平成26年12月26日 (一社)札幌地区トラック協会 輸送安全規則を改正 車両制限令違反で指導 国土交通省は1日、貨物自動車運送事業輸送安全規則(省令)の一部改正を公布した。 改正道路法で、車両制限令に違反する車両を繰り返し運行している事業者への監督強化が 図られたことを受け、運転者への指導・監督を新たに規定。平成27年1月から施行する。 輸送安全規則第5条2項として「通行の禁止または制限など違反の防止」を追加。 (通行の禁止又は制限等違反の防止) 第五条の二 貨物自動車運送事業者は、次に掲げる行為の防止について、運転者に対する適切な指導 及び監督を怠ってはならない。 一 道路法(昭和二十七年法律第百八十号)第四十七条第二項の規定に違反し、又は同条第一項の政令 で定める最高限度を超える車両の通行に関し同法第四十七条の二第一項の規定により道路管理者が付 した条件に違反して事業用自動車を通行させること。 二 道路法第四十七条第三項の規定による禁止若しくは制限に違反し、又は同項の規定により通行が禁 止され、若しくは制限されている道路の通行に関し同法第四十七条の二第一項の規定により道路管理者 が付した条件に違反して道路を通行すること。 重量や高さ、長さなどの限度を超える事業用車両を通行させる行為を防止するため、 運転者への適切な指導・監督を怠ってはならないとしている。 また、事業用トラックに対する運行記録計の装着義務付け対象拡大を踏まえ、 「車両総重量8トン以上または最大積載量5トン以上」を「7トン以上または4トン以上」 に改めた。施行は、新車が平成27年4月、それ以外の車両は平成29年4月。 現行:車両総重量8トン以上・最大積載量5トン以上 更なる交通事故削減のため、大型車と並び事故率の高い、車両総重量 7∼8 トン(最大積載量 4∼5 トン)のトラックについても、死亡事故や重軽傷事故が多発していること、長距離・長時間輸送が 比較的多い状況にあることを勘案して、運行記録計の装着を義務付ける。 施行:平成27年4月∼ 新車購入に適用 車両総重量7トン以上・最大積載量4トン以上 ※その他の車両(使用過程車)は平成 29 年 4 月以降適用
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