D IS P L AY DISPLAY2

ディスプレイ部門Ⅱ
(40型以上49型以下)
ディスプレイ部門
2
DISPLAY
本部門でのトピックはなんといっても、
4K解像度(水平3840×垂直2160画素)
の小型高精細モデルが現われたこと。
東芝40J9Xは、40型4Kパネルと直下型
LEDバックライトを組み合わせた意欲作
で、高い支持を集めた。ソニー KD-49X
8500Bも4Kパネルを採 用しているが、
こちらはエッジ型バックライト搭載とい
う根本的な違いがある
DISPLAY
1
位
東芝 40J9X オープン価格(実勢価格26万円前後)
●他社からも試作機レベルでの提案がすでになされてい
を主導してきたことはご存じのとおりである。当機40J9X
た40型の4Kディスプレイ。ひと足はやく製品化に踏み
はトップエンドの大型モデルZ9Xシリーズと異なる系列
切ったのは東芝だった。精細度の向上がどの画面サイズ
に区分けされているので、すべて同一性能ではないよう
まで必要か、コストと販売価格のバランスはどうか、と
だが、高輝度バックライトの分割制御、およびタイムシ
いった議論は、テレビ技術がたとえばSDからHD映像
フトマシン機能を除く肝心かなめな特徴は抜かりなく継
へ進化するような大革新が実現した時点で幾度も繰り返
承しているといってよい。このサイズの4K映像は、大画
されてきた。その結果、画面サイズとは関係なく上位の
面8Kの時代を予見させる見事な緻密さだ。今期もっとも
新しい技術が力を得て、製品ラインナップの統合的再編
注目すべきディスプレイの最右翼だろう。
(高津)
順位
1
2
3
4
メーカー 型番
東芝 40J9X
ソニー KD-49X8500B
LG 42LB6700
シャープ LC-46XL10
5 パナソニック TH-47AS800
本体価格
得点 麻倉
潮
小原 高津 藤原 本田 山本 吉田
オープン価格
22
☆
☆
☆
☆
◎
☆
◎
オープン価格
17
◎
◎
◎
◎
◎
◎
☆
☆
◎
オープン価格
13
○
◎
◎
○
○
◎
◎
◎
オープン価格
12
○
◎
○
○
◎
○
◎
◎
オープン価格
11
○
○
◎
◎
○
◎
○
○
6位・1点:ソニーKDL-46W920A(○藤原)
、東芝42Z8(○藤原)
HiVi 22
ディスプレイ部門
ソニー
2
位
KD-49X8500B オープン価格(実勢価格32万円前後)
●49インチで4K解像度を実現した注目機。
IPSパネルを使用したエッジライト型だが、
上級機同様トリルミナスディスプレイを採
用し、深みのある色の魅力をアピール。4K
DISPLAY
ならではの垂直解像度に不満を抱かせない
パッシブ3D再生も楽しく、力作ブルーレイ
3Dを楽しむのに恰好の存在。個人ユース
で楽しみたい4Kテレビの本命だ。
(山本)
3
位
LG 42LB6700 オープン価格(実勢価格12万円前後)
●フルHDの広視野角IPSパネルを極細ベ
ゼルのボディにおさめたスタイリッシュな
モデル。直下型のバックライトとエリア駆
動制御技術を加えて精細感のある映像を
描写する。ネットワーク機能も充実してい
る点に加え、ダブルチューナーを内蔵し
USB HDDへの録画も可能。USB HDDを
3台同時接続できる点も便利だ(潮)
4
位
シャープ LC-46XL10 オープン価格(実勢価格26万円前後)
5
位
パナソニック
TH-47AS800 オープン価格(実勢価格22万円前後)
●独自の4原色パネルと「超解像分割駆動エンジン」を
●液晶が不得手な暗部階調表現をプラズマ並に引き上
駆使して「4K相当」解像度をこのサイズで実現。それ
げることを目標に開発された。正面コントラストでは不利
に光学的にコントラストを改善するモスアイパネルを採
なIPS液晶ながら、暗部階調を正確に描いた上で色域を
用。これらにより、鮮やかな明色を生かした鮮明映像を
拡張。広色域パネルの特性を暗部表現力に活かすこと
獲得することに成功。地デジ3チューナーの搭載、外付
で、暗いシーンでも色調が統一され、しっかりと色が乗
けUSB HDDによる録画能力にも注目したい。
(吉田)
った濃厚な表現を実現。
超解像も画質が向上した。
(本田)
23 HiVi