映像制作・発信業務仕様書 1.業務名 映像制作・発信業務(以下「本業務」という) 2.履行期間 平成27年4月1日~平成 28年 3 月 31 日 3.履行場所 広報課が指定する場所 4.業務目的 まち、市政、イベント、人物など堺のさまざまな魅力を掘り起こし、映像で発信するこ とを通じ、市民には郷土への誇りや愛着心を、市外の方には堺への興味、関心を喚起し、 集客とイメージアップを図ることを目的に制作する。 5.委託内容 市が決めるテーマに基づき、構成案やシナリオ及びナレーション原稿等の必要書類の作 成、映像の撮影、データの加工及び音等の編集制作業務一切。なお、制作過程では常に人 権に配慮する。 (1)撮影 ①対象 1) 「市政トピックス(元気な堺)」及び「イベント(みどころ堺) 」 「市政トピックス(元気な堺) 」では堺市マスタープランに掲げている施策を、 「イ ベント(みどころ堺)」では堺市内のまちの様子や各種催しなどを紹介する。 例:堺動画チャンネル「堺旬ナビ」内「元気な堺」 「みどころ堺」参照 http://videochannel.city.sakai.lg.jp/ch3/index.html 2) 「堺びと」 さまざまな分野で活躍する堺ゆかりの人物を発掘し紹介する。 例:堺動画チャンネル「堺旬ナビ」内「堺びと」参照 http://videochannel.city.sakai.lg.jp/ch3/sakaibito/index.html 3) 「特別版」 外国人が注目すると考える堺の魅力を発掘し紹介する。 ②制作本数 1)「市政トピックス(元気な堺)」及び「イベント(みどころ堺)」 :合計12本 ニュース性のあるものを優先的に取り上げるため、「元気な堺」「みどころ堺」の 制作本数の割合は決まっていない。 2) 「堺びと」 :4本 3) 「特別版」 :1本 ③1 本あたりの時間 「市政トピックス(元気な堺) 」及び「イベント(みどころ堺)」は 1 本あたり 2 分程度、 「堺びと」は 1 本あたり 3 分程度で、テーマにより異なる。具体的にはテー マに基づいて市と相談すること。 「特別版」は提案に基づき市と相談のうえ決定する。 ④その他 1)撮影にあたって ・被写体となる方には撮影していることを伝えること(個人を特定できる場合は原 則行うこと) 。また、堺市ホームページや YouTube で配信する予定であることを 伝えること。 ・被写体以外に不適当なものや人などが撮影されている場合や映像が不鮮明なとき など、再度撮影を命じることがある。 ・必要に応じて撮影前に撮影候補地の確認(ロケーションハンティング)を行う。 ・広報課と調整のうえ、取材先と取材の日程を決定する。 ・撮影現場へは基本的に市職員が同行する。移動の際には市職員が撮影車両に同乗 できること。 ・画角は 16:9、画質のクオリティはハイビジョンとする。使用するビデオカメラ やテープに指定はない。 ・東京など遠方の撮影を2回想定する。 2)空撮 ・ラジコンヘリによる空撮を 1 箇所あたり20分程度で2箇所行う。なお、4月上 旬の撮影を想定する。 ・カメラ内蔵ヘリによる空撮を80分程度で1回行う。 ・品質を確保できない場合は、撮り直しを命じることがある。 3)エキストラ・モデル 映像の内容に応じて、エキストラやモデルを撮影前に手配し、活用する。記録素 材も含めて30人日程度が必要になると想定する。 4)現在使用しているコンテンツキャラクターについて 現在使用しているコンテンツキャラクターを継続して使用する場合、素材は市か ら提供する。また新たなポーズや動きの制作は、原著作者が行う。原著作者への指 示・調整等については別途市が行う。声優については現在のイメージを踏襲するよ う、市と相談のうえ決めること。 (2)編集 音楽、ナレーションを含む音声の追加及びテロップ入力を行う。撮影後は仮の編集 状態のものを速やかに用意し、市のチェックを受けた後、市の修正や要望を踏まえて 本編集を行うこととする。なお、本編集後も市で再度チェックを行い、文字部分の校 正は市が了承するまでとする。 (3)必要書類等の提出 「6.成果物」とは別に、制作過程において次の書類等を市が指示する修正を行っ たうえで、提出すること。なお、提出時期については「7.制作スケジュール」を参 照のこと。 ①市が定めるテーマに基づいたシナリオ 以下の 3 点を含むものであること ・想定する各シーンの説明(撮影の実施、既存資料の活用、別途制作等の別も分 かるように) ・想定する各シーンの仮秒数 ・ナレーションなどのセリフ ②仮編集データ ③仮編集台本 以下の 3 点を含むものであること ・採用した映像・素材の概要、順序等の説明 ・テロップ等文字情報 ・コメント撮り等を行った場合は、セリフすべてを記述したもの。なお、採用し たセリフ等以外にも、収録したすべてのセリフ等を文字で起こしたものも用意す ること。 ④最終ナレーション原稿(ナレーション録り用) ⑤字幕版テロップ台本 ・改行する箇所や、一度に画面に現れる部分が分かるように作成すること。 ⑥本編チェック用の DVD ・本編集 DVD は撮影協力先の数に合わせて複数枚作成することがある。 (4)オープニング及びエンディング オープニング及びエンディングは、必要に応じて修正を求めることがある。 (5)その他 ①企画会議を月1回開催し、市が提示するテーマに基づき、構成やシナリオの大枠 を協議する。 ②電話・FAX・電子メールのいずれでも、構成やシナリオ等の校正を密に行える体 制を整えること。 ③動画の受け渡しを電子メール等でも行えること。 (6)記録素材 ①対象:毎年見られる堺の風物詩など、今後の使用可能性が高く見込まれるものを 撮影する。具体的には別途市が指示する。 ②撮影日数: 「市政トピックス(元気な堺) 」 「イベント(みどころ堺)」 「堺びと」 「特 別版」に係る撮影の他に6日行うこと。 ③編集やシナリオの作成等は行わない。 6.成果物 (1)映像 「市政トピックス(元気な堺)」 「イベント(みどころ堺)」 「堺びと」 「特別版」につ いては、次の①~③を完成したものから順に、また④・⑤を年度末にまとめて市の 指定する場所(1箇所)へ納品する。②~④は撮影と同様にハイビジョン画質とす る。DVD はいずれも中身がどの映像か分かるように表記したうえ、保護可能なケ ースに1枚ずつ入れること。 ①ホームページ用に FLV 形式、ビットレートは 56kbps・350kbps・750kbps の 3 パターン、画像 640×360 サイズに変換した DVD…1 本につき1枚。 ②字幕版 DVD…1 本につき1枚 ③保存・その他利用 DVD…1本につき7枚 ④15本を1枚にまとめた形式のDVD…3組(容量を超える場合は分割も可) ⑤撮影素材DVD(未使用分も含む。編集・加工が可能なもの)及びマスターテー プ…1 本につき1枚 (2)記録素材 「記録素材」及び空撮については、マスターテープ及び同内容を DVD にしたものを 年度末にまとめて市の指定する場所(1箇所)へ納品する。 7.制作スケジュール 映像を 1 本制作するうえで映像の制作は、次の工程で行う。 ア)企画会議 ・企画会議を開催する。企画会議には、撮影協力先も出席し、テーマの撮影対象や 構成の大枠等を決定する。 イ)シナリオ確定 ・企画会議から3日程度でシナリオを作成し、市へ提出する。原則 7 日以上の日数 をかけて校正のうえ確定させる。 ウ)撮影 ・確定したシナリオをもとに撮影を行う。 エ)仮編集台本 ・撮影終了から5日程度で仮編集と仮編集台本を作成し、市へ提出する。原則 7 日 以上の日数をかけて校正のうえ確定させる。 オ)ナレーション収録 ・ナレーション収録の前までに、読み方の調整を終えること。録音後は速やかに字 幕版テロップ台本を作成し市へ提出する。 カ)本編集 ・ナレーション収録を行ったDVDは翌日までに市に提出すること。本編集台本も 翌日には市へ提出すること。5日程度で校正のうえ確定させる。 キ)納品 ・ 「6.成果物(1)①~③」を本編集の校正終了後速やかに納品する。 ※イ)~カ)で作成した書類・映像は全て、工程ごとに撮影協力先を含め校正を繰 り返し、調整が済んだうえで次の工程へ進めるため日数はあくまで目安である。契 約時には、市と協議のうえ別途「制作スケジュール」を市に提出すること。 n-1月中旬~下旬 n 月上旬 n月中旬 n月下旬 ●ア) イ) ウ) n月分 制作 エ) ●オ) カ) ●キ) ´ ※上図は一例である。複数本同時に制作することや1本制作中に2本目を制作開始す ることもある。 8.制作物等の著作権 (1)制作物の著作権は、全て市に帰属することとする。 (2)制作のために撮影した映像及び作成したイラスト等は全て、市に供与し、その利 用、再編集は市において自由に行うことができることとする。 (3)肖像権処理については、市ホームページ掲載等について許諾を得る。 (4)音楽の使用期間は納品から最低 5 年間以上の承諾を得ることとし、期間満了後は その旨を市へ報告する。 (5)第三者の著作物を使用する場合は、受注者の負担で著作権処理を行うこと。 (6)前項における著作権処理の際、著作権者の意向で、使用許諾に何らかの制約があ る場合は、当該著作物を使用するかどうかについて、あらかじめ市に意向を聞き、そ の承諾を得た上で、著作権処理を行うこととする。この場合、制約の内容について、 受注者は文書で報告すること。 9.業務責任者及びスタッフ (1)業務全体を管理・総括する者(以下「業務責任者」という。例:コーディネーター、 チーフコピーライターなど実務担当者。 ) を 1 人指定し、市に届け出る。業務責任者 については下請けを認めない。また、業務責任者は会議、撮影等全て立ち会うこと。 ディレクター、カメラマン、その他作成に必要な人員・機材等の確保は自らの負担で 用意するものとする。 (2)市は原則として業務責任者と連絡調整を行う。 (3)取材先との所有権・著作権・肖像権の撮影交渉など連絡調整は原則として業務責 任者が行う。 (4)取材先との関係で、取材日が土・日曜日、祝日になることもあるが、原則として 固定したスタッフで制作する。ただし、市が変更を認めた場合はこの限りではない。 (5)緊急的に撮影案件が発生した場合も対応可能であるよう態勢を整えておくこと。 10.暴力団等の排除について (1)入札参加除外者を再委託先等とすることの禁止 ①受注者は、堺市契約関係暴力団排除措置要綱に基づく入札参加除外を受けた者又 は同要綱別表に掲げる措置要件に該当する者を、再委託先並びに受注者及び再委 託先の資材、原材料の購入契約その他の契約の相手方(以下「再委託先等」とい う。 )としてはならない。 ②これらの事実が確認された場合、本市は受注者に対し、当該再委託先等との再委 託契約等の解除を求めることができる。 (2)再委託契約等の締結について 受注者は、再委託先等との再委託契約等の締結にあたっては、再委託契約締結時に は本市の契約約款に準じた暴力団排除条項を加えることとする。 (3)誓約書の提出について ①受注者は、堺市暴力団排除条例第8条第2項に規定する暴力団員又は暴力団密接 関係者でない旨の誓約書を提出しなければならない。ただし契約金額(税込)が 500万円未満の場合、もしくは受注者が国若しくは地方公共団体その他公共団 体又は本市の外郭団体である場合はこの限りでない。 ②受注者は、契約金額(税込)が500万円以上となる再委託先等がある場合には、 これらの者から堺市暴力団排除条例第8条第2項に規定する暴力団員又は暴力団 密接関係者でない旨の誓約書を徴収して、本市へ提出しなければならない。 ③受注者及び再委託先等が当該誓約書を提出しない場合は、入札参加停止を行うも のとする。 (4)不当介入に対する措置 ①受注者は、この契約の履行にあたり、暴力団員又は暴力団密接関係者から、暴力 団を利することとなるような社会通念上不当な要求又は契約の適正な履行を妨げ る行為(以下「不当介入」という。 )を受けたときは、直ちに本市に報告するとと もに、警察に届け出なければならない。 ②受注者は、再委託先等が暴力団員又は暴力団密接関係者から不当介入を受けたと きは、直ちに本市に報告するとともに、当該再委託先等に対して、警察に届け出 るよう指導しなければならない。 ③本市は、受注者が本市に対し、①及び②に定める報告をしなかったときは、堺市 暴力団排除条例に基づく公表及び入札参加停止を行うことができる。 ④本市は、受注者又は再委託先等が不当介入を受けたことによりこの契約の履行に ついて遅延等が発生するおそれがあると認めるときは、受注者が①に定める報告 及び届け出又は②に定める報告及び指導を行った場合に限り、必要に応じて履行 期間の延長等の措置をとるものとする。
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