資料4-3 自動車リサイクル制度における中古自動車販売業者の実態

資料4-3
産業構造審議会産業技術環境分科会廃棄物・リサイクル小委員会自動車リサイク
ルWG・中央環境審議会循環型社会部会自動車リサイクル専門委員会合同会議
自動車リサイクル制度における
中古自動車販売業者の実態
平成26年10月2日
(一社)日本中古自動車販売協会連合会
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・平成20年12月25日、本合同会議にて自動車リサイクル制度
における中古自動車販売業者(引取業者)の当時の現況を説明
・平成23年8月23日、本合同会議にて「使用済自動車判別ガイ
ドラインに関する報告書」(23年2月公表)を踏まえたフォローア
ップ実施状況について以下の通り報告
(1) 機関誌「JU中販連」に報告書の概要を掲載・・・・・・・・・・・・・・・・添付1
(2) 会員専用ネットワーク「JUイントラネット」に報告書を掲載・・・・・添付2
(3) 理事会・総会等にて報告書の内容を報告
(4) 報告書を各都道府県協会事務局へ配布し、会員への周知を実施
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本日(平成26年10月2日)は、上記フォローアップ後の自動車リ
サイクル制度における中古自動車販売業者の実態について次
ページ以降の通り報告します。
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1.下取車両の売買
① 中古車の発生源は自動車ユーザーであるが、そのほとんどが直前まで自動
車として使用されているため、自動車としての外観・機能を十分に備えている。
② そのため、下取車両についてユーザーは中古車としての対価を要求する場合
がほとんどである。
③ 中古車として売買する場合は、車両代金、自動車税未経過相当額、自賠責保
険未経過相当額、リサイクル預託金の総額が売買価格となる。
④ ただし、下取り時点でその車両を廃棄することの合意ができた場合は、使用
済自動車として引取り、リサイクル券を使用しリサイクルルートに乗せるとこに
なる。(リサイクル預託金負担:所有者(ユーザー))・・・5ページA
⑤ 中古車の価格は、市場の需要と供給を反映した形で古物商が行なう事業者
間取引である「オートオークション」において相場価格として形成されている。
⑥ 中古車の下取りは仕入の一種でありオートオークションの相場価格を参考に
予定販売価格を見込んで仕入価格を決めている。
⑦ ただし、販売方法は自社での小売と業販(大半がオートオークション)の二通り
想定しているが、見込み価格で販売できるとは限らない。
⑧ 販売できなかった中古車は、販売店が使用済自動車と判断して解体事業者
へ引渡すこととなる。(リサイクル預託金負担:所有者(販売店))・・・5ページB
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2.中古車販売・仕入先別比率
仕入先別比率
販売先比率
ディー
ラー,
1.1%
(解体)
スクラッ
プ, 4.7%
同業者, 輸入,
7.3% 0.3%
ディー
ラー,
11.9%
ユー
ザー,
22.2%
輸出,
4.2%
同業者,
8.2%
オーク
ション,
58.4%
オーク
ション,
31.7%
ユー
ザー,
50.1%
平成23年度JU中古自動車販売業実態調査調べ
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3.使用済み自動車としての引取・引渡金額---①
使用済自動車
となるパターン
ユーザー→販売店
A
ユーザーの意思 ユーザーは有償を
で所有車解体
希望
B
販売店下取車
だったが、販売
不調でやむなく
解体
・その時点での中古
車相場で下取り
・下取車のため高い
価格設定
販売店→解体業者
使用済自動車(ELV)
相場での引渡し
販売店の損益
収支均衡
若干収益あり
赤字傾向
ELV相場での引渡し
・中古車は、時間の経過とともに相場は下がるもの。
・Aパターンでは、引取り、引渡しで収支は均衡もしくは若干の収益あり。
・Bパターンでは、時間の経過とともに赤字となるケースがあり得る。
・ELV相場とリンクせずに儲かることもあれば損することもある。
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3.使用済み自動車としての引取・引渡金額---②
A.ユーザーからの引取金額(購入金額)
ユーザー ⇒ 中古車販売店
台当たり平均(有価取引):24,368円
0 ~ 52,000円
B.解体事業者への引渡金額(売却金額)
中古車販売店 ⇒ 解体事業者
台当たり平均(有価取引):23,469円
5,000 ~ 52,000円
※中販連会員へのサンプリング調査結果
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(1)機関紙「JU中販連」
添付1-①
7
添付1-②
8
添付2
(2)会員専用ネットワーク「JUイントラネット」
イントラネットサーバー
専用回線withセキュリティ
(※外部からの侵入不可)
端末PC
(都道府県協会事務局)
中販連PC
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