きばっとんなる人らぁ(P6)(PDF文書);pdf

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きばっとんなる人らぁ○
作業を終えて、至福のひととき
味噌づくりが楽しいわ‼
せ
せらぎ工房が加工グ
ループとして活動を
始 め た の は、 昭 和 五 十 年 頃、
農作業と子育てに追われる毎
日で、少しでも自由になるお
金がほしい…そんな同じ思い
を持った女性の集まりがきっ
かけでした。
最初は、味噌加工だけでし
たが、普及員さんの指導でキ
ュウリを作り豊岡の市場に出
荷、規格外で塩漬けにしてい
たキュウリは、暇をみては取
り出し、調理を加えて漬物に
していました。今では味噌の
生産量が全盛期の 分の に
3
1
なってしまいましたが、時に
は忙しくて、農作業と加工作
業のやりくりに大変困ったと
きもあったようです。
市街地には雪のない一月
末、三原には三十㎝の積雪が
ありました。 憩いの場でもある三原小学
校跡の加工場は、味噌作りの
真っ最中で、大豆を煮る大釜
の蓋をあけた湯気の向こう
に、「さあ、今からまぜらぁで」
と、息のあった顔と顔がのぞ
いていました。
「あれから四十年もたった
んだなぁ。今じゃあ足や腰が痛
稲面積の約五十%になり、
地域
内の子供達や高齢者等の世代
間交流が盛んになりました。
こ れ ら の 活 動 が 評 価 さ れ、
平成二十六年度兵庫ふるさと
大賞環境創造型農業部門賞を
受賞し、その取り組みはサン
テレビの「キラリ経済」で紹
介されました。
小坂と小野地区の一部によ
る新しい地域組織として一体
感が生まれています。
(大原 博幸委員)
いけど、ここがあるんで出て
きて、みんな といろんなことお
しゃべりできて楽しいわぁ」
「やっぱり自分の家で作っ
た米と大豆のお味噌の味噌汁
を飲めるのがええなあ」、「元
気なうちは、ここに出てきて
ゃ あ な ぁ」 と か、 喜 び 満 面、
顔を見合わせながら話してお
られました。
長年の絆、そして食の安心
安 全 を 三 原 に 見 つ け ま し た。
いつまでもお元気で、風味が
一味違う本当においしい「三
原味噌」を作ってください
ね!
(加悦富美恵委員)
出石町小坂・小野 ひぼこの大地を守る会
みんなで守ろうひぼこの大地
平 成 二 十 四 年 度 に 農 地・水 保
全管理支払交付金事業の活用
を考え、
六集落で一組織として
活動することになったもので
す。
活動は
今年で三
年目です
が、土 地
改良区内
のポンプ
や水路等
の計画的
な更 新や補 修ができ、
コウノト
リ育むお米やふるさと但馬米
等環境に優しい米づくりが水
竹野町三原 せせらぎ工房
会 は、 多 面 的 機 能 維 持 支
払交付金事業に取り組む
組 織 で す。 出 石 町 の 北 部 に あ り、
出石北土地改良区内の六集落で構
成されています。
農地面積は約一六五㌶あり、構
成 員 は 農 業 者、 非 農 業 者 合 せ て
二 三 七 人、 構 成 団 体 は、 農 業 団
体、非農業団体合わせて三五団体
です。
各 集 落 は 活 動 班 と し て 活 動 し、
事業計画や実績報告等の事務は共
通の事務局で処理しています。 もともと集落単独で組織化して
いましたが、
ポンプや 水 路 等の施設
の老朽化が目立ち、
更新財源 と し て
本
このコーナーでは、地域で頑張る農家のみなさん
を紹介します。
サンテレビも来たよ!
とよおか農業委員会だより 2015. 3. 25 ⑥