HR は授業だ! SHR を自主的に運営できるかどうか?

平成26年
第1学年
(2014年)
チーム
学年通信
5月12日
イェロー
第8号
HR は授業だ!
「SHR は授業じゃないから・・」って、つい先日 1 年生の男子が言ってい
ました。本当にそうですか?そういう意識で参加していたことは少し残念です。
私は、中学校で取り組むことのすべてが学びであり、学ぶことは学習だと思っ
ています。学習だから・・・授業なのです。
教科書を広げ、ノートを広げ、椅子に座っていることだけが授業だと思って
いるとしたら、それは大きな勘違いです。
(9 教科の授業が大切なのは当然です。)
少し話はそれますが、君たちは本当に中学生になったのでしょうか?年齢が
来たから?制服を着ているから?中学校に通っているから?・・・・・ピンときませんね。
服を着たらその責任を果たせるのでしょうか?(日本代表のユニフォームを着ただけで、あなたは日本代
表ですか?) 年齢だけでその役を果たせるのでしょうか?(13 年という年齢だけで、みんなが同じ能力
を身に着けましたか?) 通っているだけでその役になれるのでしょうか?(毎日病院に通ったら、あなた
はお医者さんですか?)
・・・
そうなのですよ。毎日、その場所で何を学ぶか?何を身に着けていくか?どれくらい成長できたか? と
いうことが大切なのです。そこで、本物の中学生になるために
その1
SHR を自主的に運営できるかどうか?が君たちの初めの課題です。
そもそも SHR
とは?
① 小学校では「朝の会」
「帰りの会」と言ったでしょうか。朝の初めに、お互いの様子を知り、今日一
日の活動の内容を確認し合う会です。また、帰りに今日一日の良い点や反省点を確認し、明日の連絡を
しっかりする会です。
② 中学校では、これを「朝の SHR(ショートホームルーム)」
「帰りの SHR」と呼びます。
「ショート」
は「短い」という意味で、
「ホームルーム」は「学級の活動」という意味です。
(1 時間の授業時間分を
使うときは、ロングホームルームと呼ぶ時もあります)
③ 司会や委員を中心に運営していきますが、ダメな集団は、いつまでたっても SHR が自分たちだけで
できません。先生が監視したり注意したりしないと、内容がしっかりとしていなかったり、勝手なこと
をする人が出たりするのです。逆に、SHR が自分たちの力だけでどんどんできるような集団は、グン
グン成長します。こういうのを「自主的な活動」というのです。
④ もちろん初めのうちは、運営する方も参加する方も、うまくいかないこともあるでしょう。ですから、
担任の先生方は相当丁寧に、かなり力を入れて SHR の指導をされていることと思います。
それは、自主的な力をつけることが中学校の大きな目的の一つだからです。
⑤ SHR の流れをきちんと全員が理解し、全員の準備が終わり、決められた時間で始められ、話を聴き
あえるクラスを作れれば、そのクラスの人は大きく成長できるのです。
ここまで言えば分りますよね。
「大事なことを学ぶ時間」=「授業」ですか
ら、
「SHR」=「授業」なのです。
だから学年目標の 2 つ目にも書いてありましたよね。「自らを伸ばす。」そ
れですよ。みんなの成長を期待しています。