平成25年度 保護者学校評価のまとめ 1 結果の概要 (1)回収率は 88.5%(昨年 87.9%)でした。回答へのご協力ありがとうございました。 (2)本校の教育方針や今年度の重点的な取り組み項目についてA~Dの4段階評価をしていた だきました。良い評価をいただいたと考えられるA、B評価は1~12 については全ての項目 において 85%以上であり、総じて高い評価をいただきました。 (3)評価の高い項目(換算点が 85 点以上の項目) 3の「入学させてよかった」 (91.1 点)が高い得点でした。他にも 2 の「文武両道」 「かか わり」の設問が 90.5 点、10 の「学校カレンダー」についても 88.6 点と高い評価をいただき ました。 (4)評価の低い項目(換算点 72 点未満の項目) 換算点の低い項目は、4の「自主的学習の習慣化」70.5 点、12の「学習と部活動の両立」 70.8 点でした。 また、各設問においてわからないとする答えもありました。様々な機会をとらえて情報発 信すべく、工夫をしていきたいと考えております。 (5)学年比較 どの項目においても大きな差はないと考えております。 2 考察と今後の取り組み (1) 学習指導について 起床時間・学習時間・就寝時間の3点固定を図り、特に自主的な学習習慣を定着 するよう指導しているところです。通学時間や部活動の時間等様々な事情はあるわ けですが、保護者の皆様にも、生活リズムの安定についてご配慮をお願いいたしま す。また、変化の激しい昨今の社会状況もあります。時事問題についてお子さんと 話をしていただき、やがて参加する実社会への関心を育てていただければ幸いです。 また、課題量や授業内容に対しては各教科で研修を行い、指導のあり方を研究していると ころです。 (2) 生活指導について 多くの高校では「文武両道」を唱えますが、何をもってそう言うのでしょうか。 部活動で全国大会に出られなかったとしても人生に必要な教訓や体験を学ぶ者もいるでし ょう。学習活動を通じ、自分の夢を実現するぴったりの進路を見つける者もいるでしょう。 「文武両道」とは、一人ひとりの人格を形成していくために必要な「手段」であり「目標」 と考えてはいかがでしょうか。 本校では「通常における部活動の活動時間、4 月~10 月は午後 6 時 30 分までとし、7 時 以後の在校は許可しない。11 月~3月は午後6時までとし、6時30分以後の在校は許可し ない。」という規定のもと活動しております。この方針を今後も堅持したいと考えます。 (3)進路指導について 特に 1,2 年生の保護者の方から、試験の仕組みの理解や進学先の情報収集などに 不安があるという声をいただいております。 生徒諸君には LHR の活動を通じ、また保護者の皆様には進路講演会によって情報提供を しております。また、面談指導の充実を図り、個々の進路等への疑問にも対応をしていると ころです。しかし、不明な点がありましたら是非学校の方にお話をいただければ幸いです。 丁寧に指導いただいているという、感謝の声もいただきました。ありがとうござい ます。 (4) その他 スマートフォンの所持者が増えました。スマートフォンには従来の携帯電話とは異なった機 能があります。学校としても、予想される問題点を把握し、生徒諸君が円滑に学校生活を送れ るよう様々な研究をしているところです。現在のところ、下記のような方向性を持って指導し ているところです。ご理解いただき、保護者の皆様からも感じていいらっしゃる点について、 お話しいただければと思います。 また、昨年指摘のありました自動販売機の設置につきましては、実現いたしました 経費との関係もありますが、さらに必要な環境整備についても実現していきたいと考え ます。 本校のスマートフォンに関する規定 1.持ち込みは禁止しないが、常識的なマナーや校内での規則に従うこと。 2.校内では、次のことを守ること。 (1) 使用は、朝、昼休み及び放課後とする。 (2) 授業中に使用した場合は、預かり指導とする。 (3) 校内においては、電源を切るか、マナーモードにし、音を出さない様に すること。 これからの社会において、LINE に代表される SNS(ソーシャル・ネットワーク・システム) は必要な道具となります。その進化過程として、「外し」や「置き去り」などの負の問題が顕在化 しています。これを解決するために、学校や地域がさまざまな取り組みを始めています。具体 的には、さいたま市では「高校生は10時以降は、スマホを使わない」や福岡県のある市では 「LINE の使用はリビングに限定、夜10時から朝6時までは通信機器を保護者に預ける」などが ありますが、こういう外面的規制は生徒の自立性を尊重していないという反論もあります。 スマホを子どもに与えるに際し、こんな条件を付けたある母親がいます。 「あなたの周りで起きることを良く見てください。窓の外を見て鳥の声を聞いて、散歩に出か け、知らない人とも話すようにしなさい。グーグルに頼らないで探し求めなさい。」 Ⅰ 項目別評価の結果(平成25年度) * 回答率は、88.5%(1学年 97.3%、2学年 76.1%、3学年 91.9%)であった。 * 表中のA~Dおよび「なし」欄の数値は、それぞれの回答数である。 * 表中の換算点は、回答をA(3点)、B(2点)、C(1点)、D(0点)と点数化した。それを、無回 答を除く全員が A と答えた場合を 100 点とし、何点にあたるか換算したものである。 1 本校の教育目標は、1 ほがらかに 温かく 2 まえむきに 誇らしく 3 しなやかに 逞しく で すが、学校通信などで見る機会があり、よく知っていますか。 A:よく知っている 2 B:まあまあ知っている C:あまり知らない D:全く知らない A B C D なし 換算点 24年度 23年度 1学年 81 94 37 1 2 73.6 77.2 73.3 2学年 85 67 16 1 0 79.9 76.8 82.1 3学年 109 93 12 1 1 81.4 82.8 88.2 全 体 275 254 65 3 3 78.2 78.8 80.5 本校は、「文武両道」の方針のもと、学業にもスポーツ活動・文化活動等にも力を入れ、「かかわり」を通して生徒 の育成を目指しています。このような教育方針をどう思いますか。 A:とてもよい 3 C:あまりよくない D:改善が必要である A B C D なし 換算点 24年度 23年度 1学年 150 61 3 0 1 90.0 86.3 90.5 2学年 136 27 3 3 0 91.7 88.6 93.3 3学年 152 61 2 1 1 89.9 90.7 93.8 全 体 438 149 8 4 2 90.5 88.5 92.4 本校に入学させてよかったと思いますか。 A:そう思う 4 B:まあまあよい B:まあまあだと思う C:あまり思わない D:全く思わない A B C D なし 換算点 24年度 23年度 1学年 158 52 2 0 3 91.6 87.0 92.7 2学年 129 32 5 1 2 91.0 92.4 92.5 3学年 158 52 4 1 2 90.7 91.8 93.1 全 体 445 136 11 2 7 91.1 90.3 92.7 目標:“まなび”の大切さを認識し自主的な学習の習慣化を図る。意欲的に授業に臨める指導のあり方研究、 授業評価を活用した授業改善などに取り組んでいます。これにより学習指導が少しずつ改善されていると思いま すか。 A:そう思う 5 B:まあまあだと思う C:あまり思わない D:全く思わない A B C D なし 換算点 24年度 23年度 1学年 50 117 25 1 22 71.0 65.3 73.0 2学年 40 94 22 0 10 69.2 69.4 72.5 3学年 57 116 32 0 12 71.1 71.4 73.8 全 体 147 327 79 1 44 70.5 68.7 73.1 目標:“かかわり”を通して諸活動の更なる充実を図る。重層的な面談によって生徒理解を深めると同時に、 生徒会活動推進、部活動の活発化を図っています。これにより生徒の諸活動充実化が図られていると思います か。 A:そう思う 6 B:まあまあだと思う C:あまり思わない D:全く思わない A B C D なし 換算点 24年度 23年度 1学年 61 125 15 1 13 74.3 69.8 76.8 2学年 47 100 15 0 7 73.3 74.2 76.8 3学年 75 116 16 1 9 76.2 76.7 77.6 全 体 183 341 46 2 29 74.7 73.5 77.0 目標:キャリア教育の充実し、進路実現を目指す。3年間を見通した進路指導計画に基づjき、全体と個別の両 面からの指導を展開しています。さらに、キャリア教育の視点で、将来の生き方や職業を考えて進路選択ができる ように努力しています。進路指導全体をみてどのように感じていますか。 A:とてもよい 7 B:まあまあよい C:あまりよくない D:改善が必要である A B C D なし 換算点 24年度 23年度 1学年 65 127 9 2 12 75.6 71.5 77.3 2学年 57 96 12 1 3 75.3 72.0 76.2 3学年 66 117 20 4 10 73.1 73.8 75.8 全 体 188 340 41 7 25 74.6 72.4 76.5 目標:心身の健康と安全に努め、モラルの向上を通して社会性を養う。いのちの大切さ、かかわりの大事さを 学ばせながら、危機管理意識の高揚、自主的なモラルの向上に努めています。こうした指導の成果は上がってい ると思いますか。 A:そう思う B:まあまあだと思う C:あまり思わない D:全く思わない A B C D なし 換算点 24年度 23年度 1学年 58 126 15 1 15 73.9 71.2 76.4 2学年 41 101 17 1 9 71.3 74.7 76.7 3学年 66 124 17 1 9 74.6 77.2 76.3 全 体 165 351 49 3 33 73.4 74.4 76.5 8 目標:環境教育をさらに推進し環境保全に努め、共生の精神を養う。ごみの分別・減量化、省エネ(節電、節 水)を図り、緑化、植栽や校舎内の整理整頓に努めるなど校地内環境保全に努力しています。こうした環境教育 の推進によってその成果が上がっていると思いますか。 A:そう思う 9 B:まあまあだと思う C:あまり思わない D:全く思わない A B C D なし 換算点 24年度 23年度 1学年 51 119 23 0 22 71.9 69.1 73.7 2学年 44 94 21 1 9 71.0 75.0 77.8 3学年 63 123 12 0 19 75.6 75.2 79.2 全 体 158 336 56 1 50 73.0 73.1 76.6 目標:保護者・地域との一層の連携をめざす。学校通信「緑陵」、学年通信、学級通信、進路通信等で学校の 取り組みや生徒の状況などを紹介していますが、十分に情報発信が行われていると思いますか。 A:そう思う 10 B:まあまあだと思う C:あまり思わない D:全く思わない A B C D なし 換算点 24年度 23年度 1学年 81 106 24 1 3 75.7 72.1 76.7 2学年 60 90 15 0 4 75.8 75.0 77.6 3学年 81 109 22 1 4 75.9 73.7 80.0 全 体 222 305 61 2 11 75.8 73.6 78.0 今年度も学校の行事等を入れた北高独自の学校カレンダーを全員に配布しています。この取り組みはよいと思い ますか。 A:とてもよい 11 B:まあまあよい C:あまりよくない D:改善が必要である A B C D なし 換算点 24年度 23年度 1学年 156 39 9 7 4 88.1 86.7 92.8 2学年 123 35 3 6 2 88.2 92.0 88.1 3学年 158 45 2 7 5 89.4 88.9 89.4 全 体 437 119 14 20 11 88.6 89.2 90.3 本校では「ふれあいの日」を毎月1回設定しています。この日は部活動等も午後5時で終わり、早く帰宅してゆとり を取り戻して自分の生活や家庭を顧みる日にしようと取り組んでいます。この取り組みをどう思いますか。 A:とてもよい 1学年 B:まあまあよい C:あまりよくない D:改善が必要である A B C D なし 換算点 24年度 23年度 115 82 4 7 7 82.6 81.4 83.5 12 2学年 90 64 4 8 3 80.7 81.0 82.1 3学年 96 93 14 8 6 77.5 77.8 82.7 全 体 301 239 22 23 16 80.2 80.1 82.8 部活動への積極的な参加を奨めるとともに、学習と両立させる工夫や指導を行っていますが、十分に行われてい ると思いますか。 A:そう思う 13 B:まあまあだと思う D:全く思わない A B C D なし 換算点 24年度 23年度 1学年 59 110 36 3 7 69.7 65.3 74.0 2学年 51 90 21 4 3 71.1 71.2 73.5 3学年 67 102 33 3 12 71.6 72.5 72.3 全 体 177 302 90 10 22 70.8 69.6 73.4 不審者への対応や交通事故防止等について、ご家庭においても話題にしたり指導をなさったりしていますか。 A:常にしている 14 C:あまり思わない B:時々している C:あまりしていない D:全くしていない A B C D なし 換算点 24年度 23年度 1学年 75 121 17 0 2 76.1 68.2 74.7 2学年 50 98 19 0 2 72.9 70.0 72.3 3学年 83 113 17 1 3 77.0 71.2 72.3 全 体 208 332 53 1 7 75.5 69.8 73.2 ケータイやインターネット等の普及により様々なことが社会問題となっています。トラブルや犯罪に巻き込まれない よう、ご家庭においても対策や指導を行っていますか。 A:常にしている B:時々している C:あまりしていない D:全くしていない A B C D なし 換算点 24年度 23年度 1学年 65 120 28 0 2 72.8 68.8 73.8 2学年 49 93 25 0 2 71.5 69.5 69.1 3学年 76 112 24 2 3 74.5 71.1 69.3 全 体 190 325 77 2 7 73.0 69.8 71.0
© Copyright 2024 ExpyDoc