SPACE-J プログラム 2015-2016 募集要項

SPACE-J プログラム 2015-2016 募集要項
SPACE は佐賀大学の協定校に所属する学生を対象としたプログラムです。授業は日本語
もしくは英語で開講され、日本語や日本社会について学ぶだけでなく、個々の学生の専
攻に応じた授業を履修できるユニークなカリキュラムです。プログラムに参加する学生
は、佐賀大学での学習や研究を通じて、また日本人学生や佐賀の地域の人々とのふれあ
いを通じて、日本社会やひとびとについて知識や理解を深めることができます。
1. プログラムのタイプについて
学習の目的と学習の際に使用する言語により、「SPACE-E」か「SPACE-J」のいずれかを
選びます。すでに日本語能力試験(JLPT)N2 を取得している人は、SPACE—J に参加する
ことを勧めます。
SPACE-E
主に英語で実施されるコースで、学部生のみが対象
SPACE-J
日本語で実施されるコースで、学部生及び修士課程の大学院生が対象
以下 SPACE-J についての説明です。
2. 応募資格
SPACE プログラムに応募する学生は、以下の条件を満たすことが必要です。
1) 身分
・佐賀大学と学生交流協定を締結しているもしくは締結予定の海外の大学に在籍する正
規学生であること。
・佐賀大学にいる期間を通じて、出身大学において正規生として在籍していること。
・学部生もしくは大学院生(修士課程)であること。ただし学部生の場合、出身大学で
少なくとも1年を修了していること。
2) 言語能力
SPACE—J では以下の日本語の能力が求められます。
農学部・農学研
文化教育学部・
教育学研究科
経済学部・
経済学研究科
学部生
SPACE-J
大学院生
理工学部・
工学系研究科
究科
JLPT N2 以上
JLPT N1
*日本語能力試験(JLPT)が受けられない場合は、日本留学試験(EJU)の日本語セクシ
ョンの結果を考慮します。JLPT が年に1回以下しか実施されず、EJU も実施されない
国・地域からの学生の場合は、Japanese Computerized Test(J-CAT:
http://www.j-cat.org/)のスコアも受け付けますが、必ず所属大学のスタッフの監督
の下で受けてください。J-CAT を利用する場合は、試験を受ける前に所属大学の留学担
当者を通して佐賀大学国際課に連絡してください。
3. 受入学生人数
60 名:SPACE-E と SPACE-J の合計(2015-2016)
4. 受入と受入期間
受け入れ時期は、10 月または 4 月とし、期間は半年又は 1 年とします。
5. 学年暦
佐賀大学の学年暦は春学期と秋学期に分かれています。
1) 2015 年秋学期:
授業期間
10 月 1 日~2 月中旬まで
冬休み
12 月 26 日~1 月 6 日
試験期間
2 月 5 日~2 月 16 日
春休み
2 月 17 日~4 月 5 日
2) 2016 年春学期 (予定):
授業期間
4 月 6 日~7 月下旬
試験期間
7 月下旬~8 月上旬
夏休み
8 月上旬~9 月 30 日
6. プログラムと単位
SPACE-J プログラムは、日本語や日本文化を学びながら専門科目も履修できるプログラ
ムです。SPACE-J プログラムの学生は、1学期あたり最低 12 単位を取得することが求
められます。条件を満たした学生には、修了時に佐賀大学から修了証が授与されます。
また、佐賀大学から成績証明書(大学院生の場合は受講証明書)が発行されますので、
所属大学での単位認定は、この成績証明書に基づき、所属大学の評価基準と手続によっ
て行ってください。なお、各学期において取得した単位数は、所属大学に報告されます。
SPACE-J プログラムのカリキュラム
SPACE-J プログラムにはブリッジコースとレギュラーコースがあります。SPACE-J プロ
グラムの学生は渡日後、日本語プレースメントテストを受けます。その結果により、日
本語能力が初中級レベルまたは中級レベルと判断された場合は、日本語科目を中心に履
修するブリッジコースに参加します。中上級レベルまたは上級レベルと判断された場合
は、日本語による専門科目を履修できるレギュラーコースに参加します。応募時点です
でに JLPT の N1 を取得している学生、または応募時点では JLPT の N2 であったが、留学
開始までに N1 を取得した学生は、レギュラーコースに参加します。
日本事情研修
必修2単位
1
SPACE-J
レギュラーコース
文化教育学部・教育学研究科
学
経済学部・経済学研究科
専門科目
選択
理工学部・工学系研究科
期
あ
農学部・農学研究科
た
日本語科目
選択
異文化交流科目
選択
日本事情研修
必修2単位
日本語科目
6単位以上
専門科目または異文化交流科目
最大4単位
日本事情研修
必修2単位
日本語科目
10 単位以上
り
12
中級
初中級
ブリッジコース
単
位
以
上
◆ブリッジコース
日本語で専門科目を履修するために必要な高度な日本語能力を養うことを目指します。
プレースメントテストの結果、日本語能力が初中級レベルと判断された場合は、日本事
情研修(2単位)以外は日本語科目を履修します。また、中級レベルと判断された場合
は、日本事情研修以外に日本語科目を6単位以上履修することが求められますが、専門
科目も4単位まで履修が認められます。ブリッジコースに参加する学生は、1学期目終
了後に日本語のテストを受け、十分に語学力が向上したことが確認された場合、2学期
目はレギュラーコースに参加することができます。十分に日本語能力が伸びていないと
判断された場合は、2学期目もブリッジコースに参加しなければならない可能性があり
ます。
◆レギュラーコース
日本事情研修(2単位)は必修ですが、それ以外は各学生の専門に応じた授業を履修す
ることができます。専門科目の履修については、プログラムコーディネーターや指導教
員と相談をし、授業を提供する教員の許可を得た上で履修登録を行います。また、さら
に高度な日本語能力を養いたい学生は、レベルに応じて中上級レベルか上級レベルの日
本語科目を履修することもできます。
SPACE-J プログラムに参加する大学院生の履修
大学院修士課程の学生も SPACE-J プログラムに参加することができます。教育学研究
科を希望する場合は、応募時点で JLPT の N1 を取得していなければなりません。大学
院生も学部生同様、渡日後のプレースメントテストの結果、日本語能力が初中級レベル
あるいは中級レベルと判断された場合、ブリッジコースに参加しなければなりません。
大学院生は専門科目以外の科目で単位取得ができませんが、受講証明書(成績に相当す
る情報は記載されます)は発行されます。また、受講証明書により、1学期あたり 12
単位以上の履修が認められた場合は、佐賀大学より修了証が授与されます。
プログラムの内容
日本事情研修(秋学期・春学期
各2単位)
現代日本社会や佐賀地域に関する知識や理解を深めるために、講義、学外での視察や実
習等を通して多面的かつ実践的に学びます。各学生は自らのテーマに基づき、インタビ
ューやアンケート、参与観察などの様々な方法によって調査を行い、発表を行ないます。
専門科目
SPACE-J の学生は、プログラムコーディネーターや指導教員と相談の上、専門の授業を
選択します。また、授業を担当する教員の承諾も得る必要があります。あらかじめ、自
分が履修したい科目を以下の URL で検索し、申請用紙に履修を希望する科目のリストを
記載してください。
学部
ホームページ
文化教育学部
http://it3.pd.saga-u.ac.jp/
経済学部
http://www.eco.saga-u.ac.jp/
理工学部
http://www.se.saga-u.ac.jp/index.html
農学部
http://www.ag.saga-u.ac.jp/
全学教育機構
http://www.oge.saga-u.ac.jp/
大学院
ホームページ
教育学研究科
http://it3.pd.saga-u.ac.jp/jp/guraduate/
経済学研研究科
http://www.eco.saga-u.ac.jp/
工学系研究科
http://www.se.saga-u.ac.jp/grad/index.html
農学研究科
http://www.ag.saga-u.ac.jp/
日本語科目
佐賀大学は、日本語科目を提供しており、初級から上級まで 6 つのレベルがあります。
学生は来日後にプレースメントテストを受け、その結果により適切なレベルに分けられ
ます。それぞれのレベルに応じて日本での生活や佐賀大学での勉学活動に必要な日本語
を学習することができます。
7. 応募手続
1. SPACE-J プログラムの応募に必要な書類
(1)SPACE アプリケーションフォーム
(2)推薦状 1 通
(3)出身大学で発行された成績証明書
(4)日本語能力の証明書
:必ず 日本語能力試験(JLPT)のスコアシートか日本留学試験(EJU)の日本語セクシ
ョンの結果を提出してください。J-CAT のスコアを利用する場合は、試験を受ける前に
必ず所属大学の留学担当者を通して佐賀大学国際課に連絡してください。
(5)出身大学で発行された在学証明書 1 通
(6)在留資格認定証明書申請交付申請書式 (#6)
(7)健康診断書(アプリケーションフォーム内にあります)
(8)銀行の残高証明書(JASSO 奨学金がなくても来ると答えた学生のみ)
(9)証明写真
5 枚: 上半身、背景無地、縦 4×横 3cm
8. 申請締切
2015 年秋学期: 2015 年 3 月 15 日(必着)
2016 年春学期: 2015 年 12 月 1 日(必着)
9. 申請先
SPACE Program
Center for Promotion of International Exchange, Saga University
1 Honjo-machi, Saga City, SAGA 840-8502, JAPAN
Tel: +81-952-28-8169
Fax: +81-952-28-8819
E-mail: [email protected]
10. 結果発表について
書類審査の結果は、各大学を通じ、学生に通知されます。
2015 年秋学期: 2015 年 5 月中旬
2016 年春学期: 2016 年 2 月上旬
11.
日本学生支援機構 (JASSO)奨学金
SPACE プログラムの JASSO (前 AIEJ) 奨学金は、日本と海外の大学及び学生の交流推進
するために文部科学省の援助を受けています。海外留学支援制度(協定受入)の概要は
以下の通りです。ただし、奨学金の本数は年度ごとに異なります。
(1) JASSO 奨学金の受給資格者
1. 佐賀大学と学生交流協定を締結した、又は締結予定の大学に在籍する学生であ
ること。
2. 日本国籍を有さないこと。
3. 出身大学において学業成績が優秀で、人物的に優秀であること。
4.強い動機と明確な目標を持ち、日本で勉強することを活かせる学生であること。
5. 日本で勉強をするにあたって、その他の財源がない学生。
6. 留学を終えて、出身大学に戻り、学位取得のために勉学を続けること。
7. 日本へ「留学」身分で入国のできる学生。
(2) 奨学金
月額: \80,000