第13回瀬戸内海俳句大会(平成26年度)入賞句一覧(PDF:180KB);pdf

第13回瀬戸内海俳句大会(平成26年度)入賞句
大賞
朝市や手押車の蝦蛄跳ねる
優秀賞
小学生の部
防波堤こえて波くる夏休み
中学生の部
夕立でコンクリートが燃えている
高校生・一般の部
鉄人の鮫のごとくに泳ぐ島
鈴鹿
洋子
小川
叶
小立
春人
日根野
聖子
八木健特別賞
特選
天高しあの雲はどこから来てどこへ行く
栗の毬人も自然も締め出して
島の海爪の先まで日焼けの子
入選
好きなだけ取れとどかっとみかん箱
松浦
滝沢
正岡
風鈴の音が真上でくつをはく
こたつ来てどんどん増えてく足の数
鉄人の背中にかけたる氷水
眼帯の中に広がる秋の海
売られゆく牛に夏草喰はす朝
大の字に寝てみる浜に夏来る
鳳仙花紅のはじける島日和
釣り糸の海面くすぐる鯊日和
雨やんで緑より濃く夏の山
苦瓜の旨さの詰まる島弁当
片方のはさみふりたてカニ通る
向井
大山
河内
阿部
谷井
山本
藤本
鈴鹿
荻山
鶴崎
竹田
仁子
リサ
拓馬
七海
紀夫
幸子
かず美
洋子
比奈子
孝
春菜
小川
藤本
小川
大飛
哲也
大飛
夏井いつき特別賞
特選
作業場のいけすの中の青い月
灯台に寄る流木の残暑かな
南風や保安庁の船発見
日根野
匠
奈津妃
愛子
聖子
入選
じいちゃんの船外機入道雲へ
砂の城恐竜の波にさらわれて
おのづから海が島生む日雷
鮊子や東西南北海許り
この島の星になるかも虫すだく
潮の香や楠千年の実のはじけ
透明になりたい冬かもめと私
冬の夜海はしいんとしています
太陽がわすれた光秋の海
なつやすみフェリーのなみでさかあがり
熊ン蝉に待たれておりぬ里帰り
火をつけてとうろう流し受け渡す
田島明志特別賞
特選
蝶一つ越しつ越されつ島遍路
水鉄ぽう自分いがいはみんな打つ
浴衣のそで少しつかった金魚すくい
入選
海開き由良半島へ大ジャンプ
白き帆は海のかんざし青葉潮
輪飾を舳先にひとつ島漁師
帰省子の島踏みしめて笑ひけり
ころもがえしても重たいランドセル
逆巻いてなほも茂りの無人島
満月の黄色の海はまっ平ら
窓の外堂々と居る夏の山
今年酒供へて島の大師堂
右からの波を左へ浮寝鳥
秋の空瀬戸の頭上に大雲海
なかじまのゆうやけぐもはみかんいろ
高魚 涼
篠原 伴規
和田 康
和田 康
藤本 かず美
長賀部 ひとみ
宮下 優祈子
伊勢 楓華
髙橋 紅葉
大本 和華子
藤本
向井
哲也
仁子
正岡
田口
橋村
愛子
颯寧
ふじの
伊勢
太陽
野中 敏子
長谷川 雅男
清水 孝一
河野 朱里
岡戸 友裕
橋村 遥香
小立 奈々
森 恵子
野中 敏子
長井 大樹
岡田 咲和