Cor. 3:1 Kagw¿, aÓd elfoi÷, oujk hjd unh/q hn lalhvs ai uJm i!n wJß

20:45 成長していますか August 09, 2014
2014/8/10 泉キリスト教会礼拝
『成長いていますか』 コリント人への手紙 第一 3章1∼9節
はじめに.
あなたは、成長することを願っておられますか?神さまはあなたの成長を願ってお
られます。
お母さんの胸に抱かれて、お乳を吸っている赤ちゃんは可愛いものです。しかし、
3歳になっても、まだお乳を吸うことしか出来ず、堅い食物を食べることの出来ない
子どもがいたとすれば、その親の心配はどんなに大きいことでしょうか!
また、身体的には年齢が30才になっても40才を過ぎても、精神的には大人になって
いず、考えることが未熟で幼稚、やることも子ども染みている人たちが、私たちのま
わりにも増えてきているのではないでしょうか。
<例>→脱法ドラッグ(危険ドラッグ)を吸って車を運転し大事故を起こした人。
自己中心的でわがままな人間、まわりの人を思いやることの出来ない人間、人とし
て成人していない人たちが、この国の指導者たちの中にもおられるのではないでしょ
うか。
さて、先ほどお読みしたコリント人への手紙 第一の3章など新約聖書では、一般的
に「大人になる」「成人する」と言う人間の成長を、もっと深めて霊的な面をも含め
た全人格的な人間の成長・成熟について教えています。
(一)コリント教会の兄姉たちの多くは、
キリスト信者としては、まだ幼子のようであった。(→1コリント3章1∼4節)
→1コリント3章1∼2節
” さて、兄弟たちよ。私は、あなたがたに向かって、
御霊に属する人に対するようには話すことができないで、
肉に属する人、キリストにある幼子に対するように話しました。
:2
私はあなたがたには乳を与えて、堅い食物を与えませんでした。
あなたがたには、まだ無理だったからです。実は、今でもまだ無理なのです。”
Cor. 3:1
Kagw¿, aÓdelfoi÷, oujk hjdunh/qhn lalhvsai uJmi!n
wJß pneumatikoi!ß aÓll" wJß sarki÷noiß, wJß nhpi÷oiß e˙n Cristwˆ#.
hjdunh/qhn dunamai VERB 1st s. aor. pass. ind. to be able, can
lalhvsai lalew VERB aor. act. inf. to speak
wJß wß PARTICLE comparative as, while, that
pneumatikoi!ß pneumatikoß ADJ. m. pl. dat. noDegree spiritual、御霊に属する
sarki÷noiß sarkinoß ADJ. m. pl. dat. noDegree fleshly、肉に属する
nhpi÷oiß nhpioß ADJ. m. pl. dat. noDegree child、幼子
1Cor. 3:2
ga¿la uJma#ß e˙po/tisa, ouj brw#ma: ou¡pw ga»r e˙du/nasqe. aÓll" oujde«
1
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e¶ti nuvn du/nasqe,
ga¿la gala NOUN n. s. acc. milk、乳
e˙po/tisa potizw VERB 1st s. aor. act. ind. to give a drink、飲ませる
brw"ma brwma NOUN n. s. acc. food、食物、堅い食物
ou¡pw oupw ADVERB noDegree not yet
ga»r gar CONJUNCTION subordinating causal for, since, then, indeed
e˙du/nasqe dunamai VERB 2nd pl. impf. pass. ind. to be able, can、出来る
du/nasqe dunamai VERB 2nd pl. pre. pass. ind. to be able, can、出来る
1)彼等の多くは、堅い食物を食べることが出来なかったのです。
→ヘブル 5章12∼13節
” あなたがたは年数からすれば
教師になっていなければならないにもかかわらず、
神のことばの初歩をもう一度だれかに教えてもらう必要があるのです。
あなたがたは堅い食物ではなく、乳を必要とするようになっています。
:13
まだ乳ばかり飲んでいるような者はみな、
義の教えに通じてはいません。幼子なのです。”
<参考>→ヘブル 6章1∼2節
” ですから、私たちは、キリストについての初歩の教えをあとにして、
成熟を目ざして進もうではありませんか。
死んだ行ないからの回心、神に対する信仰、
:2 きよめの洗いについての教え、手を置く儀式、
死者の復活、とこしえのさばきなど
基礎的なことを再びやり直したりしないようにしましょう。”
彼らは、いつまでも教えの初歩に留まっており、それらを繰り返し繰り返し、教え
られていました。しかし、いつまで経っても成長せず、まるでお乳ばかり飲んでいる
幼な子のようであったのです。
2)それは、彼らがキリストの恵みにあずかっていながら、
相変らず、普通の人間のように歩んでいたからです。
彼らは、御霊さまによりキリストの救いの恵みにあずかっていながら、「御霊に属
する人」のようではなく、相変わらず「肉に属する人」すなわち普通の人間のように
歩んでいたのです。初めの愛から離れ、「イエスさまさまが一番!」でなく、自分の
ことが一番、メンツが一番、お金が一番、お酒が一番というような生活に戻っていた
のです。ですから彼らの間に、嫉みや分派争いが起って来ました。同じ初代教会の時
代のガラテヤの教会にも、似たような問題が起っていました。
<参考>→ガラテヤ人への手紙 5章13∼16節
” 兄弟たち。あなたがたは、自由を与えられるために召されたのです。
ただ、その自由を肉の働く機会としないで、愛をもって互いに仕えなさい。
2
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:14 律法の全体は、「あなたの隣人をあなた自身のように愛せよ。」
という一語をもって全うされるのです。
:15 もし互いにかみ合ったり、食い合ったりしているなら、
お互いの間で滅ぼされてしまいます。気をつけなさい。
:16 私は言います。御霊によって歩みなさい。
そうすれば、決して肉の欲望を満足させるようなことはありません。”
→ローマ 8章6節” 肉の思いは死であり、御霊による思いは、いのちと平安です。”
日々、キリストの十字架を見上げず、赦され愛されている恵みと愛を喜ばず、キリ
ストのみことばと御霊によって歩もうとしていないならば、彼らと同じく、私たちも
いつまでも教えの初歩に留まっていなければならず、まるで、成長出来ない幼な子の
ようになってしまうのです。
あなたも、信仰において成長が止ってしまった幼な子のようではありませんか?し
かし、神さまは、あなたに、もう一度、「今、生まれたばかりの乳飲み子のように、
まじりけのない霊の乳を慕い求めよ」と語って下さっています。
→1ぺテロ 2章1∼2節
” ですから、あなたがたは、すべての悪意、すべてのごまかし、
いろいろな偽善やねたみ、すべての悪口を捨てて、
:2 生まれたばかりの乳飲み子のように、
純粋な、みことばの乳を慕い求めなさい。
それによって成長し、救いを得るためです。"
1Pet. 2:1
"Apoqe÷menoi ou™n pa#san kaki÷an kai« pa¿nta do/lon kai«
uJpokri÷seiß kai« fqo/nouß kai« pa¿saß katalalia¿ß,
#Apoqe÷menoi apotiqhmi VERB aor. mid. pt. m. pl. nom. to put off、捨てる
ou™n oun CONJUNCTION coordinating inferential therefore, thus
pa"san paß ADJECTIVE feminine singular accusative noDegree all, every
kaki÷an kakia NOUN feminine singular accusative evil, trouble、悪意
do/lon doloß NOUN m. s. acc. deceit、ごまかし
uJpokri÷seiß upokrisiß NOUN f. pl. acc. hypocrisy、偽善
fqo/nouß fqonoß NOUN m. pl. acc. envy、ねたみ
katalalia¿ß katalalia NOUN feminine plural accusative slander、悪口
1Pet. 2:2
wJß aÓrtige÷nnhta bre÷fh to\ logiko\n a‡dolon ga¿la
e˙pipoqh/sate, iºna e˙n aujtwˆ# aujxhqhvte ei˙ß swthri÷an,
wJß wß PARTICLE comparative as,
aÓrtige÷nnhta artigennhtoß ADJ. n. pl. nom. noDegree 生まれたばかりの
bre÷fh brefoß NOUN n. pl. nom. infant、嬰児、幼児、乳飲み子
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logiko\n logikoß
ADJ. n. s. acc. noDegree rational、霊的な、合理的な
→ローマ人への手紙 12:1
a‡dolon adoloß ADJECTIVE n. s. acc. noDegree sincere、純粋な
ga¿la gala NOUN n. s. acc. milk、乳
e˙pipoqh/sate epipoqew VERB 2nd pl. aor. act. imp. 慕い求める
aujxhqhvte auxanw VERB 2nd pl. aor. midd. subj. grow、成長する
swthri÷an swthria NOUN f. s. acc. salvation、救い
毎日、規則正しく聖書のみことばを読むように致しましょう。出来るだけ、朝一番
に聖書のみことばをいただきましょう。そのために、「みことばの光」などの聖書日
課を用いなさることをもお勧めいたします。
(二)成長させて下さるのは、神です。(→1コリント3章5∼9節)
人間は、誰でも、出来ることなら、もっと、進歩向上したい、と願っています。
もっと、成長したいのです。85才の私も、もっと成長したいと願っています。
私たちが神さまの子どもとしての成長を望むならば、私たちは第一コリント3章
5∼9節に記されている成長の原則に従わなければなりません。
1)第一に、すべてのことの背後に、成長させて下さる神を認めることです。
→6∼7節
" 私が植えて、アポロが水を注ぎました。しかし、成長させたのは神です。
:7 それで、たいせつなのは、植える者でも水を注ぐ者でもありません。
成長させてくださる神なのです。"
1Cor. 3:6
e˙gw» e˙fu/teusa, "Apollw#ß e˙po/tisen, aÓlla» oJ qeo\ß hu¡xanen:
e˙fu/teusa futeuw VERB 1st s. aor. act. ind. to plant、植える
e˙po/tisen potizw VERB 3rd s. aor. act. ind. to give a drink、水をやる、水を注ぐ
hu¡xanen auxanw VERB 3rd s. impf. act. ind. grow、成長させる
1Cor. 3:7
w‚ste ou¡te oJ futeu/wn e˙sti÷n ti ou¡te oJ poti÷zwn aÓll" oJ aujxa¿nwn
qeo/ß.
w‚ste wste CONJUNCTION coordinating inferential so that, in order that, thus
ou¡te oute CONJUNCTION coordinating correlative neither
futeu/wn futeuw VERB pre. act. pt. m. s. nom. to plant、植える
poti÷zwn potizw VERB pre. act. pt. m. s. nom. to water、水をそそぐ
aujxa¿nwn auxanw VERB pre. act. pt. m. s. nom. grow、成長させる
当時のコリントの教会の兄姉たちのために、使徒パウロは植え、伝道者アポロは水
を注ぐ、とでもいうような働きをしました。しかし、成長させて下さったのは神さま
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でした。成長させて下さるのは神さまです。すべての背後に、この神を認めなさい。
そして、牧師も役員も信徒も求道者の皆さんも、この神の前でみことばに聞き、この
神に祈り、この神に従って生きることを学ぶのです。このように、みことばに聞き、
祈り、神に従って生きようとする者が成長するのです。
2)第二は、「あなたがたは神の畑である」ということを認めることです。
→9節
” 私たちは神の協力者であり、あなたがたは神の畑、神の建物です。”
qeou' gavr ejsmen sunergoiv: qeou' gewvrgion, qeou' oijkodomhv ejste.
e˙smen eimi VERB 1st pl. pre. act. ind. to be
sunergoi÷ sunergoß NOUN m. pl. nom. fellow worker、協力者、同労者
gew¿rgion gewrgion NOUN n. s. nom. 畑、耕地
oi˙kodomh/ oikodomh NOUN f. s. nom. 建物、建築物
ギリシャ語原文では、「神の」に強調がおかれています。
「あなたがたは神の畑、神の建物です。」 コリントの教会も、この泉キリスト教
会も、神のものなんだと言われているのです。この畑に私共一人々々が植えられてい
るのです。
ここで、私たちはヨハネ福音書15章の「ぶどうの木のたとえ」を思い出します。
父なる神さまが、この畑の農夫です。この御方が私共を育て、成長させ、実を結ば
せて下さるのです。
<参考>→ヨハネ 15:4∼5
「わたしはぶどうの木で、あなたがたは枝です。
人がわたしにとどまり、わたしもその人の中にとどまっているなら、
そういう人は多くの実を結びます。
わたしを離れては、あなたがたは何もすることができないからです。
だれでも、もしわたしにとどまっていなければ、
枝のように投げ捨てられて、枯れます。
人々はそれを寄せ集めて火に投げ込むので、それは燃えてしまいます。」
あなたがたは、神の畑です。そして、神さまが、あなたがた一人々々を育て、成長
させて下さるのです。
この神さまを認め、幹であるキリストとの結び付きを認め、養われ育てられること
を願う者が成長するのです。
3)成長の原則の第三は、具体的に、神と共に働くことです。神の協力者となるこ
とです。→9節前半 ”私たちは神の協力者であり、”
qeou' gavr ejsmen sunergoiv:
私たちは成長して、神と共に働く、神の協力者となります。具体的・実際的に神と
共に働くことにより、私たちはさらに成長いたします。
小さな子どもたちも親たちのすることを見ていて、自分も親の手伝いをしたいと思
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います。忙しい親たちにとっては却ってお邪魔虫で、有り難迷惑なことが多いのです
が、子どもたちはお手伝いをする喜びを経験しながら、成長して行くことが出来るの
です。
<私の証>
1950年(私が21才のとき)7月下旬、軽井沢のバイブルキャンプでキリスト信仰に
導き入れられ、大田区久が原の教会で9月3日に洗礼を受けました。早速、教会学校
の校長(当時、高3)から頼まれて、小学科3,4年のクラスを担当し始めたように
思います。礼拝に出席したくないときでも、教会学校の生徒たちが待っているので、
無理をしてでも、教会学校には出かけていました。そのようにして、子どもたちを教
えながら、神と共に働く喜びを知り、自分自身も成長させていただくという恵みにあ
ずかって来たように思います。
知識というものは、頭で覚えるだけでは自分のものになりません。その知識を実際
に働かせて、身体で覚え、はじめて、自分のものになるのです。体得することが出来
るのです。私たちは、具体的に、神と共に働くことによって成長します。キリストの
苦しみにも預かり、進んで十字架を負わせていただくことにより、忍耐することも身
につき、たくましく、成長することが出来るのです。
むすび.
成長は神さまの御旨です。ですから、こんな自分が成長して、神と共に働くことが
出来るとは、何という大きな喜びでしょうか!
こんな自分をも神さまが用いて下さり、さらに成長させて下さるとは、何という大
きな感謝でしょうか!
→イザヤ 43章7節
” わたしの名で呼ばれるすべての者は、わたしの栄光のために、
わたしがこれを創造し、これを形造り、これを造った。”
Is. 43:7
wyItyIcSo_PAa wyI;t!rAx"y wyIta#rV;b yîdwøbVkIl"w yImVvIb a#rVqˆ…nAh lO;k
a!rVqˆ…n arq VERB nifal pt. m. s. call、呼ぶ
dwøbVk dwbk NOUN common m. s. const. glory、栄光
yIta!rV;b arb VERB qal pf. 1st c. s. create、創造する
yI;t"rAx#y rxy VERB qal pf. 1st c. s. to form、形造る
_PAa Pa PARTICLE conjunction also
yItyIcSo hco VERB qal pf. 1st c. s. do、造る
神さまは、私たち一人々々をキリストによって新たに創造して下さいました。そし
て、いま手塩にかけて育て、形造って成長させ、作り上げ、やがて完成に到らせて下
さるのです。
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