ギルゲル・ギベ第３ダム湖（完成後の予想図）オモ川の不透明な未来 2013 年に完成予定のギルゲエチオピア南西部に生きる約 20 万人の諸部族にとって、オモ川はル・ギベ第 3 ダムは 1870 メガはんらん命の川だ。彼らは、氾濫原を覆っていた水が引くのを待って、ワットの発電容量を誇る。オモ川流域では、ほかにもダム建設農作物を育てて暮らしてきた。ギルゲル・ギベ第 3 ダムの完成でが計画されている。電力は生産されるが、雨期に氾濫し、乾期に水が引く、自然のサイクルが変わり、農作物の栽培に支障を来す恐れがある。資源が不足すれば、部族間の緊張も高まりかねない。川オモ 8 月と 9 月の洪水で、栄養分をたっぷスミス山トゥルキトり含んだ堆積（たいせき）物が渓谷に 2,528m マジ運ばれる。洪水から数週間で、川のボディディジギルゲル・ギベ第3ダム水かさは著しく減り、人々は肥沃（ひエチオピアよく）な泥にモロコシやトウモロコシの種をまく。洪水後に農作物や牧草が育つマゴ山コエグおおよその範囲 1,776m スリ（スルマ）ジンカ 1,611m ムニャシ（ルムコエグンガキビシュン）バンナ観光客を運んでくる。カラドゥスコルチョカンガテンディメカカ山川オモ地トゥルミハダトゥルカナサスーダンが主張する国境ケニアッ水面は低下している。ダムが完成すれば、さらに 7 ∼10 m 低下し、すでに衰退している漁業が壊滅的な状態になりかねない。拡大図の範囲言語の類似性がある部族同士では、マルアフロ・アジア語族クシ語派ダサネッチオモ語派バンナ、バシャダ、ディジ、ハマル、カラチナイル・サハラ語族トゥルカナ東ナイル語派ニャンガトム、スルマ語派ボディ、コエグ、ムルシ、スリトゥルカナ湖コンソ多様な言語例外はあるものの、衝突することはナムルプト気候変動の影響で、湖のエチオピア少ない傾向にある。オモラテネアディスアベババシャダ 912m ケレムアフリカ新しい道路が資源開発を促進し、ムナクア山カイ・アフェールブスイレミ三角地帯ケニアの管理下にあるが、エチオピアとスーダンも領有権を主張している。トチャモ湖マゴ川ダラ山オモ川ディルカ丘陵ケニア 0 km 10 MARTIN GAMACHE, NG STAFF SOURCES: AFRICA RESOURCES WORKING GROUP; AFRICAN STUDIES CENTRE, UNIVERSITY OF OXFORD; ETHIOPIAN ELECTRIC POWER CORPORATION; ETHNOLOGUE: LANGUAGES OF THE WORLD; INTERNATIONAL RIVERS 37°E 5°N