株式会社 小松製作所 茨城工場 [PDFファイル/854KB];pdf

コマツ茨城工場
環境・社会活動
ご挨拶
私たちコマツは、環境と社会の持続的発展のために「コマツにできること、
しなくてはならないこと」を考え、コマツグループ全体で実現に向けた活動
を推進しています。茨城工場ではこの企業方針に基き、環境に配慮した製品
の開発や生産活動など本来業務を通じて社会の役に立つ事がCSR活動である
ととらえ、日々活動を重ねています。
また茨城工場はコマツの世界的な生産・開発拠点である「マザー工場」 の
ひとつとして、環境活動においてもグローバルに取り組み、CSRと経営のサ
執行役員茨城工場長
藤田 直樹
イクルを回しています。
コマツ茨城工場環境方針
主要製品
基本理念
コマツ茨城工場は、コマツ地球環境基本方針に基づき
本来業務である建設・鉱山機械等の開発・生産を通じ
て地球環境の保全と持続可能な社会の発展に貢献ます。
行動方針
1.環境に関する法令・協定・規則等を順守し、技術
的・組織的に環境汚染を防止し、企業の社会的責任
を果たします。
2.お客様の環境活動に貢献する商品を開発・生産す
るとともに電力削減を主として生産活動における
CO2削減に取り組み、環境負荷を低減します。
リジッドダンプトラック
積載量25~150トン
アーティキュレートダンプトラック
積載量25~40トン
3.省資源やリサイクルを推進し、廃棄物の発生を抑
え循環型社会に貢献します。
4.地域社会と共存し、共に発展できる事業活動に努
めます。また環境方針は要求に応じ公開します。
5.従業員へ教育・啓蒙活動の推進と環境マネジメン
トシステムの運用により、継続的に環境改善を図
ります。
ホイールローダ
バケット容量7~20㎥
茨城工場の環境側面・環境影響
データは2013年4月~2014年3月までの実績数値です
事業活動
排出(OUTPUT)
●開発、試験、生産・運搬、管理など
CO2排出
3,242t
投入(INPUT)
電力使用
6,533Mwh
●労働安全・衛生、環境管理など
●工場見学などの社会活動
軽油使用
169kℓ
廃棄物排出
310t
【環境設備の実例】
上水使用
20,388㎥
塗装設備
下水排水
20,388㎥
食堂及び排水処理設備
環境マネジメントシステムの運用
茨城工場は2007年の工場立上
以来、ISO14001に基づいた環境
(環境組織)
工場長
マネジメントシステムを構築し運用
しています。
環境管理責任者
コマツはマネジメントシステムの
認証機関による審査
有効性を一層高めるべく、認証機関
による定期審査と工場内部監査に加
え、コマツグループの他の事業所か
ら選出された監査員によるクロス
環境
事務局
各部門
各部門環
境推進者
コマツ社内監査員によるクロス監査
監査も毎年実施しています。
製品による環境配慮
茨城工場で開発・生産される建設・鉱山機械は、各国の排ガス基準への対応や燃費向上などに
より環境性と経済性を両立させ、お客様の環境経営の推進をサポートします。
従来機種より燃費を8%向上、排ガ
インパネモニタにはECOゲージ、
従来機種より燃費を7%向上、NOx
スをオフロード法2011年基準に適
ECOガイダンスを表示し、使用状
を従来機から50%オフ、排ガスをオ
合させたダンプトラックHM300-3
況に応じた運転のアシストにより
燃費向上をサポートします
フロード法2011年基準に適合させた
ホイールローダWA500-7
事業活動による気候変動対応
【電力の削減活動】
茨城工場は設立当初からCO2排出量の7割
以上を電力が占める、グループ内でも環境負
荷の小さい工場ですが、全国的な電力不足へ
太陽光発電施設の増設
の対応として生産改革や太陽光発電施設の増
設、工場照明LED化などの電力削減活動を推
進しています。
電力使用量 10年度比推移(10年度=100)
120
100
90
103
84
60
76
工場天井照明のLED化
生産設備改善の例
30
【物流におけるCO2削減】
0
2010年度
2011年度
2012年度
2013年度
【CO2排出量削減に向けて】
コマツの製品は輸出が多く、港への陸上
輸送によるCO2発生も環境リスクとなりま
電力削減によるCO2排出量削減を中心に、構内
す。茨城工場は茨城港常陸那珂港区の隣に
物流改善による燃料低減等の活動を行っています。
立地することで輸送距離とCO2を抑えてい
工場CO2排出量10年度比推移(10年度=100)
120
90
100
ます。
110
85
87
2012年度
2013年度
60
30
0
2010年度
2011年度
港湾道路を自走出荷する当工場製品
循環型社会形成への取り組み
事業活動にて発生する排出物は工場内での分別徹底と産業廃棄物処理会社の協力により、全量リサイク
ルするゼロエミッションを継続しています。またこの分別徹底のほか、印刷枚数の見える化や梱包用木材
の削減などの事業現場での改善、食堂の食品残さの抑制など工場全体で廃棄物削減にも取り組んでいます。
廃棄物発生量 10年度比推移
(10年度=100)
120
90
100
101
85
86
2012年度
2013年度
60
【廃棄物リサイクルの例】
軟質廃プラや紙くずは産業廃棄物処理企業が回収後、RPF
(固形燃料)として各種製造業に再利用されます
30
0
2010年度
2011年度
従業員レベルアップによる
環境リスクの低減
事業活動や災害時の環境リスク低減
のため、水質・大気・騒音などの公害
新規配属者への環境教育
雨水系統油水分離槽
BCP(事業継続計画)訓練
環境測定(下水水質)
要因の定期的監視や日常の設備管理、
改善を行っています。
また従業員へは環境の基本や法令等
の教育、異常事態発生を想定した訓練
を通じ環境意識と危機対応能力の向
上を図っています。
地域社会活動への貢献・生物多様性への取り組み
地域社会の一員として、学校・団体の見学受け入れ、工場フェアの開催、イベントやボランティア活動
への参加などの地域コミュニケーションを積極的に行っています。
また生物多様性社会構築への取組として森林の保全活動や工場内緑化・美化活動を推進しております。
2014年度は美化活動の一環である花壇作りが「ひたちなか市花と緑の環境美化コンクール」にて職場・
団体の部最優秀賞、日本花の会主催「全国花のまちづくりコンクール」にて若葉賞を受賞しました。
生物多様性活動(花壇活動)
コマツ茨城工場
勝田全国マラソン
選手への差し入れ
茨城工場フェア2014
エコキャップ運動
(工場構内)
勝田全国マラソン給水ボランティア
・コマツ茨城工場
生物多様性活動(国営ひたち海浜公園内森林保全)
〒312-0004 茨城県ひたちなか市長砂163-46
TEL. 029-265-2370 FAX.029-265-2360
・コマツグループ環境活動ホームページ(コマツ環境報告書2014)
http://www.komatsu.co.jp/CompanyInfo/csr/environment/2014/index.html