Cisco UCS M シリーズ モジュラ サーバ データ シート

データ シート
Cisco UCS M シリーズ モジュラ サーバ
CloudScale アプリケーションに対応したモジュール型高密度省電力コンピューティング
プラットフォーム
®
Cisco UCS M シリーズ モジュラ サーバ(図 1)は、おもに単一スレッドのアプリケーションを並列的に多数実行す
る環境のハイパフォーマンス要件に適合するよう設計されています。独自の設計を施した Cisco UCS M シリーズ
®
では、Cisco の仮想インターフェイス カード(VIC)テクノロジーと、x86 コンピューティング要素を搭載したサーバ
ファブリック管理機能を結合することで、高密度のモジュール型アーキテクチャによる妥協のないアプリケーション
パフォーマンスを提供します。Cisco UCS M シリーズ サーバは、コスト効率と拡張性に優れ、管理が容易です。従
来の x86 のラック サーバやブレード サーバとは異なり、Cisco UCS M シリーズは、CloudScale コンピューティン
グ、ハイパフォーマンス コンピューティング、オンライン ゲーム、エンジニアリング デザイン オートメーション、データ
分析、リスク モデリングなど、多数の小規模なコンピューティング要素全体に対して最適な処理を実行するアプリ
ケーションを対象としたプラットフォームです。
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概要
Cisco UCS M シリーズ モジュラ サーバは、シスコの次世代 VIC テクノロジーと、Cisco UCS Manager によるポリ
シー ベースで実績のある管理機能を基盤としています。通常、各種のコンポーネントをすべてのサーバごとに組み
込むことで冗長が発生していますが、Cisco UCS M シリーズの独自のテクノロジーによって、サーバをまたぐ形で
その種のコンポーネントを一元化できるようになりました。Cisco UCS M シリーズは、シャーシとカートリッジという 2
つの要素で構成されています。シャーシは、コンピュート カートリッジと、カートリッジが共有する中心的なコンポーネ
ントを格納します。
Cisco UCS M シリーズ モジュラ サーバの構成は次のとおりです。
•
Cisco UCS M4308 モジュラ シャーシ [英語]
◦ 2 RU シャーシ:3.5 x 30.5 x 17.5 インチ(高さ x 奥行 x 幅)
◦ 最大 8 個の Cisco UCS M142 コンピュート カートリッジ
◦ 冗長電源(1400 W)
◦ Cisco 12G モジュラ RAID コントローラ(2 GB フラッシュバック式書き込みキャッシュ(FBWC)搭載)
◦ 2 個の 40 Gbps アップリンク
◦ 最大 4 個の SSD:SAS ドライブか SATA ドライブのいずれかを選択、1 ディスクあたり 240 GB から 1.6
TB まで
●
Cisco UCS M142 コンピュート カートリッジ [英語]
◦ シングル ソケットの Intel® Xeon® プロセッサ E3 CPU を搭載した 2 つの独立したサーバ
◦ CPU の選択肢は以下の省電力 SKU
◦ Intel® Xeon® プロセッサ E3-1275L v3(8 MB キャッシュ、2.7 GHz)、4 コア、45W
◦ Intel® Xeon® プロセッサ E3-1240L v3(8 MB キャッシュ、2.0 GHz)、4 コア、25W
◦ Intel® Xeon® プロセッサ E3-1220L v3(4 MB キャッシュ、1.1 GHz)、2 コア、13W
◦ 32 GB DDR3 1600 MHz メモリ
Cisco UCS M4308 モジュラ シャーシは、Cisco UCS 6200 シリーズ ファブリック インターコネクトに物理ケーブルで
接続しています。ファブリック インターコネクトは、シャーシとその中に組み込んだコンピュート カートリッジの管理と通
信のためのバックボーンです。1 組のファブリック インターコネクトには、最大 20 個の Cisco UCS M4308 シャーシと
それに関連付けたカートリッジを接続することができ、それらを 1 つのドメイン内で管理できます。ファブリック イン
ターコネクトには、一元管理を実行するための Cisco UCS Manager が追加料金なしで組み込まれています。
Cisco UCS M シリーズ モジュラ サーバの機能とメリット
表 1 は、Cisco UCS M シリーズ モジュラ サーバの機能とメリットをまとめたものです。
表1
機能とメリット
機能
メリット
2 RU の構造に 16 台のサーバを組み込み、1 つのデータ センター ラッ 多数の小規模サーバで大量の並列ワークロードを処理するデータ セン
クで最大 320 台のサーバ(1280 コア)を稼働できる独自のアーキテク
ターでは、この業界屈指の高密度サーバを使用することによってコスト
チャ
を大幅に削減できます。
定評のある Cisco UCS Manager による、サーバ、ネットワーク、スト
レージの統合組み込み型管理
1 つの画面でラック内のすべてのコンポーネントのプロビジョニングと管
理が可能であるため、コンソールを切り替える必要がありません。
Cisco UCS サービス プロファイルに基づくポリシー ベースのプロビ
ジョニングと管理
サービス プロファイルをストレージ プロファイルと組み合わせることに
よって、一元化リソースの動的分割機能を大きく向上させ、展開された
ワークロードのサービス品質(QoS)を確保できます。
ホットプラグ可能なコンポーネントを格納するモジュラ型シャーシ
Cisco UCS M シリーズでは、現場交換可能ユニット(FRU)のほとんど
すべてがツールなしで簡単に取り替えることができるため、ダウン時間
をゼロもしくは最小限に抑えることができます。
サーバ レベルでの節電
Cisco UCS M シリーズでは、最新の省電力 CPU を使用して、1 ワット
あたりの最適なパフォーマンスを実現します。
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Cisco UCS M シリーズ モジュラ サーバ:ドメイン レベルの機能
表 2 は、Cisco UCS M シリーズ モジュラ サーバのドメイン レベルの特長をまとめたものです。
表2
ドメイン レベルの機能
シャーシ サイズ
2 RU
1 ドメインあたりの最大シャーシ数
20 個の Cisco UCS M4308 モジュラ シャーシ
1 ドメインあたりの最大コンピュート ノード数
1 ドメインあたり 320 ノード(サーバ)
1 ノード(サーバ)あたりのプロセッサ数
1 個の Intel® Xeon® プロセッサ E3 シリーズ、4 コア、32 GB メモリ
1 ドメインあたりの合計ノード数
1 ドメインあたり 320 ノード(サーバ)
1 ドメインあたりの合計コア数
1 ドメインあたり 1280 個のプロセッサ コア
合計メモリ
10,240 GB(10 TB)
合計内部ストレージ
最大 128 TB の SSD
1 ドメインあたりの合計 I/O
1600 Gbps(Cisco UCS M4308 モジュラ シャーシから Cisco UCS ファブリック インターコネ
クト)
管理と接続
Cisco UCS Manager と Cisco UCS 6200 シリーズ ファブリック インターコネクト(FI)
仕様と発注方法
発注方法は、2014 年の第 4 四半期に公開される予定です。
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