参考資料 両面印刷 事業手法について 1. 従来方式 …一般単独事業債活用 2. PFI 方式 …PFI(プライベート・ファイナンス・イニシアティブ)民間の資金、経営能力、技術能力の活用 3. リース方式 …民間との長期賃貸借契約 各事業手法の事例 1.従来方式 市が施設の設計、建設及び維持管理・運営の各業務をそれぞれ委託・請負契約として別々の民間事業者に発注する。 ◆事例 事業 延床面積 事業期間 事業費 1 那覇市庁舎 38,586 ㎡ H19～H24 基金：36 億円 2 佐伯市庁舎 14,501 ㎡ H18～H26 一般財源：3.6 億円 起債：合併特例債 41 億円 3 うるま市庁舎（予定） 11,450 ㎡ H19～ 1 起債：地方債 53 億円 45 億円（合併特例債の活用、残りは一般財源を想定） 2. PFI 方式 市が施設の性能を定め、選定された PFI 事業者が資金を調達し、設計、施工、維持管理・運営を一括受託する。 ◆事例 事業名 1 2 3 4 紫波町新庁舎整備事業 (オガールプロジェクト内) プラザノース整備事業 大分市鶴崎総合市民行政セ ンター整備事業 九段第 3 合同庁舎・千代田 区役所本庁舎整備等事業 発注者 紫波町 さいたま市 大分市 国土交通省 千代田区 施設内容 委託業務の範囲 設計、工事監理、建設、維持 【オガールプロジェクト】 ・オガールプラザ（商業施設） 管理等業務 ・役場庁舎 ・フットボールセンター ・事業棟 等 ・区役所機能 ・図書館機能 ・ホール機能 ・コミュニティ機能 ・芸術創造・ユーモア機能 区役所、図書館、ホール、コ ミュニティ等の複合施設の 設計、建設、維持管理及び運 営 ・現行支所機能 ・地域福祉保健センター ・こどもルーム ・図書室 ・コミュニティーゾーン 施設の設計、建設、維持管理、 運営(図書館の運営、警備業 務、コミュニティーゾーン管 理業務、老人いこいの家管理 業務等) 施設の設計、建設、維持管理、 運営(警備、来庁者の受付・案 内、売店・食堂・喫茶店等の 運営) ・合同庁舎 ・区庁舎 ・図書館 ・男女共同参画センター ・障害者福祉施設 事業方式 BTO BTO 事業期間 18 年 (管理運営 15 年) 17 年半 (管理運営 15 年) BTO 20 年 BTO 18 年 BTO：民間事業者が自ら資金調達を行って、設計・建設業務を一体的に行い、施設整備後に市に所有権を移転した後、民間事業者が維持管理・ 運営業務を行う。 2 3. リース方式 民間事業者が資金調達・設計・建設を行った施設を市に長期リースし、投下資金回収後、市に施設所有権を移転する。 ◆事例 事業名 発注者 面積（延床） 賃貸期間 1 那覇西消防署庁舎整備事業 那覇市 約 2,000 ㎡ 10 年間 2 那覇市新都心銘苅庁舎 那覇市 約 8,892 ㎡ 10 年間 3 淡路市役所第一庁舎賃貸借 淡路市 約 4,630 ㎡ 5 年間 4 広島土木建築事務所庁舎整備事業 広島県 約 3,990 ㎡ 10 年間 5 大分市大南市民センター整備事業 大分市 約 2,300 ㎡ 10 年間 3 各事業手法のスケジュール H26 基本計画 H27 H28 基本設計 H29 実施設計 H32 H33 開庁 仮庁舎建設・移転 基本計画 現庁舎解体 PFI 事業実施（設計、施工） 実施方針策定・PFI 可能性調査等 PFI 方式 開庁 PFI 事業契約 仮庁舎建設・移転 基本計画 リース会社（設計、施工） リース方式 仮庁舎建設・移転 基本計画 基本設計 現庁舎解体 開庁 現庁舎解体 実施設計 建設工事 開庁 従来方式 移 転 建 て 替 え 案 H31 建設工事 従来方式 現 地 建 て 替 え 案 H30 用地取得 PFI 事業契約 基本計画 PFI 事業実施（設計、施工） PFI 方式 実施方針策定・PFI 可能性調査等 用地取得 基本計画 リース会社（設計、施工） リース方式 開庁 用地取得 4 開庁 各手法のメリット・デメリット 事業方式 設計業者 業者 選定 施工業者 維持管理・ 運営業者 支出の平準化 入札・総合評価方式など 金需要が発生する。 な執行体制により安定的なスピードで コスト削減の 可能性 年度ごとの予算の平準化が可能 可能性調査等の時間を要する） 法の柔軟性） かなり困難 （分離分割発注により参入しやすい） けるコスト削減が見込める。 年度ごとの予算の平準化が可能 比較的遅い（実施方針策定や PFI 導入 比較的早い（手続きの効率化、契約手 容易 競争入札ならびに従来の行政努力にお 示） 入札・総合評価方式など 入札・総合評価方式など 対応できる。 地元企業の参入 総合評価一般競争入札によりPFI事業 者を選定 建設段階において、一時的に多額の資 リース方式 性能発注（市が基本的な性能要件を提 設計競技、プロポーザル方式など 組織として蓄積されたノウハウと十分 事業のスピード PFI 方式 従来方式 PFI事業者が設計、施工、維持管理・ 運営を行うことによるコストの削減が 見込める。 かなり困難 民間ベースによる効率設計・施工によ り建設コストの削減が見込める。 導入前に計画策定、弁護士へのアドバ イザリー費用などにより長時間と多額 課題 なし の費用がかかる。庁舎の場合、PFI事 業者が収益事業として期待できるサー ビス業務の範囲が少ない。 5 ライフサイクルコストとしては割高に なる。 6
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