CS部門およびBS部門のプログラムに関する教育規程の一部改正について

CS部門およびBS部門のプログラムに関する教育規程の一部改正について
プログラム委員会
平成26年5月第1回全国県連盟コミッショナー会議および全国大会におけるテーマ集会での意見
に基づきプログラム委員会での検討結果を平成26年8月31日開催の第2回スカウト教育推進会議
に提案し、以下の通りCS部門およびBS部門のプログラムに関する教育規程の一部改正が承認され
ました。その後、第3回プログラム委員会での再検討により教育規程の一部を再修正し、日本連盟コ
ミッショナーへ提案し、10月31日付で日本連盟コミッショナーにより承認されました。
1.規程改正について(添付資料1参照)
(1)月の輪に関する事項(平成27年4月 1 日施行規程の改正)
既に改正承認を得て公布している下記規程について、下記の通り改正する。
①「月の輪課目」とするとボーイ部門の初級章とは違う課目が設定されているような誤った理解
を
避けるため、
「月の輪課目」という表記を「月の輪」に改め、初級章の内容に取り組むこととす
る。
規程改正:3-45(上進)、3-61(入隊)、7-25(ボーイスカウトの進歩課程)、7-53(月の輪課目)
②「月の輪」がくまの課程の修得課目の一部になっていると、くまの進歩記章を着用できる期間
は
ほんのわずかな期間となることから、それを是正するため、修得課目から外すこととする。
規程改正:7-51(くまの課程)
③月の輪章は、現在の上進章と同様の記章とすることとしたが、新たに「月の輪」を設置するた
め、その象徴的なものとして記章を新たに制定する。
規程改正:9-6-1(カブスカウトの記章 5)、9-2-1(制服及び記章、標章の着用 3 カブスカウトの正
装)
(2)カブ部門の修得課目の規程改正
①CS部門のプログラム改正に伴い、従来のステップ章(進級章)が完修章化されることにより、
6 か月を目処に完修できるよう、その年代に修得してもらいたい事項をスカウト教育の4本柱
で
ある人格・健康・技能・奉仕の4分野にわたるよう各課程とも改めて整理する。
②従来は、「家庭」「集会」または「そのどちらか」の3つの履修認定方法であったが、今回は
「集会」「家庭か集会のどちらか」の2つの履修認定方法に改めることにより、課目認定に多
くの成人が関われるように変更する。そして、うさぎ、しかの修得課目および細目を削減する
が、くまについては、BSへの上進を見据えて、細目を増加する。
③くまの課程に関する事項(平成27年4月 1 日施行規程の改正)
カブ部門の修得課目を4区分(4本柱)に組み立てているが、くまの課程に新たに加えた「(5)
ハイキングとキャンプ」が1区分となり、くまの課程だけが5区分となるため、既に改正承認
を
得て公布している下記規程については、
「ハイキングとキャンプ」を、「
(3)技能と野外活動」
の
区分に入れることとする。
規程改正:7-51(くまの課程)
④修得課目の項目はカタカナの50音から数字の通し番号とし、細目もカタカナの50音から数
字に変更する。
規程改正:7-49(うさぎの課程)、7-50(しかの課程)、7-51(くまの課程)
(3)ボーイ部門の初級の細目の改正
①進歩の継続性を重視し、初級の進歩の目標である「仲間」を達成できる事柄、そして、ハイ
キングやキャンプで自分のことは自分でできるようになる事柄を必修課目とし、その級の目
標となる技能、知識、心構えを修得する内容に整理・改正する。
②進歩課目の項目はカタカナの50音から数字の通し番号とし、細目もカタカナの50音から
数字に変更する。
規程改正:7-54(初級)
2.承認と施行
承認:平成26年10月31日
施行:平成27年4月1日
以
上
CS部門およびBS部門のプログラムに関する教育規程の一部改正について
1.月の輪に関する事項
条文番号
カブスカウト
上進
3-45
現行規程 細目
カブスカウトは、小学校6年生4月からボーイ隊に上進する。ただし、対
応ができる団にあっては、当該学年の7か月前から上進することができ
る。
②小学校5年生のカブスカウトは、ボーイ隊に上進する3か月前か
改正規程 細目
カブスカウトは、小学校6年生4月からボーイ隊に上進する。ただし、対
応ができる団にあっては、当該学年の7か月前から上進することができ
る。
②小学校5年生のカブスカウトは、ボーイ隊に上進する3か月前か
ら、月の輪チーフリングを着用して、カブ隊とボーイ隊の指導者の
ら、月の輪チーフリングを着用して、カブ隊とボーイ隊の指導者の
協力により、月の輪課目を履修する。
協力により、月の輪を履修する。
③月の輪を履修するスカウトを月の輪スカウトと呼ぶ。
③月の輪を履修するスカウトを月の輪スカウトと呼ぶ。
ボーイスカウト 対象年齢の少年は、随時、ボーイ隊に入隊して加盟登録することができる。 対象年齢の少年は、随時、ボーイ隊に入隊して加盟登録することができる。
入隊
②対象年齢の少年は、ボーイ隊に入隊し、ボーイスカウトとなり、
②対象年齢の少年は、ボーイ隊に入隊し、ボーイスカウトとなり、
3-61
ボーイスカウトバッジを着用する。
ボーイスカウトバッジを着用する。
③ボーイスカウトバッジを着用したスカウトは初級課目を履修して
③ボーイスカウトバッジを着用したスカウトは初級課目を履修して
「ちかい」をたてて、初級スカウトとなる。
「ちかい」をたてて、初級スカウトとなる。
ただし、月の輪課程を修了したカブスカウトは、入隊後、「ちか
ただし、月の輪を修了したカブスカウトは、入隊後、「ちかい」を
い」をたてて、初級章を着用し初級スカウトとなる。
たてて、初級章を着用し初級スカウトとなる。
④入隊の時期は、各団において定める。
④入隊の時期は、各団において定める。
ボーイスカウト ボーイスカウトは、次の区分に従い、それぞれの課目を履修し、所
の進歩課程 定の考査及び面接を経て進級する。
7-25
ボーイスカウトは、次の区分に従い、それぞれの課目を履修し、所
定の考査及び面接を経て進級する。
⑴ボーイスカウトの少年の履修課目 初級の課目
⑴ボーイスカウトの少年の履修課目 初級の課目
⑵初級スカウトの少年の履修課目 2級の課目
⑵初級スカウトの少年の履修課目 2級の課目
⑶2級スカウトの少年の履修課目 1級の課目
⑶2級スカウトの少年の履修課目 1級の課目
⑷1級スカウトの少年の履修課目 菊の課目
⑷1級スカウトの少年の履修課目 菊の課目
②初級課目については、カブスカウトの月の輪課目で履修する。
②初級課目については、カブスカウトの月の輪で履修する。
③各課目と「選択課目」及び「技能章課目」との関係については、別に定 ③各課目と「選択課目」及び「技能章課目」との関係については、別に定
める。
める。
条文番号
くまの課程
7-51
月の輪課目
7-53
現行規程 細目
(6)月の輪課目
改正規程 細目
削除する
小学生5年生は、ボーイ隊に上進する3ヶ月前より履修する。
内容については、別に定める。
カブスカウトの月の輪課目は、次のとおりとする。
カブスカウトの月の輪は、次のとおりとする。
(1)小学校5年生は、ボーイ隊に上進する3か月前より、ボーイスカウト
の初級章課目を履修する。
(1)小学校5年生は、ボーイ隊に上進する3か月前より、ボーイスカウト
の初級章課目を履修する。
(2)月の輪の履修中のスカウトは、月の輪章と月の輪ネッカチーフリング (2)月の輪の履修中のスカウトは、月の輪章と月の輪ネッカチーフリング
を着用する。
を着用する。
カブスカウト
の記章
9-6-1
制服及び起票、
標章の着用
9-2-1
黒色
2.カブ部門の修得課目の規程改正
条文番号
うさぎの課程
7-49
現行規程 細目
改正規程 細目
うさぎの課程の修得課目は、次のとおりとする。
うさぎの課程の修得課目は、次のとおりとする。
(1)信仰とたしなみ
Ⅰ 信仰とたしなみ
ア 笑顔
1 笑顔
(ア)食事に対して感謝ができる。
(1)食事の時に、感謝を言葉で表す。
(イ)家の人や近所の人々とカブの仲間や指導者に、元気よくあい
さつをする。
(2)近所の人々や友達に元気よくあいさつをする。
(2)健康と安全
Ⅱ 健康と安全
ア 運動
2 運動
(ア)自分に合った運動を選び、目標を決め、がんばり表を作っ
て挑戦し、 しっかり がんばったことを隊長に認めてもらう。
(1)自分に合った運動を選び、目標を決め、しっかりがんばったこと
を家族やリーダーに認めてもらう。
イ 安全
3 安全
(ア) 交通信号と道路標識を見分けて、簡単な交通規則を
知り正しく守る。
(1)家のまわりにある交通標識と簡単な交通規則を知り、正しく守る。
ウ 清潔
(ア) いつも清潔に心がけ、次のことを実行する。
ⅰ歯をみがく
ⅱうがいや手洗いをする
4 清潔
(1)いつも清潔に心がけ、身だしなみを整える。 (洗面、歯磨き、整
髪、
入浴、手洗い・うがい、爪切り、ハンカチ・鼻紙の携行など)
ⅲハンカチやはな紙をいつも持っている ⅳ つめや耳をきれいにする
ⅴふろに入り体をきれいにし、下着を取りかえる
(3)技能と野外活動
Ⅲ 技能と野外活動
ア 計測
5 計測
(ア)自分の足の指先からかかとまでの長さ、手の親指と小指を
広げた長さや両手を広げた長さを調べる。
(1)自分の足の指先からかかとまでの長さ、手の親指から小指まで
の長さ、両手を広げた長さを調べる。
イ なわ結び
6 なわ結び
(ア)ロープを使って、8の字結び、本結び、引きとけ結びができる。
(1)ロープを使って、8の字結び、はな結びができる。
ウ 工作
7 工作
(ア)小刀を安全に使い、自分の好きなものを作る。
(1)小刀を正しく使って、鉛筆を削る。
条文番号
うさぎの課程
7-49
現行規程 細目
改正規程 細目
エ お話
8 表現
(ア)自分が読んだ本の中から、好きな物語を組の仲間の前で話す。
(1)組で決めた物語をスタンツにして、それに参加する。
オ 観察
9 観察
(ア)動物か植物のうち、1つを選んで飼うか育てる。
(1) ハイキングに参加して、自然の中にある5種類の色を見つけるこ
とができる。
カ 食事
(ア)テーブルに食器を並べたり、後片付けができる。
キ 野外活動
10 野外活動
(ア)自然を利用したゲームや活動をする。 (1)自然を利用したゲームや活動をする。
(4)社会生活
Ⅳ 社会生活
ア 日本の国旗
11 役に立つ
(ア)国旗を大切に取り扱い、正しくたたむことができる。
(1)自分ができる家の中の仕事を、家族と相談して決め、実行する。
イ わたしの町
12 日本の国旗
(ア)自分の家から学校までの絵地図をかく。
(1)国旗を大切に取り扱い、正しくたたむことができる。
ウ 世界の国々
13 世界の国々
(ア)10か国以上の国名を知る。
(1)10か国以上の国名を知る。
(イ)指導者から、世界の国々についての話を聞く。
エ 私の仕事
(ア) 自分ができる家の中の仕事を、家族と相談して決め実行する。
条文番号
しかの課程
7-50
現行規程 細目
改正規程 細目
しかの課程の修得課目は、次のとおりとする。
しかの課程の修得課目は、次のとおりとする。
(1)信仰とたしなみ
Ⅰ 信仰とたしなみ
ア 感謝
1 感謝
(1)今までにお世話になった人々について、家族やリーダーと話し合
う。
(2)家族やリーダーに感謝の手紙を書く。
(ア)先祖をうやまう。
(イ)物を大切にし、自然の恵みとお世話になった人々や高齢者に
感謝の気持ちをもって接する。
(2)健康と安全
Ⅱ 健康と安全
ア スポーツ
2 運動
(ア)自分の好きな1種目のスポーツのルールを知り、試合に参加する。
(1)ハイキングに参加し、頑張ったことを家族やリーダーに認めてもらう。
イ 事故の予防
3 事故の予防
(ア)家庭内での電気器具、ガス器具などの正しい使い方を知る。
(1)自分のまわりで、危険だと思うところを家族やリーダーと話し合う。
ウ 健康
4 健康
(ア)バランスのとれた食事の大切さを知り、好き嫌いをしないで食べる。 (1)バランスのとれた食事の大切さを知り、好き嫌いをしないで食べる。
(3)技能と野外活動
Ⅲ 技能と野外活動
ア 地図
5 計測
(ア)地図記号を5つ以上覚える。
(1)自分の体を使って、いろいろなものの長さをはかる。
イ なわ結び
6 なわ結び
(ア)ロープを使って、ふた結び、もやい結び、巻き結び、一重つぎができ
(1)ロープを使って、本結び、引きとけ結び、一重つぎができる。
る。
ウ 工作
7 工作
(ア)のこぎり、金づち、きり、ねじ回し、ペンチなどを安全で正しく使い、
自分に役立つ物を作る。
(1)小刀、のこぎり、金づちなどの道具を正しく使って物を作る。
エ 表現
8 表現
(ア)自分の参加した隊のキャンプ、ハイキングなどの感想文を書く。
(1)組で決めた物語をスタンツにして、その衣装や道具を考え、
隊集会で発表する。
条文番号
しかの課程
7-50
現行規程 細目
改正規程 細目
オ 自然観察
9 観察
(ア)野外の草花を5種類以上観察し、その名前などを調べる。
(1 ) 野外で、指導者の指定した自然のもの(植物や昆虫など)を
10個見つけることができる。
カ 料理
(ア)家庭でサンドイッチ、おにぎりなど、簡単な食事を作る。
キ 野外活動
10 野外活動
(ア) ハイキングに持って行く物の個人リストを作り、自分で準備する。
(1)野外料理を体験する。
(4)社会生活
Ⅳ 社会生活
ア 日本の国旗
11 暮らしのマナー
(ア)日本の国旗の歴史を知る。
(1)電車、バスなどを利用するときのマナーを知り実行する。
イ くらしのマナー
12 役に立つ
(ア)電車、バスなどを利用するときのマナーを知り実行する。
(1)美化運動や募金活動に仲間と一緒に参加する。
ウ 世界の国々
13 日本の国旗
(ア)15か国以上の国名を知り、世界地図でそれらの国の位置を示すこ
とができる。
(1)国旗の歴史を知る。
(イ)指導者から世界のスカウト活動についての話を聞く。
(1)まわりの人から世界の国々についての話しを聞き、まとめて発表す
る。
エ 役に立つ
14 世界の国々
(ア)自分の町の美化運動に、仲間と一緒に進んで参加する。
くまの課程
7-51
くまの課程の修得課目は、次のとおりとする。
くまの課程の修得課目は、次のとおりとする。
(1)信仰とたしなみ
Ⅰ 信仰とたしなみ
ア スマート
1 心がけ
(ア)神(仏)をうやまう。
(1)お寺や神社、教会などにお参りする。
(イ)制服を正しく身につける。
(2)制服を正しく身につけ、言葉づかいや動作がスマートにできる。
(ウ)言葉づかいや動作がスマートにできる。
条文番号
くまの課程
7-51
現行規程 細目
改正規程 細目
(2)健康と安全
Ⅱ 健康と安全
ア 成長
(ア)身長と体重について、2年生から今までの成長の様子をグラフで表
す。
イ 事故への対応
2 成長
(ア)非常のときの消防署や警察署への連絡と避難の方法を知る。
ウ 救急
(ア) 鼻血、切りきず、やけどをしたときの手当てができる。
(1)3年生からの身体測定の記録をグラフにする。
3 事故への対応
(1)消防署や警察署への連絡方法を知る。
(2)緊急時の避難について、家族やリーダーと話し合う。
4 救急
(1)救急箱の中にあるものの種類と用途について知る。
(2)鼻血、きりきず、やけどをしたときの初期の手当ができる。
(3)技能と野外活動
Ⅲ 技能と野外活動
ア 追跡
5 計測
(ア)追跡サインを5つ以上知る。
(1)自分の歩幅を知り、50mを歩測する。
イ なわ結び
6 なわ結び
(ア)ロープを使って、ちぢめ結び、ねじ結び、張りづな結びができ、えび結 (1)ロープを使って、もやい結び、ふた結びができる。
びでロープをたばねることができる
ウ 工作
7 工作
(ア)いろいろな道具を使って、生活に役立つものか動く模型を作る。
(1)生活に役立つものを考え、道具を使って作る。
エ 民謡と脚本
8 表現
(ア)古くから伝わる民話から、集会で発表する劇のあらすじを作る。
(1)組で決めた物語をスタンツにして、その動きやせりふを考え、
隊集会で発表する。
オ 自然と生活
9 観察
(ア)空気、水などの自然から受ける恵みについて調べる。
(1) ハイキングに参加して、自然の中の興味あるものを観察し、
記録をつける。
カ 炊事
(ア) 家庭で米を研ぎ、炊飯をする。
条文番号
くまの課程
7-51
現行規程 細目
改正規程 細目
キ 野外活動
10 野外活動
(ア)キャンプに持って行く物の個人リストを作り自分で準備する。
(1)ハイキングにもっていくもののリストを作成し、組のみんなに紹介する。
(4)社会生活
(2)ボーイ隊のハイキングに1回以上参加する。又は、選択課目
(チャレンジ章)のハイカー(2-3)を修得する。
ア 日本の国旗
(ア)集会などで国旗を掲揚柱に正しく揚げることができる。
イ 生活と環境
(3)ボーイ隊の隊キャンプに1泊以上参加する。又は、選択課目
(チャレンジ章)のキャンパー(2-4)を修得する。
(ア) 自分の住んでいる地域で指定されたゴミの分別方法を知り、家庭で
(4)くまスカウトのみのキャンプを1泊経験する。
実行できる。
ウ 世界の国々
(ア)5か国以上の外国の簡単なあいさつの言葉を覚えて使ってみる。
Ⅳ 社会生活
(イ)日常生活の食べ物で、外国から輸入されているものを調べる。
11 暮らしのマナー
エ 奉仕
(1) ゴミの分別方法を知り、家庭や集会で実行できる。
(ア)助け合い運動や募金活動に仲間と一緒に参加する。
12 役に立つ
(ア) 自分の住んでいる地域で指定されたゴミの分別方法を知り、家庭で (1)ビーバースカウトや年少スカウトのお世話をする。
実行できる。
13 日本の国旗
(5)ハイキングとキャンプ
(1)集会などで、国旗を掲揚柱に揚げることができる。
ア ハイキング
14 世界の国々
(ア)ボーイ隊のハイキングに1回以上参加する。又は、選択課目
(チャレンジ章)のハイカー(2-3)を修得する。
(1)自分の知っている国の中から、一つの国を選んで、その国について
発表する。
イ キャンプ
(ア)ボーイ隊の隊キャンプに1泊以上参加する。又は、選択課目
(チャレンジ章)のキャンパー(2-4)を修得する。
(イ)くまスカウトのみのキャンプを1泊経験する。
条文番号
初級
7-54
現行規程 細目
改正規程 細目
入隊したボーイスカウトは、ボーイスカウトバッジを着用し、次の項目を履 入隊したボーイスカウトは、ボーイスカウトバッジを着用し、次の項目を履
修した後、「ちかい」をたて、所定の手続を経て、初級スカウトとなる。
修した後、「ちかい」をたて、所定の手続を経て、初級スカウトとなる。
⑴スカウト精神
1.基本
ア 「ちかい」と「おきて」について隊長と話し合う。
(1)「ちかい」と「おきて」が言える。その上で、隊長と話し合う。
イ 「スカウト章」、「モットー」、「スローガン」の意味を説明できる。
(2)「スカウト章」、「モットー」、「スローガン」の意味を説明できる。
ウ 日本の国旗の正しい様式を知り、隊や班の活動で掲揚柱に掲揚
する。
(3)日本の国旗の正しい様式を知り、集会で掲揚柱に掲揚する。
⑵健康と発達
(5)普段の集会で必要なもの(訓練用具)を知り、携行する
ア 体温と脈はくを正しくはかることができる。
(6)スカウトサイン、敬礼、スカウト握手ができる。
⑶スカウト技能
2.健康と発達
ア 自分の体や身近にあるものを用いて簡単な測量を行う。
(1)体温と脈拍を正しくはかることができる。
(4)「連盟歌」を歌える。
イ 隊や班で使う身ぶり信号(きをつけ・休め・注意・すわれ・わかれと 3.スカウト技能
集合隊形の各種サイン)、笛の合図、暗号を覚える。
(1)自分の体や身近にあるものを用いて簡単な計測を行う。
ウ 次のなわ結びを実際に行い、使いみちを知る。
(2)集会で使う身ぶり信号(気をつけ・休め・すわれ・別れと集合隊形の
(ア)本結び (イ)一重つぎ (ウ)ふた結び (エ)もやい結び
各種サイン)、笛の合図を覚える。
(オ) 8の字結び
(3)次のなわ結びを実際に行い、使いみちを知る。
⑷社会生活
①本結び ②一重つぎ ③ふた結び ④もやい結び ⑤8の字結び
ア 隊や班の活動などで行う社会奉仕活動に積極的に参加する。
4.善行
⑸ 入隊した後、隊や班の活動に進んで参加したことを、班長会議で認め(1)集会などで行う社会奉仕活動に積極的に参加する。
てもらう。
5.信仰奨励
⑹ 信仰奨励章に取り組み、ボーイスカウト終了時までに取得するか、又は
(1)隊で行う「スカウツオウンサービス」に参加する。
その取得に努力する。
6.班長会議
(1)初級スカウトとして進級することを班長会議で認めてもらう。
添付②
カブスカウト修得課目の改訂の考え方
1. 現状の課題
(1)平成2年以降、修得課目の見直しが行なわれていない。
(2)修得課目については、きちんと(約6ヵ月位で)完修できていない。
・履修認定が家庭だけに委ねているものがあり、完修につながりにくくなっている。
・年間プログラムを作成する上で、うさぎ・しか・くまの各修得課目項目(内容)が
統一していないことがあり、計画的な完修につながりにくくなっている。
(例)健康と安全
うさぎ(安全)、しか(事故の予防)
、くま(事故への対応)
(3)修得課目において、室内プログラムでの履修が多い。
2. 改訂理由
(1)今のスカウトの特性、活動に合った修得課目への見直しが必要である。
(2)年間プログラムの約 6 ヵ月間をめどに、修得課目が完修できるようにする必要がある。
(3)カブスカウトとして、戸外での活動を中心にする必要がある。
3. 改訂点
(1)室内で行なうプログラムから、戸外で行なうプログラムを中心に履修できる修得課目に
改訂した。
(2)家庭の協力のもと、履修する修得課目は大切であり、生活の中で役だたせることが出来る
修得課目に改訂した。
ただし、履修認定については、集会時にリーダーでもできるようにした。
(3)一つのテーマに基づいたプログラムで、うさぎ・しか・くまの修得課目が共通的に履修でき
るようにした。
(4)「表現」については、うさぎ・しか・くまの項目を統一して、その内容を、
「組の一員である
ことを理解」させ、
「ストーリー性のある物語をスタンツ」にして、表現力を養うこととした。
(5)「観察」については、うさぎ・しか・くまの項目を統一して、野外で実際に観察することで、
履修できることとした。
(6)スカウトの年代の特性、月の輪やボーイスカウトの修得課目の重複を避けるように考慮した。
例えば、
「地図記号」や「追跡サイン」など。但し、ロープワークについては、スカウトスキル
の重要性を考え、カブスカウトの修得課目でも履修できるようにした。
(7)ボーイスカウト隊への上進を目指す、くまの修得課目に、ボーイスカウト隊のハイキングやキャ
ンプを体験することを追加した。
以上
1
1
1
1
1
1
技能と野外活動 お話
観察
食事
野外活動
日本の国旗
わたしの町
計
15課目
17
1
1
工作
わたしの仕事
1
なわ結び
2
1
計測
世界の国々
1
清潔
社会生活
1
安全
健康と安全
1
運動
細目数
2
うさぎ
現行
信仰とたしなみ 笑顔
区分
13課目
世界の国々
日本の国旗
役に立つ
野外活動
観察
表現
工作
なわ結び
計測
清潔
安全
運動
笑顔
うさぎ
改正
14
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
2
細目数
15課目
役に立つ
世界の国々
くらしのマナー
日本の国旗
野外活動
料理
自然観察
表現
工作
なわ結び
地図
健康
事故の予防
スポーツ
感謝
しか
現行
17
1
2
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
2
細目数
14課目
世界の国々
日本の国旗
役に立つ
暮らしのマナー
野外活動
1
観察
15
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
表現
工作
なわ結び
計測
健康
1
1
運動
事故の予防
2
細目数
感謝
しか
改正
15課目
奉仕
世界の国々
生活と環境
日本の国旗
野外活動
炊事
自然と生活
民話と脚本
工作
なわ結び
追跡
救急
事故への対応
成長
スマート
くま
現行
17
1
2
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
2
細目数
教育規程改正(案)によるCS部門修得課目内容別・細目数比較一覧
14課目
世界の国々
日本の国旗
役に立つ
暮らしのマナー
野外活動
観察
表現
工作
なわ結び
計測
救急
事故への対応
成長
心がけ
くま
改正
20
1
1
1
1
4
1
1
1
1
1
2
2
1
2
細目数
添付③
添付④
CS部門 修得課目履修のねらいとヒント
信仰とたしなみ
うさぎ
区 分
し か
家庭 集会
(笑顔)
(1)食事の時に、感謝を言葉で表す。
細 目 (2)近所の人々や友達に元気よくあい
家庭 集会
(心がけ)
○ ○ (1)今までにお世話になった人々につい
○ ○ て、家族やリーダーと話し合う。
さつをする。
く ま
家庭 集会
(感謝)
(2)家族やリーダーに感謝の手紙を
○ ○ (1)お寺や神社、教会などにお参りする。
(2)制服を正しく身につけ、言葉づかい
○ ○
○ ○
○ ○ や動作がスマートにできる。
書く。
この課目は、3年間を通じて信仰心を芽生えさせ、うやまう気持ちを養うことをねらいます。この年代では、明確な信仰を無理に持たせるのではなく、足掛
ねらい かりとしてください。また、日常の生活に必要な習慣やマナーを身につけさせ、自立する気持ちを持たせるとともに、自然や物、周りの人々に感謝する気持
ちを持たせてください。
(1)食事に対する感謝(食前、食後)の言葉を
履修の 具体的に教えて下さい。
ヒント (2) 元気よくあいさつすることから、日常の生活
に必要な習慣を身につけさせましょう。
(1)周りの人々にうやまい、感謝する気持ちを
(1)お寺や神社、教会などにお参りすることで
素直に、具体的な言葉で表現させてください。
日頃から感謝の気持ちを持つように習慣づけ
(2)お世話になった人々への感謝の気持ちから
ましょう。また、お参り先で、教導職などの話を
自然への恵みへの感謝の気持ちや物を大切に
聞く機会を与えると良いでしょう。
(2)制服を正しく身につけ、うさぎ、しかの手本とな
るよう身だしなみについて教えてください。
する気持ちを習慣づけさせてください。
健康と安全
うさぎ
区 分
し か
家庭 集会
(運動)
家庭 集会
(成長)
細 目 (1)自分に合った運動を選び、目標を決め ○ ○ (1)ハイキングに参加し、頑張ったことを
しっかり頑張ったことを家族やリーダー
く ま
家庭 集会
(運動)
○ ○ (1)3年生からの身体測定の記録をグラフ ○ ○
家族やリーダーに認めてもらう。
にする。
に認めてもらう。
ねらい カブスカウトのモットーは「いつも元気」です。運動に親しみ、成長と体力の向上を図り、最後まで努力した喜びを教えてください。
履修の (1) 走・跳・投の運動、力試しの運動、器械・器具 (1)ハイキングの楽しさを体験させ、その中で本人 (1) 学校で毎年測定している記録が、健康手帳
を使った運動、用具を操作する運動、泳ぐ運動等
等に記入されているので、これを使ってグラフを作
ヒント から自分に合ったものを選ばせてください。
にあった目標を提示し、挑戦させましょう。
らせてください。
指導者や保護者が、本人に合った目標や難問を
示し、挑戦させましょう。
チャレンジ章「2‐3ハイカー」への導入
うさぎの年代では、家庭でも継続的にできる縄跳
び、腕立て伏せ、鉄棒、ランニング等がよいでしょ
う。1週間以上は続けるよう指導してください。
チャレンジ章「4-1.水泳選手」「4-2.運動選手」「43.チームスポーツ選手」「4-4.スキー選手」「4-5.ア
イススケート選手」への導入
うさぎ
区 分
し か
家庭 集会
(安全)
(1)家のまわりにある交通標識と簡単な
く ま
家庭 集会
(事故の予防)
○ ○ (1)自分のまわりで、危険だと思うところを ○ ○ (1)消防署や警察署への連絡方法を
細 目 交通規則を知り、正しく守る。
家庭 集会
(事故の対応)
家族やリーダーと話し合う。
○ ○
知る。
(2)緊急時の避難について、家族やリー
○ ○
ダーと話し合う。
ねらい
文明の進歩とともに、ますます世の中は便利になっていきます。その反面、もし一度間違えが起こると大きな災害をひきおこしやすくなります。何が安全
にとって必要なことか、どうしたら安全になるのか、安全対策とはどんなことかを理解させてください。
(1)身近にある交通信号と道路標識の見分け方、 (1)家庭を中心とした身近な場所での事故の
履修の 簡単な交通規則を教え、正しく守れるようにしま
予防について教えます。事故の予防には、何
ヒント しょう。互いに譲り合う気持ちが、交通安全につな が大切なのかを気づかせてください。
がることを教えてください。
(1)できるだけ実際に消防署や警察署を見学
してください。非常の場合は、まず、身近な大人
に知らせることが大切であることを教えてください。
(2)緊急時にどうしたらよいか、安全にとって必
要なことは何かなど、全般的なことを教えてくだ
さい。
うさぎ
区 分
(清潔)
(1)いつも清潔に心がけ、身だしなみを
細 目 整える。
ねらい
し か
家庭 集会
く ま
家庭 集会
(健康)
○ ○ (1)バランスのとれた食事の大切さを知り ○ ○ (1)救急箱の中にあるものの種類と用途
好き嫌いをしないで食べる。
家庭 集会
(救急)
について知る。
(洗面、歯磨き、整髪、入浴、手洗い、うがい、爪切り、
(2)鼻血、きりきず、やけどをしたときの
ハンカチ、鼻紙の携行など)
初期の手当てができる
○ ○
○ ○
健康を保つために必要な習慣を身につけさせることからはじめ、健康を保つ食事、救急時の救急箱の必要性、簡単なけがの手当てと発展させ、
どうすれば健康でいられるかを考えさせる。
(1)習慣として身につくまで根気強く続けることが (1)体に必要な栄養をわかりやすく教えてくださ
大切です。
い。そして、好き嫌いをしないで食事をすることが
履修の 集会の時にも、テーマに合わせて時々点検する 大切であることを理解させます。
ヒント のもよいでしょう。
(1)救急時のために救急箱が必要であることを
教えてください。
(2)小さなけがの時などは、自分で手当てでき
るように指導してください。
技能と野外活動
うさぎ
区 分
し か
家庭 集会
(計測)
細 目 (1)自分の足の指先からかかとまでの
家庭 集会
(計測)
○ ○ (1)自分の体を使って、いろいろなものの
長さ、手の親指から小指までの長さ、
く ま
家庭 集会
(計測)
○ ○ (1)自分の歩幅を知り、50mを歩測する。
○
長さを測る。
両手を広げた長さを調べる。
ねらい 身体の各部の長さを知り、日常生活やカブスカウト隊の隊、組活動に活用させるように指導すると良いでしょう。
(1)細目に示されている各部の長さを測定し、
履修の いろんな計測に役立つことを教えてください。
ヒント
(1)自分の体を使って、日常生活及びカブスカ
(1)カブスカウト隊の集会やハイキングなどで
ウト活動の中で、実際に使ってみることで
スカウト技能として取り扱い、プログラムとし
スカウト技能に触れさせ、計測の理解を深め
て活用してください。
させてください。
うさぎ
区 分
し か
家庭 集会
(なわ結び)
細 目 (1)ロープを使って、8の字結び、
家庭 集会
(なわ結び)
○ ○ (1)ロープを使って、本結び、引きとけ結び、
はな結びができる。
く ま
家庭 集会
(なわ結び)
○ (1)ロープを使って、もやい結び、ふた
一重つぎができる。
○
結びができる。
なわや糸は、古い時代から使われています。そして、それらが生活の場に使われはじめると、その用途に適した結び方が考えられ、伝えられてきました。
ねらい なわ結びは、結び方を覚えさせるだけでなく、用途に適した結び方が思いつくよう指導するとよいでしょう。この課目では、指先を器用にすることと、がまん
強く練習することもねらっています。
履修の (1)日常の生活の中で、靴のひもを結ぶ機会等を (1)国旗を掲揚ロープに結ぶなど、実際の場面で (1)人を救助する時など、実際の場面を想定し
通じてなわ結びに親しませてください。
ヒント 組集会や隊集会で、ゲームとして扱うとよいで
行なったり、また隊集会や組集会のプログラム て行ったり、また隊集会や組集会のプログラ
しょう。
の中で活用すると良いでしょう。
うさぎ
区 分
し か
家庭 集会
(工作)
ムの中で活用すると良いでしょう。
細 目 (1)小刀を正しく使って、鉛筆を削る。
家庭 集会
(工作)
○ ○ (1)小刀、のこぎり、金づちなどの道具を
○ ○ (1)生活に役立つものを考え、道具を
正しく使って物を作る。
ねらい
く ま
家庭 集会
(工作)
○ ○
使って作る。
物を作る楽しみは、道具の使い方の習熟によって倍加されます。それぞれの目的によって道具が違います。材料に適切な道具を選んで、安全で正しい使
い方ができるようにしてください。また、どんな物を作ると役に立つかを考えさせ、創造力伸ばしてください。
(1) うさぎやしかで覚えた道具の安全で正しい使
い方を活用します。材料にも工夫させてください。
かを教えます。実際に、役立つものを作らせて 生活に役立つもののヒントを与えたり、集会で模
下さい。作ったものを使ってプログラムを企画 型を使ったプログラムを企画するのもよいでしょう。
完成した喜びを経験させてください。
するのも良いでしょう。
チャレンジ章「8-4工作博士」への導入。
チャレンジ章「3‐4工作博士」への導入
(1)小刀の安全な使い方を指導します。そして、
(1)道具の安全で正しい使い方とはどういうこと
履修の 実際に鉛筆を削らせてみて、道具を安全に
ヒント 使うことは生活に役立つことであると知らせ
て下さい。
チャレンジ章「3‐4工作博士」への導入
うさぎ
区 分
し か
家庭 集会
(表現)
細 目 (1)組で決めた物語をスタンツにして、
く ま
家庭 集会
(表現)
○ (1)組で決めた物語をスタンツにして、
○ (1)組で決めた物語をスタンツにして、
その衣装や道具を考え、隊集会で、
その動きやせりふを考え、隊集会で
発表する。
発表する。
それに参加する。
家庭 集会
(表現)
○
ここでは、表現力を伸ばすことを目指します。表現力の養成は、社会に出た時に、その人やその人の立場を理解してもらったり、リーダーとして多くの
ねらい 人々の協力をあおぐ上で非常に大切なことです。スタンツを通じて、色々な表現を身につけましょう。また、ストーリー性のある物語を体験することで,
プログラム展開の楽しさにつながることをねらっています。
(1)組の一員であることを理解させるとともに、
履修の スタンツの中で、自分を表現できる機会を
ヒント 与えましょう。
チャレンジ章「5‐8演劇家」への導入
うさぎ
区 分
(1)組の一員であることを理解させるとともに、
(1)物語のストーリー性を考えさせ、その中で
スタンツの中で、自分を表現できる方法を
スタンツに出てくる各々の立場での表現方
考えさせましょう。
法を考えさせましょう。
チャレンジ章「5‐8演劇家」への導入
チャレンジ章「5‐8演劇家」への導入
し か
家庭 集会
(観察)
細 目 (1)ハイキングに参加して、自然の中に
(観察)
○ (1)野外で、リーダーの指定した自然の
ある5種類の色を見つけることができ
もの(植物や昆虫など)を10ヶ見つけ
る。
ることができる。
家庭 集会
く ま
家庭 集会
(観察)
○ (1)ハイキングに参加して、自然の中の
興味あるものを観察し、記録をつける。
ねらい 人間は、自然から大きな恩恵を受けています。実際に野外に出て、自然に親しむことや観察することなどから、自然を愛する心を育てます。
(1)野外で、自然に対して興味をもたせるように、 (1)スカウト技能である観察力を養うために、
履修の して下さい。自然の中で、スカウトの選んだ色
ヒント の個性を尊重してください。
チャレンジ章「2‐2自然観察官」への導入
(1)深く観察させるために、特徴をメモしたり
見つけたものを観察し、メモなどをとらせて
スケッチさせたりして記録をつけ、集会など
ください。
で発表させると良いでしょう。
チャレンジ章「2‐2自然観察官」への導入
チャレンジ章「2‐2自然観察官」への導入
○
うさぎ
区 分
(野外活動)
細 目 (1)自然を利用したゲームや活動をする。
し か
家庭 集会
(野外活動)
○ (1)野外料理を体験する。
く ま
家庭 集会
家庭 集会
(野外活動)
○ (1)ハイキングにもっていくもののリスト
○
を作成し、組のみんなに紹介する。
(2)ボーイスカウト隊のハイキングに1回
以上参加する。又は、選択課目(チャレン
ジ章)のハイカー(2-3)を修得する。
○
(3)ボーイスカウト隊のキャンプに1回以上
参加する。又は、選択課目(チャレンジ章)
のキャンパー(2-4)を修得する。
○
(4)くまカウトのみのキャンプを1泊経験す
る。
○
野外で活動を通じて、自然に親しみ、身体を強くさせるとともに、野外活動への準備が自分自身でできるように指導してください。
ねらい くまでは、ハイキングに必要なボーイスカウトの基本的な技能を育てます。
くまでは、ボーイスカウト隊への上進に向けて意欲を高めるとともに、キャンプを通じて野外への興味を持たせます。
(1) 組や隊での野外活動で実施します。自然物 (1)料理を作って食べるだけでなく、野外料理を
を利用したゲームや表現活動を取り入れるとよい
履修の でしょう。
作るには、事前の準備が大切で、準備と後片
ヒント
付けまでを体験させてください。
(1)ハイキングにもっていくものを自分で決めてリ
ストを作成し、組のために活用させてください。
チャレンジ章「2‐3ハイカー」への導入
(2)ボーイスカウト技能を活用した、ボーイスカウト
隊のハイキングを体験させてください。
チャレンジ章「5‐4料理家」への導入
(3)ボーイスカウト隊の隊長と良く相談し、安全に
留意し、ボーイスカウト隊の班の一員として体験さ
せてください。
(4)上進に向けての意欲が高められるようにしま
しょう。団の支援を受けて実施してください。
社会生活
うさぎ
区 分
し か
家庭 集会
(暮らしのマナー)
細 目
(1)電車、バスなどを利用するときのマ
く ま
家庭 集会
家庭 集会
(暮らしのマナー)
○ ○ (1)ゴミの分別方法を知り、家庭や集会で ○ ○
ナーを知り実行する。
実行する。
自分たちの生活は、自然環境や地域の人々・地域社会等を踏まえたすべての社会環境のなかで成り立っています。地域社会の一員としての自覚を育て
ねらい
るともに、社の中で生活するためのルールや自分たちの生活が自然環境に与える影響を考えさせるようにしましょう。
(1)隊で電車やバスを利用して出かけるプログラ (1)各自の家庭での生活が自然環境に与える影
ムの時等には、事前にリーダーからマナー等につ 響を考えさせてください。一人ひとりの小さな行動
いて指導するようにしてください。
が積もり積もって大きな結果を及ぼすように、各自
の責任ある行動が大切であるということを指導して
ください。
履修の
ヒント
チャレンジ章「1‐2市民」への導入
うさぎ
区 分
し か
家庭 集会
(役に立つ)
相談して決め、実行する。
く ま
家庭 集会
(役に立つ)
家庭 集会
(役に立つ)
細 目 (1)自分ができる家の中の仕事を、家族と ○ ○ (1)美化運動や募金活動に仲間と一緒
ねらい
チャレンジ章「1‐6自然愛護」への導入
○ ○ (1)ビーバースカウトや年少スカウトの
に参加する。
○ ○
お世話をする。
身近なところから、家族の一員、社会の一員として、自分でしなければならないことを考え、積極的に自分の役割を果たすことができるようになることをね
らっています。
(1)家族の一員として家庭で役立つことを話し合っ (1)隊や組の活動以外に、地域での清掃活動や
てください。やさしい仕事から期間を決めて実行さ
募金活動に参加したり、スカウトの日などを
履修の せましょう。
ヒント
機会に行なうのも良いでしょう。
チャレンジ章「1‐7手伝い」への導入
うさぎ
区 分
(日本の国旗)
細 目 (1)国旗を大切に取り扱い、正しくたたむ
(1)団内で他のスカウトのお世話をすることで、
社会のために役だつことの大切さを教えて
下さい。
チャレンジ章「1‐2市民」への導入
家庭 集会
し か
(日本の国旗)
○ ○ (1)国旗の歴史を知る。
ことができる。
家庭 集会
く ま
(日本の国旗)
○ ○ (1)集会などで、国旗を掲揚柱に揚げ
家庭 集会
○
ることができる。
世界の国には、各国をあらわすしるしとして旗があります。世界の一員としての自覚を育て、そのシンボルである旗を大切に扱う気持ちを養うことをねらっ
ねらい ています。スカウト活動は政治的に中立です。ですから国旗に対して敬意を払わせることは、ナショナリズムを高揚するためのものではありません。国民と
して、国のシンボルである国旗に対して敬意を払い、また外国の国旗も大切にするという、きわめてシンプルな考え方をしています。
(1)集会で国旗について教え、大切に扱う気持ち
を持てるようにしましょう。
履修の 正しいたたみ方は実際にリーダーが見本を示し
ヒント てください。
(1)集会で国旗の歴史について話をしてください。 (1)掲揚柱に下から揚げる方法や上で開く方法、
降納の方法ができるようにしてください。
セレモニーの時に、くまに分担するとよいでしょ
う。
区 分
うさぎ
(世界の国々)
細 目 (1)10か国以上の国名を知る。
し か
家庭 集会
(世界の国々)
○ ○ (1)まわりの人から世界の国々について
く ま
家庭 集会
(世界の国々)
○ ○ (1)自分の知っている国の中から、一つ
の話しを聞き、まとめて発表する。
家庭 集会
○ ○
の国を選んで、その国について発表
する。
私たちは国際社会の中で、世界の国々と深いかかわりをもっています。海外の国や世界の現状を知ることは、しだいに世界への関心を深め、さらに国際
ねらい
的な視野でものを見る目を育てていきます。そこから、国際親善、国際交流、国際理解へと関心がひろげるようにしましょう。
(1)国名を調べるだけでなく、集会では、国名と国 (1)話しを聞くことで世界への関心を深め、自分
(1)選んだ国の文化や習慣、日本との関わり
旗や首都を結びつけたゲームを行うことも考えら
を調べ発表させてください。また。調べたこと
で理解できたことや興味を持ったことについて
れます。
発表させてください。また、多くの国々で自分達 から、世界への関心を深め、国際的な視野
履修の
ヒント
チャレンジ章「1‐1国際」への導入
と同じようにスカウト活動していることを知らせ
を広げられるようにさせてください。
てください。
チャレンジ章「1‐1国際」への導入
チャレンジ章「1‐1国際」への導入