省)をも とに以下の推計手法を用いることにより、環境影響が最大となる時期として最も交通量が多くな ると予想される平成 32 年及び供用開始後定常状態になる時期として、幹線道路ネットワークの 整備が概ね完了した状態を想定した平成 42 年について推計しました。 (1)推計フロー 計画交通量の推計手順は、図 1-2-4 に示すとおりです。 【 現 況 】 ①現況の道路ネットワーク 平成 11 年度道路交通センサス OD 表 ②現況の自動車 OD ③現況交通量の推計 現況実測交通量 整合性の確認 【 将 来 】 将来計画道路 ④将来の道路ネットワーク ⑤将来の自動車 OD ⑥道路交通量の推計 図 1-2-4 計画交通量推計手順 1-10 (2)推計結果 計画路線の平成 32 年、平成 42 年の計画交通量は、図 1-2-5 に示すとおりです。 46,900 台/日 横浜青葉 インターチェンジ・ ジャンクション 港北ジャンクション 図 1-2-5(1) 計画交通量(平成 32 年) 32,800 台/日 横浜青葉 インターチェンジ・ ジャンクション 港北ジャンクション 図 1-2-5(2) 計画交通量(平成 42 年) 1-11 1.3 対象事業の実施経過 横浜市と首都高速道路株式会社等が平成 15 年度より PI(パブリックインボルブメント)手法 を導入し、構想段階から市民等のみなさまに情報を提供しつつ、広くご意見を伺いながら、ルー トや構造等について検討を行い、平成 17 年 8 月に「概略計画」を公表しました。 「概略計画」策定後、法に基づき都市計画及び環境影響評価の手続きを進め、平成 23 年 3 月 に都市計画決定されました。 平成 24 年 7 月に都市計画事業認可告示し、今後は、用地権利取得・工事着手に向けて必要な 調査設計を行います。 構想段階 H15.6∼ PI 手法を用いた計画づくり H15.6∼17.8 『概略計画策定』 H17.8∼ 概 略 計 画 の 公 表 ●都市計画の流れ 計画段階 (都市計画手続き) (環境影響評価手続き) H20.9 都市計画素案(案) H21.3 都市計画素案 H21.6 都市計画公聴会 ●環境影響評価の流れ H18.8 環境影響評価方法書 H21.10 環境影響評価準備書 H21.10 都市計画案 H23.3 都市計画決定 H23.3 都市計画決定告示・縦覧 H23.3 環境影響評価書 実施段階 H24.7 都市計画事業認可告示 工事着手予定(H26.3 以降) 1-12
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