特集 - マツモト印刷株式会社

月 刊
monthly
http://printing.co.jp
10
2013/OCTOBER
Matsumoto Printing/monthly
毎月不定期更新
特集
マツモト印刷が考える
「DM」
特別コラム
ネット社会と紙媒体
オフセット
印刷
「月刊マツモト印刷」
のシステム
オン
デマンド
印刷
マツモトNEW S
デザイン
企画制作
2014年
カレンダー
介護の
連絡帳
2014年版カレンダー
好評受付中
Matsumoto Printing/monthly
特集
マツモト印刷が考える
「DM」
「マツモ卜印刷はDMで営業をする」。
そう考えたのは今から約3年前のこ
「DMを見ました、今検討しています」
「 次の発注時にお願いしようかと
とです。
思っています」
というお返事をいただいたときには、
こちらの声のトーンもあ
「DM」
とは
「Direct Mail」の略語で、郵便を使って広告や情報、
カタログな
がり、気持ちよく営業トークへつながりますが、
「見ていない」
「届いていたか
どを消費者個人にダイレクトに届ける方法のことです。
ご存知の、郵便受け
な…」
「捨てた」はよくある話で、寂しい限りですが、目にとまらないDMで
にどっさり入っている…あれです。
あったと反省し見直しも行いました。
その「DM」は、
マツモト印刷にとっては重要なお仕事なのですが、
そこには
繰り返し続けたDM営業のこの年の結果は、総売上の2%でした。やはり、
二通りの意味があります。一つは「DM印刷」。DMを印刷しています。
(印刷
目覚ましい効果は望めないのか…。
会社ですから…) もう一つは「DM営業」。自社DMで営業活動をしていま
しかし、たった2%でしたが、私たちはDM営業を継続することを決めてい
す。
つまり、DM印刷の営業をDMでしています。
(すこしややこしい?)
ました。なぜならこの一年間で沢山の新しいお客様との接点ができていた
冒頭の「マツモト印刷はDMで営業をする」
とは、後者の意味で、今回はそ
からです。
まさに、DMの効果を実感しました。
こに至った経緯をお話します。
翌年、自社DMは申込みをし易くする案内を増やし、ハガキから封書へと
自社でオンデマンドシステムを整えたことで、バリアブル印刷が可能にな
パワーアップしました。 その後も内容の見直しを行い、
よりバリアブルな
りました。印刷物一点一点の内容を変えられるこの印刷技術を有効活用す
DM営業を進めた結果、
この年は総売上の8%を占めるようになりました。
るには
「DM」が一番と考え、DM印刷の受注を営業目標のひとつとしました。
少しずつ成長しているのは、新しいお客様との接点の大切さ、継続するこ
しかし、お客様の反応は冷ややかで、
「そもそもDMの効果がわからない」
とで見えてくるものや感じることを常に反映させる努力をした結果と考えて
というものでした。
これには、困りました。なぜなら私たち自身もDMの効果
います。
を身を以て感じてはいなかったのです。
本年度の目標は総売上の10%を超えることですが、おかげさまで達成す
そこで、マツモト印刷でも実際にDMを使って営業してみようということに
ることができそうです。
なりました。訴求するのは自社の主力商品のひとつである複写伝票です。
売り上げの10%は、決して高い数字ではないかもしれませんが、確実に
それまで、自分達が使うDMなど考えたこともありませんでした。そういえ
成長しているのはDMのお陰と実感してします。
ば、
自宅に届いたDMの行く末は…さっと見てサヨウナラ。
そうならないもの
こうしてマツモト印刷は、3年前からDMを活用して営業をしています。
を作らなければならない。受け取った方の目にとまるようなコピーやデザイ
この3年で学んだことは、お客様がいつもウェルカムな状態とは限らない
ン、内容を見ていただき、弊社へお問い合わせなどの反応がある。
もしくは、
ので、DMにしても営業電話にしても、
タイミングと記憶に残ることが大切で
手元に置いていただき、必要なときに見ていただきたい。そんな思いを胸
あり、
そして顔の見えない営業だからこそ、DM1通、電話1本にも心をこめて
に抱き、当初はA4サイズの厚手の用紙に両面印刷で、大きなハガキのよう
大切なお客様とのお付き合いのきっかけになることを願っています。
なイメージで作成しました。
バルアブル印刷の特徴を生かし、お客様名を印刷することにしました。
こ
おまかせダイレクト
内に
「DM見ていただけましたか?」
と営業の電話をかけることにしました。
を一括してよりスムーズに行なえる体
どんな反応があるのだろう、
どう話をつないでいったらいいのだろう・・・と
制を整えております。
不安を抱きながら電話をしました。
ぜひ一度おまかせ下さい。
柔軟
な
納
ウハウで、印刷から仕分け、発送まで
刷
?
梱包発送
た。
そこで、ただ送りっぱなしではなく、到着して記憶が薄れない程度の期間
印刷∼発送までのコンビニサービス
印
ル
ブ
ア
バリ
そして実際に自社で活用しているノ
封
緘
封
・
入
索しております。
発 送
た。
もともと
「DM」の役割には直接的な告知だけではなく、お客様との接点
を作るという間接的側面があり、私たちはその側面に大いに関心がありまし
Aa
まるっとおまかせ !
印 刷
ています。
また、常にその可能性を模
宛名
次第で利益を生み出すことを実感し
今回初の自社DMには、複写伝票の受注の他に、
もう一つ目的がありまし
資
料
そして第一号発送。
煩わしい仕分けの
印刷・製本・封入・梱包・発送
ご相談ください !
品
マツモト印刷では、
「DM」は使い方
・
類
書
のようなDMも作成できます…という実例も兼ねて。
DM、年賀状、新商品案内、アンケート、
チラシ、カタログ、請求書、各種ご案内…などなど
!
お電話1本ですぐ対応 見積
無料 !
0120 - 772 - 751
り
〒453-0856
http://printing.co.jp/
名古屋市中村区並木一丁目301
チラシを表示
Matsumoto Printing/monthly
」
特別コラム
ネット社会と紙媒体
「月刊マツモト印刷」
のシステム
ここ数日、何人かの友人と買い物に行きました。そんな
昨今「ホームページ=会社案内」なのですが、印刷会
中、友人たちは皆、商品のカタログやパンフレットを何冊
社の営業としてはお客様に「会社案内はホームページを見
も貰って帰ります。
「ネットで見ればいいじゃん」と言う私に、
てください」とは言いづらいのです。また、新規のお客様
返事は様々です。
「パソコンを立ち上げるのが面倒」…確
の所にお邪魔するときに、自社製作の会社案内が「あるの
かに面倒かも。
「パンフ集めているから」…コレクターで
とないのとでは大違い」だそうです。当たり前なのですが、
すね。
「友人にも見せたいから」…気軽に渡せる。
「手で
担当者不在の際は、名刺や、サイト見て下さいだけでは
紙をめくる感じが良い」…世代なのか?また、会社の上司
なく、会社案内や、製品案内が有る方が、相手に伝わると
が家に帰ると、某通販カタログの同じものが2冊あったそ
いうのもあります。
うです。
「偶然、嫁さんと娘が別々の所で同じものを貰って
後日、某家電量販店にふらりと立ち寄ったとき、とても
きた」だそうです。こういう人たちがいる限り、紙媒体は
気に入った商品があり、若い店員に「カタログください」
無くならないと感じます。
と言うと、
「いまカタログを切らしているのでメーカーの
「全部ネットで見ればイイじゃん(印刷会社の社員らしか
Web サイトからダウンロードしてください」とサラリと言わ
らぬ発言)
」と思うのですが、なぜか通販のサイトを見て
れました。
「それがあたりまえ」のような店員の言動に少し
も資料請求ボタンが有りますし、ネットで買い物したのに
ガッカリし、商品への興味が薄れ、購買欲も削がれた感じ
商品カタログが付いてきたり。そういう私もよく本屋さん
がしました。メーカー側は余分な経費を掛けずに商品をお
に行きます。これだけネット社会が進んでも、やはり紙が
値打ちにと考えているのでしょうが、なぜか「手抜き感」
必要なようです。
を感じるのは私だけでしょうか。
「あるのとないのとでは大
自社のホームページをリニューアルする際に、営業部
からは同時に会社案内のリニューアル要請がありました。
違い」とは、こういうことでしょうか。紙媒体の必要性を自
分なりに身を以て感じた瞬間でもありました。
………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………
「月刊マツモト印刷」のシステム
弊社のホームページ「月刊マツモト印刷」は Web の広域性と紙媒体の質感のある価値を両方求めた結果、
Web 上のホームペー
ジを自社のオンデマンド技術でそのまま印刷物を作成できるクロスメディアに対応したシステムで展開しています。お客様
にはホームページを更新するたびに、
文字通り月刊誌のような体裁で印刷された会社案内をお届けしております。社内的にも、
ホームページと会社案内を別々に作るより、時間やコストが大幅に軽減された結果、毎回ホームページと連動した新しい情
報を発信できる、営業的にも利用価値の高い会社案内を実現しました。また、このシステムは、弊社だけではなく皆様のお
役にも立てると考えております。興味がございましたら、ぜひ一度お問い合わせください。
(乱文:制作部/下平)