ボイラーの起動・停止温度の調整で、熱負荷の低減!

熱源設備-2 ボイラの起動・停止温度の調整で熱損失の低減!
◆ 老人ホーム(定員 140名 延床面積 5,400㎡)の事例
ボイラが頻繁に停止起動を繰り返し、起動ごとにパージ運転が行われるためボイラ内が冷やされ
て損失が増える。 (貯湯タンク温度が63℃で起動、65℃で停止。 起動・停止の1サイクルは約4分間。)
2,035m3 の省エネ!
18.9万円 のコスト削減!
0円 !
★ 年間ガス
ボイラが稼動する温度幅を広げると…
(起動60℃、停止65℃に設定)
省エネのポイント!
★ 年間
★ 投資
【現 状】 稼動温度 63~65℃
97回/日
ボイラ停止後に再着火する際には、
停止
燃焼
起動パージ
30秒
90秒
安全のため燃焼室を換気(パージ)する必要がありますが、
パージによりボイラ内は冷やされ、熱損失が生じます。
起動・停止のサイクルが短いと、ボイラ効率が低下します
140秒
【改善後】 稼動温度 60~65℃
ので、適正な温度設定が重要です。
42回/日
年間ガス使用量: 5 6 ,1 1 6 ㎥/ 年、 パージによる缶水温度変化: 7 0 ℃⇒6 7 ℃
パージ1回当たりの損失
4 ,0 1 9 kJ= 320ℓ×(70℃-67℃)×4.186kJ/℃・ℓ
パージによる年間損失
8 0 ,6 8 1 MJ/ 年= (97回-42回)×4,019kJ/回×365日÷1000
削減効果
削減額
CO 2 削減量
2 ,0 3 5 m 3 / 年= 80,681MJ/年÷45MJ/㎥÷0.881
1 8 9 ,2 5 5 円/ 年= 2,035㎥/年×93円/㎥
4 .7 CO 2 / 年= 91.6GJ/年×0.0509tCO2/GJ
※ガス単価は、年間の平均単価を採用しています。
停止
燃焼
起動パージ
30秒
225秒
350秒
ボイラの稼動温度幅を広げると、
パージ回数が1日97回から42回
になり、熱損失が低減!