よくある質問( ) よくある質問(FAQ) 註: 以下の情報は単にガイドラインとして提供するものであり、したがって法的な責任を 負いません。また、この FAQ の内容は、変更されることがあります。 1 規則 Q: 特別措置に関する法律はどこで入手できますか? A: http://ec.europa.eu/energy/nuclear/radiation_protection/fukushima/fukushima_en.htm にリ ンクがあります。(英語のみ) Q: 申告書に署名をすべきとされている competent authority(当局)とはどこのことです か? A: 農林水産省がリストを作成しています (http://www.maff.go.jp/j/export/e_shoumei/index.html)。質問があれば直接、農林水産省に ご連絡お願いいたします。 2 規則の対象 Q: 規則では原産となる都県および物品が指定されていますが、これは加工した場所にも適 用されるのでしょうか? A: はい。適用されます。 Q: 加工品の原材料の産地についてはどうでしょうか? A: はい。適用されます。福島県産の食品等や別表 IV に該当する品目を、50%以上含有する 加工品、50%以上の主原料や製品の産地が不明な食品等について放射性物質検査証明が必要 です。 Q: 水産物の場合、指定都県外の海域で漁獲され、水揚げが指定都県だった場合、何が必要 ですか? A: この場合は指定都県のものとみなされますので、試験結果が必要になります。 Q: 香料を含む食品添加物は規制対象となりますか? A: はい。なります。 Q: 規制は食品と飼料を対象としていますが、食品に酵素は含まれますか? もし、含まれる のであれば、食用酵素、医療用酵素、工業用酵素のどれが含まれますか? A: 規制の対象には飼料と食品の製造に使用される酵素が含まれますが、それ以外の目的の 酵素は含まれません。しかし、その場合は目的について明記した書類の添付が必要です。 Q: A: 対象に医薬品は含まれますか? 医薬品は含まれません。 Q: 対象にアルコール飲料は含まれますか? A: CN コード: 2203~2208 のアルコール飲料は対象外となります。 1 3 水際規制 Q: EU 加盟国はこの規制より厳しい規制をすることはありますか? A: 加盟国は欧州委員会に通知せずにより厳しい措置を取ることはできません。これまで、 欧州委員会に加盟国が追加的措置を取るとの情報は入っていません。 Q: 指定された都県から指定された物品を輸出する場合、水際検査でセシウム 134、セシウ ム 137 以外の試験結果を求められることはありますか? A: いいえ。公的な水際検査でこれら 2 つの物質以外の試験結果は求められません。 4 サンプル採取と試験 Q: EU での水際検査の公的検査法を教えてください A: 特に公的な検査法はございません。スペクトロメトリー(分光分析)は比較的単純な方 法ですので、他の検査法が入る余地は少ないです。 Q: 試験結果が特定の荷のものであるとの整合を示すにはどうすればよいでしょうか? 規則 では何か証明が必要とされますか? A: 試験結果と荷の整合を示すため、"identification code"が申告書と試験分析結果に記載さ れるよう求めています。これにより分析結果が、申告書が添付されている荷のものであるこ とが担保されます。 Q: 試験は生産日ごとに行わなければいけませんか? それともパッキングの日ごとでしょ うか? もし生産日ベースで試験を行う場合、違う日にパッキングした製品には試験結果の コピーを使ってもよいでしょうか? A: もし、製品が1つの群として販売されるのであれば、サンプル採取と分析は1回で結構 です。もし、同じ原材料群を使うのであれば、サンプル採取と分析は1回で結構です。しか し、どの製品がどの原材料から作られたのかトレーサビリティを確実にし、製品の生産およ びパッキングの段階で放射線にさらされるような別の機会がないようにしなければいけませ ん。 Q: 日本から EU に向けて分析のためにサンプルを送りたい場合、何か問題が起きるような ことはありますか? A: 問題はありませんが、分析用のサンプルである旨を明記し、試験機関宛てに送付されな ければいけません。 Q: サンプルを航空便で送る場合、なにか特に梱包に配慮することはありますか? A: いいえ。通常の梱包で結構です。 Q: 空港でサンプルはどのように扱われるのですか? 加盟国で共通の手順があるのでしょ うか? A: 試験機関に送られるためのサンプルは問題なく受け入れられるはずです。しかしながら、 繰り返しになりますが、分析用のサンプルである旨を明記し、試験機関宛てに送付されなけ ればいけません。 Q: 瓶詰め飲料はどのように検査されるのでしょうか? 瓶の外からでしょうか? それと も中身でしょうか? A: 通常、分析は飲料そのものにされますので、瓶は開けられる必要があります。 2 Q: 規則では検査の際のコストは輸出者負担とされていますが、いくらかかりますか? A: 加盟国によって異なるでしょうが、費用は、検査に実質的にかかったものに関連してい なければならないというルールに基づくものであるべきです。欧州委員会では、試験機関の 分析自体の費用は 50~150 ユーロと聞いています。 Q: "results of sampling"とはなんですか? A: これは分析結果のことです。 5 試験機関 Q: 試験を行う機関について、条件はありますか? どの機関のものなら受け入れられます か? A: 試験機関について、特に条件はありません。しかし、試験機関は認証されているか、適 切な手順に基づいているものである必要があり、これにより試験結果が信頼のできるもので あることが担保されます。試験結果が必要な場合、当局は試験結果が信頼できるものである ことを裏付けるため申告書に署名をします。 Q: 試験に関し、サンプルを日本から海外の試験機関に送付して試験を行ってもよいです か? それとも、試験は日本国内で行われなければいけませんか? A: サンプルの採取は日本でされなければいけませんが、試験は、証認を受けた(またはク オリティの高い手順が整備された)海外の試験機関で行われれば問題はありません。ただし、 この場合は日本の当局が証明書に署名をするための根拠として外国の試験機関による結果を 受け入れることが条件となります。サンプルには分析用のサンプルである旨がはっきり表示 されなければなりません。また、添付される書類にもはっきりと記載されなければいけませ ん。 6 コード Q: Code というのは別添の証明書にある consignment code と同じものですか? A: そうです。 Q: Identification code とは HS コードのことですか? A: いいえ。これは identification code のことで、各荷群につけられるコード(製品コード)で、 トレーサビリティを確保するためのものです。 7 証明書 Q: もし、船便が日本を出発する前に証明書を準備できない場合、輸入業者に後で届け、輸 入業者が税関に提出してもよいですか? もしくは、証明書は荷に(最初から)常に添付され ていなければならないのでしょうか? A: 荷に常に添付されている必要はありませんが以下の点に留意してください。 1) サンプルの採取は荷が日本を出る前に行われていること 2) 日本の当局が証明をするに必要とするポイントすべてにおいて、全書類が揃ってい ること。この際、batch identification code は非常に重要とされます。 3) 証明書と分析結果が荷の到着時には揃っていること Q: 試験結果の原本を添付しなければいけませんか?コピーでもかまいませんか? 3 A: コピーでかまいませんが、どの特定の荷群に関してかが batch identification code で示さ れなくてはなりません。 Q: Annex IV に記載のある製品が第三国から日本に輸入され、Annex IV に記載のある県の倉 庫に保管され、EU に輸出される場合、証明書は必要でしょうか? A: 通常では分析が必要ですが、製品がまったく放射能に触れることがなかった場合は、分 析される必要はありません。しかし、書類上は日本から出荷されたものであることが明示さ れていますので、その製品が日本以外で生産されたものである旨を明記した証明書を同封す るのが適切でしょう。また証明書に、製品は短期間指定地域に保管されていただけであり、 放射能にさらされたことはない、と明記するのもよいでしょう。 4
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