電子化された医療関連情報をつなぐ仕組み

電子化された医療関連情
報をつなぐ仕組み
【個人健康医療介護データハブ構想】
2014年 10月 日
NPO法人 オハヨウ
NPOオハヨウ Copyright 2014
様々な鉄道が乗入れている東京駅
東京駅には様々な鉄道路線が乗入れているが相互直通運転は一部路線のみでしかない。
山手線
京浜東北線
東海道新幹線
東北新幹線
上越新幹線
北陸(長野)新幹線
東京駅
東海道線
中央線
総武快速線
京葉線
横須賀線
東京メトロ・丸の内線
上野東京ライン
しかし、乗客は東京駅で乗り換えることにより異なる路線の駅に行くことができる。
東京駅は異なる路線を結ぶ結節点=ハブである。
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東京駅乗入れ路線の様々な規格
それぞれの路線を走る車両は路線の駅の特徴や過去の経緯などにより車両を始めインフラ規格が異なり
相互直通運転は難しい
東海道新幹線
東北新幹線他
中央線他
山手線他
(上越新幹線など)
(東海道線など)
(京浜東北線)
東京メトロ
丸の内線
軌間(レール幅)
1,435mm
1,435mm
1,067mm
1,067mm
1,435mm
饋(き)電方式
交流(60Hz)
25KV
交流(50Hz)
25KV
直流
1.5kV
直流
1.5kV
直流
0.6kV
集電装置
パンタグラフ
パンタグラフ
パンタグラフ
パンタグラフ
第三軌条
列車制御方式*
ATC-NS
DS-ATC
ATS-P
D-ATC
CS-ATC
* 軌間やき電方式が一緒でも列車制御方式が異なると乗入れができない。通常は鉄道会社毎に異な
るため複数会社による相互乗入れ路線を走る車両は複数方式の制御装置を搭載している。
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異なる仕様/規格の電子カルテを結ぶ
現在、電子カルテを始めとする医療情報システムは様々なベンダーが手掛けているが仕様
については統一された共通基準がないことからバラバラであり、外部交換情報も標準化され
ていない。
しかし、病院や関係施設のシステムを情報ハブに繋ぎ一定の標準形式に変換することにより
情報交換が可能となる。個人が掛かった複数病院や利用した施設にある個人健康医療介護
データもPHRとして一元的な保存が可能。
A病院
X社電子カルテ
情報ハブ
B病院
Y社電子カルテ
標準形式に変換
Cクリニック
Z社電子カルテ
PHR
個人健康医療
介護データ
D健診センター
U社健診システム
E老健施設
V社介護システム
これらの電子カルテなどの情報を相互に交換できる仕組みが個人医療介護データハブ構想で
ある。
この「ハブ」を通して個人毎の医療健康介護情報交換および同情報の蓄積を可能とする。
PHR:Personal Health Record
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電子的医療情報等交換に関する様々な規格例
医療情報
情報
種別
健診情報
情報内
容
紹介
状
処方
情報
検査情
報
医用
画像
波形
情報
特定健
診
使用規
格例
HL7CDA
R2
HL-7
v2.5
HL-7
v2.5
DICOM
MFER
使用
コード系
JMIX
他
HOT
JLAC10
JJ1017
介護情報
健診
一般
ケアプラ
ン
介護実
施記録
HL7CDA
/XML
?
?
?
JLAC10
?
?
?
その
他
医療情報については代表的な規格を示したが実際のシステムが全てこ
れに従っているわけではない。
医療以外の分野では一部を除き規格策定すら行われていない。
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個人健康医療介護データハブ構想の目指すもの
(電子カルテ)
診療情報DB
(電子レセプト)
診療報酬DB
介護情報
健診情報DB
健康医療介護DB
(PHR)
複数個人データ
の統計的利用
2次利用
効率的治療
個人毎の健康指導
根拠に基づく医療
根拠に基いた健康増進
個 人
コンシェルジェ
(医療介護コーディネーター)
健康サービス産業連携の可能性
健康情報共有
食品・製薬会社
フィットネス
スポーツクラブ
外食産業、コンビニ
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健康医療介護情報のコンシェルジェ
PHR情報は本人の個人情報でありながら必ずしも本人が内容を正しく理解出来るとは限りません。
情報を噛み砕いて説明し、適切なアドバイスを与えるコンシェルジェが必要です。
PHR
個人健康
医療介護データ
医療介護コーディネーター
がPHR情報を元に様々な
アドバイスを行う。
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