データ シート Cisco UCS M シリーズ モジュラ サーバ CloudScale アプリケーションに対応したモジュール型高密度省電力コンピューティング プラットフォーム ® Cisco UCS M シリーズ モジュラ サーバ(図 1)は、おもに単一スレッドのアプリケーションを並列的に多数実行す る環境のハイパフォーマンス要件に適合するよう設計されています。独自の設計を施した Cisco UCS M シリーズ ® では、Cisco の仮想インターフェイス カード(VIC)テクノロジーと、x86 コンピューティング要素を搭載したサーバ ファブリック管理機能を結合することで、高密度のモジュール型アーキテクチャによる妥協のないアプリケーション パフォーマンスを提供します。Cisco UCS M シリーズ サーバは、コスト効率と拡張性に優れ、管理が容易です。従 来の x86 のラック サーバやブレード サーバとは異なり、Cisco UCS M シリーズは、CloudScale コンピューティン グ、ハイパフォーマンス コンピューティング、オンライン ゲーム、エンジニアリング デザイン オートメーション、データ 分析、リスク モデリングなど、多数の小規模なコンピューティング要素全体に対して最適な処理を実行するアプリ ケーションを対象としたプラットフォームです。 All contents are Copyright © 1992–2014 Cisco Systems, Inc. All rights reserved. This document is Cisco Public Information. Page 1 of 4 概要 Cisco UCS M シリーズ モジュラ サーバは、シスコの次世代 VIC テクノロジーと、Cisco UCS Manager によるポリ シー ベースで実績のある管理機能を基盤としています。通常、各種のコンポーネントをすべてのサーバごとに組み 込むことで冗長が発生していますが、Cisco UCS M シリーズの独自のテクノロジーによって、サーバをまたぐ形で その種のコンポーネントを一元化できるようになりました。Cisco UCS M シリーズは、シャーシとカートリッジという 2 つの要素で構成されています。シャーシは、コンピュート カートリッジと、カートリッジが共有する中心的なコンポーネ ントを格納します。 Cisco UCS M シリーズ モジュラ サーバの構成は次のとおりです。 • Cisco UCS M4308 モジュラ シャーシ [英語] ◦ 2 RU シャーシ:3.5 x 30.5 x 17.5 インチ(高さ x 奥行 x 幅) ◦ 最大 8 個の Cisco UCS M142 コンピュート カートリッジ ◦ 冗長電源(1400 W) ◦ Cisco 12G モジュラ RAID コントローラ(2 GB フラッシュバック式書き込みキャッシュ(FBWC)搭載) ◦ 2 個の 40 Gbps アップリンク ◦ 最大 4 個の SSD:SAS ドライブか SATA ドライブのいずれかを選択、1 ディスクあたり 240 GB から 1.6 TB まで ● Cisco UCS M142 コンピュート カートリッジ [英語] ◦ シングル ソケットの Intel® Xeon® プロセッサ E3 CPU を搭載した 2 つの独立したサーバ ◦ CPU の選択肢は以下の省電力 SKU ◦ Intel® Xeon® プロセッサ E3-1275L v3(8 MB キャッシュ、2.7 GHz)、4 コア、45W ◦ Intel® Xeon® プロセッサ E3-1240L v3(8 MB キャッシュ、2.0 GHz)、4 コア、25W ◦ Intel® Xeon® プロセッサ E3-1220L v3(4 MB キャッシュ、1.1 GHz)、2 コア、13W ◦ 32 GB DDR3 1600 MHz メモリ Cisco UCS M4308 モジュラ シャーシは、Cisco UCS 6200 シリーズ ファブリック インターコネクトに物理ケーブルで 接続しています。ファブリック インターコネクトは、シャーシとその中に組み込んだコンピュート カートリッジの管理と通 信のためのバックボーンです。1 組のファブリック インターコネクトには、最大 20 個の Cisco UCS M4308 シャーシと それに関連付けたカートリッジを接続することができ、それらを 1 つのドメイン内で管理できます。ファブリック イン ターコネクトには、一元管理を実行するための Cisco UCS Manager が追加料金なしで組み込まれています。 Cisco UCS M シリーズ モジュラ サーバの機能とメリット 表 1 は、Cisco UCS M シリーズ モジュラ サーバの機能とメリットをまとめたものです。 表1 機能とメリット 機能 メリット 2 RU の構造に 16 台のサーバを組み込み、1 つのデータ センター ラッ 多数の小規模サーバで大量の並列ワークロードを処理するデータ セン クで最大 320 台のサーバ(1280 コア)を稼働できる独自のアーキテク ターでは、この業界屈指の高密度サーバを使用することによってコスト チャ を大幅に削減できます。 定評のある Cisco UCS Manager による、サーバ、ネットワーク、スト レージの統合組み込み型管理 1 つの画面でラック内のすべてのコンポーネントのプロビジョニングと管 理が可能であるため、コンソールを切り替える必要がありません。 Cisco UCS サービス プロファイルに基づくポリシー ベースのプロビ ジョニングと管理 サービス プロファイルをストレージ プロファイルと組み合わせることに よって、一元化リソースの動的分割機能を大きく向上させ、展開された ワークロードのサービス品質(QoS)を確保できます。 ホットプラグ可能なコンポーネントを格納するモジュラ型シャーシ Cisco UCS M シリーズでは、現場交換可能ユニット(FRU)のほとんど すべてがツールなしで簡単に取り替えることができるため、ダウン時間 をゼロもしくは最小限に抑えることができます。 サーバ レベルでの節電 Cisco UCS M シリーズでは、最新の省電力 CPU を使用して、1 ワット あたりの最適なパフォーマンスを実現します。 All contents are Copyright © 1992–2014 Cisco Systems, Inc. All rights reserved. This document is Cisco Public Information. Page 2 of 4 Cisco UCS M シリーズ モジュラ サーバ:ドメイン レベルの機能 表 2 は、Cisco UCS M シリーズ モジュラ サーバのドメイン レベルの特長をまとめたものです。 表2 ドメイン レベルの機能 シャーシ サイズ 2 RU 1 ドメインあたりの最大シャーシ数 20 個の Cisco UCS M4308 モジュラ シャーシ 1 ドメインあたりの最大コンピュート ノード数 1 ドメインあたり 320 ノード(サーバ) 1 ノード(サーバ)あたりのプロセッサ数 1 個の Intel® Xeon® プロセッサ E3 シリーズ、4 コア、32 GB メモリ 1 ドメインあたりの合計ノード数 1 ドメインあたり 320 ノード(サーバ) 1 ドメインあたりの合計コア数 1 ドメインあたり 1280 個のプロセッサ コア 合計メモリ 10,240 GB(10 TB) 合計内部ストレージ 最大 128 TB の SSD 1 ドメインあたりの合計 I/O 1600 Gbps(Cisco UCS M4308 モジュラ シャーシから Cisco UCS ファブリック インターコネ クト) 管理と接続 Cisco UCS Manager と Cisco UCS 6200 シリーズ ファブリック インターコネクト(FI) 仕様と発注方法 発注方法は、2014 年の第 4 四半期に公開される予定です。 All contents are Copyright © 1992–2014 Cisco Systems, Inc. All rights reserved. This document is Cisco Public Information. Page 3 of 4 ©2014 Cisco Systems, Inc. All rights reserved. Cisco、Cisco Systems、およびCisco Systemsロゴは、Cisco Systems, Inc.またはその関連会社の米国およびその他の一定の国における登録商標または商標です。 本書類またはウェブサイトに掲載されているその他の商標はそれぞれの権利者の財産です。 「パートナー」または「partner」という用語の使用はCiscoと他社との間のパートナーシップ関係を意味するものではありません。(0809R) この資料に記載された仕様は予告なく変更する場合があります。 お問い合わせ先 シスコシステムズ合同会社 C78-732667-00JA 14.09 〒107-6227 東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー http://www.cisco.com/jp お問い合わせ先:シスコ コンタクトセンター 0120-092-255(フリーコール、携帯・PHS含む) 電話受付時間 : 平日10:00~12:00、13:00~17:00 http://www.cisco.com/jp/go/contactcenter/
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