灰処理キレート剤仕様書 本仕様書は、秋田市総合環境センターで使用する灰処理キレート剤の購 入について適用するものとする。 1 一般事項 (1) 次 に 示 す 薬 品 の い ず れ か で あ る こ と 。 東ソー(株)製 TS-275 TS-300 栗田工業(株)製 アッシュナイト S-803 ラサ晃栄(株)製 コウエイキレート 500 コウエイキレート 600 コウエイキレート 110 オリエンタル技研工業(株)製 オリトール F-100 東栄化成(株)製 ニットーガード N-400K 水 ing( 株 ) 製 アッシュクリーン C-350 アッシュクリーン C-500 ミヨシ油脂(株)製 エポアッシュ M-1 (株)ウォーターエージェンシー製 NHキレート Z-4 NHキレート Z-3 不二サッシ(株)製 アルサイト L-301 アルサイト L-105 多木化学(株)製 タキフロック CL-710 タキフロック CL-610 (2) 用 途 (3) 納 入 場 所 溶融飛灰中の重金属固定 秋田市河辺豊成字虚空蔵大台滝地内 秋田市総合環境センター (4) 契 約 期 間 平成26年4月1日から 平成27年3月31日まで (5) 搬 入 荷 姿 専用ローリー車 (6) 1 回 当 た り 平 均 発 注 量 1 0 ,0 0 0 kg (7) 平 均 発 注 頻 度 1~2回/月 (8) 予 定 使 用 量 2 0 0 ,0 0 0 kg 1/5 程度 程度 溶融施設 (9) 最 小 発 注 単 位 1㎏ (10) 同 等 品 を 不 可 と す る 。( 当 該 品 は 、 溶 融 施 設 よ り 発 生 す る 飛 灰 の 重 金属溶出が、秋田市で定める基準値内であるため、上記規格品でなけ れ ば な ら な い 。) (11) 施 設 概 要 ア 受口形状 50A専用カップリング イ 薬液タンク SUS304製 ウ 薬液ポンプ ダイヤフラムポンプ 1基 1 2 m3 (主要部材質)ポンプヘッド PVC ダ イ ヤ フ ラ ム P T F E /E P D M バルブ セラミックス エ 集じん灰反応器 2軸横型混練式 (主要部材質)ケーシング ロッド シャフト オ 2 配管類 SUS304製 SUS316L製 SUS304製 SUS316L 薬剤の条件 (1) 適 正 な 添 加 量 に お い て 、 薬 剤 処 理 後 の 灰 は 環 境 庁 告 示 第 13号 試 験 の 結果が、別表1に示す重金属溶出基準を常に満たすことができ、その 効果が長期に渡って維持できること。 (2) 薬 剤 の 添 加 率 は 、 9 % を 目 安 と す る 。 (3) 処 理 灰 か ら 発 生 す る 二 硫 化 炭 素 濃 度 が 、 本 セ ン タ ー の 溶 融 飛 灰 50g に 水 30% と 薬 剤 10% を 加 え 、 70℃ で 10分 間 加 熱 す る テ ド ラ ー バ ッ ク 試 験 に お い て 1 ppmを 超 え な い 薬 剤 で あ る こ と 。 (4) 薬 剤 そ の も の か ら 発 生 す る ア ン モ ニ ア 濃 度 が 、 1 ℓ の テ ド ラ ー バ ッ ク に 薬 剤 100g と 空 気 0.8ℓ を 入 れ 、 25℃ で 60分 静 置 す る 試 験 に お い て 400ppmを 超 え な い 薬 剤 で あ る こ と 。 (5) 灰 の 処 理 過 程 に お い て 発 生 す る 有 害 物 質 濃 度 が 、 本 セ ン タ ー の 作 業 環 境 に お い て 作 業 環 境 評 価 基 準( 昭 和 63年 9 月 1 日 労 働 省 告 示 第 79号 、 その後の改正による最新値)の濃度を常に下回ること。また、同基準 に規定がない物質でも、作業者が健康被害を被る恐れのない薬剤とす ること。 (6) 凝 固 温 度 は - 10℃ 以 下 と す る 。 (7) 上 記 1 (9)に 示 す 本 設 備 の 機 器 の 性 能 を 低 下 さ せ な い も の と す る 。 2/5 3 納入に関する条件 (1) 専 用 ロ ー リ ー 車 で 、 納 入 す る こ と 。 (2) 納 入 の 連 絡 が あ っ た と き は 、 速 や か に 納 入 す る こ と 。 (3) 納 入 量 は 、 秋 田 市 総 合 環 境 セ ン タ ー 計 量 所 に お い て 、 計 量 し た 数 値 とする。 (4) 薬 剤 の 性 状 が 原 因 で 事 故 等 が 起 き な い よ う 、 予 防 策 を 講 じ る な ど 十 分に配慮すること。 (5) 納 入 時 、 配 管 お よ び 貯 留 タ ン ク に 他 の 残 留 薬 剤 が あ る 場 合 は 、 受 注 者の負担で処理、洗浄等を行い、薬剤の品質、性能及び灰処理に影響 がないよう処置をすること。 (6) 受 注 者 は 初 回 納 入 時 ま で 、 秋 田 市 の 指 定 す る 薬 剤 に 関 す る 資 料 お よ び試験データを提出すること。 (7) 受 注 者 は 、 適 正 添 加 率 の 設 定 お よ び 良 好 な 処 理 状 態 の 維 持 等 に つ い て発注者に全面的に協力すること。 4 提出書類 受注者は、次の項目について分析を行い、速やかに報告書を提出する ものとする。 含 有 量 分 析 の 溶 出 試 験 は 、 環 境 庁 告 示 第 13号 の 方 法 に よ り 行 う こ と 。 (1) 原 灰 の 重 金 属 含 有 量 別 表 1 に 示 す 重 金 属 に つ い て 月 1 回 、原 灰 の 含 有 量 分 析 を す る こ と 。 ただし、初回と3か月に1回は環境計量士の証明を添付すること。 (2) 処 理 灰 の 重 金 属 溶 出 量 別表1に示す重金属について月1回、処理灰の溶出量分析をするこ と。 ただし、初回と3か月に1回は環境計量士の証明を添付すること。 (3) 最 適 薬 剤 添 加 率 鉛の溶出基準を満足する最低添加率を探る分析を月1回行うこと。 (4) 二 硫 化 炭 素 お よ び 硫 化 水 素 の 作 業 環 境 濃 度 混練機周辺2カ所の濃度測定を3か月に1回、検知管を使用して測 定し、作業環境濃度に異常がないことを確認すること。 (5) 薬 剤 分 析 表 次の内容を記載した書類を薬剤納入毎に提出すること。 ア 薬品製造工場の名称、所在地、連絡先、出荷証明 3/5 イ 5 薬 剤 の 製 品 名 、 主 成 分 の 名 称 及 び 濃 度 、 比 重 、 pH、 粘 度 、 凝 固 点 品質保証、事故等の対応 (1) 薬 剤 が 「 2 薬 剤 の 条 件 」 に 適 合 し な い 場 合 は 、 受 注 者 の 負 担 と 責 任において本仕様書に適合する薬品に全て交換すること。 (2) 薬 品 に 関 し て 疑 義 が 生 じ た 場 合 は 、 速 や か に 原 因 究 明 し 、 報 告 書 を 提出すること。この場合の調査等にかかる費用は、すべて受注者の負 担とする。 (3) 当 該 薬 品 が 原 因 で 設 備 の 故 障 お よ び 事 故 等 発 生 し た 場 合 は 、 受 注 者 の責任において修理および復元すること。 (4) 受 注 者 は 特 許 権 、 実 用 新 案 権 、 意 匠 権 、 商 標 権 お よ び そ の 他 法 令 に 基づき保護される第三者の権利の対象となっている材料および製造方 法等を使用するときは、その使用に関する一切の責任を負うこと。 6 その他 (1) 受 注 者 は 、 薬 剤 納 入 前 に 発 注 者 と 十 分 に 打 ち 合 わ せ を 行 う こ と 。 (2) 受 注 者 は 、 契 約 締 結 後 、 当 該 薬 品 の サ ン プ ル を 提 出 す る こ と 。 (3) 薬 剤 に つ い て は 、 安 全 性 、 有 害 性 お よ び 危 険 性 等 新 た な 情 報 が 得 ら れたときには、速やかにその情報を提供すること。 (4) 発 注 予 定 数 量 が 不 確 定 で あ る た め 、 最 小 発 注 数 量 当 た り の 単 価 契 約 とする。 (5) 最 小 発 注 数 量 当 た り の 単 価 に 消 費 税 お よ び 地 方 消 費 税 の 額 を 加 算 し た金額を契約単価とする。 (6) 代 金 の 支 払 い に つ い て は 、 契 約 業 者 か ら の 適 法 な 請 求 書 を 受 理 し た 日から30日以内に、秋田市が契約業者へ代金を支払うこととする。 4/5 別 重 金 属 溶 試 料 名 出 基 基 準 準 範 囲 Cd 0.1mg/ℓ 以 下 Pb 0.1mg/ℓ 以 下 As 0.1mg/ℓ 以 下 Se 0.1mg/ℓ 以 下 Cr 6+ 0.5mg/ℓ 以 下 T-Hg 0.005mg/ℓ 以 下 R-Hg 検出されないこと 5/5 表 1
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