ICANN At-Largeについて

ICANN At-Large について
藤崎 智宏/ISOC Japan Chapter
[email protected]
Japan Chapter
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Outline
1.  ICANN At-Large について
2.  ALAC について
3.  RALO について
4.  At-Large in ICANN 49
5.  ATLAS II in ICANN 50
6.  ALS Japan の活動と今後の予定
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At Large とは?
n  “At-Large”は,ICANNのポリシー策定に参加する一般イ
ンターネットユーザコミュニティの名称.
Beginner‘s Guide to
Participating in ICANN
“ICANNの構造” より
https://www.icann.org/en/system/files/
files/participating-08nov13-en.pdf
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At-Large の活動内容
ICANN At-Large は,“インターネットユーザの観点”から,
ICANNに対しポリシーに関する基本的な助言(provides
essential policy advice)を実施.
n インターネットをより信頼性高く,安全にするために,インター
ネットのアドレシングシステムに対する変更をどのように実施
するか
n 国際化ドメインをどのように実装するべきか
n 新しいトップレベルドメインをどのように導入すべきか 等
個々のインターネットユーザに,ICANNの活動
に対して関与する手段を提供
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http://atlarge.icann.org/ より
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ICANN At-Large の構造
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http://atlarge.icann.org/orgchart
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ICANN At-Large の構造
n  At-Large Structure (ALS)
n インターネットユーザとしての観点から,ICANNの活動に関心のあるグルー
プで,特定の要件を満たすと ALSとして登録可能.
n  Regional At-Large Organizations (RALO)
n 地域ごとに,5つ存在. ALS は,その地域のRALOのメンバになる.
n  At-Large Advisory Committee (ALAC)
n 各RALO の代表等から構成.At-Large の ICANN に対する活動主体で,
ICANN理事を含むICANNコミュニティ全体に対し,個人インターネットユー
ザの観点から,アドバイスを実施する組織.また,ALACは,より多くのイン
ターネットユーザ組織が,ICANNの意思決定プロセスに関与するよう,活動
を実施.
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ALACについて
https://archive.icann.org/en/committees/alac/
構成メンバ
–  ALAC Leadership Team 4名 (RALO代表より選出)
–  RALO より代表 各3名
–  他SO等からのリエゾンメンバ
ALACの役割
–  ICANNへの助言
–  RALO, ALSのサポート
現ALACチェア
–  以下のメンバの指名
Dr. Olivier M.J. Crépin-Leblond さん
§  ICANN理事,GNSOリエゾン,ICANN Nomcomメンバ 等
–  ALS 基準,認定プロセスの提案,ALS の認定
–  At-Largeや,ICANN関連課題の広報支援
–  ICANNにて提案されたポリシーの検討,広報
–  ALS メンバへのオンライン議論プラットフォームの提供 等
–  ICANN内の他組織に対する助言
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ALAC によるStatements
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http://atlarge.icann.org/correspondence
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ALAC からのアナウンス
http://atlarge-lists.icann.org/pipermail/alac-announce/
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RALO について
http://atlarge.icann.org/regions
各地域ごとに,5つ存在
§  African Regional At-Large Organization (AFRALO)
§  Asian, Australasian and Pacific Islands Regional At-Large Organization (APRALO)
§  European Regional At-Large Organization (EURALO)
§  Latin American and Caribbean Islands Regional At-Large Organization (LACRALO)
§  North-American Regional At-Large Organization (NARALO)
RALO構成メンバ
§  その地域の ALSと,その他の人 (unaffiliated users)
§  チェア,事務局
RALO の仕事
§  年次総会の開催
§  月次テレカン
–  At-Large ポリシープロセスに意見を提起するため,ポリシに関する議論を実施
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APLARO では, APNIC と MoU を結び,アジア地域内で
のICANN関連アクティビティプロモーション等を実施.
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ALSについて
§  At-Large 活動の基本単位
§  ALSの要件 (概要) http://atlarge.icann.org/en/framework.htm#minimumcriteria
–  個々のインターネットユーザがICANN活動に参加できるようICANNの活動や課題関
連情報を提供すること.ICANNのポリシ策定にメンバが参加できるよう,議論ができ
るインターネットベースの機構を提供すること.
–  ALSの運営に,地域のメンバが参加できるようにすること.
–  独立した組織であること(ICANNに依存しないこと)
–  組織の構成等について,インターネットで公開していること
–  RALOの活動を支援すること
§  現在,一般インターネットユーザの立場を代表する160程のALSが世界
中で活動中.
–  ISOC-JP は 192 番のALS (既に閉じたALSもあるため,欠番有り)
–  昨今,ISOCの地域支部がALSになる例が増えている.
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ALSの分布
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http://maps.google.com/maps/ms?
hl=en&ie=UTF8&msa=0&msid=114995865147255099834.00046bd9b6eb45f53594c&ll=11.084144,-86.6601
56&spn=90,-41.044922&z=2&output=embed
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At-Large in ICANN49
n  一部屋を通週で確保,多数のミーティングを実施
At-Large 関連ミーティング
日曜日
月曜日
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金曜日
火曜日
水曜日
木曜日
At-Large in ICANN49 (話者が出席した部分)
•  APRALO 月次ミーティング
–  ATLAS II の準備状況報告
–  ロンドンでのAPLARO年次総会について
–  各種アップデート 等
•  APRALO Showcase and Reception
–  ALSの紹介
–  新ボードの紹介, ICANN理事のスピーチ
–  APNIC との MoUサイン 等
•  ALAC & ASO meeting
–  Netmundial について
–  IANA 監視機能の移管について 等
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2nd At-Large Summit (ATLAS II) in ICANN 50
n  約160 の ALS が参加
u もちろん,ISOC-JP も!
n  テーマ:"Global Internet: The User Perspective”
n  開催目的:
u  At-Large コミュニティのボトムアップ構造強化
u  能力開発,At-Large ポリシへの注目度アップ
u  ICANNの現状の課題について,更なる意識共有を実施,ICANNへの
関与を深化する.
u  ICANNが,ボトムアップ,マルチステークホルダモデルで動いているこ
との証明
u  ALAC/At-Largeコミュニティの時ステップ検討
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ALS (ISOC-JP)としての活動
n  ALAC のコメント募集のうち,重要だと考えたものや,各種
Webinar 等を ML にて周知を実施.
n  [email protected]
n  https://www.isoc.jp/mailman/listinfo/ よりご参加下さい.
n  今後の活動
u ALAC からの コメント募集に対し,ALS としての意見を提起
u ALS (ISOC-JP) の活動広報
u ICANN の活動広報を含む
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