10 明るさセンサによる照明制御 ■概 要 昼光利用が可能で常時在室となる執務室等に連続調光形器具+明るさセンサを設置し、昼光利用制御お よび適性照度制御をすることにより、窓際の余分な明るさやランプ点灯初期の余分な明るさを抑制し、消費電 力の削減を図ります。また、人感センサを付加することで、不在時減光も可能となり、更に消費電力の削減が 可能となります。 改善A案:既設と同じ配置(台数そのまま)で高効率器具(FHF蛍光灯)+明るさセンサに更新 改善B案:既設と同じ配置(台数そのまま)で高効率器具(直管型LED)+明るさセンサに更新 改善C案:既設と同程度の明るさ(台数減)で高効率器具(一体型LED)+明るさセンサに更新 ■導入効果 18000 改善A案 年間損失電力量 16000 年間CO2排出量 約7,300kWh 削減 約4,100kg 削減 14000 約45% 省エネ 年間消費電力量[kWh] 消費電力量[kWh] 12000 約59% 省エネ 約52% 省エネ 年間電力量料金 改善B案 10000 年間損失電力量 8000 約117,000円 削減 16,200kWh 年間CO2排出量 6000 年間電力量料金 8,900kWh 4000 7,800kWh 6,600kWh 2000 年間CO2排出量 既設仕様 FLR40W‐2x64台 改善A案 FHF32W‐2x64台 昼光利用制御 改善B案 LDL40W‐2x64台 昼光利用制御 改善C案 一体型32W‐2相当x48台 昼光利用制御 約5 300kg 削減 約5,300kg 約154,000円 削減 改善C案 年間損失電力量 0 約9,600kWh 削減 年間電力量料金 約8,400kWh 削減 約4,700kg 削減 約135,000円 削減 注)導入効果は三菱電機照明(株)製品による比較 ■明るさセンサ(照度センサ)による照明制御概要 調光信号線 照度センサ(コントローラ) 【三菱電機照明(株)製】 反射光を照度センサが監視。 設定照度を超え明るすぎる場 合、光束を絞る信号を器具に送 信し、明るさを絞ります。 (自動調光制御) 昼光 器具からの光により明るすぎる場合も、同様 に照度センサが検知し、明るさを絞ります。 (昼光が入らない場合でも、初期照度補正と して機能します。) ■省エネ効果シミュレーション 改善B案 【LED 既設同配置 +明るさセンサ】 改善A案 【FHF 既設同配置 +明るさセンサ】 既設仕様 【FLR】 改善C案 【LED 既設同照度 +明るさセンサ】 【性能比較】 三菱電機照明(株)製 12.8 m 単位:lx 19.2 m 19.2 m 単位:lx 19.2 m 単位:lx 三菱電機照明(株)製 明るさセンサ (天井埋込コントローラ) 12.8 m 12.8 m :明るさセンサ×4台 :明るさセンサ制御エリア 埋込下面開放 埋込下面開放 埋込下面開放 埋込下面開放 FLR40W×2灯 FHF32W×2灯(定格出力) LDL40W(23N)×2灯 LED一体型(FHF32Wx2相当) 64 台 64 台 64 台 48 台 6,000 Lm 7,040 Lm 3,790 Lm 5,700 Lm 昼光制御なし平均照度 741 Lx 1,004 Lx 830 Lx 854 Lx 昼光制御設定平均照度 光制御設定 均 度 741 L Lx 750 Lx L 750 Lx L 750 Lx L 器具仕様 器具台数 ランプ光束(1台あたり) 85W×64台=5,440W 62W×0.75×64台=2,976W 38W×0.9×64台=2,189W 62W×0.88×48台=2,619W 消費電力 16,200 kWh 年間消費電力量 削減量(既設仕様との差) 年間CO2排出量 9,000 kg-CO2 削減量(既設仕様との差) 12,000 時間 定格寿命 580 円/1本あたり ランプ価格 (メーカー標準価格) 【経済性比較】 年間電力量料金 8,900 kWh 6,600 kWh 7,800 kWh 7,300 kWh 9,600 kWh 8,400 kWh 4,900 kg-CO2 3,700 kg-CO2 4,300 kg-CO2 4,100 kg-CO2 5,300 kg-CO2 4,700 kg-CO2 12,000 時間 40,000 時間 40,000 時間 1,400 円/1本あたり (参考金額) 260,000 円 削減額(既設仕様との差) 143,000 円 106,000 円 125,000 円 117,000 円 154,000 円 135,000 円 ■試算条件 (1)年間消費電力量は、年間点灯時間を12時間/日*248日(年間平均日数)とした場合とします。 また、改善案A、B、Cの明るさセンサによる昼光利用制御補正系数は、昼光利用制御が無い状態の照度から制御 設定照度への減光割合とします。(改善A案:75%、改善B案:90%、改善C案:88%) (年間平均日数、昼光利用制御および適正照度制御の補正系数は、(財)建築環境・省エネルギー機構「建築物の 省エネルギー基準と計算の手引き」の値を適用します。) (既設:消費電力(W)*12*248(h)/1000、改善案:消費電力(W)*12*248(h)*0.9*0.85/1000) (2)年間CO2排出量は、CO2排出係数を0.55kg-CO2/kWh(環境省発表平成25年度実排出係数(代替値))とします。 (CO2排出係数(kg-CO2/kWh)*年間消費電力量(kWh)) (3)年間電力量料金は、料金単価を16円/kWh(平成26年4月東京電力電気需給約款[特定規模需要(高圧)]業務用電力 (その他季料金)15.99円参考)とします。 ※基本料金は含みません。 (電力量料金単価(円/kWh)*年間消費電力量(kWh)) (4)改善案は別途建築工事が必要になります。 (5)導入費用は別途ご相談とさせていただきます。 (6)改善C案は照明器具台数が減となるため、別途天井補修費用が必要となります。 お問合せ先:(株)弘電社 内線事業本部 内線技術部 Tel 03-3542-5118
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