バイオ・医療分野での応用に向けた 磁性-プラズモンハイブリッドナノ粒子

化学工学会関西支部 第3回技術シーズフォーラム
2014.10.22 大阪科学技術センター
-医薬・ファインケミカルのためのプロセス技術(プロセス、晶析、粉体)-
バイオ・医療分野での応用に向けた
磁性-プラズモンハイブリッドナノ粒子
北陸先端科学技術大学院大学・マテリアルサイエンス研究科
前之園 信也
研究目的:
バイオ医療分野での先端応用を目指した多機能磁性ナノ材料の創製と用途展開
・次世代磁気画像診断技術
・磁気温熱療法技術
・生体物質の高度マニピュレーション技術
Ag@FeCo@Agダブルシェル型ナノ粒子
1/3
研究方法、主要な成果:図表、箇条書き等を用い判りやすくお書き下さい。
高い飽和磁化を有するFeCoを、高いプラズモン散乱断面積を有するAgでサンドイッチ
したAg@FeCo@Agナノ粒子(粒径約20 nm)をポリオール法により合成
ポリ‐L‐リジンを基本骨格とし、COOH基とSH基を導入したポリマー(PLL‐SH)を合成
Ag@FeCo@Agナノ粒子表面をPLL‐SHで修飾した水溶性Ag@FeCo@Agナノ粒子を創製
2/3
結論:3点以内の箇条書きで判りやすくお書き下さい。
1) 磁場応答性とイメージング能力を併有するAg@FeCo@Agナノ粒子の合成法を確立
2) ナノ粒子に親水性と生体機能性を付与する表面保護ポリマー(PLL‐SH)を合成
3) PLL‐SHで表面修飾した水溶性Ag@FeCo@Agナノ粒子を創製
今後の展開、応用への展開:
・磁気粒子画像法などへ適用することで次世代の磁気画像診断技術を開発
・磁気温熱療法の発熱体として利用することでがん治療への適用可能性の拡大
・生体物質高度マニピュレーション技術(遺伝子導入、サブ細胞レベル磁気分離など)を開発
バイオ医療分野に限らず、用途展開面での共同研究のアイデアを歓迎します。
3/3