29 きばっとんなる人らぁ○ 作業を終えて、至福のひととき 味噌づくりが楽しいわ‼ せ せらぎ工房が加工グ ループとして活動を 始 め た の は、 昭 和 五 十 年 頃、 農作業と子育てに追われる毎 日で、少しでも自由になるお 金がほしい…そんな同じ思い を持った女性の集まりがきっ かけでした。 最初は、味噌加工だけでし たが、普及員さんの指導でキ ュウリを作り豊岡の市場に出 荷、規格外で塩漬けにしてい たキュウリは、暇をみては取 り出し、調理を加えて漬物に していました。今では味噌の 生産量が全盛期の 分の に 3 1 なってしまいましたが、時に は忙しくて、農作業と加工作 業のやりくりに大変困ったと きもあったようです。 市街地には雪のない一月 末、三原には三十㎝の積雪が ありました。 憩いの場でもある三原小学 校跡の加工場は、味噌作りの 真っ最中で、大豆を煮る大釜 の蓋をあけた湯気の向こう に、「さあ、今からまぜらぁで」 と、息のあった顔と顔がのぞ いていました。 「あれから四十年もたった んだなぁ。今じゃあ足や腰が痛 稲面積の約五十%になり、 地域 内の子供達や高齢者等の世代 間交流が盛んになりました。 こ れ ら の 活 動 が 評 価 さ れ、 平成二十六年度兵庫ふるさと 大賞環境創造型農業部門賞を 受賞し、その取り組みはサン テレビの「キラリ経済」で紹 介されました。 小坂と小野地区の一部によ る新しい地域組織として一体 感が生まれています。 (大原 博幸委員) いけど、ここがあるんで出て きて、みんな といろんなことお しゃべりできて楽しいわぁ」 「やっぱり自分の家で作っ た米と大豆のお味噌の味噌汁 を飲めるのがええなあ」、「元 気なうちは、ここに出てきて ゃ あ な ぁ」 と か、 喜 び 満 面、 顔を見合わせながら話してお られました。 長年の絆、そして食の安心 安 全 を 三 原 に 見 つ け ま し た。 いつまでもお元気で、風味が 一味違う本当においしい「三 原味噌」を作ってください ね! (加悦富美恵委員) 出石町小坂・小野 ひぼこの大地を守る会 みんなで守ろうひぼこの大地 平 成 二 十 四 年 度 に 農 地・水 保 全管理支払交付金事業の活用 を考え、 六集落で一組織として 活動することになったもので す。 活動は 今年で三 年目です が、土 地 改良区内 のポンプ や水路等 の計画的 な更 新や補 修ができ、 コウノト リ育むお米やふるさと但馬米 等環境に優しい米づくりが水 竹野町三原 せせらぎ工房 会 は、 多 面 的 機 能 維 持 支 払交付金事業に取り組む 組 織 で す。 出 石 町 の 北 部 に あ り、 出石北土地改良区内の六集落で構 成されています。 農地面積は約一六五㌶あり、構 成 員 は 農 業 者、 非 農 業 者 合 せ て 二 三 七 人、 構 成 団 体 は、 農 業 団 体、非農業団体合わせて三五団体 です。 各 集 落 は 活 動 班 と し て 活 動 し、 事業計画や実績報告等の事務は共 通の事務局で処理しています。 もともと集落単独で組織化して いましたが、 ポンプや 水 路 等の施設 の老朽化が目立ち、 更新財源 と し て 本 このコーナーでは、地域で頑張る農家のみなさん を紹介します。 サンテレビも来たよ! とよおか農業委員会だより 2015. 3. 25 ⑥
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