2014 Spring Vol.104

DOSHISHAUNIVERSITY
同志社大学経済学部
No.104 2014.5
題字 利休居士第15代前家元
鵬雲斎 千 玄室氏筆
CONTENTS
2014.5No.104
2
●
ごあいさつ
鴨 ゆかり
竹廣 良司
4
●
学生生活について
5
●
学業履修について
和田 喜彦
退職教員から
Message
10 ● 父母会との18年間をふり返って
室田 武
11 ● 最前列に座ってノートを取れば…
中尾 武雄
12 ● 交換と結婚はなぜ同一と言えるのか
大野 節夫
13
●
役員だより
ブラッシュアップ
父母会の意義について
参加する事に意義がある父母会
みんなの父母会
17
●
2013年度 決算・2014年度 予算
18
●
2014年度 経済学部専任教員
経済学部父母会役員
19
●
2014年度 行事予定 20
●
地方父母会:会場一覧 Access
副会長 北野 耕一
副会長 志賀 英晃
副会長 森田 明子
監 事 小谷寿和子
父母会は全国8会場で開催
大学生活を送る上で、不安や疑問などがありましたら、どのような内容
でも結構ですので、お問い合わせください。
(お問い合わせ先)
経済学部事務室 電話(075)251-3521 FAX(075)251-3136
E-mail ji-keijm@mail.doshisha.ac.jp
経済学部父母会事務局 電話(075)251-3523 FAX(075)251-3136
E-mail kei-fubo@mail.doshisha.ac.jp
ごあいさつ
経済学部父母会 会長
鴨 ゆ か り
やわらかな陽ざしと共に春が訪れて参りました。新入生のご父母の皆様、お子様の同志社大学
経済学部へのご入学誠におめでとうございます。また、在学生のご父母には日ごろから父母会の
活動にあたたかいご支援とご協力を賜り厚くお礼を申し上げます。今年度、歴史ある父母会の会
長を務めさせていただくことになりました。紙面からのご挨拶となり大変失礼とは存じますが、
ご指導賜りますよう心からお願いを申し上げます。
大学生活は単に知識の習得だけを目指すだけの機会ではなく、さまざまな技能の琢磨とともに、
人との出会いなどを通じて自らを磨き、良き社会人となるべく土台作りに励む大変貴重な時間と
言えるのではないかと思います。子どもたちには、生涯を通じて社会に貢献できる精神力と行動
力を身につけてもらいたい。そのためにも、大学で過ごす4年間を意義あるものにしてもらいた
いと思います。そして、その環境づくりの一端を私たち父母会も応援できればと願って先輩ご父
母から60年を越える会の活動が続いてまいりました。そのことを思いますと、あまりにも大きな
重責に役員一同身の引き締る思いがいたします。
既にご存知のご父母も多いことと存じますが、当会は2011年度の新入生から、在学生のご父母
全員が加入(※それ以前は任意加入でした。)の組織に改められました。つまり、今年度は1年
生から4年生までの父母が全員会員となりました。ある意味節目の年となりましたことを踏まえ
まして、先月開催されました父母会総会では、会員であるご父母のみなさまにとってより充実し
た会の運営に務めて行きたいとの思いを込めた事業計画をご提案させていただきました。そして、
子どもたちへの支援はもちろんですが、私たち親同士も交流の輪を広げ、学び合うことができる
場となることを目指して活動を充実させていきたいと思います。役員会ではこれを会のスローガ
ンとして表現しました。
“和・話・論~親も楽しもうみんなの父母会”
どうぞみなさまも、このスローガンのもとに父母会を大いにご活用いただき、また盛り上げてい
ただけましたら幸いです。
私事となりますが、いつまでも小さな子どもだと思っていた娘がひとり暮らしを始め、心配で
何も手につかなかった頃を思い出します。そんな時に『父母会報』と一緒に父母会行事への案内
が自宅に届きました。心配のあまり幾度か参加しているうちに、父母同士顔見知りとなり話がは
ずんでくる事で、娘への心配が薄らいできました。今では、私自身が父母会を楽しんでいること
に驚きすら覚えます。各行事では、お忙しい中、先生方や事務局の方々が足を運んでくださって
大学の様子や成績表の見方などを聞かせていただくことができます。大学を身近に感じられ、感
謝の気持ちでいっぱいです。
主な活動は、年2回の『父母会報』の発行と成績表のお届け、京都会場をはじめ全国各地で開
催される地方父母会、そして、秋には今出川キャンパスで全国交流会も予定されています。今年
度は、経済学部父母会のホームページの全面リニューアルも計画しています。ホームページでは、
各地で行われた父母会の様子などを報告して行きたいと思いますので是非ご参照ください。
繰り返しとなりますが、今年度から父母会は1年生から4年生まで全員のご父母が会員となり
ます。皆様お一人おひとりのお声を会の運営に反映させて行く事ができればと考えております。
今後とも、ご支援ご協力の程宜しくお願い申し上げます。
2
DOSHISHA UNIVERSITY
ごあいさつ
経済学部長
竹 廣 良 司
4月より経済学部長として就任いたしました竹廣と申します。父母会の皆様には平素より経済
学部の教育に対する深いご理解と多大なご支援を賜りまして誠にありがとうございます。
経済学部は4月の入学式で多くの一年生を迎えることができました。新入生のご父母の皆様に
はお子様のご入学を心よりお祝い申し上げます。受験生のご父母としてこれまで深い愛情を持っ
てお子様の受験生活を見守られ、支えてこられましたことに、深い敬意を感じております。
大学では学生とりわけ新入生に対するさまざまな説明を行う際に、大学での学びのためには「主
体性」をもつことが重要だと申しあげています。おそらくこの「主体性」という言葉は入学当初
からどの学生の頭にも繰り返したたき込まれることでしょう。しかし「主体的に考え、行動する」
ということはどういうことなのか、またそれがなぜ重要なのか、そもそもどのようなことをすれ
ば「主体性」を高めることができるのかに対して実感を持てない学生が多く、結果的にそうした
態度をもって学生生活を送るような学生が現れにくいのではないかという気がします。
大学での学び、とりわけ経済学部での学びの多くは、学習により得た知識が日々の生活や仕事
ですぐに活かされる性質のものではないかもしれません。しかし一方で、経済や社会の仕組みや
はたらきについてさまざまな角度から学ぶ中で、主体的に「問題」を認識し、解決するための方
法と力を身につけることができるようになる学生が多いように感じています。「知識」とともに、
考え方(アプローチ)や解決の方法・手段といった「技能」、問題をみずから見極めることので
きる「態度」が養われるといえます。知識があっても、それを使いこなせる「知恵」がないと「宝
の持ち腐れ」となってしまいます。しかしそれ以上に、自ら問題を見極められないと、問題は見
出されないままとなってしまいます。社会では若者の「問題発見能力・解決能力」を高める必要
があるとよく言われますが、実際には「発見」する以前に「認識できること」が重要です。与え
られた課題にのみ取り組む姿勢が身についてしまった人にとっては、まず「真に問題であること」
を自ら見出し、「それがなぜ問題なのか」を熟考することから始めなければなりません。
大学の講義では多くの知識が得られますが、学生の皆さんにはそれを鵜呑みにするのではなく
「何故?」
「本当に?」と考えることによって、問題を認識できる力を高めてほしいと考えます。
また、一人で考えるだけでなく、学生と教職員の対話、また学生どうし(とりわけ学年や学部の
異なる学生どうし)の議論や協働、多様な文化や時には異なる利害をもった社会との連携、とい
う経験の中で多くの気づきが得られ、さらに問題認識力が高まることが期待できます。こうした
対話や議論、協働、連携が可能な場として、学部では演習(ゼミ)やエコノミクス・ワークショッ
プといったクラスを設けていますし、課外活動として「学生プロジェクト」や「ディベート大会」、
「ビジネスプラン大会」、「海外インターンシップ」のような経済学部独自の機会を設けています。
また大学全体として開かれている機会も多数あります。学生の皆さんがこれらの機会を活用され、
自らの課題をしっかりと見定められるようになり、良心を手腕に運用できる人物として社会で活
躍されることを期待しています。
学生は在学中に多くのものを得てくれることでしょうが、思うようには進まず、迷い、不安に
なることもあります。ご父母の皆様には引き続きお子様の成長を温かく見守っていただき、社会
人の先輩としても良き相談相手となっていただきますようお願い申し上げます。
DOSHISHA UNIVERSITY
3
学
い て
生 生 活 に つ
希望と活力に満ちあふれた
学生生活を送っていただくために
経済学部教授 学生主任
和田 喜彦
新入生の皆様、そしてご父母の皆様、同志社大学へのご入学おめでとうございます。心よりお慶び申し上げます。
晴れて大学生となり、希望に満ちあふれて学生生活を開始されたことと思います。今後も充実した学生生活を送っ
ていただくために、皆様にお願い致したいことが幾つかございます。
学生生活を早く軌道に乗せてください
大学での勉強は高校生活とは根本的に異なります。履修する講義の自由度が高くなり、勉強の仕方も受動的な学
習から「能動的な探求型」に重点が移ります。自ら探求する勉強スタイルを早く身に付けてください。
日常生活においても、とりわけ一人暮らしの場合は、生活スタイルは激変します。これまでの親頼みの生活から、
自己を厳しく律していく習慣を身に付けないと生活が成り立たなくなります。ご父母の皆様におかれましては、春
学期の早い時期に下宿先を訪ね、一人暮らしのお子様の生活の様子をご覧になることをお勧めいたします。友人が
できずに孤立していないか、規則正しくバランスがとれた食事を摂っているか、講義に出席しているか、アルバイ
トをやり過ぎていないか、社会的に問題のある新興宗教(カルト)に勧誘されていないか、などの点に特に注意を
払って見守っていただければと思います。
成績通知書をご父母にも定期的に送らせていただきます。単位が順調に取得できているかは、学生生活が順調か
どうかのバロメーターのひとつですので、関心を払っていただければ幸いです。その他、とりわけ女子については、
服装や装飾品が急に派手になった時は注意が必要かもしれません。大学生は社会人への準備段階ですので、ご父母
による(過度ではなく)適度な見守りは引き続き必要であると思います。
オフィスアワー、カウンセリングセンター、チャペルアワー等の利用の勧め
学生生活を軌道に乗せる上で困難さがある場合は、基礎演習の担当教員やその他の専任教員に相談してください。
また、専任教員は「オフィスアワー」という相談時間を設けていますので、遠慮なく活用してください。また、同
志社大学は、寒梅館1階に「カウンセリングセンター」を設置しています。プロのカウンセラーが相談に乗ってく
ださいます。健康上の相談は寒梅館2階の「保健センター」で受けつけています。また、
「キリスト教文化センター」
には、チャプレンと呼ばれる専任教員がいます。精神的・宗教上の悩みなどに対応してくれます。このセンターは、
「チャペルアワー」を実施しています(今出川校地では、火曜:17時半~、水曜:2講時、金曜日:昼休み)。そ
こで語られるお話の中からは豊かな人生を送るための示唆やヒントが与えられると思いますので、一度は顔を出し
てみてください。私自身も時々出席しますが、感動と癒し、そして励ましをもらっています。「チャペルアワー」
へのご父母の参加も大歓迎とのことですので、京都ご滞在時に出席してみてください。
暫定的でも良いので具体的な長期目標を設定してください
10年後・20年後に自分は何をやっていたいか、何になっていたいかを思い描き、それに向けての中期目標、短期
目標を順次設定してください。そうすることで、学生生活の一瞬一瞬に意味が与えられ、メリハリが出ます。
なお、海外留学や海外インターンシップを希望する場合は、1年次から計画を立てる必要があります(特に語学
力の強化と留学先や留学制度の選定など)
。留学については入学式後に配布された「外国留学の手引き2014」を精
読してください。また、海外インターンシップについては、経済学部事務室に相談してください。
以上の点を頭の片隅に置きつつ、元気に大学生活を送ってください。皆様の学生生活が実り多いものとなるよう
に、私たち教員と職員は全力で支援していきたいと考えています。
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DOSHISHA UNIVERSITY
学 業 履 修 について
大学に入学して、学生さんたちが高校までとの違いにまず戸惑うのは「時間割を自分で決める」と
いう作業です。これは、大学という場が、単に「与えられるものを受取る」だけの場ではなく、学生
さん1人ひとり異なる「学びの目的」にそって知識や教養を深め、人格形成も含めた成長を能動的に
求める場であることから必要となる作業です。言い換えれば、嫌々にでも押し付けられてきた学びか
ら解き放たれ、自分の意思や希望によって意欲的な学びが始まるのです。
しかし、現実には、急に与えられた「自由」に、開放感よりもむしろ戸惑いの方を強く感じる学生
さんは少なくないようです。特に、経済学部では、専門知識を深めるかたわら、広い教養を身に付け
養分野の科目、資格取得を目的とした科目、外国語、体育などとても広い分野から授業を選択できる
システム(本稿では「カリキュラム」と記述します。)を設けています。
学業履修について
ていただきたいという願いを込め、経済学部が開講する授業のほか、他学部が開講している授業や教
カリキュラムの仕組みや授業科目の登録方法などは、『履修要項』や「DUET」と呼ばれる Web
は科目履修をはじめ学生生活を送る上での相談に応じています。本稿では、ご父母にもその概要をご
1
科目履修
を利用した学修支援システムなどでお知らせしています。また、教務センター(経済学部)の窓口で
紹介させていただきます。
経済学部事務室・教務係
1.科目履修
1.卒業するために必要なこと
経済学部を卒業するためには、4年以上修業し(※在学中に休学するとその期間は修業したことになり
ません)
、定められたカリキュラムに添って授業科目を履修し、「卒業に必要な要件」を満たす単位(本稿
では「卒業必要単位」と記述します。)を修得しなければなりません。
卒業要件を満たしますと、学士(経済学)の学位が授与されます。
2.経済学部のカリキュラム
経済学部では、幅広い分野の授業科目を提供する一方で、これらを系統的・段階的に学んでいただける
よう、
「科目群」や「履修条件」「履修年次」などを設けて学生さんたちにお示しをしています。ここでは
その詳細は省略いたしますが、経済学部のカリキュラムは、主体的な学習を通して「国際化する経済・社
会の状況に対応し、広く社会のために行動しうる、自治自立の人物を育成する(「経済学部人材養成目的」
より抜粋)
」ことを目標として組み立てられています。
DOSHISHA UNIVERSITY
5
学業履修について
3.セメスター制について
経済学部では1年間を2つの学期(春学期、秋学期)に分け、学期ごとに授業が完結し、試験を行って
成績評価が行われる「セメスター制」を導入しています。各学期終了後、学生さんには成績通知書をお渡
しします。経済学部父母会では、会員のご父母にも成績通知書をご自宅に郵送でお届けしています。
2.科目登録
1.登録単位数の制限
学業履修について
1年間に受講できる科目は、学年ごとに単位数の上限が定められています。免許資格の取得を目的とす
る場合は、別な制限も定められています。科目登録にあたっては、計画的な学修プランを立てることが大
切です。
科目登録
2
2.科目登録の方法
セメスター制のもとで科目登録は春と秋、それぞれの学期はじめに学生さん自身が行います。科目によっ
ては、登録に先立ってクラスを決めるための「先行登録」が行われるものや、受講に際しての事前選考が
行われるものがあります。このような要領は、学生さんに配布する『登録要領』やDUET、掲示などで
お知らせしています。大学生活を送る上では、日ごろからこのような案内に注意しておくことが大切です。
「登録科目確認」と「登録エラー修正」について
3.
授業科目の登録を終えた後、大学では学生さん全員に「登録科目確認表」をお配りします。確認表では、
自分が登録した授業科目を再確認していただくとともに、配当年次などを間違って登録してしまったり、誤っ
て同じ時間に複数の科目を登録したような場合に生じる「登録エラー」を同時にお知らせします。
登録エラーを修正せず放置しますと、科目登録が強制的に削除され無効になります。登録エラーがなく
計画通りの科目登録ができていることを確認して科目登録の手続きは完了します。
「履修中止」について
4.
授業が始まって約1か月後に、登録した科目を取消すことができる期間が設けられています。これを「履
修中止」と呼び、1か月受講してみた結果、思っていた内容と違うなどの理由で、どうしても登録を取り
止めたい場合に、それを申請することができる制度です。不本意なまま授業を受け続けて低い評価となり、
全体の平均点を下げてしまうような不利益を避けていただくために設けられた制度です。
6
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3.成績評価と単位取得
成績評価はGPA(Grade Point Average)制度によって行なわれます。
GPA制度は、大学教育における成績評価制度のグローバル・スタンダードとして、現在、国際的に最
も認知度の高い制度です。日本の大学においても、標準的成績評価制度として急速に普及しつつある制度
で、同志社大学では2004年度生から適用しています。GPA制度導入の目的は、大学教育の国際競争環境
に関する教員と学生双方の自覚を高め、GPAを核とした的確な履修指導や学習支援システムを充実させ
ることにより、学生の自立的な自己教育を支援し、本学の教育を質的に一層向上させることにあります。
1.GPA制度の概要
に4.0~0.0の評点(Grade Point)を付与して、1単位あたりの評定平均値(Grade Point Average)
を算出する方法です。GPAは、不合格を意味するF評価の成績を含めて以下の計算式で算出します。
学業履修について
各科目の成績評価を以下の判定基準に従い、5段階〔A・B・C・D・F〕で評価し、各成績評価段階
3
GPA
評点
A
4.0
特に優れた成績を示した
B
3.0
優れた成績を示した
C
2.0
妥当と認められる成績を示した
D
1.0
合格と認められる最低限度の成績を示した
F
0.0
合格と認められるに足る成績を示さなかった
成績評価と単位取得
<GPAの評価基準>
判 定 内 容
<GPAの算出方法>
(A×4.0+B×3.0+C×2.0+D×1.0+F×0.0)/(A+B+C+D+F)
(※A~FはA~Fの評価がついた科目の単位数の合計)
成績通知書には履修した全ての科目の評価とGPAが記載され、成績証明書には不合格科目を除く
履修した全ての科目の評価とGPAが記載されます。
2.成績評価の書き換えについて
GPA制度では、不合格評価(「F」)を得た科目によって下がった全体の評価(GPA)を挽回するた
め、F評価を得た科目を再履修してD以上の評価を得た場合、直近のF評価を新たな評価に書き換える措
置が講じられています。不合格となった場合も諦めることなく、再度履修し直して評価の挽回に挑戦する
ことが大切です。
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学業履修について
<例>
●
<再履修回数 1回の場合>
履修年度・学期
科 目 名
評価
GPA算入
2014・春学期
フランス語入門Ⅰ
F
されない
2015・春学期
フランス語入門Ⅰ
C
される
(注)
「履修年度・学期」
「科目名」は
実際の開講科目とは異なります。
2014年度春学期の「F」評価が2015年度春学期の「C」評価によって書き換えられます。書き換えられ
たことによって2014年度春学期の「F」評価の評点(「0.0」)はGPAに算入されなくなります。
●
学業履修について
成績評価と単位取得
3
<再履修回数 2回の場合>
履修年度・学期
科 目 名
評価
GPA算入
2014・秋学期
初級ミクロ経済学
F
される
2015・春学期
初級ミクロ経済学
F
されない
2015・秋学期
初級ミクロ経済学
B
される
(注)
「履修年度・学期」
「科目名」は
実際の開講科目とは異なります。
2015年度春学期の「F」評価は、2015年度秋学期の「B」評価によって書き換えられ、GPAの算入か
ら除外されます。一方、2014年度秋学期の「F」評価は、2015年度春学期が「F」評価であったため、
「F」
評価の評点(「0.0」)としてGPAに算入されます。
<注意事項>
・
「大学コンソーシアム京都単位互換科目」、「同志社女子大学単位互換科目」、「池坊短期大学単位互
換科目」
、「早稲田大学交流協定単位互換科目」、「プロジェクト科目」など成績の書き換えが行われな
い科目もあります。
3.成績評価をサポートする様々な制度について
GPA制度のもとでは、学生・教員双方に「成績」について厳格に運用することが求められています。
このため、先にご紹介しました「履修中止制度」のほか、大学が学生さんから授業内容・授業方法に関す
る改善の要望や成績評価に対する質問、異議申し立てを受け付ける「クレーム・コミッティ制度」、病気
またはやむを得ない事由により試験を受験できなかった場合の「追試験制度」などが設けられています。
また、授業クラス毎の評点の平均値や分布がDUETに公表される科目もあります。
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参 考 資 料
〈経済学部生の成績分布〉
2013年度生(2年次生)929人
2012年度生
(3年次生)914人
2011年度生
(4年次生)850人
【全科目GPA】
平均点
人数
%
累計 累計%
平均点
人数
%
3.40以上
21
2.26
21
3.20-3.39
31
3.34
3.00-3.19
46
2.80-2.99
累計 累計%
平均点
人数
%
2.26
3.40以上
34
3.72
34
52
5.60
3.20-3.39
32
3.50
4.95
98
10.55
3.00-3.19
65
7.00
163
17.55
2.60-2.79
84
9.04
247
2.40-2.59
73
7.86
2.20-2.39
96
2.00-2.19
3.72
3.40以上
30
3.53
30
3.53
66
7.22
3.20-3.39
25
2.94
55
6.47
49
5.36 115
12.58
3.00-3.19
46
5.41 101
11.88
2.80-2.99
50
5.47 165
18.05
2.80-2.99
51
6.00 152
17.88
26.59
2.60-2.79
77
8.42 242
26.48
2.60-2.79
73
8.59 225
26.47
320
34.45
2.40-2.59
94 10.28 336
36.76
2.40-2.59
61
7.18 286
33.65
10.33
416
44.78
2.20-2.39
101 11.05 437
47.81
2.20-2.39 106 12.47 392
46.12
84
9.04
500
53.82
2.00-2.19
101 11.05 538
58.86
2.00-2.19
10.35 480
56.47
1.80-1.99
94
10.12
594
63.94
1.80-1.99
81
8.86 619
67.72
1.80-1.99 104 12.24 584
68.71
1.60-1.79
87
9.36
681
73.30
1.60-1.79
82
8.97 701
76.70
1.60-1.79 105 12.35 689
81.06
1.40-1.59
74
7.97
755
81.27
1.40-1.59
60
6.56 761
83.26
1.40-1.59
65
7.65 754
88.71
1.20-1.39
48
5.17
803
86.44
1.20-1.39
55
6.02 816
89.28
1.20-1.39
37
4.35 791
93.06
1.00-1.19
44
4.74
847
91.17
1.00-1.19
31
3.39 847
92.67
1.00-1.19
26
3.06 817
96.12
0.80-0.99
27
2.91
874
94.08
0.80-0.99
36
3.94 883
96.61
0.80-0.99
10
1.18 827
97.29
0.60-0.79
27
2.91
901
96.99
0.60-0.79
12
1.31 895
97.92
0.60-0.79
5
0.59 832
97.88
0.59以下
28
3.01
929
100.00
0.59以下
19
2.08 914
100.00
0.59以下
18
累計 累計%
単位数
人数
単位数
人数
%
90
10.59
88
累計 累計%
2.12 850 100.00
【全科目修得単位数】
単位数
人数
%
%
累計 累計%
43以上
452
48.65
452
48.65
88以上
328 35.89 328
35.89
124以上
38-42
214
23.04
666
71.69
83-87
128 14.00 456
49.89
33-37
84
9.04
750
80.73
78-82
117 12.80 573
28-32
78
8.40
828
89.13
73-77
84
23-27
30
3.23
858
92.36
68-72
18-22
32
3.44
890
95.80
13-17
13
1.40
903
12以下
26
2.80
929
累計 累計%
90
10.59
119-123
125 14.71 215
25.29
62.69
114-118
232 27.29 447
52.59
9.19 657
71.88
109-113
110 12.94 557
65.53
64
7.00 721
78.88
104-108
87
10.24 644
75.76
63-67
43
4.70 764
83.59
99-103
47
5.53 691
81.29
97.20
58-62
33
3.61 797
87.20
94-98
26
3.06 717
84.35
100.00
53-57
26
2.84 823
90.04
89-93
30
3.53 747
87.88
48-52
22
2.41 845
92.45
84-88
27
3.18 774
91.06
43-47
14
1.53 859
93.98
79-83
8
0.94 782
92.00
42以下
55
6.02 914 100.00
78以下
68
8.00 850 100.00
DOSHISHA UNIVERSITY
9
Message
父母会との18年間をふり返って
ムロ
名誉教授 タ
タケシ
室 田 武
この3月に同志社大学経済学部を定年退職した。教職員の方々に、
陰になり日向になり、たいへんお世話になった18年間であるが、父
母会のみなさまにもいろいろ気遣っていただいたことと思う。図書
館に「父母会文庫」というコーナーがあるが、自著を含む何冊かの
図書を展示していただいたことがあるのも、そうしたお心遣いの一
環であると理解している。
父母会の毎年の集まりは、大学でも開催されるが、いくつかの地
方会場もある。毎日のように通うキャンパスへは行かずに、そうし
た地方会場を訪ねることは、旅好きの私にとってはささやかな楽し
みであった。
もちろん主業務は学生の保護者の方々と懇談の機会をもつことである。学生が何か京都での生活に問題
を抱えているような場合、それを保護者の方が教職員に気軽に相談できるよい機会であり、私も、成績の
ことなどで相談を受けたことがある。
大学での父母会の集まりのほか、大阪、東京、高松の会場に出かけたことのあるのを記憶している。高
松会場では、父母会の集まりの後に一泊し、翌朝一人で栗林公園を訪ねた。都会の中のオアシスという趣
の、飾り気のない見事な日本庭園で、すがすがしい気分になった。四国は、治水関係の見学など、別の用
事でいろいろな土地を何度も訪ねたことがあるが、栗林公園だけは、もし父母会がなければ一生訪ねる機
会はなかったろう。
10
DOSHISHA UNIVERSITY
Message
最前列に座ってノートを取れば…
ナカ
名誉教授 オ
タケ
オ
中 尾 武 雄
同志社大学経済学部の教員になって38年です。最近は年間1回で
すが、教員が少なく学生さんが多い時代には、毎年3回から4回も
父母会に出ていました。京都・大阪プラスその他1回か2回という
ような感じでした。私が参加した記憶があるのは、金沢、岡山、高
松、広島、博多ですが、特に金沢には何回か行きました。金沢の父
母会が夏休みに入ってから開催されたため、そのまま東北に旅行し
たこともありました。また、この時代は、面接する回数が多く10人
以上が普通でした。順番を待たれるお父さんやお母さんも大変だっ
たと思いますが、面接する教員もけっこう疲れました。特に、問題
がある学生さんの担当になると、面接時間がとても長くなりました。
父母会に出席されるお父さんやお母さんは、2つのタイプがあると思います。成績が優秀な学生さんの
ご両親と取得単位が少ない学生さんのご両親です。成績優秀な学生さんの場合には『成績優秀ですね!』
と言って楽しく雑談をして短時間で終われますが、取得単位が少ない学生さんの場合は面接も難しくなり
ます。
大学では学生と先生が毎日のように顔を合わせるわけではありません。小学校の担当の先生に該当する
のはゼミの先生となりますが、それでも年に30回の授業で会うだけです。優秀な学生さんの場合はゼミに
も出席しますが、成績がかんばしくない学生さんはゼミでも欠席しますので、4年になっても名前を間違
えることもあるほどです。それでもゼミ生のお父さんやお母さんと面接する場合は情報がありますのでちゃ
んと対応できますが、会ったこともない学生さんの場合にはなかなか難しくなります。先生の情報源は成
績表とお父さんやお母さんのお話だけとなりますが、自分の学生時代を考えても、親には何も話しません
でしたからほんとうのところは分からないケースもあります。それでも何とかお話できるのは、学生さん
の生活パターンが予想できたからだと思います。
成績が悪くなる理由として、学問としての経済学が学生さんの期待に合わないことが考えられます。経
済学は社会全体の利益を考える学問で、自分の役に立つようなものではありません。経済学を勉強し始め
れば、直ぐにそのことに気が付いて興味を失うかもしれません。また、経済学は理屈っぽい学問ですので
理論的に複雑な思考に慣れていない学生さんには難しいのです。興味がなく難しいことを勉強するのは意
志が強くないとできませんので、試験に失敗して単位を落とすことになります。このようなケースでの私
のアドバイスは、①授業に出る、②教室の最前列に座る、③先生の話を細かくノートに取る、④試験前に
ノートで勉強する、です。これらを実行すれば、複雑な理論的思考が得意でない学生さんでも単位を落と
すことはほとんどなくなると思います。
DOSHISHA UNIVERSITY
11
Message
交換と結婚はなぜ同一と言えるのか
オオ
名誉教授 ノ
サダ
オ
大 野 節 夫
交換と結婚の同一性は二人の当事者=当事主体の合意が不可欠なことにある。
結婚の方は憲法にも謳われるように、両性の合意にもとづくが、交換が交換比
率についての両当事者の合意を要することは理解し難いようだ。価格を基準に
交換するのにたいし、分配は使用価値を基準にするのである。1カラットのダ
イヤモンドの100万円という交換の価格の成立は両当事者の合意を必要であるが、
砂漠での一杯のコップの水が1カラットのダイヤモンドに値するというのは分
配の観点では十分なのでる。経済学者はこれを理解できないでいると痛感して
きたが、大概の経済学者は交換と分配とを区別しないからである。
わたしは経済学部で政治経済学という科目を担当してきた。政治経済学は、
資本主義とは何かを問題にすることに始まる。資本主義を資本の再生産の原理
である―主義と言ってもイデオロギーではなく、原理すなわちプリンシパルであるとわたしは説明する。
ここで学生が首を傾げる。再生産は生産の繰り返しと理解していいのに、なぜ再生産なのか、資本の生産
の原理と理解していいのに、なぜ再生産の原理なのか。生産と再生産とにはどのような違いがあるのか。
これに答えるのは容易ではない。
国語辞典で「再生産」をひくと、複製をつくるという意味も見出される。コピーである。コピーは客体
=物体のコピーであるが、資本主義を再生産の原理とするときの再生産は、客体=物体のでなく、主体=
生命体の再生産を意味させている。これによって物体と生命体では再生産の意味が異ならざるをえない。
主体=生命体の再生産は明日の主体=生命体をつくることであり、さらには再生産の果実をつくる、次世
代をになう子供をつくることでもある。一組の男女の結婚が明日の主体=生命体の再生産であり、また次
世代をになう、子供を再生産することは了解できよう。現代の社会では、結婚での家族形態は再生産の基
本単位なのである。あるいは基本単位を構成単位と言い換えることができる。
ではこれと貨幣と商品の交換との同一性はどこに認められるか。貨幣と商品との交換は、自分の貨幣と
他人の商品との交換であれば、自分の貨幣と他人の商品が引き換えに取得される。この場合、引き替えに
される貨幣と商品の交換比率すなわち価格についての合意が交換の条件になる。商品交換は等価交換なの
である。このような価格についての合意は客観的ではなくてもいい、主観的であってもいい。この点では、
一対の男女の結婚の合意が著しく主観的な、自分にふさわしい相手と表現することで了解できる。
だから男女の一対の結婚と貨幣と商品との交換には同一性、一致点が見出される。どちらの成立も当事
主体の合意が不可欠であることとどちらも再生産を目指していることである。
貨幣と商品との交換との同一性は、貨幣と引き換えに取得する商品が再生産を可能にすることにある。
貨幣と引き換えに手に入れる商品が自分に似合う衣類であれば、自分の魅力を再生産することになるはず
である。貨幣と引き換えに取得する商品は一般的に自分を再生産することができるものであるということ
ができる。
自分の商品で自分を再生産するのでなく、手に入れた貨幣で他人の商品を取得するのが通常である。自
給自足で再生産するのでなく、自分の商品をすべて売り、その貨幣で買った他人の商品で再生産するのが
現代の社会の特徴なのである。結婚と交換の同一性は再生産を目的にし、合意を条件としていることに根
ざしている。
12
DOSHISHA UNIVERSITY
◆
まいりました。新入生のご父母の皆様、同志社大学経済学部へのご入学、
誠におめでとうございます。また、在学中の皆様のご進級おめでとうござ
います。心よりお祝い申し上げますと共に、新しいステージでの益々のご
活躍をご祈念申上げます。
昨年は今出川新校舎が完成し、全学年の学生が素晴らしい環境の元での
学生生活となりました。また、NHK 大河ドラマで「八重の桜」が放映さ
れ同志社大学の知名度が全国に浸透しました。日本国内においてはアベノ
ミクス効果により、過度な円高が是正され、株式は大きく値を上げ、企業
ブ ラ ッシュアップ
厳しかった冬もようやく過ぎ去り、若葉の香りが心地よい季節になって
役員だより ◆
経営は好調になり景気は上向きになってきています。更に、2020年には東
京オリンピック・パラリンックの招致が決定し、明るい兆しが見えはじめ
た一年でした。
一方、父母会においても、これまでの任意加入から全員加入となって4
年が経過し、本年度より全学年の父母が参加対象なります。本年度は、新
父母会元年と位置づけし、活動も大きく変化していくのではないかと思い
ます。新たな取り組みとして、ルールを明確にし、父母会の更なる発展の
為に会則の改定をします。きめ細かな情報の発信や、タイムリーな情報を
皆様に伝え、父母会活動を身近に感じていただく為に、ホームページの開
設をします。また、スムーズな父母会運営と事業の精度を上げる為に、役
員の職務分担を明確にして事業を展開してまいります。従来からの事業で
ある、会員皆様と直接触れ合うことのできる地方父母会や、全国交流会の
開催につきましても、これまでの意見を反映し、更に充実した事業へと進
化していきたいと考えています。
「和・話・輪」~親も楽しもう みんなの父母会~ の鴨会長のスロー
ガンのもと、三つの「ワ」を大切にしながら前向きに取り組んでまいりま
す。仲良く協力しあう気持ちの「和」
、言葉を交わし会話、談話する「話」、
円形、円く手と手を取りながらスクラムを組む「輪」です。親として子供
の学業やサークル活動、就職状況、私生活など様々なことが気になること
があります。参加することで、これまで一人で抱えていた悩みや不安も、
意見交換することにより、解決の糸口が見つかるのではないかと思います。
会員の皆様と出来るだけ多く会話を交わし、情報を共有しながら、少しで
も子供の成長に役立つことができればと考えています。父母会活動は、皆
かなければならないと思います。参加して良かった、参加して今一度学生
気分を味わえた、そして何よりも楽しかったと言われるような父母会を目
指して頑張ってまいります。
◇副会長
ることができ、自分自身の成長へ繋がるような、有意義な父母会にしてい
北野 耕一
様の参加により支えられています。参加することにより、多くの情報を得
最後になりましたが、子供が同志社大学に入学してできたご縁を大切に
し、微力ながら与えられた職責を全うしていきたいと思います。ご指導ご
協力の程よろしくお願い申し上げます。
DOSHISHA UNIVERSITY
13
◆
役員だより ◆
父 母 会の意義につい て
お子様の同志社大学への御入学おめでとうございます。
私も、桜満開で迎えた息子の京田辺キャンパスでの入学式が、ついこの
間のことのように思い出されます。
御父母の皆様は子育てにおける一つの山を越えた安堵感と、新生活に馴
染んでくれるだろうかという少しばかりの不安感を感じておられるのでは
ないでしょうか。
私が最初に経済学部父母会の話を聞いたときは「大学で PTA があるの !?」
というのが率直な感想でした。しかし、当時の役員の方との御縁で父母会
活動に参加させていただいて3年たち、今では父母会の各種事業は私たち
父母にとって多くの意義がある活動だなと感じるようになりました。
一例を申し上げます。私たち父母は学費を払い子供に教育サービスを受
けさせているのですが、そのサービスに関する情報を知らない、あるいは
知るチャンスが少ないというのが実態です。スポンサーである父母として
は、もう少し情報を知りたいところです。もちろん、大学側も情報を伝え
るべく様々な取り組みをしていただいていますが、大学で手の回らない所
を父母会がカバーしています。
具体的には、父母会の各種イベント(各支部の父母会、全国交流会、教
育講演会・就職説明会等)時に、経済学部の教育方針、学生生活、留学の
仕方、就職のための大学の支援策、実際の就職状況、留年せずに卒業する
にはどうすべきか等様々な情報を先生方・経済学部事務局の方から直接教
えていただく機会があります。また、春と秋の成績表の送付も父母会の活
動の一つでして、先生方から個別に成績表の見方、子供の学習の進捗状況
等を教えていただくこともできます。
私も様々なイベントでいろいろなお話を聞き、同志社大学経済学部の教
育環境のすばらしさ、先生方・経済学部事務局の方の熱心さをよく理解で
きました。皆様もこれらの機会を利用し、是非、スポンサーとしての満足
度を高めていただければと思います。学費は決して安くはないのですから
(笑)
。
そういう情報も知りつつ、子供と大学、就職等の話をすれば、親として
の適宜、適切なアドバイスもできるのではないでしょうか。もっとも、子
供にとっては親がそういった事情に詳しすぎるのは有難迷惑かもしれませ
んが…。
◇副会長
志賀 英晃
14
DOSHISHA UNIVERSITY
他にもまだまだ父母会のメリットはありますが、いろいろなイベントに
参加していただければ御自身で実感いただけると思います。まず一度、父
母会の事業に参加してください。
皆様とお会いできるのを楽しみにしています。
◆
した。大学や学生を取りまく環境、社会情勢が日々刻々と変化する中、60
年以上続いてきた活動です。長男の入学以来色々な父母会行事に参加しま
したが、今年度は役員として気持ちを引き締めてひとつひとつの行事に取
り組んでいきたいと思っています。
私が今まで参加した行事の中で、子どもの学生生活を見守る上で親が注
意しておいた方が良い事や就職活動を始める時の心構えなどの話を先生方
や就職活動を終えた学生の方々に直接聞く事ができる機会が多々ありまし
た。自分の子どもに当てはまる場合もありますし、
「そんなに立派な学生さ
んもいらっしゃるのか」と驚き羨ましくなるような場合もあります。同志
社大学経済学部の学生でなければできない経験についての話もありました。
これらの情報は、
私の知りたいと思っていたものでしたし、日々報道され
ているものよりも現実的で身近に感じられるものでした。もちろん息子に
とっても学生生活を十分満喫するためにも卒業後の人生設計を真剣に考え
る時の参考にするためにも役立つ情報ですので興味を示し、親子の会話を
増やしてコミュニケーションをはかるうえでも有効なものとなっています。
このようにとてもためになる情報が得られる父母会の行事ですが、私が
楽しみにしている事が他にもふたつあります。
参加する事に意義がある父母会
新入学生のご父母の皆様を迎え、2014年度の父母会活動がスタートしま
役員だより ◆
ひとつめは、折に触れて先生方から研究されている経済学の専門分野の
お話を直接聞かせていただける機会に巡り合うことです。お話を拝聴する
まで経済学とは難しそうな学問という印象がありあまり関心が持てなかっ
たのですが、父母会の行事で先生方はわかりやすく解説してくださいます
ので、今では以前よりも親近感を持ち様々な場で話題にして豆知識を披露
しています。
近江商人の家訓の話や格差社会の話、地球温暖化の話、金融の話など、
身近なものから少々難解なものまで多方面にわたっていますので相手や場
面に合わせてご披露する事ができます。あくまでも豆知識ですが…。
もうひとつは、参加してくださるご父母の皆様や先生方との交流です。
自宅からの通学生のご父母と下宿している学生のご父母、順調に単位を
取得している学生のご父母と少々成績が気になる学生のご父母と立場は様々
ですが、支部会の懇親会などでは共通の心配事や関心事がある方も参加さ
れていますので自分自身の話も話しやすく、先生方や事務局の方も交えて
和やかに交流を深められると思います。大学卒業後の進路などは皆様一様
今年度私は各地で開催される支部会にも参加する予定です。父母会の行
事は多くの会員の皆様がコミュニケーションの一助として役立てていただ
ける情報や豆知識をえられる場であり、またご父母間での交流を深め有意
◇副会長
身になって相談にのっていただけますので、とても頼りになる存在です。
森田 明子
に関心がある事だと思いますが先生方はもちろんのこと、事務局の方も親
義な時間を過ごせる場でもあります。皆様が参加してくださることを期待
しております。
DOSHISHA UNIVERSITY
15
◆
役員だより ◆
み ん なの父母会
新入生のご父母の皆様、お子様のご入学おめでとうございます。謹んで
お祝い申し上げます。
昨年度に引き続き、今年度も父母会の役員を努めさせて頂くことになり
ました。未熟ではありますが、どうぞよろしくお願いいたします。
早いもので、京田辺キャンパスでの入学式から2年が経過し、息子も今
年3年生になりました。学業に、アルバイトに、サークルに、ゼミにと忙
しく飛び回っている姿は生き生きとしており、同志社大学を満喫している
かのように見えます。私も、父母会に参加することで、先生方・役員の皆
様・ご父母の皆様から助言を頂くことができ、それを子供に伝えることで
前向きに子供と向き合うことができました。
子供に任せっぱなしにするのではなく、
積極的に子供とコミュニケーショ
ンをとって、同じ時間を過ごし、子供の成長を近くで見守っていくことの
大切さを再認識させていただきました。
昨年は、NHK 大河ドラマでは「八重の桜」が放送され、同志社の趣あ
る重要文化財も舞台となりました。また、2013年4月より文系学部を今出
川校地に集結させ、歴史ある大学がまた新しい歴史を歩み始めようとして
いるように感じられました。
経済学部父母会は62年目を迎えました。全国各地で父母会を開催し、先
生方から学校の様子、子供の成績について個人懇談が開かれ、子供から聞
けなくても情報を把握することができるのです。11月に教育講演会・就職
説明会も行われます。大学とご家庭の架け橋となるべく、年々変化してい
る教育環境・就職情勢や各々に対しての取り組みといった大学が発する情
報を把握することができます。本年度も、様々な行事を計画し、京都会場
をはじめ、各地域の会場で開催いたしますので、是非ご参加頂きたいと思
います。
学校・子供・父母をつなぐひとつの手段として、この父母会の存在価値
があるのだと思います。
みんなで楽しい父母会活動を盛り上げていきましょ
う。どうぞ、よろしくお願いします。
◇監事
小谷 寿和子
16
DOSHISHA UNIVERSITY
2013年度決算・2014年度予算
2013年度決算・2014年度予算
(自 4月1日~至 3月31日)
2013年度
項 目
資 産 の 部
2014年度
負 債 の 部
予 算
決 算
予 算
普通預金
3,606,162
預
1,619,555
1,619,555
3,606,162
定期預金
5,630,250
退職給与引当金
630,250
費 13,390,000
収 会
預
金
利
息
300
入
の 基 金 準 備 金 利 息
1,000
部 特別積立金合計からの取崩し金
0
13,320,000
17,715,000
繰 越 余 剰 金
3,606,162
344
300
合 計
9,236,412
998
990
0
0
計
15,010,855
14,940,897
21,322,452
前
年
度
繰
越
合
人
件
役
父
学
支
の
母
会
会
会
生
援
報
助
3,400,000
3,479,828
3,500,000
100,000
87,297
150,000
費
1,600,000
1,198,711
1,800,000
費
30,000
30,000
30,000
具
費
30,000
33,000
40,000
通
信
費
1,500,000
951,819
1,700,000
費
1,700,000
1,988,838
3,000,000
支部会諸会合費補助
650,000
505,127
900,000
教育講演会・就職説明会
200,000
92,175
200,000
印
費
500,000
200,587
500,000
図 書 器 具 充 実 費
500,000
217,274
800,000
教
員
出
張
旅
費
650,000
816,570
1,300,000
旅
費 ・
交
通
費
800,000
844,990
1,300,000
費
400,000
184,209
1,400,000
費
50,000
0
50,000
費
500,000
564,310
580,000
金
180,000
140,000
130,000
方
父
母
会
刷
雑
慶
部
費
費
文
地
出
員
金
福
退
弔
利
職
厚
金
生
積
立
次
備
年
度
合
金
繰
越
2,220,855
0
0 (注)3,606,162
金
計
9,236,412
5,000,000
700,000
ホ ー ム ペ ー ジ 費
予
合 計
金
15,010,855
11,334,735
(注)2013年度委員総会において、「次年度予備金」より経済
学部への寄贈品(「クエイトルームに置く集中環境サポー
0
トシステム マッフル」および「良心館4階に飾る絵画
21,322,452
の額縁」)として、80万円の支出を決定。
3,242,452
特別積立金会計
項 目
基
2012年度末残高
金
退職給与引当金
合 計
5,000,000
利息・繰入金
※(998)
支 出
2013年度積立金
2013年度末残高
0
0
5,000,000
490,111
139
0
140,000
630,250
5,490,111
139
0
140,000
5,630,250
※利息は経常会計へ繰入
私は経済学部父母会の2013年度(自2013年4月1日至2014年3月31日)の決算にかかる諸帳簿および証
憑書類を監査いたしました結果、正確かつ適正に表示されていることを認めます。
2014年4月3日
DOSHISHA UNIVERSITY
17
2014年度 経済学部専任教員・役員
2014年度 経済学部専任教員
◎教授・学部長
竹 廣 良 司
特別客員教授
佐々木 雅 幸
教授
東 良 彰
◎教授・学生主任
佐 竹 光 彦
教授
醍 醐 元 正
教授
鹿 野 嘉 昭
教授
船 橋 恒 裕
教授
篠 原 総 一
教授
布留川 正 博
教授
菅 一 城
教授
郡 嶌 孝
◎教授・教務主任
髙 井 才 明
教授
八 田 英 二
教授・研究主任
田 中 靖 人
教授
石 田 葉 月
◎教授・教務主任
谷 村 智 輝
教授
伊多波 良 雄
教授
徳 岡 一 幸
教授
川 越 修
◎教授
角 井 正 幸
教授
河 合 宣 孝
教授
上 田 曜 子
教授
河 島 伸 子
教授・学生主任
和 田 喜 彦
◎教授
北 川 雅 章
教授・大学院教務主任
八 木 匡
教授
北 坂 真 一
教授
山 森 亮
教授
清 川 義 友
◎教授
横 井 和 彦
教授
小 林 千 春
教授
横 山 照 樹
教授
小 藤 弘 樹
准教授
福 岡 正 章
教授
久 保 徳次郎
准教授
岸 基 史
教授
宮 崎 耕
准教授
小 橋 晶
教授・大学院教務主任
宮 澤 和 俊
准教授
宮 本 大
教授
茂 見 岳 志
准教授
奥 田 以 在
教授・教務主任
新 関 三希代
准教授・教務主任
和 田 美 憲
教授
西 村 理
准教授
四 谷 晃 一
教授
西 村 卓
助教(有期)
金 仙 淑
教授
西 岡 幹 雄
助教(有期)
長 澤 勢理香
教授
落 合 仁 司
助教(有期)
小 川 沙有里
教授
小野塚 佳 光
助教(有期)
佐 藤 敦 紘
※ ◎は父母会参与
2014年度 役 員
会
18
長
鴨 ゆかり
阪
神
支
部
長
成 田 雅 代
副
会
長
北 野 耕 一
中
部
支
部
長
入 谷 賀 子
副
会
長
桑 原 祐 子
北
陸
支
部
長
美 本 昌 文
副
会
長
志 賀 英 晃
岡
山
支
部
長
武 田 保
副
会
長
佐々木 え り
中
国
支
部
長
若 宮 央 実
副
会
長
森 田 明 子
四
国
支
部
長
石 原 文 子
副
会
長
山 川 恭 美
九
州
支
部
長
木 村 千 代
監
事
小 谷 寿和子
東
長
島 崎 尚 子
監
事
河 嶋 栄里子
DOSHISHA UNIVERSITY
日
本
支
部
2014年度 行事予定
日 付
行 事
場 所
2014年4月1日
新入生父母歓迎会
同志社大学京田辺校地
4月3日
会計監査
同志社大学今出川校地
4月下旬
参与会
同志社大学今出川校地
5月上旬
第104号父母会会報 発行
6月1日
父母会(仙台会場)
6月14日
父母会(岡山会場)
6月22日
父母会(博多会場)
※
6月29日
父母会(名古屋会場)
※ TKP名古屋駅前カンファレンスセンター6階
※
KKRホテル仙台3階
後楽ホテル
TKP博多駅前シティセンター8階
父母会(京都会場)
同志社大学今出川校地良心館地下2番教室
全国交流会
同志社大学今出川校地寒梅館地下A会議室
7月5日
7月6日
父母会(金沢会場)
※
7月20日
父母会(東京会場)
※ TKP市ヶ谷カンファレンスセンター9階
7月26日
父母会(札幌会場)
アスティ45、12階
11月1日
教育講演会・就職説明会
同志社大学今出川校地良心館地下2番教室
2015年2月上旬
第105号父母会会報 発行
2月中旬
参与会
ホテル金沢4階
3月21日(土・祝) 委員総会
同志社大学今出川校地
(未定)
※1day キャンパスと共同開催
*秋学期に父母会(広島会場)・父母会(高松会場)を開催予定。
DOSHISHA UNIVERSITY
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地方父母会:会場一覧
ACCESS
6月1日(日)父母会:仙台会場
6月14日(土)父母会:岡山会場
KKRホテル仙台3階 電話:022-225-5201
後楽ホテル 電話:086-221-7111
●JR仙台駅より徒歩15分●市営地下鉄匂当台公園駅より徒歩7分
●JR岡山駅より徒歩5分
6月22日(日)父母会:博多会場
6月29日(日)父母会:名古屋会場
TKP博多駅前シティセンター8階 電話:092-433-2833
TKP名古屋駅前カンファレンスセンター6階 電話:052-238-3526
●JR博多駅博多口方面より徒歩2分
●JR名古屋駅より徒歩5分
7月5日(土)父母会:京都会場
7月6日(日)父母会:金沢会場
同志社大学今出川校地良心館地下2番教室 電話:075-251-3523
ホテル金沢4階 電話:076-223-1111
良心館
全国交流会
地下A会議室
●地下鉄今出川駅1番出口直結
7月20日(日)父母会:東京会場
7月26日(土)父母会:札幌会場
TKP市ヶ谷カンファレンスセンター9階 電話:03-5227-8761
アスティ45、12階 電話:011-272-3838
●JR市ヶ谷駅から徒歩約2分
20
●JR金沢駅東広場から徒歩約1分
DOSHISHA UNIVERSITY
●JR札幌駅より徒歩5分
同志社大学経済学部父母会会則
第1条 本会は同志社大学経済学部父母会と称し事務所を経済学部事務室に置く。
第2条 本会は経済学部学生の保護者の連携を図ると共に、経済学部の教育事業を援助し、当
学部の充実発展に寄与することを目的とする。
第3条 本会は前条の目的を達成するため次の事業を行う。
1.教育上必要な施設の充実及び学術研究に対する援助。
2.教職員および学生の厚生福利に関する援助。
3.学校と父母との連絡等を図る事業に関すること。
4.その他必要と認めた事項。
第4条 本会は同志社大学経済学部学生の父母またはこれに代る者をもって組織する。
第5条 本会は次の役員および委員を置く。
役員 会 長 1 名
副会長 若干名
監 事 若干名
支部長 若干名
委員 若干名
第6条 委員は会員中より選出し会長、監事は委員の互選によって定める。
但し、会長、副会長、監事は3月31日迄に選出する。
第7条 本会は事業推進のため各地に支部を設け支部長を置く。
第8条 役員の任期は一ヵ年とし、4月1日に始まり翌年3月31日に終る。
但し、再選を妨げない。
第9条 本会の定期総会は毎年1回開催する。必要ある場合は随時臨時総会を開催することが
できる。総会は役員および委員をもって構成し、会長がこれを招集しその議長となる。
第10条 本会の総会は予算、決算、事業計画、その他必要な事項を協議、監査、決定する。
第11条 本会の役員会は必要に応じて適宜開催し、本会の運営に必要な事項を協議し執行する。
緊急を要する場合は総会に代り役員会で審議、決定することができる。
役員会は会長、副会長、監事、支部長をもって構成し、会長がこれを召集し、その議
長となる。
第12条 本会に参与若干名を置き、経済学部教職員中よりこれを推薦する。
第13条 参与は総会および役員会の協議に参加することができる。
第14条 本会の庶務会計を処理するために事務係を委嘱する。
第15条 本会の経費は会員の会費、その他寄付金をもって支弁する。
第16条 父母会費は学期額2,500円とする。
1.ただし、学生が休学する場合はその額を免除する。
2.父母会費は毎学期の始めに納入しなければならない
3.父母会費の徴収は、大学に委託して行う。
第17条 本会の会計年度は4月1日に始まり翌年3月31日に終る。
第18条 本会則の変更には委員総会の決議を要する。
付 則
第19条 本会則は2011年4月1日より改正施行する。
同志社大学経済学部父母会
鴨 ゆ か り
編集発行人 父母会会長
京都市上京区今出川通烏丸東入