2015年3月18日 No.27 東京都台東区入谷 1-9-5 日本医労連 tel 03-3875-5871 ベアにこだわって 回答引き出しを! 3 月 17 日、15 春闘の状況と今後のたたかいについての交流と意思統一を目的に、加盟組織 書記長会議を開催しました。濃霧のため飛行機が欠航となり参加できなかった県もありました が、6 全国組合 41 県医労連 73 名が参加し、15 名から発言がありました。 「春闘前段から産別結集の重要性を意思統一し、行動も回答も前進した」 「県独自でスト回避 基準を設定して徹底を図り、ベア回答に結びついた」「昨春闘とは態度が変わり、『大幅賃上げ 要求は妥当な要求』と理事会が表明した」 「大幅賃上げ要求を掲げてベア回答を引き出し、看護 師初任給が県内トップ水準となった」など、産別統一闘争への結集を図りながら原則的にたた かって前進を勝ち取った教訓が多く発言されました。 「全組織がベアにこだわり、最後まで頑張 ろう」と意思統一し、ゾーン設定など今後のたたかいのすすめ方を確認しました。 東京) 東京女子医大が昨秋からの不利益提案に対して統一行動 書記長会議での発言要旨 日に昼休み集会を開催し、92 名参加。未組合員やドクターからも 応援され、当該は元気に。地場でも 3 組合でベア。 「粘り強くベア をめざす」意思統一した。 福岡) 春闘前段の取り組みから「統一闘争強化」の意思統一を強めてきた結果、要求提出・要求額・ スト権確立・回答指定日の引出し・スト配置のいずれも昨年の実績を上回り、複数の組合でのベア獲得 にもつながっている。 佐賀) 原則的に、方針に結集して取り組んだ。経営要請をして、理事会に「真剣に検討したい」と言 わしめ、ベアを引き出した。団結をいかに高める必要があるか実感。力量アップをしていきたい。 岡山) 春闘学習を徹底した。民間単組で「ベア獲得とパート改善」をスト回避基準に設定、3単組で のベア実現につながった。その一方で、スト権確立できなかった単組もあり、今後の課題。 茨城) 民医労で獲得困難職種にベア。一部職種限定ベアに対し、別の職種から不満も。看護師は地域 で一番高い初任給水準に。組織を固め、全職のベアへ広げて行きたい。これまでできていなかった 2 単 組が、新たにスト権確立できた。 京都) 春闘討論集会・中央委員会で 4 万円の要求を強調。地域総行動に参加結集し、地域と単組のつ ながりを実感。統一行動には 1700 人が参加。しかし回答状況は厳しく、回答延期も目立つ。青いとり保 育園で全員解雇の話もあり、裁判を検討。 兵庫) 兵庫民医労は期末一時金がらみでスト構えた。全国からの抗議・激励ファックスが力になった。 大幅利益あるのに賃金改善せず。3 月 30 日にもスト構えて交渉設定している。労働相談で新組合結成に つながる可能性ができている。 愛知) 6 組合で回答あり、4 組合がパート含むベア(限定)。尾張健友会で「ベア必要」と回答させる。 名南会は一律ベアなしでスト決行。北医療生協は回答指定日に回答無くスト決行。いずれも、産別に結 集することを重視、それが次の行動につながっている。 山形) 物価上昇を上回る賃上げ(7500 円以上)を出さなければストと意思統一してきた。8 組合でス トに突入。組合員も回答に納得していない。2 回目の団交に最大限結集を図るため準備を進めている。本 間労組、かけはしは産別団交で臨む。他の労組も半日ストを打ったなりの回答を引き出す構えで臨む。 全日赤) 育児短時間勤務者が帰れない実態が続いている。育児時間分の賃金カットをした上に働かせ ている実態を放置できない。次の団体交渉で改善引き出していきたい。決着ゾーンには退勤時間調査を 実地している。4/24 ではスト構える、22 日団体交渉。 熊本) 介護報酬引き下げの影響大きい。たくまの里では、介護報酬改定がどのように影響するか、要 件みたして加算が取れるか労使で検討しているが非常に難しい。小さなデイ施設閉鎖の声も上がってい る。熊本日赤の不払い残業の対応に問題判明。相談から、組合組織にもつなげたい。 石川) KKR北海道の問題については、他のKK R病院も同様のはず。職員向けチラシ版下を作れない か。全国一斉で運動を。石川県の医療環境改善センタ ーに質問。「病院経営の改善」という認識に止まって いる。目に見えた環境改善を実施させる必要あり。 全労災) 和解成立後、初の団交。内容はほぼゼロ 回答。「経営改善が最優先課題」という姿勢。問題が 多いが、 「成果主義はやらない」言質取る。3 月 26 日 団交、翌日スト構える。 *本部からの補強発言(温井、米沢)は割愛 今後の闘争ゾーン設定 回答引上げゾーン 3月23日(月)~27日(金) 決着ゾーン 4月13日(月)~17日(金)
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