スタンドックス・マイスターワランティープログラム概要と流れスタンドックス・マイスターワランティースタンドックスは、国内において、最も早くにワランティ制度を始めたメーカーです。スタンドックスは品質と信頼性を結びつけ、他社の追随を許さないプログラムをお客さまに提供して参りました。スタンドックスの認定工場であるマイスターBPが、スタンドックスの塗装仕様書に沿ってスタンドックス製品を使用し、自家用乗用車両の補修塗装をする場合、スタンドックスが責任をもって対応致します。マイスターワランティ 2 スタンドックス・マイスターワランティースタートまでの流れ１．ボディーショップからの申請・ボディーショップ→販売店→地区販売会社→スタンドックス２．販売店、地区販売会社による推薦３．工場認定基準チェック・スタンドックス担当者もしくはデュポン社が選任した地区販売会社、販売店担当者４．スタンドックス「マイスターワランティ」トレーニング受講５．契約の締結・スタンドックス、地区販売会社、販売店、ボディーショップの４社契約６．各種証明書等の発行・マイスターＢＰ認定看板（有償）・保証書兼車輌修理報告書（初回のみ無償）・フォルダー（初回のみ無償）・ペインターIDカード・マイスターBP（認定工場）認定証兼ペインター証明書７．スタンドックスマイスターワランティのスタートマイスターワランティ 3 ワランティー概要−１１２スタンドックスマイスターワランティーは、スタンドックスマイスターBPショップにおける乗用車両の補修塗装にスタンドックス製品を使用する場合に適用されます。本保証は、補修塗装作業の完了時からお客様が補修塗装された自動車の所有権を失う時まで継続します。なおスタンドックス・マイスターワランティーの適用されるのは、製造時のオリジナル塗膜の補修または一旦補修塗装された車両で素地まで完全総剥離後に行われた再補修の場合に限られます。本保証は、スタンドックス製品によって補修塗装された部分の、次の塗装欠陥にのみ適用されます。Ａ．クラッキングやチェッキングＢ．くもり、チョーキング、褪色による光沢の低下Ｃ．施された補修塗装工程での全ての塗膜層やトップコートのはがれＡ．クラッキングやチェッキングマイスターワランティＢ．くもり、チョーキング、褪色による光沢の低下Ｃ．施された補修塗装工程の全ての塗膜層やトップコートのはがれ 4 ワランティー概要−１３次の各状態については、本保証は適用されません。 A.さびによる不良 B.磨耗、引っかき傷、欠け傷 C.不適切な洗浄剤の使用または環境によって発生した化学的なしみや塗膜のくもり D.スタンドックス塗装システムを使用して一旦補修された素地に別の補修が施されている場合 E.本保証対象となる塗装欠陥ではあるが、ボディーショップによる不適切な素地調整またはスタンドックス製品の不適切な使用が原因の一部または全部となっている場合 F.自動車メーカーのオリジナルではないプラスチック交換部品に発生した不良 G.保証書兼車輌補修報告書をを添えずにクレーム（再補修要求）がなされた場合 H.スタンドックス塗装システムを使用して一旦補修された後、再度事故により発生した損傷 I. スタンドックス認定ペインター以外による補修作業から生じた不具合 J.商用及びカーレース等の目的で使用された車輌の損傷マイスターワランティ 5 ワランティー概要−２４．本保証対象となる塗装欠陥が発生した場合、スタンドックスマイスターBPショップは、本保証の各条項の定めに従って、お客様に対し適切なスタンドックス製品を使用して塗装欠陥部分を無償で補修致します。マイスターBPショップは、塗装不良部分の補修が実施された時点で効力を持つ時間給と上記補修塗装に要する標準作業時間との積に基づく工賃と材料費につき払戻しを受けます。・払い戻し：スタンドックス→地区販売会社→販売店→マイスターＢＰショップ・補修の日から４年以内は１００％、それ以降はデュポン、マイスターＢＰショップの折半５．スタンドックスマイスターワランティーは譲渡できません。本保証は、車両を補修塗装した時点での車両の登録名義人との関係でのみ効力を有します。マイスターワランティ 6 マイスターBP マイスターと言う呼称は熟練技術者の世界で見られる高度で優秀な技術を持つハイスタンダードを意味高度で優秀な技術を持つハイスタンダードする言葉です。欧州ではこのマイスターという概念が浸透し、自動車補修塗装業界においても、エキスパートペインターとしての厳しい基準が設けられています。スタンドックスは、このマイスターシステムの規範を日本にご紹介したいと考えております。マイスターＢＰとは、ドイツにおけるマイスターの基準に達する最高品質を持つボディショップのことです。すなわち、スタンドックスシステムを駆使し、高品質の設備機器を備え、熟練したスタッフを持ち、品質と生産性に関して多くの優位性を実証しているボディショップのことを意味します。マイスターワランティ 7 マイスターBP認定基準安全・環境 •製品安全データシート(MSDS)の内容を理解している。又作業者が何時でも見れる場所に保管している •応急処置セット（救急箱）を設置し定期的に管理している。 •緊急時の病院、医院等の確認が出来ている。 •消火器を設置している。 •サイドシール付き安全メガネ（ｻﾝﾃﾞｨﾝｸﾞ及び塗装用を着用し作業を行っている。 •防塵マスク（ｻﾝﾃﾞｨﾝｸﾞ用）を常に着用している。 •塗装用作業着を常に着用している。 •有機ガス用防毒マスク（塗装用）を常に着用している。 •新鮮な空気の取り込みと換気が十分である。 •耐溶剤型手袋（洗浄及び塗装用）を常に着用している。 •有機ガス用防毒マスクの正しい整理・保管が出来ている。 •危険物の適正な保管と廃棄が守られている。 •塗料の適正な保管が守られている。マイスターワランティ 8 マイスターBP認定基準 •ペインター・トレーニング •自動車ボディショップにて1年以上の塗装経験を有した者。又は、職業訓練学校等で1年以上塗装訓練を受けた者がペインターとして１名以上雇用（正社員）されている。 •スタンドックスマイスターワランティートレーニングコース及び更新コースに塗装技術者を積極的に参加させる。 •工場環境 •綺麗な外観を持ち、内外ともに清潔に保たれている。 •機器の保守点検と清掃のスケジュールが確立されている。 •適切に維持管理され定期的に保守点検されているダウンドラフト式スプレーブースと強制乾燥ブースを使用している。（給排気量18,000㎥/ｈ以上、風速0.2m/秒以上） •調色室又は調色エリアを持ち、整理整頓がなされ綺麗に保たれている。 •下地処理の専用スペースがある。 •作業場は十分な照度が確保されている。マイスターワランティ 9 マイスターBP認定基準製品の使用 •スタンドックス認定製品のみを使用する。（エアーテックTM製品を除く下地パテから上塗りクリヤーコートまで） •スタンドックス推奨補修手順に従う。 •硬化剤及びシンナーの混合時はメジャースティックを使用し正確に配合を行っている。 •スタンドックスが推奨するカラーツールを常にアップデートし使用している。（スタンドウィン、カラーボックス、カラーボックスバリアント、ジャパンバリエーション、インポートバリエーション等） •ワランティー記録（車輌補修報告書）等の必要書類を維持管理している。マイスターワランティ 10 マイスターBP認定基準機器の使用 •正常に作動し定期的に保守点検され十分な供給能力を持つエアーコンプレッサーを使用している。 •正常に作動し定期的に保守点検されているエアードライヤーを使用している。 •正常に作動し定期的に保守点検されているエアーフィルターを使用している。 •良好な状態に管理されたエアーホース（内径９mm以上）を使用している。 •エアーが正しく配管されレギュレターフィルターを備え定期的に点検整備されている。 •０．１gまで測定可能なデジタル計量器を使用している。 •ミキシングマシーンを使用し原色、プライマー、フィラーなどが正しく攪拌されている。 •推奨する適正なスプレーガンを使用し毎日の保守管理を行っている。 •すべてのスプレーガンに圧力計が装着されている。 •ブース以外に強制乾燥用装置を保有している。（IR乾燥機） •ウィンドウズ２０００（又はそれ以上）対応のPCを保有している。オプション •シンナーのリサイクラーを保有している。 •膜厚計を保有している。 •棒状温度計を保有している（塗装用）。 •粘度計ＤＩＮカップNo.4を保有している。 •ガン洗浄機を使用している。 •ペイントシェーカーを使用している。マイスターワランティ 11 ワランティー対象製品１）スタンドックスマイスターワランティ−の諸条件が適用されるのは、スタンドックス補修用塗料製品のみです。 (エアーテックＴＭ製品は除きます）２）上記製品は、スタンドックス製品データシートにおいて推奨されている手順に従って使用されなければなりません。マイスターワランティ 12 スタンドックス認定ペインタースタンドックスによるペインターの認定は、スタンドックスマイスターワランティーの不可欠な一部となっています。この認定があれば、ペインターがスタンドックス認定ペインター研修コースを修了していることを証明され、スタンドックス製品をスタンドックスの塗装仕様書に沿って適正に塗装できることが認められます。マイスターワランティ研修コースを修了したペインターは、マイスターBPショップの認定ペインターとなることができます。スタンドックス認定ペインターに与えられるID番号（IDカードに記載）は、マイスターBPショップが発行する全ての保証書に記載されなければなりません認定ペインターが辞職する時には、速やかに認定工場にIDカードを返却しなければなりませんマイスターワランティ 21