(書式2) <事務局使用欄>受付番号: - 「2015 年シドニー大学スプリングスクールプログラム参加報告書」 京都大学農学部 2 年 (氏名)清島 優花 ①学習成果(今回の派遣に参加する前とした後とで、留学、大学での学習、国際理解への意欲に関して、自 分にどのような変化が起きたか、今回の派遣に参加して、次の海外留学についてどのような関心・計画を持 つようになったかなど) 英語に関しては、言いたいことがあってもそれをうまく言葉にできずにもどかしい、悔しい思いをすることが今回の滞在 の中でも多々あり、英語を語学としてのみでなく、コミュニケーションツールとしてうまく使いこなせるようになりたいと強く 思いました。ただ、それでも時間が経つにつれて道に迷った時や買い物で困った時などには自ら進んで現地の方に話し かけることが自然とできるようになったことは良かったと思います。研修を終えて、英語の語彙やリスニング、ライティン グ、スピーキングなどを中心に学習を継続したいというモチベーションを得ることができました。また、大学で所属してい るサークルの関係で留学生と交流する機会を多く持つことができるので、そうした場も活用しながら英語学習や異文化 交流をこれからも継続したいです。 今回は英語のクラス、文化交流ともにグループでのプレゼンテーションがあり、班員それぞれの予定がなかなかそろ わない中で、授業後やアコモデーションに帰ってからなどの空き時間を見つけ必死に作業してやり遂げた時の達成感は 忘れられません。特に、各々が意見を出し合いながら一つのものを作り上げていくという過程は非常に面白いものでし た。すべてのプレゼンテーションを終えてからの交流では、日本に興味を持っているシドニーの学生と英語や日本語を 交えての会話を楽しみました。そこで出会った方と話す中では、留学に行くことを勧められました。以前にも留学経験の ある方をはじめ多くの方に海外留学を経験することを強く勧められたことや、実際に参加した昨年夏のオックスフォード 大学でのサマースクールや今回のシドニー大学でのスプリングスクールでの体験を通して、私の海外留学への関心は ますます高まりました。現実的には大学在学中に長期の海外留学を経験することは難しいかもしれませんが、短期・長 期に関わらず機会に恵まれれば今後も積極的に挑戦してみようと思っています。 ②海外での経験、 今回の研修は2週間と比較的短いものでしたが、そのなかで日本ではできないであろう様々な経験をする ことができました。まず、滞在中は外食する機会も多かったため、買い物やレストランでの注文の際に英語 でのコミュニケーションが不可欠でした。学問としての英語とは異なり、話し言葉として使われている英語 のスピードや決まり文句などを聞き取ること、また公共交通機関のアナウンスから情報を得ることが非常に 難しかったです。電車やバスの乗り方に慣れないうちは正しい目的地にたどり着けるか不安もありました が、現地の方や職員の方が親切に行き方を教えてくださったおかげで特に問題なく利用することができまし た。海外での生活を通して、分からないことや困ったことがあった際には、自力でどうにかしようとするの ではなく、思いきって詳しい人に助けを求めることも重要だと学びました。 また、シドニーは中国人をはじめとするアジア系を中心にさまざまな国からの移住者が多く、多様な文化 を、街を歩いたり、レストランで食事をしたり、買い物をしたりすることで身をもって感じることができま した。それぞれの文化が混在してはいるものの、例えば中国系の店はチャイナタウンに集中するなど、やは り完全には溶け合わずにそれぞれが別のものとして存在しているという印象を受けました。 ③プログラム内容、 現地の学生を招いての文化交流の場は非常に有益な経験となりました。プレゼンテーションでは、初めて 現地の学生を相手にして英語で話すということもありかなり緊張しましたが、意図したところで笑ってもら えるなどの反応を得られたことで自信をもって発表を終えることができました。 Japan Foundation の訪問では、日本人社員の方は3年ほどのサイクルで海外勤務を経験するというお話 をされていました。もともと将来海外での勤務をするということに興味があったので、そうしたワークスタ イルもあることを知れたことが私にとっての大きな収穫でした。 また、最終日の日本語クラスの見学では、海外で実施されている授業を通してあらためて日本語がどうい う言語かということを考えさせられました。例えば、私たちが普段何気なく使っているフレーズでも、厳密 (書式2) <事務局使用欄>受付番号: - に文法を正そうとすると日本人でも難しく、語学学習の難しさを「日本語を一から学ぶ」という新しい視点 から見ることができました。 ④進路への影響について 今回のプログラムでは、参加者の学年層が1回生から修士2回生までと幅広く、同じ日本の学生からもお話を 聞くことのできる良い機会となりました。卒業後に大学院に進学される方、就職される方、これから院試を受け る方など、さまざまな先輩の実体験を直接伺うことができました。また上にも書きましたが、日本企業訪問では 海外でのワークスタイルについての情報を得ることができたため、将来自分の職種について考える際の選択肢が 広がりました。
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