平成25年度JOGMEC石炭開発部調査事業成果報告会 海外地質構造調査 ⑪ 海外地質構造調査の概要 及びJV調査 平成26年6月6日 海外地質構造調査 事業の概要・目的 ①MOU締結 1 JOGMEC 共同調査 新興国等のリスクの高い地域において、 鉱区未設定地域、政府鉱区等を対象として 当該国政府機関とMOUを締結して実施す る共同調査。JOGMECが資金・技術を拠 出し調査を実施することで裨益を獲得。 H25年度:ベトナム・モザンビーク 2 政府系機関 裨益獲得(JV形成・ オフテイク・権益) ②共同調査 オペレーター ③裨益の (探鉱費・技術) 譲渡 鉱区提供 調査 ⑤探鉱 日本企業 ④裨益の付与(探鉱権・オフテイク等) ☞産炭国とのMOU締結による共同調査 ☞JOGMECがオペレータとして探鉱費・技術を投入することで、 裨益(JV形成・オフテイク・権益等)を獲得 ☞裨益は日本企業に譲渡 JV調査 JOGMECが海外企業と実施する共同探 鉱。有望な探査結果が得られ、日本企業の 関心が高まった時点で入札を実施し、落札 企業に対してJV契約におけるJOGMECの 立場(権益等)を移転(探鉱リスクの軽減、 日本企業の投資促進) H25年度: 豪州・クリフォード地域 ①JV契約締結 JOGMEC ファームイン方式 海外企業 海外JV相手 鉱区所有者 権益獲得 探鉱費 ②JV調査 オペレーター ③入札 権益譲渡 日本企業 ④JV継続 ☞海外JV相手とのJV調査 ☞JOGMECのファームイン方式(参入期間にJOGMECが探鉱費を 単独拠出して権益オプション獲得) ☞入札により落札企業(日本企業)に権益の譲渡 共同調査(ベトナム・ドンリ地域)1 【概要】 ・相手方: ベトナム石炭鉱物産業グループ(VINACOMIN) ・対象地域: ・目的: ベトナム北東部バックジャン省ドンリ(Dong Ri)地域 稼行中(坑内掘り)のドンリ炭鉱の周辺探鉱(日本企業の優先交渉権の獲得) ソンドン石炭火力発電所 【調査実績】 ・H23年度: 試錐調査(1孔、218m) ・H24年度: 試錐調査(3孔、1,590m ) ・H25年度: 試錐調査(3孔、1,600m)・鉱量評価 ⇒ プロジェクト終了 ドンリ炭鉱の水平坑道の坑口 共同調査(ベトナム・ドンリ地域)2 南 北 中生界三畳系 Hon Gai層(下部層) に炭層6枚 ・Hon Gai層: シルト岩・砂岩・礫岩 上部層 下部層 炭層6枚 (V6a、V6、V7、V8、V9、V10) ・Na Khuat層: シルト岩 地質断面図 30,000 深度毎の炭量(総合評価結果) ドンリ炭鉱の水平坑道口 25,000 22,997 23,934 25,247 20,152 18,696 20,000 15,000 11,377 10,000 孔井 深度 年度 TD1 218 m H23年度 TD3 490 m H24年度 TD7 550 m H24年度 TD9 550 m H24年度 TD5 450 m H25年度 TD8 650 m H25年度 TD11 500 m H25年度 5,792 5,000 0 2,985 1,966 42 400mL 300mL 200mL 100mL 0mL -100mL -200mL -300mL -400mL -500mL ・ホンゲイ炭に比べて品質が低い ・資源量 1.3億トン H25年度で終了 共同調査(モザンビーク)1 【概要】 ・相手方:モザンビーク鉱物資源省(MIREM) ・目的:石炭有望地の選定・資源量評価、JV化(JOGMEC裨益) (平成25年1月10日付けでMOU締結) 【調査実績】 ・H24年度:事前調査(既存データ収集・衛星画像解析) 衛星画像解析結果の例 (マニカ地区) ・H25~26年度前半:概査(衛星画像解析・空中磁気探査) ・H26年度後半~28年度:精査(地上物理探査・ボーリング) ✔エッカ層及びビューフォート層にポ テンシャル ✔灰分 揮発分 19 - 42 % 14 - 19 % 資源量・発熱量 H25年度衛星画像解析の実施地域 空中磁気探査の実施予定範囲(マニカ地区) 不明 共同調査(モザンビーク)2 ●共同調査 (DNG・IGM(MIREM)-JOGMEC) 【事業概要】 JOGMECがモザンビーク鉱物資源省(MIREM)の地質総 局(DNG)及び地質鉱業研究所(IGM)と共同で同国内の石 炭ポテンシャルの評価を行う。 事前調査 平成24年度 事前調査 本格調査 平成25 – 28年度 平成25 – 26年度 フェーズ 1 広域調査 MOUで規程 有望地区の選定 フェーズ 2 26年度– 28年度 精密調査 有望地区でのJV形成 ●JOGMEC JV JOGMEC 入札により権益譲渡 Transfer interest 日本企業 JV 調査 JV調査 継続 モザンビーク国内企業 公社 【MOUの概要:平成26年1月10日締結】 共同で調査を実施するためにDNG/IGM-JOGMECでMOU を締結。 ○フェーズ1(広域調査)とフェーズ2(精密調査)から構成 ・フェーズ1(平成25-26年度) フェーズ2で実施する調査地区を選定 ・フェーズ2(平成26-28年度) 調査地区で地上調査を実施(ボーリング・地上物理探査) 当該地域の評価を行う ○フェーズ2以降、JOGMECはモザンビーク政府が合意した 有望地区で、モザンビーク国内企業・公社とJV交渉を行い、 JV形成を行う権利を有する モザンビーク政府と協議の上、JV調査開始 JOGMECのJV調査において、JOGMEC権益の引継 ぎに関心を示した日本企業に、入札により権益を譲渡 する予定 ○具体的な調査計画は、毎年締結する年次計画書で設定 JV調査の概要 海外企業 ①JV契約締結 JOGMEC ファームイン方式 海外JV相手 権益獲得 鉱区所有者 探鉱費 ②JV調査 オペレーター ③入札 権益譲渡 日本企業 ④JV継続 ☞JOGMECのファームイン方式(参入期間にJOGMECが探鉱費を単独拠出して権 益オプション獲得) ☞石炭探査のためのJV契約(炭鉱開発のためのJV契約を別途締結する必要あり) ☞殆どの場合、JV相手方がオペレータ ☞入札により落札企業(日本企業)に権益オプションを譲渡 JV調査(豪州・クリフォード地域) ☞ スラット堆積盆の一般炭案件 ☞ JV相手はStanmore Coal社 (2014年12月12日付け契約締結) ☞ JOGMECが450万豪ドルを拠出して権益40% を獲得 ☞ H25年度はボーリング10孔を実施し優勢な炭層 を捕捉 ☞ 本年度はボーリング調査(約30孔)を予定 (探鉱費150万豪ドル) クリフォード地域 ● スラット炭の特徴 ・高揮発分 ・硬い(HGI低い) H27年度の新制度(日系JV) 日系JV調査 ①JV契約書締結 JOGMEC ファームイン方式 ☞本邦法人等(共同調査会社)とのJV調査 (JOGMECの公募で案件を採択) 本邦企業等 共同調査会社 鉱区所有者 権益獲得 ②JV調査 探鉱費 ③入札 オペレーター ☞共同調査会社が入札結果に対して第一先買 権を保有 権益譲渡 ④JV継続 日本企業 共同調査会社が入札結果に対して第一先買権を保有 想定される実施体制 JOGMEC JV2 JV JOGMEC 日本企業 日本企業 JV1 日本企業 海外JV相手 JV1 JV2 海外JV相手 JOGMEC JV調査 JV調査 ケース1 ケース2 JV調査 ケース3
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